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戦後犯罪史に残る凶悪犯に降された死刑判決。その報を知ったとき、正義を信じる検察官・大友の耳の奧に響く痛ましい叫び――悔い改めろ! 介護現場に溢れる悲鳴、社会システムがもたらす歪み、善悪の意味……。現代を生きる誰しもが逃れられないテーマに、圧倒的リアリティと緻密な構成力で迫る! 全選考委員絶賛のもと放たれた、日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
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「ロストケア」
2023年3月公開 出演:松山ケンイチ、長澤まさみ、鈴鹿央士
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Posted by ブクログ
専門職であるはずの私が、家族の前で無力だった〜『ロスト・ケア』を読む〜 介護保険制度が創設されてから、確かに改善されたことは多い。 「介護の社会化」は進み、家族だけで抱え込まなくてよい仕組みが整った。 少なくとも、そう教えられてきた。 ただ、私は介護保険制度が始まった後に社会福祉士になった世代。...続きを読む 制度ができる前と後の違いを、実感として知っているわけではない。 養成課程で「昔より良くなった」と学び、どこかで「そういうものなのだろう」と受け止めてきたに過ぎない。 では、今の日本は本当に安心して老後を迎えられる社会になっているのだろうか。 家族の負担は、軽くなっているのだろうか。 私と妻の祖母はいずれも介護状態にある。 それを支えている両親たちは、認知症が進み、身体が弱っていく祖母を前に、不安や悲しさ、時には怒りを抱えながら日々を過ごしている。 介護は制度で支えられているはずなのに、その感情の多くは、今も家族で引き受けられているように見えるし、実際のところ私自身も頼りにしてしまっている。 社会福祉士として、私はこれまで多くの高齢者と、その家族に向き合ってきた。 支援をしてきたつもりではある。 けれど、ふと立ち止まると、本当に力になれているのだろうかという問いが胸に浮かぶ。 ましてや自分たちの祖母のこととなると、なおさらだ。 専門職であるはずの自分が、十分に関われていない。力になれていない。 その事実が、無力感として残っている。 『ロスト・ケア』の中で描かれる介護現場の姿は、決して誇張ではなく、あまりにも現実に近い。 人手不足、余裕のなさ、理念と現実の乖離。 読んでいて胸をえぐられるような感覚があった。 社会福祉士として働いている私にとっては、痛いところを突かれているという表現が、しっくりくる。 同じ現場で働くソーシャルワーカーや介護職であれば、きっと似た感情を抱くのではないだろうか。 目を背けたくなる。 でも同時に、目を背けてはいけない問題だとも感じる。 この作品は、介護や支援の現場にある見ないふりをしてきた問いを、容赦なくこちらに差し出してくる。 だからこそ、読み終えたあとも考え続けてしまう。 そして、考え続けること自体が、私たち支援者に求められている姿勢なのかもしれない。
介護問題を題材に、殺人と死による救済というところまで踏み込んだ小説。 ここ最近で最も衝撃を受けた作品の一つ、新人賞の作品とは思えない。 在宅介護で本人も家族も地獄のように苦しんでいる時、本人が死を望んでいて、その結果家族も救われたと感じたとき、それが本当に悪なのか考えさせられる。 おそらくこの話...続きを読むの先には安楽死の議論があると思う。正解が無い議題なので難しいが、避けては通れない問題なのが余計難しい。 介護という現実でも深刻な問題と、生死に関わるセンシティブな話題なので、万人におすすめできる小説ではないがもし興味があるなら絶対に損はしない。
介護の闇を照らし、現代社会の問題に切り込む作品。人として正しい在り方とは何なのか。誰もが抱える可能性のあるテーマにどう向き合っていくとよいのか考えさせられる。
高齢化が進み、介護の人手不足や老老介護などが問題視される中、数年後には他人事のように考えていたことが自分の問題になるかもしれない。介護する側、介護される側にとって最良の選択はなんなのか。自分1人では生活できず、介護に苦しむ身内を見上げながら延命されることが当人にとって本当の幸せと呼べるのか。
長澤まさみさんと松山ケンイチさん主演で映画化された作品。 介護の仕事をしているので、身近に感じた。 介護業界の闇みたいなのをリアルに感じました。 老老介護、ヤングケアラー、様々な問題点がある日本は、 これからどうやって介護業界を変えていくんだろうか… 是非読んでもらいたい。
社会問題をテーマにした傑作。 犯人と検事のやり取りが圧巻。 検事の言ってることは正論だが、それが空虚に思え、犯人の言い分のほうが正論に思える。現実はそんな恐ろしい社会であることがわかる。
介護の正解ってなんなんだろうとか思いながら読んでた 読み終わった後多分正解はないし、何を選んでもいいだけど、勝手にそれを人が決めて最後にするのは良くないと私も大友さんと同じように偽善的考えに至った。
非常に興味深かった。 こちらの作者はこれで初めて出会ったのだけれど、面白くてこの後同作者の本をいくつか購入。 読後間は苦しかったけれども一瞬たりとも飽きることなく読める。 私は浅はかなため、後半にはおそらく作者の思惑通りびっくりしてしまった。 この後、映画もNetflixで観たが、本には及ばないと思...続きを読むい、本を再読した。
少子高齢化が進み、高齢者の介護にかかるコストやリソースがどんどん大きくなっている。だが、介護事業の賃金は上がらず、それどころか最低賃金ギリギリの賃金のみが与えられている。 この国の介護はもはや限界を迎えており、真の意味で「死が救済」となる未来はそう遠くないのかもしれない。
「絶叫」「ブルー」に続いて葉真中氏のデビュー作「ロスト・ケア」を読んだ。社会問題である介護の地獄とミステリーを合わせて非常に読み応えがあった。
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ロスト・ケア
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