【感想・ネタバレ】ペッパーズ・ゴーストのレビュー

あらすじ

中学の国語教師・檀(だん)は、猫を愛する奇妙な2人組の小説原稿を生徒から渡される。さらに檀は他人の明日が少し観える力を持つことから謎の集団とも関わり始め……。作家生活20周年超の集大成。一大エンターテインメント長編!《解説・大矢博子》

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Posted by ブクログ

ネタバレ

“ここで逃げてしまった人生を、もう一度! と思えるだろうか。”

“「すべての『そうだった』を『わたしたちはそう望んだ』に変えたかったんです」”

 決して、「全ページ楽しくて愛おしい」とは言えない。全ページめっちゃ大変。でもその分とてもおもしろかった。特に後半、繋がったあたりからはイッキ読み。二人が現れて、ついテンションが上がった。境界線がだんだん曖昧になり、いよいよふたつの物語が絡み合ったと思ったら、別れを惜しむ間もなく、すっと離れ離れに(これがペッパーズ・ゴースト?)。初めて出会う構成にわくわくした。別れの後の、余韻がずるい。

「ニーチェ」「ツァラトゥストラ」はなんとなく聞いたことがあるくらい。
 永遠回帰があるとしたら、「人生が初めての経験である」ことも繰り返されるわけだから、登場人物が怯える「繰り返す苦しみ」は、わたしの考えとは違ったな。書きながら思い出したけど、部活が辛かった中学時代にも、同じことを考えていた。
 でも上記の引用には胸を打たれた。上手く言えないけれど、こういう“魂系”の言葉が好きだ。

 本筋とは少しずれるが、わたしもかなりの不安性なため、首がちくっとしただとか、肉が生焼けだとか、はたまた核実験が起きるだとか、ロシアンブルの心配ひとつひとつに同情したし、(相手は小説の中の人物であるにも拘わらず)ひとりじゃなかったとほっとした。そんな彼に特に苦もなく付き合えるアメショも、わたしにも大切な存在に感じた。
 口を開けば心配ばかりの彼だったが、身体を張って他人を守る強さも持ち合わせているところが本当にかっこいい。わたしにはまだない部分で、尊敬する。

 それにしても、“果物”といい“ネコジゴ・ハンター”といい、伊坂さんの描くバディーはどうしてこんなに魅力的なんだろう。

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2026年03月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

伊坂幸太郎の小説って本当にキャラ立ちが凄い。
今回はネコジゴハンターの2人がとても魅力的に描かれていた。
主人公は中学の教諭で、こちらは飛沫感染させられた人間の未来が見えるといった特殊能力がある。そんな人間離れした特徴があるにも関わらず、読んだ人のほとんどは主人公よりもネコジゴハンターの2人のほうが印象に残るのではないか。
殺し屋シリーズのマリアビートルに出てくる檸檬と蜜柑を思い出してしまった。

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

伊坂幸太郎だ!めちゃくちゃ伊坂幸太郎!
壇先生が良い。一見普通で、でもちょっと特殊な能力を持ってて、けれどすごく活躍できるかと言ったらそうでもない、善き人。駄目なものは駄目だよ!って言えるのは凄いことだ。

ニーチェの件で最近読んだ本を思い出した。読書というのは一見同じものを読んでるようでも一つとして同じものはなく、読み手や状況によって常に変化するものなのかもしれないですね。

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

テンポよく読み進めて
真ん中あたりから
展開が変わって
面白くなりそう!
と思ったけど
いつも以上に
なんか話が難しくて
後半ランストスパートから
読むスピードが落ちて
結局、どうなの?どうなったの?
なんだったの?
って
私の読解力欠如なのか
なんだかふわっとした読み終わり。



ネタバレ備忘録


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2026年04月04日

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