【感想・ネタバレ】歌われなかった海賊へのレビュー

あらすじ

1944年、ナチス体制下のドイツ。父を処刑されて居場所をなくした少年ヴェルナーは、体制に抵抗しヒトラー・ユーゲントに戦いを挑むエーデルヴァイス海賊団の少年少女に出会う。やがて市内に建設された線路の先に強制収容所を目撃した、彼らのとった行動とは?──本屋大賞受賞第一作/電子書籍限定でカバーイラスト全体を特別収録

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終戦間際のドイツの少年たちの物語です。
ナチスによる残虐行為を見て見ぬふりをする市民と、自分らしく生きたい少年たちの姿が、入れ子構造で描かれています。
他者を自分の想像どおりのひとと捉えてしまうのはある程度避けられないことだと思います。わかったふりをせずありのままでいようとする少年たちが純粋で素晴らしいです。生き残ったひとはせめて幸せになってほしいと思いました。

#泣ける #切ない #ドキドキハラハラ

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2026年06月15日

Posted by ブクログ

逢坂冬馬の歌われなかった海賊へを読んだ
舞台は第二次世界大戦のドイツ
主人公たちはエーデルヴァイス海賊団を結成しレジスタンス活動をする。
エーデルヴァイス海賊団というのが存在しているのを初めて知った。
ユダヤ人迫害などの話が当然出てくる、私の中で第二次世界大戦のドイツと言えばシンドラーのリストが記憶から蘇る。
映画にもなり、他には明るく描いたライフ・イズ・ビューティフルも思い出す。
福島県の白河にもNPO法人アウシュヴィッツ平和博物館があり何度か訪問してる。
面白くてほぼ一気に読んでしまった。
映画になって欲しい一冊だ

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2026年05月27日

Posted by ブクログ

「同士少女よ、敵を撃て」の逢坂冬馬さんが描いた戦争小説。
ナチス政権下で密告により父を処刑されたヴェルナーは、体制に反感を抱き、ヒトラーユーゲントに異を唱えるエーデルヴァイス海賊団の仲間になる。そしてレールの先に強制収容所を見つけ、手前のトンネルと橋を爆破する計画を立てる。

喧嘩や戦闘の描写はもちろん、思惑や保身が見え隠れするドイツ人同士の心理戦が印象的。
戦時中という特殊な極限状態のなか、「喜んで騙された」人たち。見て見ぬふりや迎合主義について考えさせられる物語だった。

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2026年05月20日

Posted by ブクログ

戦争を経験したことないのに、なぜ経験したかのような気持ちになるのだろうか…当事者は、想像し得ない混乱と不安の中にあったんだろう…
どんな育ち方したらこんな本が書けるんだ

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2026年04月14日

Posted by ブクログ

戦記物では決してなくて、戦時中の人々や主人公とその家族、仲間たち、さらにナチスや連合軍の兵士に至るまで、全ての人間がどのように自分を納得させて生きているのかをとても丁寧に文章で描かれています。
現在の自分に置き換えても、どの登場人物にもなり得ることに気付きました。

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

2026年7冊目。子供にも読ませたい、素晴らしい名作であった。冒険小説でもあり、歴史小説でもあり、現代の我々に対して強く問題提起も投げかけてくる啓蒙的な小説でもあり、素晴らしい1冊であった。この作者の作品は3つとも全て読んだが大ファンになった。これからの作品も全て追いかけていきたい。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

読んでよかった。歴史に残らなかった一般人にもそれぞれの生き方があり、尊厳がある。家族があって子孫が繋がっている。語り継ぐものがなく、消えてしまった事実もいかに多いことだろう。また語るものの偏見によって事実とはニュアンスが違ってくることもあるだろう。
長いものに巻かれるズルい生き方もどこかで批判しながらも人間は弱いものだから、そうなるよなぁ、と思うことも多い。
終戦間際のドイツ、ナチスについては知らないことが多すぎたので機会があれば勉強してみたい。

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2026年03月25日

Posted by ブクログ

再読。発売されてすぐに読んだ記憶があったけれど前作の同志少女よ、敵を撃て!を読んでこちらも読みたくなったので読んだ。何度読んでも逢坂冬馬さんの作品は面白い

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

久しぶりに、心が揺さぶられました。
単純に、すごい物語でもあるのですけど、そこから想起させられることがあまりにも重くて深くて、歴史って何だろうか? と考えざるを得なくなります。

特殊な時代、特殊な思想の下、普通の人々の多くは漠然と何が起きており、何がおかしいのか分かっていながらも、体制に迎合し、「喜んで騙される」ことを選択するのです。
その結果、事実は歪曲され、本質は封印され、歴史にはファンタジーも含まれていくのでしょう。

