【感想・ネタバレ】水車小屋のネネのレビュー

あらすじ

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●第59回「谷崎潤一郎賞」受賞!
●「本の雑誌」が選ぶ2023年上半期ベスト 第1位!
●「キノベス!2024」第3位!
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誰かに親切にしなきゃ、
人生は長く退屈なものですよ

18歳と8歳の姉妹がたどり着いた町で出会った、しゃべる鳥〈ネネ〉
ネネに見守られ、変転してゆくいくつもの人生――

助け合い支え合う人々の
40年を描く長編小説

毎日新聞夕刊で話題となった連載小説、待望の書籍化!

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Posted by ブクログ

しんどい思いを抱えながら、この町で暮らし始めた年の離れた姉妹と賢いヨウムのネネの物語
姉妹を助ける周りの人達は、温かくて心がほっこりした。 そして、姉妹もしんどい人を助けて。
私も読みながら姉妹にエールを送り続けた。

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2026年07月20日

Posted by ブクログ

2026.7.16
穏やかに進む、姉妹と周りの方、そしてヨウムのネネの生活(人生?)のお話。
18歳の理佐が入学金を母親に使われ、母親の彼氏に虐待を受けている8歳の律を連れて生活していく。
ネネを取り巻く人たちがみんな親切で温かい生活だった。ネネ、賢くてかわいくて大好き。会話してみたい。
周りの優しさで生きてきた律がそれをまた周りの人に還元していくのが素敵だった。それを考えていると研司くんが東北に行くとき、泣いてしまいそうになった。

“自分はおそらく姉やあの人たちや、これまでに出会ったあらゆる人々の良心でできあがっている。”

“自分が元から持っているものはたぶん何もなくて、そうやって出会った人が分けてくれたいい部分で自分はたぶん生きてるって。だから誰かの役に立ちたいって思うことは、はじめから何でも持っている人が持っている自由からしたら制約に見えたりするのかもしれない。けれどもそのことは自分に道みたいなものを示してくれたし、幸せなことだと思います。”

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2026年07月16日

Posted by ブクログ

長い…長いのだが、最後まで読むべき本な気がして、少しずつ読み進めていった。忘れたくないページが多くて、付箋をつけながら本を読んだのは初めて。
「自分はおそらく姉やあの人たちや、これまでに出会ったあらゆる人々の良心でできあがっている(p.407引用)」
8歳で身勝手な母から逃れ、18歳の姉と暮らし始めた律から、大人になってこんな感情があふれてくることに、ぐっと胸が熱くなった。出会った人々の良心を受けとめ、その良心を忘れずに誰かにつなぎながら人生を進める律を、そしてこの美しい物語を書きあげてくださった津村先生を誇りに思った一冊でした。

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2026年07月05日

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暖かい気持ちになれる本。
何気ない毎日も優しさに気づくことが出来れば幸せを感じることは出来ると思わせてくれる。
周りの評価を気にしたり、世間体を気にしがちな今の自分にはホッとするような作品でした。

誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ。

景色は別に拗ねるわけでもなく、何の惜しみもなく輝いていた。

出会った人が分けてくれた良い部分で自分はたぶん生きてるって

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2026年07月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初は分厚さにちょっと気圧されたが、とても好きな作品になりました。読めてよかった。悪い人もいるし悪意もあるけど、確実に良い人がいて、人に良くすることでそれが更に広がって繋がっていくことがあるということを、自分でも感じることがあるというか、大人になってから「あの時あの人たちにどれだけ助けられたか」とかを実感するようになったし、私は人に優しくなかった時期もありそれを今では恥ずかしく思うので、今はできる限り自分の周りの人に対して、自分が良いと思うことをしようとは心掛けている。
同時に、犬と暮らし始めてからその大変さも分かり、動物の面倒を見ることができる人は信用できる、ということも感じているので、ネネのことを考えてネネのお世話をしてきた人たちのことも、安心できる存在として読めた。

仕事なんか最低限の賃金で貧乏でも楽しく生きられたら、と思う気持ちもあるがなかなかそれを決断することができない。鮫渕さんのように、できることを何でも引き受けていけば意外と生きられるだろうか?というか、それで生きられる世界であってほしい。

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2026年06月22日

Posted by ブクログ


与えられた境遇を嘆くでなく、むしろ抜け出す理沙の行動力が、清々しい。それは、妹のためであり。そして、その行動から繋がる出会いも清々しい。

「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」という藤沢先生の言葉が印象的。

文句や不満は横に置いて、私も目の前のこと一つ一つ向き合って行こうと、やる気が出る物語だった。

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2026年06月22日

Posted by ブクログ

『水車小屋のネネ』
津村記久子さんの『水車小屋のネネ』は、身寄りのない姉妹が周囲の温かい人々に支えられ、40年という歳月をかけて緩やかな絆を育んでいく物語です。

ネネというのは、この作品の主人公のヨウムの名前です。

特に心に残ったのは、「出会った人が分けてくれたいい部分で自分は生きている」からこそ「誰かの役に立ちたいという思いが人生の道を示してくれる」というフレーズ。
現代は「自立」や「自由」が重視されがちですが、この言葉は人間が一人では生きていけないこと、そしてそれでいいのだという安心感をくれます。私たちは誰もが、過去に出会った誰かの優しさや言葉といった「分けてもらったいい部分」で形作られているということを再認識させられました。

