あらすじ
中学の国語教師・檀(だん)は、猫を愛する奇妙な2人組の小説原稿を生徒から渡される。さらに檀は他人の明日が少し観える力を持つことから謎の集団とも関わり始め……。作家生活20周年超の集大成。一大エンターテインメント長編!《解説・大矢博子》
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特定の事象で他人の未来が少し見える能力を持った男が主人公のお話。教師である彼は過去に生徒の未来が見えたが何もできなかった。しかし、今回の事件では一歩踏み出すというストーリー。
小説の中に小説が出てきたり小説から抜け出してきたりと登場人物が1の世界の人か2の世界の人か入り混じる感じが非常に面白かった。小説の中の2人組のキャラがとても好きでした。
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ハードカバー版も読んでいるので、再読になる。
自分自身も、ロシアンブルと同じで心配症。不安は9割起きないとか、嘘だと思ってる。
伊坂幸太郎本のバディたちの”会話”が大好きだ。檸檬と蜜柑、 成瀬と響野。
「小説より奇なり」という言葉があるけれど、やはり世の中は“物語=現実”なのかもしれないと思う。
もし誰かが書いたシナリオの上を歩いているのだとしたら、結末はすでに決まっているのだろうか。
どこかに分岐点があるのでは、と不安になることもある。
けれど、わたしは物語と現実を重ねることはしない。
自分で決めたことは、最後までやり切りたいと思っている。
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文体が読みやすく、なにより現代に生まれるからこそ感じる不満や問題などを交錯して描かれているのが良かった。
読み終えるだけでは、自分の未来や考えについて希望やポジティブな気持ちを感じるわけではないが、解説を読むことによって実感した。
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たくさん本読んだし、そろそろ伊坂幸太郎節もわかっちゃうかもしれんで…の気持ちで読み始め
いや、全然わからん。どーなんのこれ?の一気読み。
飛沫で未来が見えるってもう、どんな発想なん(好)
いつもの魅力的なキャラ、アクションに加えて
人生や人間についての考え方にもはっとさせられる言葉や、共感が多かった。
面白いだけじゃなくて、未来に対して明るい印象をもてる話。
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“ここで逃げてしまった人生を、もう一度! と思えるだろうか。”
“「すべての『そうだった』を『わたしたちはそう望んだ』に変えたかったんです」”
決して、「全ページ楽しくて愛おしい」とは言えない。全ページめっちゃ大変。でもその分とてもおもしろかった。特に後半、繋がったあたりからはイッキ読み。二人が現れて、ついテンションが上がった。境界線がだんだん曖昧になり、いよいよふたつの物語が絡み合ったと思ったら、別れを惜しむ間もなく、すっと離れ離れに(これがペッパーズ・ゴースト?)。初めて出会う構成にわくわくした。別れの後の、余韻がずるい。
「ニーチェ」「ツァラトゥストラ」はなんとなく聞いたことがあるくらい。
永遠回帰があるとしたら、「人生が初めての経験である」ことも繰り返されるわけだから、登場人物が怯える「繰り返す苦しみ」は、わたしの考えとは違ったな。書きながら思い出したけど、部活が辛かった中学時代にも、同じことを考えていた。
でも上記の引用には胸を打たれた。上手く言えないけれど、こういう“魂系”の言葉が好きだ。
本筋とは少しずれるが、わたしもかなりの不安性なため、首がちくっとしただとか、肉が生焼けだとか、はたまた核実験が起きるだとか、ロシアンブルの心配ひとつひとつに同情したし、(相手は小説の中の人物であるにも拘わらず)ひとりじゃなかったとほっとした。そんな彼に特に苦もなく付き合えるアメショも、わたしにも大切な存在に感じた。
口を開けば心配ばかりの彼だったが、身体を張って他人を守る強さも持ち合わせているところが本当にかっこいい。わたしにはまだない部分で、尊敬する。
それにしても、“果物”といい“ネコジゴ・ハンター”といい、伊坂さんの描くバディーはどうしてこんなに魅力的なんだろう。
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とても読みやすい。ネコジゴハンターの会話も面白く緊張感があるシーンなのにふざけている様子もあり愉快な2人だなと感じた。最後の最後に題名の意味がわかってスッキリ!!
