あらすじ
高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。
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Posted by ブクログ
父が母により殺されたエリート一家。
エリート一家(その子供たち)からの視点と近所の人視点が章ごとに変わり面白さを感じた。
家庭の事情は当事者しか分からないし、何処で相手の気持ちを逆撫でするか分からない…それを感じさせる本だった。
エリート一家の母が話にほぼでてこないのも興味深かった
Posted by ブクログ
湊かなえさんの作品に出会ってから、読書の楽しさが再熱し、日々新しい本に出会うことで生活が改善されてきた。
告白を経て、この本を手に取る。
告白ほどのページを巡る手が止まらない作品ではなかったものの、人の心の闇が人の生活の日常にあることをまるで隣人として、
または内側から見てきたかのような描写や会話。
本当にすごい作家さん。
パートしながら子育てして、夫は無関心、周りに引け目を感じながらも
耐える母が可哀想に思った。
母の背中を見ろ
親の期待もあるが、
自分でもよく生き方を決めろ
と言いたかった
なんとなく、あのひとに重なる…とか自分の人間関係を見渡してしまう作品でした。
Posted by ブクログ
昔小説を読んだ気がしたけど忘れてしまっていたので再読。
湊さんらしい人間描写で、人の醜い部分が複雑に絡まりあっていた。
終わり方も別に希望がある訳ではないけど、このままここで生きていくというメッセージを感じて好き。
Posted by ブクログ
湊かなえの『夜行観覧車』を見終えて感じたのは、これは単なる高級住宅地の闇の物語じゃなくて、「誰の中にもある息苦しさ」の話なんだと思った。
坂道病って、結局は“人と比べることでしか自分を測れなくなる病”で、環境が違っても誰でもかかる可能性がある。
登場人物たちはそれぞれ、見栄や周囲の目、理想の家族像に縛られて、自分で自分の首を締めていた。
カップラーメンを隠れて食べなければいけないような夫婦関係――そんな小さな不自由が積もって、大きな悲劇を生む。
「もっと正直で、もっと弱さを見せられる関係」でいられたら、誰も壊れずに済んだのかもしれない。
子育てしている身としては、「明日は我が身」と感じる部分も多かった。
親の愛情って、どうしても“こうなってほしい”というエゴと紙一重で、
子どものためを思ってやったことが、実は子どもを傷つけることもある。
そしてその瞬間、親自身も同じくらいに傷ついている。
“正しさ”の中に潜む苦しさを描いた、静かで重くて、でもものすごくリアルな作品だった。
Posted by ブクログ
んん?最後の週刊フタバの記事が出てきたことでよくわからなくなった...。
バスケの道具を捨てたのは母じゃなかったの?
父はたかぼんを医学部に行かせたがってはなかったよね?勉強勉強いうなって母に言ってたんじゃないの?
事件の夜は父が厳しく指導していたって、父は帰ってきて騒ぎを鎮めただけじゃないの?
事実っていうのは見方はいろいろあると思うけど、こうも矛盾する?
Posted by ブクログ
いろんな必然が相絡まって夜行観覧車。
そりゃヒステリックすぎるよ、お子さま。
そして、引き金は誰が引くかよくわからないというのは、よくあることなのかもしれない。