あらすじ
学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこにはちょうど“こころ”と似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。 すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。
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あることが原因で学校へ行けなくなった主人公のこころは、光る鏡を潜り抜けた先のお城で、オオカミのお面をつけた「管理人」の少女と、こころと似た境遇の6人の子供たちに出会います。管理人は言います。「この城から鍵を見つけた1人の子供の願いを、なんでもかなえてあげる」と。
鍵を探す話ではなく、そこに集った7人がそれぞれに影響しあって個々の問題に向き合っていく1年が描かれます。
鏡の向こうのお城の話という、ファンタジーがベースとなりますが、登場人物たちが抱える問題は大変現実的。すごく苦手だった女子中高生独特の仲間意識、話の通じないオトナ、母親への遠慮と葛藤など、自分が中学生だったころに、言葉にできなかった苦しさが何だったのかを、とても上手に文字に起こしてもらったような感覚です。一方、今だからわかる親や教師側への共感も多く、当時の私を愛しく思いながら読みました。辻村さんの丁寧な感情描写は本当に素晴らしいです。
本屋大賞2018年受賞作。私にとっても、2018年のベストとなりました。あらすじにもある通り、もし生きづらさを感じているなら、この本が未来のあなたに代わってあなたを救ってくれるかもしれないなと思います。
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かがみの孤城
読了。こころたちの気持ちも大人の気持ちもよく分かるからこそ、現実世界で悩んでるこころちゃんの描写は苦しかった。学生の時にこんな本に出会いたかった。
Posted by ブクログ
学校に馴染めない人物、こころがある日突然鏡の中の城に迷い込む、そこで出会うのは同じく学校に馴染めないであろう生徒達
終盤近くまではそんな生徒達の生活や悩みを映し出す、よくある物語であった
しかしながら終盤に入って、ゲームマスターに見えるオオカミ様の正体、赤ずきんと呼ばれた背景などが明らかになる
特に現実世界でなぜ会えないのかや、オオカミ様の正体が明らかになる時にこれまでの伏線回収がしっかりされてて、圧巻だったし心に沁みた
Posted by ブクログ
学生時代に学校に行きなくない時期があった経験もあり登場人物に共感できる部分があった。
最後は本当に感動した。映画化してるということだったので絶対に観ます。
Posted by ブクログ
伏線回収が気持ちいい
子どもたちが悩みながらも前向きになっていくのが気持ちいい
途中までは私自身不登校の子の気持ちがわからないからつい母親側の目線になってしまって
あまり主人公にのめり込めなかった
でも最後は前向きになっていくこころを応援したくなった
いろんなところに散りばめられた違和感がラストで全部解決していって最後の章はワクワクが止まりません
Posted by ブクログ
面白かった!大人になってから読んだから、いや、こうじゃない?と外部からツッコミ入れながら、でも小さな違和感は登場人物ちゃん達のほうがよく気づいていって、エンディングに向かっていくストーリーがお見事でした。一気読みしてしまったですね...本屋大賞も納得!
Posted by ブクログ
心のよりどころがあることはとても大切だと改めて感じた。絶対に信じれるもの、信じたいものを自分の中に持っているだけで力が湧いてくるし、頑張ろうと思える経験が私にもある。
誰かが頭を抱えて悩んでいる時にそれに気づいてそっと寄り添うことができるそんな人になりたいと感じた。
Posted by ブクログ
学校がつらい、居場所がないといった気持ちに寄り添ってくれるような物語。
城の謎やルールが少しずつ明かされていく構成に引き込まれていった。
ファンタジー設定なのに、悩みや孤独は現実的でリアリティを感じた。
とても優しく、胸に刺さる物語だった。
Posted by ブクログ
辻村さんの作品は心理描写やキャラの描かれ方が独特なこともあり、先の読めない面白さがある反面、読み進めれない作品もある、のが今までの感想でした。
ただこの作品は登場人物全ての考え方が若い頃の自分に重なりまくって刺さる刺さる、、ファンタジー的な要素もあって一気読みでした!