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久しぶりの伊坂幸太郎作品。読みやすいったらありゃしない。
現実視点と作中作が交わっていく部分はは想像もついた部分があれど、それでも先が気になるそんな作品
予知能力に、クラッカーボールで戦う不思議な二人組に、カンフーが強い女性などなどエンタメ色満載に最後まで面白く、それでいて考えさせられる部分もありいい作品でした。
ニーチェ読んでみよう
Posted by ブクログ
最初ページで「登場人物表」があると、難しいのでは?と身構えるので、無駄に緊張させるのやめてほしい。
絶体絶命都市とかかまいたちの夜的な、他パートの人間が本パートに影響及ぼす系の話好きなので、評価良し!だけど、王道の面白さだったかも。
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内容は大きな事件に立ち向かう感じだけど、事件の内容よりも、それぞれの人の持つ負の感情に対しての折り合いの付け方についてよく描かれていて
かつ、そういう重めのテーマなのに軽快に進む登場人物同士の会話や場面転換でその重さを感じさせずスルスル読める本だった
Posted by ブクログ
・「ペッパーズ・ゴースト」の暗喩する存在。幾度もの不条理に巻き込まれながらも最後は希望を託して世間から姿を消すことを選択した有志たち。彼らへ思いを馳せるラストのフレーズは、どんな困難が続いたとしても、一筋の希望を見出す後押しをしてくれる。
・随所に引用されたニーチェの言葉とそれに添えられた著者の解釈が登場人物の心情描写と絶妙にマッチング。
ー一つでも魂の震えるほどの幸福があれば!
人生で魂が震えるほどの幸福があったなら、それだけで、そのために永遠の人生が必要だったんだと感じることができる。
これが生きるってことだったのか?よし!じゃあ、もう一度!
ーこの世の嘆きは深い
喜びのほうが、深い悩みよりも深い。
嘆きが言う。消えろ!と。
だが、すべての喜びが永遠を欲しがっている。
「喜びがあれば深い悩みを帳消しにできる、というわけではないだろうが、救いにはなる。」
「深い悩みを埋めてくれるほどの喜びなのかは分からない。ただ、それでも私は、サークルの人たちが「よし!」と拳を握り締め、悲しみを堪えながらも「もう一度!」と言い合っている様子をどうしても思い浮かべてしまう。人生が繰り返されるなど受け入れられないが、それでも、これならぎりぎり我慢してもいい、と精一杯の寛容さを見せる姿を、だ。」
・「自分は誰かの物語の登場人物の1人に過ぎないのではないか?」「人生は永遠と繰り返される」というディストピアの世界に引き摺り込まれそうになるが、切り取り方や解釈はその人次第。捉え方次第で言葉の意味するものは如何様にも変化する。
・リアルとフィクションのパラレルワールドが突然交わる瞬間のインパクトは本作随一の見所。その後も、リアルでの絶望的な状況とは裏腹に、目の前にいるのに本当にフィクションの世界から出てきたかのような2人が織り成す掴みどころのない世界観が物語を最後まで予測不能なものにしてくれる。極度な楽観家、悲観家の2人の凝縮された含蓄あるフレーズが多い。
ー自分たちは永遠に同じストーリーの中を生きていることになる。
でも、難しいことはわからないけど、ただ、全部決まっちゃっているんだから、せいぜい楽しむしかないでしょ。
シアンさんみたいに心配ばかりしていたら、もったいない。
ー不幸や恐ろしいことは、予想もしないところからやってくるんだよ。事前に、こうなったら嫌だな、と心配していたことは意外に起きない。それによく考えてみろ、もし、予想通りに嫌なことが起きたら、「嫌なことが起きたけど、予想が当たった」という喜びは味わえる。それは嫌なこととは言えない。
ー物事の善悪は一面的に判断できるものではない。
誰かを批判した時それが誤っていたら非常に劣勢に立たされることになる。
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現実が誰かの書いた小説…
そうかもね…。
同じ人生が永遠に繰り返される…
私の場合、そうであっても楽しめる。
未来がわかると危険を回避できたりして、いいかもだけど。やっぱり、未来はわからないからいいのかも。
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檀先生とネコジゴハンター2人の話がだんだん繋がっていくのがとても面白かった!
