あらすじ
学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこにはちょうど“こころ”と似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。 すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。
あることが原因で学校へ行けなくなった主人公のこころは、光る鏡を潜り抜けた先のお城で、オオカミのお面をつけた「管理人」の少女と、こころと似た境遇の6人の子供たちに出会います。管理人は言います。「この城から鍵を見つけた1人の子供の願いを、なんでもかなえてあげる」と。
鍵を探す話ではなく、そこに集った7人がそれぞれに影響しあって個々の問題に向き合っていく1年が描かれます。
鏡の向こうのお城の話という、ファンタジーがベースとなりますが、登場人物たちが抱える問題は大変現実的。すごく苦手だった女子中高生独特の仲間意識、話の通じないオトナ、母親への遠慮と葛藤など、自分が中学生だったころに、言葉にできなかった苦しさが何だったのかを、とても上手に文字に起こしてもらったような感覚です。一方、今だからわかる親や教師側への共感も多く、当時の私を愛しく思いながら読みました。辻村さんの丁寧な感情描写は本当に素晴らしいです。
本屋大賞2018年受賞作。私にとっても、2018年のベストとなりました。あらすじにもある通り、もし生きづらさを感じているなら、この本が未来のあなたに代わってあなたを救ってくれるかもしれないなと思います。
感情タグBEST3
かがみの孤城
読了。こころたちの気持ちも大人の気持ちもよく分かるからこそ、現実世界で悩んでるこころちゃんの描写は苦しかった。学生の時にこんな本に出会いたかった。
Posted by ブクログ
最後は涙涙で…こんなに感動すると思わなず、出会えたことに感謝したい一冊です。よくあるファンタジーなのかな?と思っていたら、人の内面や命を扱う内容で、私も心がぎゅっとなりながら読み進めました。何度も読みたい大切な本になりました。
Posted by ブクログ
なんでこんな読みやすいんでしょうね。夢中で読み進めたし、泣きながら読んだ。
誰かの心に寄り添ってくれますようにと祈りを込めて、初めてのブックサンタに選んだ一冊。
Posted by ブクログ
電車で読むんじゃなかった!!!!!!!!家で一人でいるときに思いっきり泣きながら読みたかった。最後涙が止まらなくて(堪えきれなかったけど)、電車で堪えながら読むのしんどかった!!!大学生も終わりがけの今読むからこそ「そんなこと大したことないのに」って思ってしまうけど、小中高生ぐらいまでは学校が世界の全てで、学校に居場所がなかったらすごく苦しくてどうしようもなくてしんどかったなと思う。というか、そうだった。大学生になって学校だけが全てじゃなくなって、世界ってこんなに広いんだ、周りと必ずしも合わせなくて良いんだって思えるようになってから生きやすくなったな自分は、と読んでいて何度も思った。高校生までは周りの大人にどう頼っていいのかも、誰が助けてくれる人なのかも分からないまま生きていたからこそ、大人になってきた今子どもたちには助けてくれる大人はたくさんいるよと伝えたいし、学校だけが全てではないよと伝えたい。もちろんいわゆる「普通」に学校に行って生きていくのが1番楽というかその後の人生なんの違和感もなく生きていける気がするのは確かだけど。中高生ぐらいの時に読んでみたかったな、その時の私はどんな感想を抱いたんだろう。きっと、社会人になってから読んだらまた違う感想を抱くんだろうな。
リアルだけどファンタジー要素もあって、伏線が後半あたりからどんどん回収されていって読んでいて気持ちが良い。振り返ればヒントがたくさん散りばめられてあって、根本の先入観というか前提(女の子は結婚したら苗字が変わるとか)があるから気づけなかったこととかたくさんあった。1回読み始めたら止まらないタイプの小説。
Posted by ブクログ
途中まで主人公の'こころ'にモヤモヤイライラして読んでいたが、終盤からは読むのを止められずに最後まで一気に読んでしまった
読み終えた後に出た言葉が「凄い本だった…」
面白かった…
Posted by ブクログ
かなりの序盤のヒントから、同じ世界だ!時代が違うだけだろ!早く気づけ!外で会える!協力を得て報復だ!なんて思いつつやきもきしながら読んでました。
でも、そんなこんなで終盤に差し掛かれば、世の中にいくらでもいて個人的にも心当たりがアリアリの、極悪真田伊田のように言葉が意味をなさない世界に住む自己中害獣、そんなあいつらの存在なんてどうでも良くなる、伏線回収大大大爆発!!感動しきりでした!
