あらすじ
成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応えますますパワーアップの全5篇!
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成瀬シリーズ第二弾は高校生から大学生へと成長していく成瀬と成瀬のまわりの人たちとのお話。
成瀬は相変わらずだけど、大学生になるのかーと感慨深かった。
今回も連作短編で、登場人物はリングするけれど、五話それぞれ独立した話になっていて読みやすく、そしてどの作品も面白かった。
五話通して成瀬と島崎の関係の変化が一番メインで描かれていたけど、成瀬のお父さんが可愛らしい性格だった。
心配性だけどおっとり優しいお父さんと、泰然とした娘の対比がおもしろかった。
次はいよいよ最終巻。
楽しみにしていたけれど、名残惜しい。
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前回は成瀬を知る一冊。
今回は成瀬と関わる人を知る一冊に感じた。
それぞれの立場から成瀬を見るのがすごく面白かった。
いつも読んだ後にそれぞれのキャラクターのその後が気になる。
何度も読み返したくなる一冊だった。
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小4の北川みらいがゼゼカラを調べて発表。卒業した小学校に絵は残ってるし、街中に作成した標語も残してる成瀬。パトロールもゴミ拾いもしてる。
広がる成瀬ワールド
前作の『天下を取りに行く』が本屋大賞を受賞したのに対し、続編の本作が次年度の本屋大賞の10位になってしまいましたが、
本作の方が成瀬の行動範囲と世界が広がって、ずっと面白いと思いました。
最終章で、それまでの登場人物(成瀬フレンズ)が一同に会する構成は、とても見事です。
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重めの本が続いていたからこそ余計に成瀬が効きました。
特に心に残ったのは最後の篇で、前作の最後の篇の対となるようになっている。様々な人が登場し、それぞれに魅力はあるのだけれど、成瀬の隣は島崎でないといけないと思わされました。
最新作もすぐに読むぞ!
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成瀬の高校3年生〜大学1回生の頃を描く成瀬シリーズ2作目。文庫化を待ちきれず3作目と購入。
1作目と同様直情で正義感が強く独立独歩な成瀬は健在で、初対面で面食らい拒否反応を示す周囲の人々が、次第に成瀬の魅力に感化されていく様が生き生きと描かれている。登場人物の心情の描写がとにかくリアリティがあって共感を覚えたし、最終話で書き置きを残して消えた成瀬を、各話で登場した主人公が集って名古屋まで探しに行くのはさながらグーニーズのようで素晴らしい結末だった。何より読んでてほっこりする。訪問したことない大津の情景を浮かべているうちに大津が好きになっていくし、つい地元に住んでいた頃の自分も懐古していた。読むと地元に帰りたくなるのは私だけだろうか。また、成瀬のように自分を曲げることなく好奇心旺盛に生きられたら、大変かもしれないがもっと濃密な人生になっていたかも。今からでも遅くないから成瀬の良さを取り入れて生きていこうと思う。それくらい成瀬あかりは人間的魅力が溢れる人物だし憧れる。こんなに目が離せない作品は初めてかもしれない。
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貴きかなわ〜
貴庄でございます。
本日は成瀬は信じた道をいくのご紹介をいたします。
本作は成瀬は天下を取りにいくの続編であり、前作は18の賞を受賞している事で有名であります。本作も前作に引き続き、本屋大賞にノミネートされており、非常に面白い作品となっております。成瀬ファンの一員として、恥ずかしくないご紹介をしていく所存であります。この感想をご覧になられた方は、是非成瀬シリーズをお手にお取りください。共に成瀬の沼に沈みましょう。
♯成瀬シリーズ ♯社会成瀬は信じた道をいく
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シリーズ二作目である。
非常に面白かった。今回も成瀬あかり自身のお話というよりも、成瀬あかりの周辺で影響を受けた人たちの話であった。人間は社会的生物である以上、必ず他人に影響を与える。しかし、成瀬あかり以上にアクセル全開で影響を与えられる人間はいない。それを再度認識できる作品であった。
呉間言実。今回のツンデレ枠である。名は体を表すというが、ここまでストレートな名付けには驚きを隠せない。クレーマーには負のイメージが付き纏う。クレーマーで言うやつって…しかし、最後の「実」の文言で意味は変わる。クレームとは本来利益を生み出すための手段である。客側は不利益を解消し、次回以降の利用を気持ちよくできるようにする。店側は不手際を挽回し、サービスをより良いものに洗練する機会となる。本作では呉間言実のクレームも利益を生み出すものであり、実を成すものであった。しっかり名は体を表すであった。
さて、皆さんは自分に対してどのようなイメージを抱いるだろうか。常識ある人間か、やばいやつと思っているか。評価というものは他人の主観で決まるものなので、気にするだけ無駄だろう。だから敢えて作中の人物に焦点を当てよう。成瀬あかりの父、成瀬慶彦である。作中では、彼の主観で物語が進む場面がある。その場面では、娘を持つ父として葛藤に苛まれるような姿も見せる。ある意味、普通の父親感があるのだ。しかし、成瀬あかりの父が普通であるはずがない。彼もアクセル全開人間なのである。ここまでくると成瀬あかりの母の心情も見てみたい。
さて成瀬シリーズ最新作が本日発売である。本屋が開くまでの数時間が非常に待ち遠しい。次作の感想欄でも皆さんをお目にかかれる事を楽しみにしている。
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成瀬ほんっとにだいすき♥️
巻き込まれてく周りのお友達も素敵だし
ちゃんと真意に何もかもに向き合うの
❝ 成瀬 ❞って感じがして最高だった
新刊も楽しみです!