Posted by ブクログ
大人のための児童文学です。
とても素晴らしい作品でお酒を飲みながら泣いて読みました。
中学生が抱える心の辛さ、生きづらさをうまく描いてるかと思いました。
先生視点での目線と当人の目線でのとらえ方の違いを心が感じた時の辛さには心を痛みました。
かがみの孤城に集まった子供たちがどんな境遇を抱えて生きてきたのかを分かるたびにつらくなりましたが、あの7人で過ごした1年間は記憶が消えたとしても一生の生きる道しるべになるものだと思いました。
ミステリとしてもファンタジーだとしてもどれも一級品に面白い内容だと感じた。
オオカミ様の正体、7人が集められた関係性、〇〇の正体など伏線のちりばめ方もすごいと思った。
Posted by ブクログ
私も、中学のころ学校で居場所がなくなった時があった。それもあってか、序盤から物語にグイグイ引き込まれていく。そして、後半になると、なんとなく「城」の本質が見えてくる。7人の主人公たちがそのことに気づかないのが歯痒くも、見守るような感情に。そして、終盤。張られた伏線が勢いよく拾われ、感情移入しまくった気持ちに怒涛の揺さぶりをかけられる。勢いそのままに、感動の結末へ。この物語は、青春モノなのか、ファンタジーなのか。いや、ミステリーのようにも思える。不思議な、それでいて温かく、爽快な作品だった。もし、これからの人生で強く惹きつけられるような人に出会ったら、自分から声をかけてみようと思う。
Posted by ブクログ
読む前はこんな長い本、最後まで読めるか不安だった。でも、読み終わった後は面白かったー!読めて良かったって満足感高かった。
タイトルからは話の内容が想像できなかった。何となくタイトルかっこいいな〜ぐらい。
共感できるところは冒頭の夢見るとき。なんでもできる子が転入生としてやってくる。みんなその子と友達になりたがるけど、みんなの知らないところでもう友達で1番の仲良し。そんな奇跡が起こればいいと私も小学校の頃からずっと願ってた。
あとは、ウレシノの恋愛しか頭にない感じ。『あんまり女の子に免疫ないのか、ちょっと優しくされたり、仲良くなるとすぐつきあいたいってなっちゃうタイプ。ー略ードラマとか漫画とかに出てくる恋人同士に憧れてるのかな。』って言われてたけど、私も同じタイプ。
あとは、不登校なところ。私も中学生の時に不登校だった時期があるから三学期の始業式に学校へ行く緊張感とかカウンセラーと話す感じとかは薄っすら共感できた。
逆にこころが城や学校に行かなくなればなるほど、次に行くのが気後れしてしまうという点は共感できなかった。
特に印象に残ったのはウレシノの『みんなバカにしてるじゃないか、僕のこと。いっつもそうだよ。いつもそうなんだよ、なんでかわかんないんだけど、みんな、僕のことは軽く見ていいと思っているんだよ。自分たちの恋愛は隠して、裏でうまくやっていつの間にか両思いになってたりしてても、僕の恋愛は、僕だからって理由だけでさらして、からかっていいと思っている。誰も本気にしないし、他のことだってそうだよ!みんな、僕ならなにしてもいいと思ってるんだ。』うまく表現できないけど、読んでいて悲しい気持ちになった。そんな時にこころは自分でウレシノを軽く見ていたことに気づいて認めたのは偉いと思う。でも、どうして認められなかったのかはわからなかった。『「もし、そんなふうに思わせちゃったなら謝るよ。でも…」』っていう謝り方はウレシノを軽く見ているからこその謝り方だと思った。反省しているなら「でも」とか言い訳しようとしない。