最終盤、こころと、神なる姉を持つ男の子の再会で泣かされたところへ、喜多嶋先生のまさかの正体!大感涙です!
追記:
マサムネの下の名前が僕の実際の名字の音に読めるのヤメて。
Posted by ブクログ
思春期特有の大人にはわからん感情表現がうまく描写されてる。
ところどころに違和感を感じていたものの、最後は予想以上の伏線回収でおもしろかった。
Posted by ブクログ
小学生4年生の時に父が買ってきたのがきっかけで読み始めました。それまで読んできた本と比べ物にならない厚さの本だったので、最初の方はあまり面白さがわからなかったのですが、終盤に近づくにつれて読む手が止まらなくなってしまいました。伏線が回収されていくのにはわくわくとドキドキが止まりませんでした!この本は辻村深月さんを知り、読書がさらに好きになったきっかけの大切な本です。
Posted by ブクログ
伏線もしっかりしていて、読み終わった今でも直ぐに読み返したい。
辻村さんの本はどろどろしている話が多いイメージだったが、10代をメインキャラクターにした青春譚だった。
Posted by ブクログ
いままでこの本に気付けずに読まなかったことを後悔するほど面白かったです。みなさんが同じことを感想として書いている理由が分かります。あっという間に読み終わりました。
読んでない人はすぐ読みましょう。
Posted by ブクログ
もっと早く読めば良かった、良作です。この作者の本、もっと読んでみたいと思いました。
物語にどんどん引き込まれていく、気付けばあっという間に時間が過ぎてました。
Posted by ブクログ
めっちゃ良かったです!!
ファンタジーと聞いてたから、、子供が読むような話かと思ってたから、、と手に取ることはなかったですが、
もっと早く読むべき素晴らしい1冊でした…!
子供がいる私の視点では、
こころがお母さんと話す夏までの頃の
ため息をつくお母さん、子どもの返答を待たずして念押しするような話し方をするお母さんの姿に自分を重ねてしまいました。大人が正しいのよ、と子どもに押し付けている。昔は自分がそう思っていたはずなのにいつの間にか自身がそんな人になってるのでは?と気づかされました。
途中から気付く箇所は有りましたが、
最後のつながりまであっぱれ!賞をとったのも納得です。
子どもが大きくなったら読んでほしい1冊です
Posted by ブクログ
このような小説に会うために読書をしているんだろうなと思える1冊。
緻密に設計された構成と情景がみえる文章力が圧倒的、読みやすくていっきに読んでしまいながらもしっかりと心を揺さぶられる。
著者はどんな風に日々考え生活していたらこのような小説が書けるのだろう…
Posted by ブクログ
違う年代を生きていることや喜多嶋先生の正体については途中から察していましたが、ほぼ毎日会っているのに曜日が合わないことや年代ごとの流行語の違いに全く気づかないのは現実的ではないと思いました。狼面の少女の正体には最後まで気づきませんでした。
Posted by ブクログ
大人気の傑作だと知ってたけどずっと積読してて…ようやく読めた。
世界観の構築がすごくて、作者の想像力に脱帽。
そして、圧巻のラスト…!