ラストはちょっと難しかったけど…
サクサク読み進められて、だけど考えさせられる内容でした
東北イーグルスが負け方とかそのまますぎて笑いました
Posted by ブクログ
表紙に惹かれて購入。
読み始めると止まることなくどんどん読み進めたい!となる作品でした。
ロシアンブルとアメショーの会話が面白かった。
読んでるうちに檀先生視点とネコジゴハンター視点の物語が交わって、初めは?だったけれど、読み進めるうちに気にしていなかった。
物事は捉え方次第。
その人の価値観や考え方で変わるよなぁと。
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正直よくわかってない部分がまだあるけど、伊坂幸太郎先生の世界観が描かれていて読んでいてワクワクした。
主人公が予期せぬところで色んなところに巻き込まれて行くのを、どうなるの?とドキドキしながら読んだし、何がこの世界で現実なのか分からなくなって、色々考えながら読めて楽しかった。
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アメショー、ハラショー、松尾芭蕉。
終わり方がオシャレ。見えてないけどあの2人だと分かるような会話。
全体的にセリフ、言い回しが面白く、カッコイイ。
いつか自分もそんな言い回ししてみたかったり。
Posted by ブクログ
重い内容なのにサラッといけちゃうのが
やっぱりいい。
まさかロシアンブル達とだん先生が
会うとは…まさかの展開だった。
マイクいくまはムカつくなぁ。
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現実なのか小説の中なのか…不思議な空間だった
それを物語の中でも話してるのがまた不思議な感覚
伊坂先生はコミカルに真理をついてくるのが好感持てる
何より、今回のお話で一番の立役者は壇先生のお母さんだと思った
何かにぶち当たったら『ヘディング』心の中で思うようになった
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これが生きるってことだったのか
よし、もう一度!
他人の少し先の未来を見ることができる国語教師の檀
自作小説を書いている生徒を救ったことをきっかけに、徐々にある事件に関与し奮闘していく
ある日突然理不尽な目に遭い遣る瀬無い日々が続くとしたら?
どこにもぶつけられない負の感情を抱えてまた同じ人生を歩んでいくのか?
これはきっと小説の中だけの話ではないと思う。
それすらも受け入れて、震えるほどの幸福を希望に、もう一度!と立ち上がる人達の強さ、優しさ、心のしなやかさを本当に尊敬する
改めて伊坂さんの小説には人間讃歌が根底にあるなと思った
ネコジゴハンターの2人があるタイミングで現れた瞬間!
驚きと共にやったー!の気持ちと安心感がぶわああっとこみ上げてきた
これも伊坂さん作品の醍醐味
絶対的にコンビが愛おしくて掛け合いが絶妙でたまらない!
檸檬と蜜柑と共に大好きな2人組になりました
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飛沫感染により感染源の人の翌日の数分を見る「先行上映」能力を持つ中学生教師が、生徒を事故から救おうとしたことで、現実と虚構が入り混じった大きなトラブルに巻き込まれて行くエンターテイメント小説。
「天命を待つのは、人事を尽くしてから」という言葉が印象的だった。
Posted by ブクログ
やっぱり伊坂幸太郎の世界観好きだな〜と思った
点と点が繋がっていく感じ
でも終わり方がもうちょっとすっきりしてるほうが好みかも
2つの物語が繋がった時(檀先生が2人に会った時)が1番興奮した!
Posted by ブクログ
壇先生の予知能力と、アメショーとシアンのかけあいが楽しかった。
視点が章によって変わることで深みが出ておもしろかったが、刺さる部分が正直あまりなかった。
展開としては面白い小説だと思う
Posted by ブクログ
これは小説だって…とうとう言っちゃったよ(笑)しかも会うのかぁ(笑)先行上映なんて面白くないわけがないよね、伊坂節も健在、ただ野口を見届けたかったなぁ。
Posted by ブクログ
面白いけどなんか長いなって思ってしまった。題名のペパッーズゴーストの意味が後半にわかるのは面白かったけど。主人公の教え子が描く小説が実現世界に出てくるところは面白かった
Posted by ブクログ
伊坂作品としては普通の面白さかなと思います。
話が複雑なので、半分くらいまではちんぷんかんぷんかも。途中から物語同士が合流して面白さが出てきます。が、やっぱり「普通に面白い」かな。
Posted by ブクログ
伊坂さんの作品らしく、とても読みやすくてテンポ良かったけど、こちらはあんまり世界に入り込めなかった。
ネコジゴハンターはいいとして、ニーチェの『永劫回帰』が絡んで遺族が爆弾テロを起こすのがやや突拍子ない感じで…ずっと客観的な視点で話を追ってしまった。
飛沫感染で先行上映って能力は面白いんだけどなあ。