あと、こころが学校にいけなくなった理由の真田との出来事。真田が好きな池田が小学校のときにこころを好きだった。この1点だけでいじめるのが理解できなかった。まあ好きな人の好きな人にはあんまりいい気持ちしない。こころはアタックしてるわけでもないんだし、池田に暴言吐かせて無視するなは意味がわからない。わざわざ取り巻きと家まで来てドア叩いて出てこいって連呼して出なかったらひどいって被害者ぶる神経怖い。やられる側の方が怖いよ。伊田は真田との事を喧嘩って言ってたけど、どう考えてもいじめでしょ。何故加害者に手紙をかかせるのか。真田も別れたからって池田との事を応援するって身勝手すぎる。加害者が被害者に手紙を書くとしても担任なんだから変なこと書いてないかチェックした方がいいのに。急にIとか言い出したから何で普通に私じゃなくて英語なのかと思ったら池田のことなのね。こころが真田のこと嫌ってる原因作ったのは真田だよね。なのに謝罪がないのはどうしてだろうか。嫌な女連呼してるけど本当に思っていないと思う。あんな手紙貰っても反省してるとは思えないし、嫌な気持ちになるだけなのに。担任は真田が『バカにされてる気がする』と言うことをこころに伝えてため息をついてこころはどう思うか考えないのかな?想像力ないね。
この本を他の人に勧めるとしたら読み応えがあって感動するから。
もう一度読み返すとしたらアキが城に残って狼に食べられるところ。パラレルワールドじゃなくて違う時代から来たのとみんなの過去がわかったところがゾクゾクしたから読み返したい。
この本は中学生の時に読みたかったな。クラスメイトが読んでて面白そうだなとは思ったけど読まなかったこと後悔した。
最も大切なメッセージは不登校は悪いことではないし、辛いことがあったら逃げたっていいし、休んだっていいということ。
この本を読んで私も記憶がないだけで城に居たのかもな、あの時の私は友達が欲しかったからそう願ったのかなって思った。
個人的に悲しい過去だと思ったのはフウカ。ピアノ教室で天才と言われて、お母さんがフウカがピアノをやるために色々頑張ってるのは見てて苦しい。先生にモンペみたいなこと言ったり、朝も夜も仕事してもライフラインは止まる。側で自分のためにやってくれてるのを見るのはキツイだろうな。
パラレルワールドってマサムネがいっててみんな言ってる話が微妙に違うのはそういうことか、よくわかったなって思ったけど、違う年から来てるってわかったときにすごい納得した。マサムネは名前だと思ってたから青澄って書いてあーすはびっくりした。
結局、みんなの環境は変わらないし、嫌なこともなかったことにはならないのが現実的でいいと思う。
Posted by ブクログ
主人公こころをはじめとする子供たちが、鏡の中の冒険を通して、心を閉ざした子供たちが互いに触れ合い成長していく姿には心打たれました。
はたからみれば些細なトラブルに思えることでも、渦中にいる本人にとっては、特に繊細で多感な子供にとっては、この世の終わりに感じられるようなことってあるよなぁ…と丁寧な心理描写から本当に存在する子供たちの気持ちに触れられたような気すらしました。
最初はダークファンタジー×ミステリーの不気味な印象で、物語の構造を理解するのに苦労しましたが、登場する子供たちもそれぞれキャラが立っていて覚えやすく、伏線が回収されていく後半にかけてはページを捲る手が止まらず、長編小説であることを忘れてしまうくらい一気に読み切ってしまいました。本の厚みに手を伸ばすことを躊躇う人もいるかと思いますが、間違いなくおすすめの一冊です!