「大人になって!」とこころがアキに伸ばした手を、今度はアキがこころに伸ばす。こんな展開が待っていたなんて涙 最後泣いちゃったなぁ
みんなが不登校の理由、みんなが同じ中学なこと、平行世界で会えないこと、と思いきや、など、世界の秘密のばらし方がうまくてストーリーにもぐいぐい引き込まれた。
いじめと不登校の物語はつらいけど、助け合える仲間がいるからまた学校に行けると思えるまで、こころや他の子たちが傷を再生し成長する物語だったなぁ
ウレシノのやマサムネような、本人にやや非があるから浮いてしまう子供の描き方が絶妙で、そこは辻村さんの芸だよね〜。クライマックスまでどんどん話が展開して目が離せない、すっごく面白い話だった!!
"未来で待ってる!"って本当にいいね。
童話のような物語で、まさに中学生の子たちに読んで欲しいお話。学校がすべてじゃないって中学のときに思うの難しいよね。でもわたしも喜多嶋先生のように、自分の番が来たら子供の手をつかめる大人になりたいと思いましたね
リオンくんかっこいいんだけども、スバルくんの飄々とした感じもかっこいいよん。
みんなが幸せに生きてることを本当に願うよ
はぁ〜こりゃ本屋大賞とるわ!な作品でした
Posted by ブクログ
他者の「物語」に触れ人は強くなる。「物語」によって人は繋がり続ける。この純粋なまでの舞台設定で、著者は純粋なまでの「物語の力」「小説の力」を見せたかったのではないか。そう思って、今も震えている。
最初、私は「完璧すぎる構成」にちょっと興醒めしていた部分もあった。「巧妙な伏線回収」とか「分かりやす感動もの」といった感想も眼にした。
が、ちょっとそれで終わるには、あまりに早急な気がする。
Posted by ブクログ
同じ学校に通えなくなった7人の中学生がひょんなことから自宅の鏡を通じて孤城に集められ、どんな願いもかなえるという鍵を共に探すことで成長していく物語。なんだか童話のようだけど、繊細な少年少女たちの心の機微や実際に起こりえる出来事を見るうちにどんどん引き込まれていきました。
いくらファンタジーであっても出てくる登場人物の反応は現実的だから、物語に没入しやすいのだと思います。
なんだか既視感があったので、結末を知る前に「狼と七匹の子やぎ」、「赤ずきんちゃん」、「3匹の子豚」など関連しそうな童話を読んでみました。どれもオオカミが主人公たちを食べてしまう話。でも最後には知略を駆使してオオカミが懲らしめられてしまう話。
本書は別にそれになぞらえた話ではないのですが、途中に出てくる謎解きの重要なヒントになってたりするので、いつまでも謎解きが進まない展開がもどかったりします。1月の始業式でもそれぞれが少しずつ曜日などずれているという話があった時、きっとみんな生まれた時代が違うのだろうと予想がつくはずなのに、登場人物はそこに気づかない。全くもどかしい。おおかみさまも苛立ちますよね。でも最後の怒涛の展開は全く予想しておらず、予想外に涙してしまいました。記憶が消えてしまっても、誰かが直接助けてくれなくても、誰かが自分の味方である確信があっただけで人は強くなれる、優しくなれる。そんなことを教えてくれる物語でした。
Posted by ブクログ
おすすめにあり気になってたので読んでみました。普段はミステリーを読むことが多かったのでファンタジーな感じの小説で目新たしくて楽しめた。