歌われなかった歌、語り継がれなかった言葉、その中にこそ、本当の歴史は埋もれているのかもしれません。

決してミステリ小説ではありませんが、お見事な伏線と回収もあり、思わず声が出そうになる場面もありました。

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2026年02月14日

Posted by ブクログ

オーディブルにて。
面白かったーー!ほんと毎作品、逢坂冬馬の筆力!!ってなる。
郷土史の切り口から始まって明かされる真実。読み終わった後に冒頭読み返すとはっとするな。
歴史は勝者のものと言うけど、勝ち負けは相対的でもあるな。それぞれの戦争とそれそれの真実がある。
エーデルワイス海賊団の歌が歌われるシーンはどれも象徴的でとても良かったな。
エーデルワイスは倒れない。エーデルワイスは挫けない

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2026年02月03日

Posted by ブクログ

なんとなく、タイトルが気になり、内容を知らずに借りたので、どんな話なのかな〜?と試しに読み始めてみたら、そのまま引き込まれて一気に読んでしまった❗️

私が懸念している事のひとつに、有事の際の自分の行動がある。我が身可愛さの行動に走るかも、と。
生き延びるためにはという理由で迎合するとか、マジ最悪。
でも、やるかも、と。
だから、そんな場面に出会う事ない様にと祈るんだけど、それも身勝手なのかもなぁ…。

とはいえ、もうそこそこ長く生きてきたので、自分のことはともかく、10代のまだいかような未来をも生きられる子供達が、生まれた時代に翻弄されるのはやりきれないな。

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2026年01月17日

Posted by ブクログ

​本作は、異国の戦時下の情景が圧倒的な解像度で描き出されており、日本人作家の手によるものとは思えないほどの没入感がある。
舞台となる地域こそ限定的だが、そこで繰り広げられる人間ドラマのスケールは極めて大きい。
動乱の時代、名もなき場所で確かに起きていたであろう「小さな革命」の息吹を、まざまざと感じさせてくれる。
​特に印象的なのは、タイトルの真意が明かされる瞬間だ。
物語の地平では、彼らは歴史に埋もれた「歌われなかった」存在かもしれない。
しかし、その生き様を読み終えた我々の世界においては、彼らは決して忘れ得ぬ、光の当たった存在へと昇華される。
忘却と記憶の境界線について、深い気づきを与えてくれる一冊だった。

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2026年01月17日

Posted by ブクログ

長年積んでいたのだが、年末年始ということで開いたら一気に読み進めてしまった。
現代ドイツ、移民のトルコ人の少年に頭を悩ませる教師。そのトルコ人の少年に近所の偏屈爺が何かを言ったらしい。偏屈爺から託された一冊の本、そこにはWW2の時に起きたことが書かれていた……。8割はWW2の時の話なのだが、2割が現代の私たちとつないでくれるので終盤でぐっと自分事に戻される。2026年に読むにはあまりにつらい本で、だけれど2026年だからこそ読んで欲しい本。

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2026年01月04日

Posted by ブクログ

今ではそれなりに受けいれられている価値観、自分らしさが、戦時中のドイツではどのように扱われていたかわかり、興味深い作品だった。最後はハッピーエンドとはいかなかったが、闘った物語を誰かが受け継いでくれることで、未来までそれが続いていくのがすごく良かった。

印象に残ったフレーズ
なんでみんな、他人を分かろうとするんだろう。自分が見た他人の断片をかき集めて、あれこれ理由をつけて矛盾のない人物像が出来上がると錯覚して、思い上がって分かろうとして理解したつもりになる。

分からないままにしておいてくれたから。

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2025年12月31日

Posted by ブクログ

正義とは、英雄とは。
時代や立場、勇気によって異なる言動。
少年少女のなかにある沸々とした感情、やるせなさ。
心に残る小説だった。

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2025年12月30日

Posted by ブクログ

戦争ものだからハッピーエンドにならないとわかっていたけど、やっぱり苦しかった。

言葉に出さないことで無いことにするってのは、昔も今も誰にでもあるような気がした。そう思って結構はっとした。『うすうす気づいている』とか『なんとなく思っていた』っていう気持ちを殺して日常を生き続けてしまうと後悔の多い人生になってしまうんじゃないかと思った。

あとは、家族であろうと親しい仲であろうと他人を理解しきることはできないものなんだろうと覚えておきたいなと思った。その人に、自分から見たもの以上の人物像を作り上げると結局それはただの虚像でしかないというか。