衝撃のラスト
7人の中学生が中心となったお話で、自分の中学時代を思い出して懐かしい気持ちになったり、この時期特有の悩みとか登場人物それぞれの家庭環境とか、各々それらと葛藤する姿など読んでいてグっと来るものがありました。
”オオカミ様”の正体、みんながそれぞれ生きている世界、「私たち現実世界で会えるよね?」「助け合えるよね?」のセリフから読み取れるお互いに対する信頼が深まっていく様子、ページをめくる手がとまりませんでした。
十分に大人も楽しめる本だと思います。
まさかまさかの
とにかくラストが圧巻。
全ての伏線が回収されます。
作中に出てくる「わかり合えない相手」について、共感しました。同じ言語を話しているのに、通じない人っていますよね。。。
初めて読んだ時は涙しました。
ミステリーのような群像劇のような、繊細なこころの話。
Posted by ブクログ
鏡の中に引き込まれた中学一年生のこころ。引き込まれた先は何故かお城で、不思議なことにそこには6人の中学生と、狼の仮面を被った少女がいた。 辻村美月さんの作品は何冊か読みましたが、本書が一番面白かったです!さすが、本屋大賞受賞作です。集められた中学生7人は、どの子どもにも多かれ少なかれ問題を抱えていて、その悩みや苦しみをどうやって乗り越えてゆくのか、そしてお城が抱えている謎とは何か?読み応えのある作品でした。
かがみの孤城
感動しました。
2部からは一気読みしてしまいました
時代が違うことを知ってから喜多島先生がだれだったのかわかった時は鳥肌がとまらなかったです。
また一から内容を知った上で読むと変わった感じ方ができると思いました。
オオカミさまが食べるとこ以外はスッキリしました。
また小説を最後まで読むってことがなく、これが最初の本でよかったです。
読みたいと思ってる方がいるなら是非
温かいお話でした。
話の通じない人間たちはこの本を読むとどういう気持ちになるのだろう。
悩んでいる人へのメッセージと感じる描写やセリフも多くあるので、話の通じない人間も含めたくさんの人が手に取るといいなと思いレビューします。
Posted by ブクログ
子ども達が愛おしい 最初は自分も経験したことのある辛い時期の描写に胸が痛んだけれど、ファンタジーの世界に浸って現実逃避しながらも、成長していくみんなを見ていたら、私もまっすぐ前を見れるようになる。私も本を読んで現実逃避している身だから、少しでも何かを掴んで成長していればいいな、と思った。
かがみの孤城
2度読み必須です。複雑な状況に置かれてもがく中学生7人の心理描写がとてもリアルで。終盤は伏線が綺麗に回収されて繋がっていきどんどん引き込まれます。
願
思春期特有の不安や焦り。
居場所はひとつじゃない。
価値観もひとつじゃない。
どこへ行っても嫌なことはある。
けど,きっと助け合える。
謎が解けていく度に,良い意味でぞっとした。
本当に叶えたい願いは,気が付かないうちに叶っているものなのかもしれない。
読んで良かった
いつもそう。
辻村さんの世界に引きずり込まれてページをめくる手が止まらなくなる。
そして終盤「もっと丁寧に読めばよかった」と思うほどの展開がやってくる。
ぜひ読み返したい作品です。
小さなドールハウスの中で起こる大きくかけがえのない日々。どの年代にも、誰にでも一度は感じる、思春期のヒリつく感情と溢れる悲しみが、純粋で弱すぎるゆえの無力感が、読み進めるうちに何度も胸を掻き毟る。
最後に向かえる悲しく暖かい愛情と、希望の未来に涙が止まらなかった。気が付いたら一気読みしていた。久しぶりに満足!