自分の淡い13.14歳の頃をほろ苦く思い出せた。途中推理を交えたところもあり、最後ドンデン返しもありで良かった。
装丁も目を惹くものがあり、表紙買いもありかもと思わせてくれたそんな作品です。
ドラえもんの世界観が好きで着想を得たと番組でおっしゃっておられてなるほどなぁと改めて思いました
Posted by ブクログ
前知識なくお薦めされたので読んでみたら、読み進めてると『子供向けの本なのかな』と思って、謎もこういうことかな?と想像できた部分もあるけど、それ以上に伏線回収があり最後まで読んでよかった。
いじめの部分は読んでてちょっとしんどくなる部分もあるけど、幅広く多くの世代で楽しめる小説だと思う。
衝撃のラスト
7人の中学生が中心となったお話で、自分の中学時代を思い出して懐かしい気持ちになったり、この時期特有の悩みとか登場人物それぞれの家庭環境とか、各々それらと葛藤する姿など読んでいてグっと来るものがありました。
”オオカミ様”の正体、みんながそれぞれ生きている世界、「私たち現実世界で会えるよね?」「助け合えるよね?」のセリフから読み取れるお互いに対する信頼が深まっていく様子、ページをめくる手がとまりませんでした。
十分に大人も楽しめる本だと思います。
まさかまさかの
とにかくラストが圧巻。
全ての伏線が回収されます。
作中に出てくる「わかり合えない相手」について、共感しました。同じ言語を話しているのに、通じない人っていますよね。。。
初めて読んだ時は涙しました。
ミステリーのような群像劇のような、繊細なこころの話。
かがみの孤城
感動しました。
2部からは一気読みしてしまいました
時代が違うことを知ってから喜多島先生がだれだったのかわかった時は鳥肌がとまらなかったです。
また一から内容を知った上で読むと変わった感じ方ができると思いました。
オオカミさまが食べるとこ以外はスッキリしました。
また小説を最後まで読むってことがなく、これが最初の本でよかったです。
読みたいと思ってる方がいるなら是非
温かいお話でした。
話の通じない人間たちはこの本を読むとどういう気持ちになるのだろう。
悩んでいる人へのメッセージと感じる描写やセリフも多くあるので、話の通じない人間も含めたくさんの人が手に取るといいなと思いレビューします。
かがみの孤城
2度読み必須です。複雑な状況に置かれてもがく中学生7人の心理描写がとてもリアルで。終盤は伏線が綺麗に回収されて繋がっていきどんどん引き込まれます。
願
思春期特有の不安や焦り。
居場所はひとつじゃない。
価値観もひとつじゃない。
どこへ行っても嫌なことはある。
けど,きっと助け合える。
謎が解けていく度に,良い意味でぞっとした。
本当に叶えたい願いは,気が付かないうちに叶っているものなのかもしれない。
読んで良かった
いつもそう。
辻村さんの世界に引きずり込まれてページをめくる手が止まらなくなる。
そして終盤「もっと丁寧に読めばよかった」と思うほどの展開がやってくる。
ぜひ読み返したい作品です。
小さなドールハウスの中で起こる大きくかけがえのない日々。どの年代にも、誰にでも一度は感じる、思春期のヒリつく感情と溢れる悲しみが、純粋で弱すぎるゆえの無力感が、読み進めるうちに何度も胸を掻き毟る。
最後に向かえる悲しく暖かい愛情と、希望の未来に涙が止まらなかった。気が付いたら一気読みしていた。久しぶりに満足!
