あらすじ
「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが……。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴(ざくろ)」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、「夜警」「関守」の全六篇を収録。史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。山本周五郎賞受賞。
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Posted by ブクログ
ミステリーを初めて読んだが滅茶苦茶面白かった。
飽き性な自分でも読めるくらい1話が短く、かつ内容も程よく濃いので楽しめた。
いい本に出会えました。
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ミステリーというか不思議なオチがある短編集。どの話も面白かった。出だしから状況がつかめて、静かなトーンながら迫力ある描写が続き、最後は意外な方向へ。スリルもありますが、話自体に惹きつける力があり没頭させられる。誰かの願いが完全に叶う。だから満願。大好き度❤️❤️
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再読。
何度読んでも好きな短編集。独立短編集でもこんなに粒ぞろいで面白いものってなかなかないかも(特にミステリーでは)。
好きなのは「万灯」、うなったのは「夜警」、ぞくぞくしたのは「柘榴」、ぞわぞわしたのは「死人宿」「関守」。表題作「満願」は、いちばん正統派ミステリーっぽいなという感じ(もちろん面白い)。
版元が新潮社ということもあってか『儚い羊たちの祝宴』にも通じる雰囲気が全体に漂っていて好み。
山本周五郎賞受賞作。
Posted by ブクログ
プロローグ
あんちゃん、背中が透けてるよ
“ロン”
タン、ピン、イーペイ、ドラ1
“満貫!!!”
親満なので12,000点いただくよー
マンガン!?
満願…(_ _;)!?
本章
『満願』万感の★5
ゾッとする短編集
ザッとあらすじを
『夜警』
正当防衛で犯人を射殺した新人警察官の川藤
全部で5発発砲している
犯人には、4発撃ったが5発目の行方は如何に!?
『死人宿』
3人の宿泊者
残された遺書から、自殺願望の宿泊者を探し出せたのも束の間、違う宿泊者も…
何が間違っていたのか否か!?
『柘榴』
恵まれた容姿に生まれ育ったさおり
意中の相手を射止めて結婚し、子供も女の子2人を授かったのだが、やがて離婚の憂き目に
親権問題で長女夕子の恐ろしき策略が!
これは、親子愛ならぬ本物の愛なのか!?
『万灯』
仕事を成功させるため2人を殺めた伊丹
決して露呈することない完璧な殺人であったが
思いもよらぬ落とし穴に!
万灯は、自身の死によってなされるのか!?
『関守』
自身の本作ハイライト作品
都市伝説なのか!?
ライターの主人公は、伊豆のある峠で4年で4件、死者5人の事故が発生している峠を調べることに
峠近くのとある茶店の老婆から事件の真相を聞くことになるのだが、老婆の話が進んでいくうちに、空恐ろしいことに!ゾッと感が堪らない一作!
これは都市伝説か真なのか!?
『満願』
司法試験合格を目指す苦学生の工藤
晴れて弁護士となったが、苦学生の折りに
お世話になった下宿のおかみさんが殺人を犯してしまい弁護することになるのだが…
おかみさんが守りたかったのは、自身なのか
本当に“護りたかった”ものはいかに!?
いゃ〰、舐めてましたが全編全話素晴らしかった
短編は、そんなに好みではないがオチへのもっていき方やストーリーも文句なし!
『可燃物』も読んでみようと思ってますが
如何ですかね!?
他に米澤穂信氏のお薦め短編ありますか!?
そう思った!のかな!?
エピローグ
短編の面白いところは、もう少し先を読んでみたいと思わせる何かだ!
その先にあるものを我々読書は想像し想起する
読書の力量が試されているのだ
そういった意味では、十人十色の結果が待ち受け
いかようにも解釈が出来るのだ
その余白を埋める、もしくは埋めない判断は
正に日本画を愛でる境地と似てはないだろうか!?
※8最終奥義!? 〆!?拳!!! (¯―¯٥)8v♪!?