ファンタジーものは苦手なのですが、本作はファンタジー要素はあるものの、内容は非常に現実的で、最後まで一気に読み進めることができました。話の流れは途中で推測できるようなわかりやすい伏線がしかれておりますが、そんなことは特に気になりません。私が特に好きだったのは、終盤の主人公と近所に住む友人とのエピソードです。心が温まりました。
自分が大人、親となった今は、伊田先生のようになっていないだろうか、闘っている子どもにちゃんと気づいてあげられるだろうかと、考えさせられました。また、自分自身はいじめの被害者にも加害者にもなっていないつもりですが、自分では気づかないところで人のことを傷つけこともあったのではと、反省します。自分の気持ちに忠実になりつつ、相手の思いも尊重するにはどうしたらよいのか、子どもと一緒に考える、そんなきっかけをくれる一冊ではないかと思います。
すらすら読めて、心に残る
普段ほぼ本を読まないけれど、最初の数ページを読んで衝動買いしました。やんわりとはられる伏線、主人公の気持ちが身に染みるほど伝わる心情表現、そして驚きと感動のラストが、活字にあまり強くない自分でもとても読みやすく、一気に読み切ってしまいました。
繊細で力強い中学生の心に、自分も大きく動かされました。
一気に読んでしまった
中学生に紹介したい本を探していた時、タイムリーに「本屋大賞」発表のニュースを見た。番組の後半にこの本に感銘を受けたという男子高校生のインタビューがあった。彼の言葉は本物との印象を持ったのが、この本を手にしたきっかけだ。ストーリーは登場人物たちの気持ちや行動に無理がなく、共感しながら読み進められた。こちらの予想を軽く裏切りながら、ササクレのように気になった違和感も、最後にはとても気持ちよく回収してくれた。読書が苦手な中学生にも、薦められる1冊だと思う。
最高
今まで本屋大賞の受賞作品って堅苦しいイメージがあって読んだことなかったけど、これは本当に読みやすくて2日で読みました。 読みはじめたらとまりません。 わたしは皆さんと違って全然先が読めなくて、思っていたハッピーエンドとは違ったけど、本当に読んでよかったと思える作品でした。
最後が凄い!
この本はちょっと気になって最近手に取って読んだのですが、予想とはかなり違う結末で驚いてます。これを書いてる今でもまだ感動が残ってます。ズバッと解決するのではなく、少しずつ、少しずつ、紐解かれていくのがこれまた進みます。だから、先が気になってイッキ読みしてしまうかもしれないのでゆっくり時間がある時に読むことを私はおススメします。(今凄く誰かと感想を共有したいです………)
もしも中学時代に
主人公と似たいじめを中学時代に経験。その時は今を乗り切ることに必死だったけど、当時この本と出会えていたら、「たかが学校」と思えていたら、13歳から今までの人生は実は大きく変わっていたのかなと思います。中学生ぐらいの年代に向けたいじめの物語にありがちな、いじめた相手と和解させることをしなかったのも高評価です。半径30センチしか見えてなかった中学時代の私へ、逃げても良いのだとこの本を送りたいです。
まだ読んでない人が、羨ましい!
辻村深月さんの本は、ほとんど読んでいますが、今回は学園ものと言うことで、あまり期待していませんでした。っと言うのも、私自身があまり学園、青春ものが好きではないことが理由なのですが、この作品は見事予想を裏切ってくれました。
すごく良い本で、感動しました。
不登校という重い始まりから、ファンタジーへ展開していくのですが、途中たくさんの伏線が張られていて、後半は息を飲むような展開で最後までいっきに読み切ってしまいました。辻村さんの本は、読み終わった後すごく感動しますが、もっと読みたかった!という気持ちになります。まだ読んでない人が羨ましい!