とにかく、ただの戦争小説、反戦ものとかじゃなくて読んでいる間にいろいろと感じさせられる話だった。

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2025年12月25日

Posted by ブクログ

物語って凄いなと、そう思わせる作品だった。緻密な歴史考証、ハラハラさせるストーリー、複雑な人物像、そして最後の着地点…どれを取っても見事な作品である。

エーデルヴァイス海賊団の存在を、私は知らなかった。恥ずかしながら、てっきり作者の創作かと思ってしまった。機会があれば巻末の参考文献から追いかけてみたい。

物語は現在のドイツから始まり、「物語」に移ってからは、戦時下、ナチス体制のドイツが舞台となる。ナチスが、ユダヤ人だけでなく、障害者、同性愛者、ロマの人々なども迫害の対象としていたことが、最近広く知られるようになってきた。直接的にせよ間接的にせよ、加害者となった人たちのことを、何のためらいもなく非難することが私にはできない。自分の強さにそこまでの確信が持てないからだ。ホルンガッハー先生の態度は、私も含めておそらく多くの人が取るであろうものである。

この物語を「エンターテイメント」として楽しめたのは、舞台が外国だからかもしれないとも思う。いつかこの作者による、戦時下の日本が舞台の物語も読んでみたい。

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2025年12月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 大戦中、ナチ政権下において、自由のために戦う子供たちの物語。戦争の悲惨さや、巻き起こる事件が目を引きますが、自分が読後感じたのは人のことを全て理解することは不可能だということでした。
 人の特性として、他人の一面を捉えて理解した気になるところがあると思います。
 相手の生い立ち、行動を全て知ったとして、時代や環境によってその行為の善悪や持つ意味は変わるし、相手を理解したことにはならない。
 相手のことを知り、考え続ける。それが物語の中で示された相手を理解しようとすることなのだと解釈しました。
 

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

ナチス政権に反抗する「エーデルヴァイス海賊団」を名乗る少年少女たちの物語です。
前作の「同志少女よ、敵を撃て」が強烈だったため、それ以上を期待してしまいましたが、あのインパクトは越えきれなかったかなという印象でした。
それでも、戦争渦中の彼らの正義は何だったのか、悲惨さと人の弱さを見事に描き切っています。
ナチスの被害者側目線で描いている内容は新鮮で、一気に読み終えました。

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2026年06月11日

Posted by ブクログ

面白くはある。星を一つ減じたのは主人公目線で批判的に描かれている目の前の不正義に対して迎合的な人たち、とまではいかなくても傍観者とさして目を背けようとする人たちの要素が自分にも含まれていて、息苦しさを感じてしまったからだと思う。

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2026年05月29日

Posted by ブクログ

傑作『同志少女よ、敵を撃て』の逢坂冬馬氏による第二作目。
今回も第二次世界大戦下の物語、そして舞台はドイツ。

1944年、ヒトラーによるナチ体制下のドイツ。
密告により父を処刑され、居場所をなくしていた少年ヴェルナーは、
エーデルヴァイス海賊団を名乗るエルフリーデとレオンハルトに出会う。
彼らは、愛国心を煽り自由を奪う体制に反抗し、
ヒトラー・ユーゲントに度々戦いを挑んでいた少年少女だった。
ヴェルナーらはやがて、市内に敷設されたレールに不審を抱き、線路を辿る。
その果てで「究極の悪」を目撃した彼らのとった行動とは。

物語の9割は当時の大戦下のドイツだが、
冒頭と結末は2020年を過ぎた我々の生きる現代パートである。
歌われなかった海賊へ、このタイトルの示す意味が
ヴェルナーたちの物語として我々に提示される構成。

前作『同志少女よ、敵を撃て』と比べるとだが、
今回はより個々の内面を掘り下げる内容になっているような気がした。
戦時下においてのそれぞれの正義、
そして見て見ぬふりをすることによって免罪を得ようとする心理。
そういった個々の精神に降りかかる苦しみを描いていた。

この戦争という人類の悲劇を舞台にした物語を読むと毎回思う。
誰もが生存を望んでいるのに、なぜこうなってしまうのかと。
決してあの時代を生きた人々を責めているわけではない。
それを言えば、我々は悲劇を忘れてはならないと言われ続け、
忘れてはいないということにしている存在でしかないことになる。

上手いことまとめられない自分の語彙力の無さに愕然とするが、
それぐらい言語化できない感情に襲われてしまう。
この物語もその類の物語であった。
つまり、胸を抉るほどの魂が込められた内容だったということ。

この大戦下を舞台にしてハッピーエンドなどあり得ないのだが、
それでもどこか救いがあったのには読み終え、ホッとした。

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2026年04月15日

Posted by ブクログ

面白い。終戦間際ドイツの反ナチの子供たちというめちゃくちゃ重い設定で、このようにすんなり読めてしまうのは少年マンガ的というかジュブナイルぽいからか。
クライマックスにおけるタイトル回収は涙なくしては読めない。

