あらすじ
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●第59回「谷崎潤一郎賞」受賞!
●「本の雑誌」が選ぶ2023年上半期ベスト 第1位!
●「キノベス!2024」第3位!
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誰かに親切にしなきゃ、
人生は長く退屈なものですよ
18歳と8歳の姉妹がたどり着いた町で出会った、しゃべる鳥〈ネネ〉
ネネに見守られ、変転してゆくいくつもの人生――
助け合い支え合う人々の
40年を描く長編小説
毎日新聞夕刊で話題となった連載小説、待望の書籍化!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
津村記久子さん好き~
はじめは本の厚さ(3センチ485ページ!)
にビビりながら、しかし読み始めると止まらない
恵まれない家庭(親)にも負けず
18で自立し妹も養いながらしっかりと生きていく姉妹
ネネはしゃべるヨウムのことでした
親には恵まれなかったけど移転先で出会う人たちは暖かい人ばかりで、
成長してから同じような子供に向ける優しさに温かい気持ちにさせられ、
何度も泣きそうに
毎日新聞で2021年7月1日~2022年7月8日まで連載されていたそうです
Posted by ブクログ
1981年から10年おきに2021年までのネネと周りのひとたちの40年を描いたお話
とても長い話だけど、じんわりあたたかくなる。
厳しい現実、苦しい環境に置かれた人がいると、周りにいる人たちが自然と思いやり、手を差し伸べる。
不器用ながらもその思いは伝わり、連鎖する。
血のつながりはなくても、他人であっても、鳥であっても
そばにいることはできる
拠り所になることはできる
何かあれば、話をただ聞かせてもらうことはできる
そんな誰かに自分もなれているといいなと思わされた。
余韻を味わいたくて、最後の章2回読みました。またしばらくして読み返すと思います。
Posted by ブクログ
★★★★☆星4【心の栄養】となる読書。最近はこういうさりげない日常の中の幸せに感動させられる。序盤に出てきた理佐と律の母親の許せない行為に対してイライラしました。またこういう親かと。負の連鎖を断ち切るように、理佐は逞しく強く律は賢く周りの人に愛され助けられて成長。周りの人の行為に感謝の気持ちを持ち、また自分が誰か困っている人の助けになろうとすることで良い循環が生まれる世界。自分は周りの人の良心で生きている。誰かに親切にしないと長い人生は退屈なものです。じんわり泣けた。
Posted by ブクログ
久々に単行本で480Pと長めの話しでしたが、最後まで飽きずに読めました。
特に大きな事件や問題が起こる訳ではなく、ただ淡々と日常に起きている身の回りの困難を、周りの人達の優しさで、みんなで乗り越えていく40年の人生のお話しだったと思いました。
私達の身の回りでも起こっているだろう、シングル家庭の大変さに着目して、優しさの連鎖と言いますか、もらった優しさのリレーと言いますか、無意識ではなく、意識的に関わっていくことで、みんなで協力してその問題に取り組んでいく。その中で、自然とヨウムのネネの周りに集まって出来た関係性。
「自分の子供でもない限り、人間はそこにいる子供を大人になるまで見届けられると思って関わるわけではない。そういうことができた自分は幸福なのかもしれないな」とゆうところで、この本を40年とゆう長さで書かれた意味が分かる気がしました。
読み終わった時に、帯にもある通り「自分はおそらく、これまでに出会ったあらゆる人々の良心でできあがっている」とゆうのがこの本の全てだと思いました。