誰かのために生きることは、自分の好き勝手に生きる自由から見れば「制約」に思えるかもしれませんが、一方でそれは孤独な人生の暗闇の中で、どちらへ進めばいいかを教えてくれる「確かな道標」でもあり、利他の心が巡り巡って、自分自身の生きる意味という幸せに繋がると、深く納得させられました。

血の繋がりを超えて善意のバトンを繋いでいく人々の姿に、温かい救いを感じますし、私も誰かから受け取った「いい部分」を大切にしながら、今度は自分が誰かの道を照らせるような人間でありたいです。

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

プロコル・ハルムの青い影
私も知ってたー
たびたび出てくるので思わず調べて聴いてみた。ビックリした。
アーティストと結びつけて記憶してなかった。
ユーミンにもあるよな?と思ったら、ユーミンも影響を受けてたって。

あの曲の雰囲気と本のイラストの素朴なかわいらしさがピッタリ。
10年刻みで長い長いお話
彼女達の人生にずっと寄り添える幸せ。

ヘビーなスタートだけど、悲壮感はなくて、周りに良い人たちがいっぱいいるから温かい気持ちで見守り続けられた。

前にヨウムが出てくる本を読んだことがあったから、ネネちゃんのこともすんなり入ってきた。
長生きさんだな。

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2026年06月13日

Posted by ブクログ

そうだ、私がずっと素敵だと思っていたのはこんな世界だったんだ。そう思って、本当に温かい気持ちになりました。
とりあえず訳ありな環境の中で、それが悲壮感や重々しい空気をあまり感じさせなかったのは、軽やかな作者の文体や表現の仕方だったのだと思う。ずっとラフな手書きの温かい漫画の様で、ずっと必死じゃないのに一生懸命で。
次の世代にバトンを渡していくということ。その温かな繋がりの中に、ネネが愛くるしくそこに居る。
愛で溢れて愛を繋いで愛を注いでもらって、だけどそれはどこまでも穏やかな川の流れの様な、素敵な繋がりのバトンでした。
私はそんな社会が、それを幸せだと感じられる人が、一人でも多く、この幸せをシェアできます様にと、そう願って、日々暮らしていきたい。

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2026年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

理佐も律も、一生消えない傷をつけられたのに。でも彼女たちには、悲劇のヒロインぶる余裕なんてなくて、1日1日の食べ物のことを考えながら、必死に生きた。手を差し伸べた大人たちの優しさを、彼女たちは独り占めせずに、次の世代へ繋いでいく。思いやりや優しさって、地道に、ちゃんと世界をよくしていくのだと、久々に感じられたような気がする。

「しばらくの間、自分という人間がおらず、何もしなくていいように感じることを気分良く思いながら、律は去っていった守さんや杉子さんや、この場にいない藤沢先生のことを思い出していた。

むしろ彼らや、ここにいる人たちの良心の集合こそが自分なのだという気がした。」


人に振り回されないようにとか、自分軸を大事にとか、自分の力で乗り切れとか、気付いたらそんな風な考え方が当たり前になっていた。自分の手で全てを掴み取らなければと思っていたし、メソメソしている人を見ると、貴方の努力が足りないからでしょうと決めつけていた。
でもこの本を読んで、私だって色んな人たちの良心で成り立っているということに気付いた。今まで出会った人たちの優しさが、私をここまで生かしていることを、なぜこんなにも忘れていたのだろうか。
ずっとこの世界を覗いていたかった…北澤さんの絵も素敵で、挿絵集も購入。とにかく蕎麦が食べたい。

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2026年05月18日

Posted by ブクログ

2人の姉妹が、見知らぬ町で様々な人に助けられながら生活基盤を築いていく物語です。章ごとに時間が大きく経過するので、前章までの登場人物がどうなっているのか、ワクワクしながら読むことができました。周囲に助けられていた姉妹が、やがて周囲を助ける側になっていく点も好きです。あと会話できる鳥、ネネと登場人物のやり取りもほっこりします。

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2026年08月17日

Posted by ブクログ

みんないい人である、母親と義父以外。
でもってヨウムという鳥は、ホンマにこんな会話が成り立っちゃう生き物なのだろうか。すごくないか。ちゃんと生きていく登場人物ばかりなので、むしろそっちが気になる。