ファンタジーものは苦手なのですが、本作はファンタジー要素はあるものの、内容は非常に現実的で、最後まで一気に読み進めることができました。話の流れは途中で推測できるようなわかりやすい伏線がしかれておりますが、そんなことは特に気になりません。私が特に好きだったのは、終盤の主人公と近所に住む友人とのエピソードです。心が温まりました。
自分が大人、親となった今は、伊田先生のようになっていないだろうか、闘っている子どもにちゃんと気づいてあげられるだろうかと、考えさせられました。また、自分自身はいじめの被害者にも加害者にもなっていないつもりですが、自分では気づかないところで人のことを傷つけこともあったのではと、反省します。自分の気持ちに忠実になりつつ、相手の思いも尊重するにはどうしたらよいのか、子どもと一緒に考える、そんなきっかけをくれる一冊ではないかと思います。
すらすら読めて、心に残る
普段ほぼ本を読まないけれど、最初の数ページを読んで衝動買いしました。やんわりとはられる伏線、主人公の気持ちが身に染みるほど伝わる心情表現、そして驚きと感動のラストが、活字にあまり強くない自分でもとても読みやすく、一気に読み切ってしまいました。
繊細で力強い中学生の心に、自分も大きく動かされました。
一気に読んでしまった
中学生に紹介したい本を探していた時、タイムリーに「本屋大賞」発表のニュースを見た。番組の後半にこの本に感銘を受けたという男子高校生のインタビューがあった。彼の言葉は本物との印象を持ったのが、この本を手にしたきっかけだ。ストーリーは登場人物たちの気持ちや行動に無理がなく、共感しながら読み進められた。こちらの予想を軽く裏切りながら、ササクレのように気になった違和感も、最後にはとても気持ちよく回収してくれた。読書が苦手な中学生にも、薦められる1冊だと思う。
最高
今まで本屋大賞の受賞作品って堅苦しいイメージがあって読んだことなかったけど、これは本当に読みやすくて2日で読みました。 読みはじめたらとまりません。 わたしは皆さんと違って全然先が読めなくて、思っていたハッピーエンドとは違ったけど、本当に読んでよかったと思える作品でした。
最後が凄い!
この本はちょっと気になって最近手に取って読んだのですが、予想とはかなり違う結末で驚いてます。これを書いてる今でもまだ感動が残ってます。ズバッと解決するのではなく、少しずつ、少しずつ、紐解かれていくのがこれまた進みます。だから、先が気になってイッキ読みしてしまうかもしれないのでゆっくり時間がある時に読むことを私はおススメします。(今凄く誰かと感想を共有したいです………)
もしも中学時代に
主人公と似たいじめを中学時代に経験。その時は今を乗り切ることに必死だったけど、当時この本と出会えていたら、「たかが学校」と思えていたら、13歳から今までの人生は実は大きく変わっていたのかなと思います。中学生ぐらいの年代に向けたいじめの物語にありがちな、いじめた相手と和解させることをしなかったのも高評価です。半径30センチしか見えてなかった中学時代の私へ、逃げても良いのだとこの本を送りたいです。
まだ読んでない人が、羨ましい!
辻村深月さんの本は、ほとんど読んでいますが、今回は学園ものと言うことで、あまり期待していませんでした。っと言うのも、私自身があまり学園、青春ものが好きではないことが理由なのですが、この作品は見事予想を裏切ってくれました。
すごく良い本で、感動しました。
不登校という重い始まりから、ファンタジーへ展開していくのですが、途中たくさんの伏線が張られていて、後半は息を飲むような展開で最後までいっきに読み切ってしまいました。辻村さんの本は、読み終わった後すごく感動しますが、もっと読みたかった!という気持ちになります。まだ読んでない人が羨ましい!