一気読み❗
取っ付きまでは正直しんどいです。こころちゃん達の心情がリアルでズーンと来てしまって。
途中である程度の予測はついたんですが、この人の書く微かな違和感っていう伏線にはいつもぎょっとさせられます。ここ伏線だよね?って思ってても騙されます。
最後の読後感の爽やかな事❗泣きながら読みきりました。
こころちゃんや他の6人に未来有れ❗
でもあれだけの事を乗りきった彼彼女らには明るい未来しか見えません❗
Posted by ブクログ
長編作品。
各フェーズに散りばめられたセリフなどが後半にきて続々と回収されていく。読み応えがありました。
登場する学生は不登校の子が多い。普段のバイトで不登校生徒と関わっている身からすると、表面には浮かばない原因、隠された真実が彼ら彼女らを苦しめている可能性があるため、生徒たちの苦労を理解しようと努めたいと思わさせられた。
学校に行くことも何もできなかった晶子は、その後何人もの生徒を救うことになる。しかし、その晶子を立ち上がらせたのは他6人の子供たちだった。時を超えて助け合えたのだ。一度は助け合えないと諦めた彼らは助け合えたのだ。
ストーリー構成、展開どれも素晴らしかった。
今を苦しんでいる子供たちにぜひ読んでほしい1冊。
Posted by ブクログ
「とにかく読んでみて! いつか子どもちゃんが思春期になって、苦しんでいたら、そっとこの本を手渡してあげて」という言葉とともに頂いた本。
確かに振り返ってみれば、中学校生活は孤城の中のようだった大人は案外多いのではないだろうか。でも敵が多いからこそ、同じ釜の飯を食べ、本当の仲間が見つかる感じ、大人になり、人付き合いが器用になってしまった今ではすっかり忘れてしまっていた。しんどかったな、でも案外大人は気楽だよと孤城の中で苦しんでいる中学生と、中学生OBの大人たちにも読んでほしい。
こころちゃん世代のこともあり、中学生時代へのタイムマシーンに乗ったよう。もう一回は読みたくな〜い!笑
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白いではないか、、、!表紙の絵があまり好みでは無く手に取らずにいたが、もっと早く読めば良かった!!城に集められた学生たちのそれぞれの置かれている立場を知って、自分の時の学生時代を思い出した。一つの教室にぎゅうぎゅうに詰め込まれてその中でグループを作る。真田さんみたいな人いたな〜と思い出し苦笑。1人の標的を決めた時の女子の団結って怖いよなぁ〜と今でも思うし大人になってからもよくある話で遠い昔の話でもない。城の中の子はそれぞれ個性があってどの子も好きです。基本的に人の嫌がることは言わないし、しない子達。だけど、ぶつかる時はちゃんとぶつかって自分の気持ちを伝えられる。素晴らしいではないか、、!お互いわかり合おうと無意識にでも思ってる感じがする。早く下巻読みたい!みんなの行先が幸せでありますように!!
Posted by ブクログ
見知らぬ7人の不登校の学生が、鏡の中を通る事でたどり着ける城で過ごす約一年間のお話。
頑張れと応援したくなる話でした。
アニメで映画をやってるみたいだが見るか悩み中。
Posted by ブクログ
ファンタジーなんだけど、登場人物の心情や言動・性格などはすごくリアルな感じだった 。
最後になるにつれて、面白くなっていった⟡.·
心のあたたまる美しい伏線回収で辻村さんを感じる作品でした。
内容は素晴らしい作品
内容は素晴らしいと思う。
悩みを抱えている人や苦しんでいる人はもちろん特にその家族に読んでみて欲しいです。
ただ伏線回収のところなどは個人的にイマイチだなと思った。
ここからネタバレ含む
鏡の先の孤城で出会うアキや主人公こころが学校に行けなくなった原因に関わる真田美織の言動は人を傷つけるものであるが、一人の人間であり、それぞれが感じ、考え行動しているのだとこの物語を読んで改めて思った。
まとめ
この物語で伝えたいことは、人はそれぞれ感じることは違うし環境も違う。辛い時は無理に闘わなくていいということ。
最後に個人的なことを
物語は推理小説でもない限り予測してではなく体験して読んでほしい!