Posted by ブクログ
なるてんの続編。
やっぱり成瀬は別格です。ちょっとバカっぽいところもいい。絶妙にサバサバしていないのもいい。
前作は成瀬の魅力と、成瀬のキャラについて、外枠を固めたような話が多かったと思うけど、今作はどちらかと言うと内面と、成瀬が起こす影響について語られていたのが印象的でした。
結局のところ、彼女の生活様式が認められているのは、認めてくれる環境があり、その環境の中で、成瀬は一つの歯車になっている。だからこそ許されている生き方なのだと思う。
次回作「成瀬は都を駆け抜ける」の前に読んでおきたかったので、ギリギリセーフでした。
Posted by ブクログ
前作に引き続き、とても読みやすいし面白い。
とにかく成瀬が魅力的すぎる。ここまで主人公に引き込まれる小説ははじめて。
成瀬のことを理解してくれる人が増えているのも微笑ましい。
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前作を読んで成瀬がどんな人か分かっていたから面白かった。予想しないことを起こすけどそれが予想通りというか、周りのみんながそれをわかっているところが安心して読めるというか。
はい、その気になれば話せますでちょっと笑った。信念貫いてるなーと思うし清々しい。深く知らなければ変とかダサいとか言う人がいるかもしれないけどそれが成瀬。どこまでも目標が湧いてくる所は見習っていきたいと思う。
Posted by ブクログ
成瀬シリーズの2作目『成瀬は信じた道をいく』を読んだ。今作は、1作目とは違って成瀬自身よりも、彼女に振り回される周囲の人々が描かれている場面が多い。そのため、多少の“成瀬ロス”を感じてしまった僕は、すでに登場人物と同じように成瀬ファンなのかもしれない。
1作目とはまた違う角度から描かれる成瀬とその周囲の物語は、テンポがよく非常に読みやすい。そして何より面白い。コミカライズもされているようだが、成瀬シリーズはぜひ小説で味わってほしい。文字をおっているだけなのに不思議と成瀬という人物像が頭の中に鮮やかに浮かび上がってくる。この体験こそが小説を読む醍醐味だと感じる。
小説から距離を置いている人にも、ぜひ手に取ってほしいシリーズだと思う。
Posted by ブクログ
1.周囲を動かす影響力
前作では孤高の成瀬を外から眺める印象が強かったが、今作ではその信念が確実に周囲へ波及していく様子が描かれる。成瀬は誰かを変えようとしているわけではないのに、その存在や言葉が、迷っていた人を動かし、新しい一歩を踏み出させる。これは前作にはあまり感じなかった。成瀬像をより立体的にしている。
2.テンポと展開の広がり
エピソードのスケールや出来事の数が前作より増え、物語の進みも速くなっている。「天下を」では日常の中に潜む小さな変化を味わう構造だったが、「信じた道」では転機や決断の瞬間が多く、物語の推進力が強い。結果、気づけば一気読みしてしまうほどの没入感があった。
会社の中では、熱心に勉強する人はほとんどいない。でも、俺はプログラミングの知識も金融業務の知識も、自分が必要だと思ったら勝手に掘り下げていく。誰に頼まれたわけでもないし、評価されるかどうかも気にしない。成瀬のように我が道を進めているだろうか。そしてほかの人にいい影響を与えられているだろうか。
Posted by ブクログ
期待以上
成瀬は天下を取りにいく、の続編。
あまりに面白すぎて、読み終わってすぐにもう1回読んだ。
成瀬はもちろんのこと、他の登場人物みんな好き。