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

十年刻みで話が進んでいき、その間に何があったのかは読者の想像に委ねられているところが面白い

不幸な家庭環境で育った姉妹を、周りの人たちが少しずつ支えていく、その優しさが心に染みました

自分の日常に物足りなさを感じるのは、他人に対する親切が足りないからなのかな、と考えさせられました

その時代に流行っていた音楽や映画が出てくるのも良くて、物語と一緒に時代の空気まで感じられる作品でした

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2026年08月13日

Posted by ブクログ

大学進学の費用を母親が恋人のために使ってしまう。その時、妹が母親の恋人から虐待を受けていることを知り、高校を卒業したばかりの少女が妹を連れて自立しようと旅立つところから始まる。
この2人の少女と取り巻く人たちの人生を描かれているが、その中心にはいつも、ヨウムのネネがいる。
賢く可愛いヨウムのネネを世話をする?相手をする?遊んであげる?そんな感じで色々な人たちが関わってくる。
恵まれない家庭環境にいながら、たくさんの人たちに助けられて、たくさんの幸せを掴んでいく。
そして自分たちがもらったたくさんの助けを他の人たちにも与えようとする。
ネネの周りの温かい連鎖。とても素敵なお話でした。

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2026年08月08日

Posted by ブクログ


とても読みやすい素敵な物語でした。
自分自身も小説の中にいるような、
同じ目線で感じたり考えたりして楽しめました。
押し付けじゃない優しさや悲しみが、じんわりと心に入り込んできて、登場人物の成長も嬉しかった。

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2026年08月04日

Posted by ブクログ

以前から読んでみたくてようやく手に取った1冊。

人の温かさ、優しさに触れることのできる作品でした。

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2026年08月02日

Posted by ブクログ

自分が水車小屋と名の付く場所で働いていたから、という理由だけで読みたいと思っていた本。イギリスとかの湖水地方の水車小屋にいる女の子の話だと勝手に思い込んでて、読み始めてびっくり。

なんと優しい人々にあふれた物語か。自分勝手な大人にムカついたのは最初の方だけで、後はずっと人が人を助けようとする優しさで溢れた40年。
出会った人がわけてくれたいい部分で自分はできている。そんな風に思える人生はなんて素敵なんだろう。

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2026年08月02日

Posted by ブクログ

周りの気持ちのあたたかい優しい大人達に囲まれて成長していく様子が10年ごとに書かれていた
18歳で8歳の妹と家を出て無謀だと思ったが彼女たちの周りの大人が良い人達でホッとした
教え子の事を先生が見守ってくれていたのも彼女たちにとって支えになった事でしょう

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2026年07月29日

Posted by ブクログ

高校時代の友達にすすめられて、この本を手に取りました。

かなり分厚くて、読み終えられるか少し不安だったのですが、主人公姉妹が生きた時代と自分の年齢が近くて、親近感を覚えながらするすると読み進められました。

辛い環境で育った子どもを描いた小説はこれまでも何冊か読んできましたが、この本は終始穏やかで、温かさを感じられるところに救われました。淡々とした語り口のおかげで、状況を少し離れたところから見ているような感覚もありました。

登場人物たちの暮らしを10年ごとに追っていくスタイルが面白くて、後半は「あの人は今どうしているだろう」とワクワクしながらページをめくっていました。

水車小屋にいる「ネネ」という鳥を中心に、まわりの人たちの暮らしが少しずつ変化していく様子を読んでいると、人生は派手な出来事がなくても、日々の一つ一つに意味があって、人とのつながりに支えられているのだと改めて感じました。それぞれの人生のドラマが少しずつ重なり合って、社会ができているんだなという気づきもありました。

津村記久子さんの作品はこれが初めてでしたが、すすめてくれた友達が他の作品も読んでほしいと言っていたので、また手に取ってみたいと思います。

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2026年07月25日

Posted by ブクログ

自分はおそらく、これまでに出会った
あらゆる人々の良心でできあがっている

誰かに親切にしなきゃ、
人生は長くて退屈なものですよ

とっても素敵な本だった
私も周りの人を大切にはもちろん
親切に支えられる人になりたいと思うし
あらゆる人の良心でできあがっているって
読んでいたらそう思うけれど
そう思える律って素敵だなと思う

人生も人も嫌なことばかりじゃないなって思う

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2026年07月23日

Posted by ブクログ

津村記久子さんの『水車小屋のネネ』を読んだ。シビアな状況の記述も含め、淡々と穏やかに、そして丁寧に最後まで物語が進む。だからネネの存在という一般的には非日常の空間も、読み手にとってすぐ隣りにあるような感覚になる。三月のライオンの雰囲気にとても近いものを感じた。静かで確かな物語。

