あらすじ
「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが……。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴(ざくろ)」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、「夜警」「関守」の全六篇を収録。史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。山本周五郎賞受賞。
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Posted by ブクログ
万灯が1番好き。伊丹が作中以前にも悪辣なことは散々して来たことが伺えた。でなければ森下との事後の対比に説明がつかない。
関守もおすすめ。話のオチに気づいた時には既に遅かった。ばあさんと話しているのが自分であっても犠牲になっていただろう。
柘榴はさすがにちょっと。。生理的に受け付けないとはこのための言葉か。
Posted by ブクログ
関守の、主人公が眠くなるにつれて真相が明らかになっていく絶望感が印象的。
どの話も面白かったですが、個人的に儚い羊たちの祝宴のほうが好みでしたので少し物足りなさを感じました
Posted by ブクログ
夜警、死人宿、柘榴は好きかな。
あとはちょっとな。という感じ。 夜警とかも推理前が前を辿れば確かに!思わせるような感じが良かった。怖いけど。柘榴も、そう来るか!って感じ。ちょっと村田沙耶香さんが思い浮かんでしまった。
Posted by ブクログ
夜警(一話目のつかみとして良い〜!)
死人宿(最後の一文が気にかかりすぎる)
拓榴(母と子で男に対する価値観が同じというループ)
万灯(ラストのオチが良い)
関守(こっっっわ!!!!いや、こっっわ!!!!)
満願(切ない。でも綺麗で静かにおわっていく。)
Posted by ブクログ
イヤミス詰め合わせ!
最初の『夜警』が一番好き。川藤が銃を撃ってしまったことを胡麻化そうとしたことが最初からずっと伏線になっていたのが繋がるのが気持ちいい。
『万灯』完全犯罪だったのにコレラに罹ってしまったかもしれない、で終わるのがゾッとして良かった。
『柘榴』佐原成海は周囲の人間だけではなく娘までも虜にする美しさと魅力を持つクズ。主人公:さおりの父には見抜かれていたが、きっと娘の夕子・月子もいつか父を選んだことを後悔するだろう。
どの話も読みやすく、面白く後味が悪い。そんな作品を同じクオリティでこんなに生み出せるのは本当にすごい。