Posted by ブクログ
続編(2作目)のハードルというものがある。1作目が面白く高い人気を獲得していると、そのハードルは作者にとっても、読者にとっても、恐ろしく高くなってしまう。
それを越えるのは容易ではなく、続編でがっかりさせられた経験は多い。
だがこの成瀬シリーズは、そのハードルを軽々と飛び越えて来たのである。
どこまでも自分を貫く成瀬はやっぱり最強でカッコいいし憧れる。周囲の人々との交流も面白くて、この空気感がとても好きだ。
突飛な行動で周囲を振り回すこともあるけれど、成瀬という人間を理解しているが故に誰も責めないし、成瀬を嫌いにならない。
成瀬の飾らない真っ直ぐさが、人を惹きつけてやまないのだろう。成瀬みたいな人になら私も振り回されてみたいと思った。
1話完結の短編集ながら最後の5編目で全てが集結するのが見事。1作目の頃からのけん玉がこういう形で伏線として効いて来るのは予想外で、拍手したくなった。
成瀬よ、いつまでも成瀬のままでいてくれと願わずにいられない。社会人の成瀬を見てみたい。将来は総理大臣になって欲しい。
匿名
感情がわかりにくい成瀬だけど本のタイトルのまま、成瀬は信じた道をゆくでした。周りに流されずに自分の思ったままに行動するのは難しい。真っ直ぐな道をゆきたくても、自分に対する人の悪意などに耐えられなく、だんだんと周りに合わせて生きてきてしまう。
成瀬のようになるにはすごい努力がいるんだろうが、そうゆう生き方も今の多様性の時代ならできるかも。
Posted by ブクログ
前作よりも面白く感じた 弟子を作ったり、娘を持つ身としてお父さんに親近感を感じたり、クレーマーに気付きを与えたり、大津観光大使を目覚めさせたり、紅白歌合戦のケン玉大会に出て周囲を心配させたり、とにかく周りを魅了してやまない成瀬あかりの魅力が満載の続編。前作よりもさらに引き込まれ、痛快だった。
成瀬の生き方、キャラクターは、多くの人に目標や自信を与えるのではないだろうか。
スケールの大きな主人公を、自分も信奉したい気持ちになった。
生き方が素敵だ
何事にも自分の信念でまっしぐらな様子に周りが引き込まれていく。魅力的な人というのは、こういうことなのかなと思った。そして、周囲の人も自分の生き方を肯定していく様子が素敵だと思う。あと、この小説はノエル。成瀬本人の感情は語られておらず、常に周囲の人からの描写で表現されている。
成瀬は滋賀大津市膳所のヒーロー
なんと評したら良いのだろうか。ここまで飄々と凄いことを成し遂げて、そして周りの皆んなをトリコにしてくれるキャラクターがいただろうか。嫌、いないな、唯一無二の存在だね。
この続編まで読んだほうが良い
前作、成瀬は天下をとりに行くは、まあ、こんなもんかと思いましたが、この続編までを読んで、面白い!と思いました。気づいたら成瀬のファンになってました。とにかくこの続編まで読んでください。
200歳まで
前作に引き続きサクッと読める作品
あかり節はかわらず、あかりに関わる側の
人物から見た あかり像の物語。
大学生に成長したあかりのお話し
この間200歳までずっと読んでいたい。
京大、受験話、お父さん
成瀬が京大に受かるとこ早くよみたくて2巻から読もうと思ったほどです。わたしも京大が好きです。京大志望者はぶれない良い子ばっかりで東大志望の子がかなり卑屈でくっずぽく描かれていたのは作者のバイアスか?そこも笑えました。お父さんは普通の人で娘にメロメロなのがかわいかった。
最高に面白かったです!