Posted by ブクログ
ティーン向けミステリ+ファンタジー 学校に行けない子供達が鏡を通して城に集められる。鍵を見つければ願いが叶うとかなんとか。
辻村さんらしいミステリに、ファンタジーを混ぜた良策。本屋大賞1位。
それなりに予測できたため、一段落したところまでは耐えられたが、その後の展開で感泣した。
主人公達が中学生であり、その視点で描かれることもあって非常に読みやすい。同年代のティーンに読まれるべき作品。
弱者で孤立する子供達が助け合うながらも、ありがちな「負けずに闘おう」ラストで無いところが良い。それでいて、逃げることを全肯定するのではなく、ある意味諦観とも取れる「よそはよそ、うちはうち」として生きるための物語ではないだろうか。
過酷な何かにはこの先の人生でも必ず対面するだろう。その相手は、自分では正義だと考えている事が多い。そんな時、正面から向き合うのではなく、躱すことの重要性を彼らは学んだと思う。
Posted by ブクログ
同じ学年の女子といさかいがあり学校に行けなくなった女の子のお話。
部屋に飾る鏡から異世界に飛んで、その先で同じ境遇の中学生達と過ごすことになる。
そこでは「オオカミさん」と呼ばれる狼面を被った女の子がいて、一つだけ願いを叶えるための鍵探しゲームがスタートするファンタジー。
Posted by ブクログ
なんか知らんけど文字が薄めで読みにくかったけど文章は読みやすかったです。
映画にもなってるよなーと思いながらずっと気になっていたんですが、ついに読んでみるか!と思い腰を上げたのですが…途中でまぁ気づくよね!という…。ネタに気づいても面白くはあるんですが、たぶんこの発売された年代に読んでたらおもろかったんやろうな〜と思わざるおえません。なぜってこの現代は時間ネタはやり尽くされていると言って過言ではないから…。この先生、どっちかやなー(最初はフウカかと)、たぶん年代ズレてる系やなーと邪推しちゃってもだもだしました。お姉ちゃんがオオカミさんなのはわりと無理あるっつーか物語ィ〜ファンタジィ〜ですが…。
それ以外の点で言うと子供たちが少しずつ成長し、仲良くなり前をむいていっているのが嬉しく読んでて楽しかったところです。子供のまっすぐな成長が描かれているのはいいですね。いつ盛り上がりがくるんだろうと思ったら最終日1日前で大爆発したのはおどろきましたが。子供が抱え込みすぎない時代が来るといいなあと思いますね。
Posted by ブクログ
悩める中学生7人が鏡の中の世界で出会った…
舞台は非現実的でファンタジーだけど、子供たちが心に抱える悩みは思春期特有のものから社会問題になるようなことまで、どれもとても現実的で身に覚えのある過去だったりしてヒリヒリした感情が蘇った。学生くらいの年代で読むのがおすすめかな。オチは予想できてもグッとくるところがあった。
以下部分ネタバレ…
ゲームを一緒に楽しんでいたマサムネとスバル。
友達から嘘つき(実際嘘つきだが)と言われていて、知り合いがゲームを作ったと嘘をついていたマサムネに、スバルが言った場面
「僕、なろうか、“ゲーム作る人”。…目指すよ。今から。マサムネが『このゲーム作ったの、オレの友達』ってちゃんといえるように」
ここは、私も鼻の奥がツンとなった。
Posted by ブクログ
個人的な好みだけど、字が大きく余白が狭いので読みにくかった
いじめ、不登校、そんな現実から逃げられる場所で
改めて自分を見つめ直す子どもたち。
最後は何となく予想していた通りではあったので、
良かったな、という印象。
Posted by ブクログ
いじめから不登校。
ほぼ後半にかけてこころちゃんの心情がえがかれていた。
なんとなく中盤で時代の差を感じていたのが大当たり!
オオカミ様の正体は気が付かなかったけど、最後多少のバタバタ感があった。
個人的には後半(特に戻ってからのみんなの状態)をもっとしっかり書き上げて欲しかった。
中学生で読みたかったなーって作品。面白かった。
ただ本屋大賞にしてはやや期待はずれ。
伏線が弱いが、なかなか面白い
登場人物の年代の違いに早い段階で気づいてしまう。しかし、その大きな伏線がわかりやすいが為に、小さい伏線には気づかず後半で、なるほどと思う点があり、楽しめた。