一気読み❗
取っ付きまでは正直しんどいです。こころちゃん達の心情がリアルでズーンと来てしまって。
途中である程度の予測はついたんですが、この人の書く微かな違和感っていう伏線にはいつもぎょっとさせられます。ここ伏線だよね?って思ってても騙されます。
最後の読後感の爽やかな事❗泣きながら読みきりました。
こころちゃんや他の6人に未来有れ❗
でもあれだけの事を乗りきった彼彼女らには明るい未来しか見えません❗
Posted by ブクログ
全ての伏線の綺麗な回収の仕方が流石辻村さんだと思った。わかりやすい伏線が多かったので、時間がずれていること、喜多嶋先生がアキであること、オオカミさまが7年差の中に含まれていることなど推測できてしまった部分も多くあり、衝撃は少なかった。また、個人的な考察として、「心の教室」という名前をつけるのにアキが関係しており、心のどこかに残っている、自分を助けてくれたこころの名前を入れたのではないかと思った。
Posted by ブクログ
そこそこの長編です。だんだん引き込まれていきます。よく考えられた内容です。輪廻転生を感じます。辻村深月さんの他の作品も読んでみようとおもいました。ちょっとほろっとしますよ。
Posted by ブクログ
斬新な設定、凝ったストーリー。心が傷ついたことのある子の心情がリアルに描かれていた。まだ未熟な人間関係において、誰かを傷つけたり誰かに傷つけられる学校社会を生きる現代の子どもたちにも読んでもらいたいと思った。
Posted by ブクログ
4月に登校したところでキレイに終わるのかのかと思ったら続きがあって、そこは気がついてなかったので「ああ、そうだったのか」と思った。
辛い思いをする話は好きじゃないのだけど、内容を知らなくて読んでしまった。
辛いばかりで終わらなくて良かった。
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小学生の時、友達だもんねと言いながら意地悪してくる子がいて、井出先生のような先生に「あの子は両親が共働きで寂しかったんだよ許してあげてね」と言われた。
「ごめんね」「いいよ」で仲直りさせられたけど、すぐまた繰り返されて意地悪は終わらなかった。
ある時、「家庭の事情は、あなたをいじめて良い理由にはならない。怒っていいんだ。」と言ってくれた先生がいて、何度目かの「ごめんね」の時に「もう許したくない。」と伝えることができた。
友達だと思ってたのも本当だったようで相手はショックを受けて泣き出したけれど、先生は相手にも寄り添って話をしてくれていて、それからは意地悪されなくなったし、時間が経つとお互い普通に話せるようにもなった。
「みんなと仲良くする必要はない。他に気の合う子が絶対いる、そういう子たちと仲間になれ。意地悪な子と一人で戦うな、仲間が味方になってくれる。」と言ってくれた先生もいた。
仲良しの友達ができたら、意地悪されると一緒に怒ってくれた。
友達との時間が楽しくて意地悪な子は気にならなくなった。
先生の言った通りだった。
「みんな仲良く」と言わなかった二人の先生にとても感謝している。
Posted by ブクログ
鏡の中の世界、願いが叶う城に集められた不登校の中学生たちの絆の物語でした。特に最後の結末は一気読みしてしまいました。
こころは真田たちにいじめられているも、教師や親からそのつらさを理解してもらえずにいました。しかし鏡の中の友人たちや喜多嶋先生に恵まれて少しずつ心を開いていく姿が印象的でした。
特に同じ中学なことがわかって助け合えるとなったのに実際は会えなかったシーンは落差が大きくてつらいものがありました。
また最後の年のずれやこやぎの隠れ場所を解き鍵を探し当てて救うシーンは7人の絆を感じました。
こころたちが普通になれなくて悩む似た境遇の友人たちと日々を過ごすことで、自信や心強さを育んでいく姿を見て、一人で生きていくのは難しくて信頼できる他者との関わりはやはり重要だと思いました。
つらい状況にひたすら耐えるのではなく、自分にとって居心地の良くて安心できる、信頼できる友人や環境を上手く見つけて助け合って大丈夫、と思えることが大事だと思いました。
内容は素晴らしい作品
内容は素晴らしいと思う。
悩みを抱えている人や苦しんでいる人はもちろん特にその家族に読んでみて欲しいです。
ただ伏線回収のところなどは個人的にイマイチだなと思った。
ここからネタバレ含む
鏡の先の孤城で出会うアキや主人公こころが学校に行けなくなった原因に関わる真田美織の言動は人を傷つけるものであるが、一人の人間であり、それぞれが感じ、考え行動しているのだとこの物語を読んで改めて思った。
まとめ
この物語で伝えたいことは、人はそれぞれ感じることは違うし環境も違う。辛い時は無理に闘わなくていいということ。
最後に個人的なことを
物語は推理小説でもない限り予測してではなく体験して読んでほしい!