完
Posted by ブクログ
万灯が1番好き。伊丹が作中以前にも悪辣なことは散々して来たことが伺えた。でなければ森下との事後の対比に説明がつかない。
関守もおすすめ。話のオチに気づいた時には既に遅かった。ばあさんと話しているのが自分であっても犠牲になっていただろう。
柘榴はさすがにちょっと。。生理的に受け付けないとはこのための言葉か。
Posted by ブクログ
一人称の短編小説6編。買った時点(読み始めた時点)で短編集だということも知らなかった。
それぞれ毛色が違う小説だけれど、いずれもどう展開(転回)するのか予想がつきづらく(なんなら表題作の満願が一番ストレート)、6作いずれも緊迫感を持って楽しむことができた。素晴らしい作品集。記憶を消してもう1回読みたい。
万灯が傑作
心を掴まれるミステリ全6短編。特に「万灯」は傑作。仕事で若さを費やし、その仕事への情熱の余り、中年となって道を踏み外した男の物語は、とても他人事とは思えなかった。🪔なお、東野圭吾は事実関係に照らして「万灯」はミステリとして不成立という旨の批判をしているが、この批判に疑問を呈し、米澤はギリギリのところでミステリを成立させている旨の反論もある。🪔東野は精緻なトリックが得意で、米澤はトリックを通じて叙情豊かに人間を描くことが得意だ。東野は作風の異なる米澤に狭量過ぎないか。渡辺淳一と同じ轍を踏んでどうするのだ(笑)🪔
良質なミステリーの連続
友人のススメで拝読しました。
表題作「満願」だけでなく、全ての短編に共通した人間の心理描写に惹き込まれました。謎が解けていくに従い、登場人物の息遣いすら聞こえて来るほどのリアリティが迫る良作。あっという間に読み終えてしまう、貴重な体験でした。
Posted by ブクログ
最近は研修で忙しく、久しぶりに読書の時間がとれた。大切な時間に何を読むかかなり悩んだ。久しぶりの読書が長編だとハードルが高く感じたので、短編で探すことに。そして目に入った短編三冠の帯。これは期待が高まる。
面白いの一言。これに尽きる。
特に「死人宿」は自分の好きなタイプの小説で良かった。イヤミス好きならお勧めです。
謎解きもありつつ、後半にかけて焦燥駆られる気持ちで読み進め、頁を捲る速度が早くなる感じ。最後も良かった。
その他には、「柘榴」の終わり方が印象的だった。
後半になるにつれて、段々と雲行きが怪しくなってくる感じが怖かった。
父親目線で語らなかったのが、あえて良かったのかも知れない。
全てを虜にする魅力かぁ。娘をも狂わせるとは。
親権について勉強して、作戦を立て、自らの体を傷つけて母親をも欺く。それほどまでに父親を奪い自分のものにしたかった。
やってやろうという覚悟が凄いですよね。愛というか、魅了されて洗脳に近い気がするような。
匿名
どれもざらつく読後感でオチに一癖あって良かったです。
個人的には万灯が一番面白かったです。最初は取っ付き難い内容だなと苦手に思っていましたが、読み進めてみるとオチがどれよりも好きでした。
逆に評価の高い柘榴と関守は途中でオチが読めてしまって個人的には響かなかったかな…。
この本が好きなら同作者の「儚い羊たちの祝宴」にも好きな話が見つかるんじゃないでしょうか。
Posted by ブクログ
どの短編も読みやすく、すぐに読み終えました。
ぞくっとしたり、うなずいたり、驚いたりとどの話も読みごたえのあるものでした。
「柘榴」がいちばん印象が強く記憶に残りました。
Posted by ブクログ
とても読みやすい短編集だった。
一見すると理解できない行動や選択も、その背景にある感情や事情を知るとまったく違って見えてくる。登場人物たちの複雑な心理を、わずかなページ数の中で鮮やかに描き切る作者の力量に圧倒された。
Posted by ブクログ
短編でサクサク読めて面白かった。ジャンルとしてはミステリーだが、どの話にも人の怖さというよりは人間の信念の強さのようなものが感じられて良かった。
個人的には「夜警」「柘榴」「関守」が好きかもしれない。
Posted by ブクログ
丁寧な筆致に好感が持てる作品で、派手さはないものの十分に楽しめました。オチや仕掛けを意識しすぎると、もしかしたら肩透かしをくらうかもしれませんね。
Posted by ブクログ
人はなぜ人を殺め、なぜ欺くのか——動機の様はさまざまで、読むほどに人の心の奥行きの測りがたさを思い知らされる。
とりわけ『柘榴』は、私の想像のおよそ及ばぬところに理由が据えられていた。
Posted by ブクログ
結末は言い切らず読者にゾッとした悪寒を与えて終える6編の短編集。
時代や背景、年齢も異なるそれぞれの登場人物が全く異なる角度からミステリーの世界に誘い、伏線が回収される中で不気味ながらも心地良く感じられる文体が秀逸だった。
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短編集。
阿刀田高や星新一のショートショートを長くしたような感じだった。
「万灯」は最初ちょっと自分の中に拒否反応があったが、一番印象に残った。
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関守の、主人公が眠くなるにつれて真相が明らかになっていく絶望感が印象的。
どの話も面白かったですが、個人的に儚い羊たちの祝宴のほうが好みでしたので少し物足りなさを感じました
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⭐️4
どの作品も面白かったけど、「死人宿」と「万灯」が特に好きかな。
「関守」はもはや『世にも奇妙な物語』ですね。
グイグイ引き込まれる文章のうまさがすごい。
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第27回 山本周五郎賞
第27回 このミステリーがすごい!