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

戦争を少年少女のミクロな視点からの描写、全体におけるストーリー構成と情報の展開の仕方もよかったように感じました。

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2026年02月12日

Posted by ブクログ

『同志少女よ、敵を撃て』の逢坂冬馬さんが、ナチス下のドイツとその後を書いた物語。
人の内面を知ることの難しさ、人が自分と関係のないことに無関心を装う怖さにつき、考えさせられました。
歌われなかった歌が、いつかみんなで大合唱できる世界が訪れますように。
星1つ減は、外国人の名前が分かりにくかったといういう勝手な事情だけで、とても面白かったです。

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

少し難しい話だったけど、とても興味深い話しでした。

戦時中の、上の絶対的な権力に楯突けず、全てを正しいと信じて行動していくしか生きていけない生活は、とても苦しかったと思います。戦時中の日本でも同じようにあったのではないでしょうか。
それを反発して行動を起こしたエーデルヴァイス海賊団の勇気は本当に真似出来る事ではないです。

エーデルヴァイス海賊団は本当に存在していたのだと知り、当時の若者達の闘いをとても誇らしいと感じてしまいました。

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2026年01月02日

Posted by ブクログ

最後の数十頁から物語がドライブして、全てのピースがはまっていった。

目を背けたひとたちにも、背けられなかった人たちにも、どちらにもなり得るなと、我が身を振り返った。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

知らないふりという残虐への抵抗 オーディブルにて。

アウシュビッツの強制収容所を解説してくれる中谷ガイドを思い出した。
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自分の信念にそぐわないものに直面した際に、はっきりと抵抗できるのか。見てみぬふりをせずに自分の信念に沿えるのか。

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2025年12月12日

Posted by ブクログ

第二次世界大戦末期のドイツ、体制に反発する若者たちを描いた物語。
ドイツの過剰な全体主義のなかでも、全国民がまったく同じ色に染まったわけではない――そんな、史実には残らない戦いが描かれている。
テーマ自体は好きなのだが、なぜか作品の世界にすんなりと入っていけなかった。人物描写が肌に合わないのか、場面の展開についていけないのか、どこか違和感が付きまとう(たとえば、レオンハルトの父親の描写など)。
前作のときにも感じたが、ゲームやアニメのようにシンプルに映像化するのには向いているのかもしれない。ただ、自分が小説に求めているものとは、少し焦点が違っているようだ。

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2026年06月28日

Posted by ブクログ

前作の「同士少女よ敵を撃て」同様、戦時下の物語。
終戦間際のドイツでのストーリ展開です。
しかし、ちょっと読みにくい..

エーデルヴァイス海賊団を名乗るエルフリーデとレオンハルトに主人公ヴェルナーが加わって、ナチス政権下での少年少女たちの活動を描いたもの。

町に鉄道が敷かれると喜んでいたのもつかのま、終点のはずが、レールはさらに延伸。
レールの先にあるものは何か?
彼らがその先を探検してみると、そこで見たものは?
という展開。
そして、彼らは自らの正義で行動を起こします。

当時の民族差別、選民思想、ナチ思想が刺さってきます。

見て見ぬふりをする住民
戦時下の中なら長いものに巻かれる、自らを生き延びるために目をつむるってあるのだろうと思います。

偏屈爺さんのフランツの背負ってきたものがあまりに重い。日本も戦後80年が過ぎ、当時の記録・記憶が失われていく状況です。
語り継ぎ、そして、今を生きなければと思います。

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

もっと時代背景をちゃんと知ってから読みたかった!!
間違っていると分かっていても、見て見ぬふりをしてしまう。
そうはなりたくないけど、自分の命をかけてまで行動できるのか。タイトルがじわじわ効いてくる作品でした。
勇気を一度でも出せば、動けたかもしれない。
でもその最初の一歩が出せない。
だってそこは自分にとって未知の世界だから。
命がかかっていなくても、こう感じてしまうことってたくさんあるから、この時の住民たちの気持ちも決して非難できないと思った。
そして集団の力ってとてつもなく大きいし、怖いものだと感じた。

●印象に残った言葉
「私たちはドイツを単色のペンキで塗りつぶそうとする連中にそれをさせない」
「嫌いな隣人も密告一つで除去されるということはある種の人々にとっては幸いなことであった」
「少数派である人が思うままに生きていけるかどうかによって社会がどの程度上等かが分かるんだよ」

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2026年01月26日

Posted by ブクログ

最後まで物語に入り込むことができなかった。文章が読みにくい訳ではなく、むしろ読みやすい。なのに内容が全くはいってこなかったのは自分の知識力の乏しさゆえ。

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2025年12月27日

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