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2026年07月12日

Posted by ブクログ

10代の理佐と、まだ幼い律。この姉妹を取り巻く人々の善意と優しさに溢れる物語。

ヨウムのネネの存在は、周りの人々の結びつきを強くし、笑顔溢れるものにしてくれています。ネネの言葉の掛け合いは楽しめます。『六波羅探題!』(笑)

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2026年07月11日

Posted by ブクログ

人生万事塞翁が馬、とはよく言ったものだと思わせる作品でした。私できることは、ただただ目の前に起きたことに対して誠実に、そして最善を尽くことなのだと改めて確認できました。

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2026年06月25日

Posted by ブクログ

手にした時、その分厚さにうわっと思ったが、楽しくさくさく読むことができた。身勝手な母と再婚相手の理不尽な態度に、親から離れて暮らすことを決心した18歳の理佐と8歳の妹律の物語。1981年から10年ごとの章に分かれている。危うそうな姉妹の生活も、優しく親切な大人たちとの出会いでだんだん変化していく。水車小屋にいる鳥のヨウム、ネネとのつながりも心の支えになっていく。ネネにとっても2人はかけがえのない存在。人間、捨てたものじゃないなあと、思えるのがよかった。

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2026年06月11日

Posted by ブクログ

理佐が律を連れて、新たな生活を始めたのは18歳の時。そのいきさつから、当然苦難の連続であったはず。周りの人々の支えとヨウムのネネによって、そして姉妹の努力によって、奇跡的に平穏な日々を過ごしてきた。

出来事や日常は、ぎりぎりまで喜怒哀楽を取り除いて、淡々と描かれている。
親を除く周りの人々は善意にあふれた人ばかりだ。
しかし、姉妹の苦悩、怒り、絶望、勇気、努力、希望、喜び、感謝は、いかばかりであったのか。
読み手は文章の余白に想像力を持つことが求められ、それは経験や知識や感受性などによっても変わってくると思った。

人の温かさや支え合うことの大切さなど、生きていくことの理想が詰まっている。

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

「貧乏が怖いの、わさるよ」
 律は夜空を見上げながら言った。右を見たり左を見たりしているので、おそらく正座を探しているのだろうと理佐は思う。
「学校の意地悪な男子は、ものすごく貧乏をばかにするからね。だから怖いのはわかる。でも私の読んでいる本に出てくる人は、貧乏な人が多い。私も例外じゃないのかもしれない」
 そういう連中にばかにされない生活をしているからって幸せだとは限らないし、ばかにする連中が幸せだとも思わない。
(P.169)

「あれがたぶんアルビレオだ。はくちょう座の。肉眼で見るとひとつに見えるけど、望遠鏡で見ると二つあって、二重星っていうんだって。金色と青色の星でできてるんだって」
(P.170)

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2026年07月21日

Posted by ブクログ

夫が読んでて表紙が可愛かったので読んでみた。個人的に珍しい動機。久しぶりに夫婦で同じ作品を読んだので感想戦が楽しかった。義母もこれから読むみたい、楽しみ。内容は穏やかな物語だった。警察が登場するような事件は起きず、姉が妹を連れて、鳥のネネがいる蕎麦屋に住み込みで働くところになり、新天地で姉妹2人がどう生き往うたかの物語。物語の内容とリンクする表紙のイラストを探すのが楽しかった。作品中の挿絵は一捻りされてて、描き手の遊び心を感じた。挿絵のページがくると嬉しかった。2001年まではとても面白かった!2011年から失速した感じがした。「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」このフレーズが好きだった。こう言える余裕も持って歳をとっていきたい。

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2026年06月26日

Posted by ブクログ

ある姉妹とネネ、その周りの人たちの40年もの間のほっこりする話。姉妹は子供なのに少し大人びて、それをとりまく周りの人が優しく温かく支えて成長していく。そして彼女たちも次の世代を温かく見守っていく。
最後にネネが死んじゃって終わり、みたいな終わりじゃなくて良かった。

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2026年06月22日

Posted by ブクログ

幼い姉妹が必死に生きる姿が描かれているが、どこかリアリティに欠ける印象を受けた。世界観に没入できず、展開のテンポも好みに合わなかったため、2週間かけて読み進めたものの途中で断念してしまった。

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2026年06月19日

Posted by ブクログ

評価が難しい。

特に大きな転機も無く、
登場人物達の半生を追っていく。
気張らずに読めるが、
ハラハラドキドキはない。

ある意味、現実に近い話。
でもそんな中でも、1人の人間にとっては
特筆すべきイベントや瞬間があり、
それらが未来の自分を作り上げていく。

人生ってこんな感じなんだな、
と思わされた作品。

気負わず、集中せずに読めて、
私は嫌いでは無かった。
でも、心に何か残るか、
登場人物の心の動きに寄り添えるか、
と聞かれたら少し距離を感じる作品だった。

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2026年06月13日

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