ゾワっとする短編集。
すごくおもしろい、というわけではないけど、不穏な空気が漂っている感じが悪くない。
皆さんのレビューを見ると、1番人気は「万灯」だという印象。
私も同感で、バングラデシュの天然ガスの開発拠点にしたい村に交渉をしに行くという、自分には未知なお仕事が面白いし、どんな展開になっていくのか気になり惹きつけられる話だった。
「関守」はなんとなくオチが読めてくるだけに怖くて、気味の悪い感じがおもしろかった。
儚い羊たちの祝宴が好きな人は
米澤穂信さんの"儚い羊たちの祝宴"が本当に大好きなので、気になってこちらも読みました。どの主人公も間抜けじゃないのがいい。短編だから読みやすくて、どこか上品な感じが本当に良い。タイトルにもなってる"満願"は構成や雰囲気が1番"儚い羊たちの祝宴"に近いと思う。面白いと思ったのは夜警と万灯。柘榴は綺麗な文章だなと思った。
夜警、死人宿、柘榴、万灯、関守、満願の6つの短編集です。個人的には、死人宿と満願が後に残りました。その他の4篇も標準以上です。
米澤さんの作品は、古典部シリーズしか読んでいませんが、短編も味があると思います。
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6編の短編集。どれも読み終わった時にスッキリとしない後口の悪さが残る。
個人的には夜警が一番面白かった。次点死人宿。
夜警は最初、交番長である主人公に対してもっと新人に教えてあげても良いのではと思ったものだが、新人が書類箱のやらかしを隠蔽しようとしたあたりで「あ、ダメなやつだ」と嘆息した。このタイプは警察だけでなく組織人には向かないなと。恐らく普通の会社勤めでも報連相が出来なくて怒られるタイプだ。上司である主人公の心労を慮ったが、主人公は良くも悪くも数歩引いて見ていたので、心配には及ばないようだ。しかしこの新人の斜め上を行く突飛な行動が最後に明らかにされた時は書類箱の件以上に面食らった。こんな部下絶対に嫌だ…。作家の手腕で読み応えのあるミステリに仕上がっているが、現実ならヤベェ奴として長らく語り草になりそうだ。
死人宿は遺書の内容からよくあれだけ意図を解明出来たなと驚いた。下心ありきな主人公だったけれども、変わったことを証明したいと行動で見せようとするのは立派ではある。全編を通して前向きに頑張る主人公がほとんどいなかったので、振り返ってみると応援したくなるような主人公はこの死人宿の主人公だけだったかも知れない。
Posted by ブクログ
米澤穂信さんの作品なので間違いはないと思って読み始めました。短編集であっという間の一気読み。どちらかというとイヤミス系でしたね。個人的には「万灯」が一番好きかな。また時間をあけて再読したい作品です。
Posted by ブクログ
初の米澤穂信さん
読書初心者の自分からすると、読み方を理解していないためか「あー、なるほど」と読み直してから理解できる面白さと「…ん?」と思う物語があった。
個人的に好きな話は、関守、満願、柘榴、死人宿。
少しホラーテイストな話と、
ヒトコワな話と、うわー、気持ちが悪る…、
って感じのが好みだと再確認できた本。笑
ミステリーの面白さを理解してからまた読みたい。
ので、今の自分レベルでの評価は3
Posted by ブクログ
どの作品も後味の悪い短編集。私はハッピーエンドが好きなので好みに合わない事は分かっていても、先が気になって読めた。特に「万灯」の伏線回収された時の絶望感は印象的だった。勢いで悪い事はしない方が良い…
Posted by ブクログ
夜警、死人宿、柘榴は好きかな。
あとはちょっとな。という感じ。 夜警とかも推理前が前を辿れば確かに!思わせるような感じが良かった。怖いけど。柘榴も、そう来るか!って感じ。ちょっと村田沙耶香さんが思い浮かんでしまった。
Posted by ブクログ
夜警(一話目のつかみとして良い〜!)
死人宿(最後の一文が気にかかりすぎる)
拓榴(母と子で男に対する価値観が同じというループ)
万灯(ラストのオチが良い)
関守(こっっっわ!!!!いや、こっっわ!!!!)
満願(切ない。でも綺麗で静かにおわっていく。)