Posted by ブクログ
素敵なSF物語。相手が子どもであっても、この世にはいろんな選択肢があって、それを自分で選択することができると伝えてあげられる人になりたい。
本屋大賞納得の素晴らしく素敵なお話。
いじめ、不登校などのリアルな問題を扱っていながら、SF(というかファンタジー)部分が大きく、ちょっと現実逃避しながら読み進められるから、「うっ……」と辛くなることはあまり無い。辛い思い出だ……と思ったら、すぐ鏡の城に場面が変わるので、読み進めるのが苦じゃない!
学校なんて「ただの学校」なのに、なんで当時は学校が世界の全てだと思っていたんだろう……
それほどに小中高の12年間は、大人になってからの12年間とは比べ物にならないほどに濃かったんだよな。
クラスに嫌な人がいても、1年我慢すればいいことじゃん!って、いまの私ならそう考えてしまうけど、当時の1年は本当に長いし、耐えられないと思う。
相手が子どもであっても、いろんな選択肢があって、それを自分の意思で選択することが出来ると伝えてあげられる人になりたいな。
Posted by ブクログ
こんな救いがあったらいいな。せめて喜多島先生のような存在は、ファンタジーではなく、実在してくれたらいいと願う。
苦しい時はどうしたって視野が狭くなりがちで、特に学生の頃は学校で築く人間関係が世界の全てのように感じてしまう。
いっぱいいっぱいな時、居場所は学校だけではないこと、無理に闘わなくていいことを示してくれて、闘わない選択肢を具体的に一緒に考えてくれる存在。うまくいかない相手がたとえ学校の先生でもお母さんでも、忖度なく味方になってくれる存在。そんな人がいたら幾らかマシになるかもしれない。
でも、こう思えるのは大人になったからなのかもしれないなあ。
Posted by ブクログ
面白かったけど…ファンタジー要素強すぎて自分には合わなかったかも。けど、終盤にかけての伏線回収は圧巻。リオンとお姉さんの関係性は儚さを感じたし、時間軸のずれやエピローグは涙がこぼれそうになりました。
匿名
先が気になったのでサクサク読めましたが、とても普通でした。
一年も一緒に過ごして、クリスマスまで一緒に祝っていたのに、最後まで年がずれていることに気づかないのはとても不自然だと思いました。一度くらい新年を迎える場面や、誕生日で年齢が変わる場面くらい出てくるだろ、普通?
Posted by ブクログ
★3.4
鏡の中の城で、私たちは何を見つけたのか。
優しさ? 逃げ場? それとも——。
とある理由を抱える中学生たちが、鏡の中の“城”に招かれる。閉ざされた日常から、少しだけ遠ざかる場所。
だけどこれは、現実逃避のファンタジーじゃない。その痛みは、実体のようにじわじわと…
人は誰しも、何かしらの傷を抱えている。
本作はその傷に、丁寧に、少しずつ触れていく。作中の誰もが他人に無理に踏み込まず、でも確かに歩み寄る。その距離感が、とてもリアルだった。
ただ、だからこそ、少し物足りなさも感じた。
優しすぎるのだ。
痛みの深度が浅いと思ってしまったのは、"あの頃"の自分ではなくて、今の目で見てしまっているせいだろうか。
物語を読む中、見え過ぎていた結末をずっと傍らに携えていた。この本はミステリーとして読む本でないのもまた、わかっているのだが。
彼らの傷には寄り添うだけでいい、そう思っていた一方で、もう少しだけ踏み込めんでもよいのではと思ったのも本音だ。
でも、それはこの作品の欠点ではない。
"あの頃"の我々は、きっとこれくらいの傷を伴っていた。
あなたなら、どうする?
その問いかけは、悲しい哉、今の私にはあまり響かない。
伏線が弱いが、なかなか面白い
登場人物の年代の違いに早い段階で気づいてしまう。しかし、その大きな伏線がわかりやすいが為に、小さい伏線には気づかず後半で、なるほどと思う点があり、楽しめた。