もっともっと、島崎と一緒に成瀬あかり史を見たい!笑
最近、いろんなことを始めては1年くらいで「なんだかもう飽きちゃったな」となり
自分は何をしても中途半端なんじゃないかと悩んでいたところでした。
でも、このシリーズを読んで「私もめげずにいろんな種をまこう」と思えるようになりました。
元気をもらえる1冊です。
相変わらずのいいテンポ
相変わらずのいいテンポでサクサク読めた。成瀬と周りの人との関わり合いが面白く、いい意味で多かれ少なかれ影響されているところもよかった。少しずつ周りに受け入れられ始め、それでいて尚自己を保ち続ける成瀬、最高。
あの成瀬が帰ってきました。
芯のある成瀬の周りには不思議と面白い人が現れます。成瀬のファンの女子小学生、クレーマーの主婦、観光大使の女子大生など、地域の人からの視点で描かれた成瀬は成瀬らしくてほっこりします。成瀬の言動を通して図らずも悩みに向き合う語り手に共感します。最後は大学で離れ離れになってしまった幼馴染の島崎視点ですが、彼女と成瀬の関係はやはり特別だと感じられて安心しました。
成瀬がこれから自分の道を爆進するところを見られるのを楽しみにしています。
成瀬家電の謎
●成瀬は才器抜群で、何事かに一意専心すればその道でナンバーワンになれそうだが、何事にも興味を持ってマルチに行動しオンリーワンの道をひた進む。成瀬道は、気に入ったことを好きなように愉しみ、他人からの評価は気にしないが他人への迷惑は避けることのようだ。●ハラスメントの昭和、バッシングの平成を超える令和のスター成瀬の生き方を、見て感じて少しマネすることで、令和日本の生き辛さを吹き飛ばすことができよう。●ところで、成瀬家電の私案は077-504-8311である。どこかに考察サイトないかな。
Posted by ブクログ
成瀬あかりを軸に、
周囲の人たちがつながっていく。
その人物の中には、
小学生がいたり、主婦がいたり、観光大使がいたり。
成瀬あかりという人物を他者の視点から描いていて、
読んでいる自分も作品の中に入り込んでいるような錯覚を抱いた。
1日で読み切ってしまうほどの面白さ!
最後の『成瀬は都を駆け抜ける』を読むのも楽しみです!
Posted by ブクログ
最新刊出たのでその前に、敢えての積読だったこちらを。安定した読みやすさ。
成瀬が成長するとともに、違った心配も出てくるけど、このままでいて欲しいとも思う。
「やめたいクレーマー」病みすぎてて、、これは成瀬案件ではなく、最近読んだ奥田英朗さんの伊良部先生シリーズに登場して欲しい。。
「探さないでください」ちょっと無理あるドタバタ劇だったけど、まさか紅白出て(けん玉の伏線!)、年越しギリギリで帰宅って、、成瀬ならありなのかな。って興醒めせずに思わせるキャラ設定。このシリーズは安泰と思ったけど、まさか次作で完結とは、、、
Posted by ブクログ
続編というと前作より評価が落ちがちだが、本シリーズは2作目も変わらず抜群によかった。
大学生になっても成瀬は相変わらず魅力的で、そして何より島崎との友情が変わらず続いていることに心底ほっとした。
今年7月に『成瀬は天下を取りにいく』を読んでから約5ヶ月。その間に、自分にも成瀬と島崎のように毎日一緒に過ごす友人ができた。そしてもうすぐ、自分も地元を離れる予定がある。社会人以降の友情は難しいとわかっていても、ふたりのように関係が続いていけばと願わずにはいられない。
読んでいて純粋に「楽しい」と思わせてくれるのが成瀬シリーズの魅力。3作目も心から楽しみにしている。
Posted by ブクログ
我が道を行く成瀬を取り巻く人々の話で、
それぞれに成瀬らしさが
良い影響を与えている感じが
読んでいてとても気持ちが良かった。
特に父の若干ずれていて、
空回りしている感じがなんともいえない、
けど、かなり共感できた。
とにかく自分も前向きになれる、
勇気をもらえるような本で読んで良かった。
Posted by ブクログ
成瀬、快進撃の続編。
相変わらずの変人っぷりだけど
その良さを分かる人たちに囲まれて
成瀬は幸せだ。
私の配偶者は
けっこう変わった人で
子どもの頃ハブられていたらしいのだが
本人はそれに気づかず
楽しく過ごしていたらしい
あれ今思うといじめられてたのかな…だって
成瀬ももしかすると
あまりにマイペースで
「普通の子」たちからすると
付き合いづらい子だったのかもしれない
でも成長するにつれ
まわりに
その面白みを理解してくれる人も増え
(ちゃんとやろうと思えば「ですます」でもしゃべれるし)
自分のペースや思想をしっかり持っていれば
広い世界には理解してくれる人がちゃんといて
ちゃんと出会えるようになっているんだな
(類友とも言う)
実在する固有名詞
(デパートとか商品名とか)が
たくさん出てくる作品は
読む時代や世代でいらん情報になってしまう可能性があるが
本作ではそのおかげで
まるで成瀬やみんなが実在するかのように思えて
今この同時代に成瀬的な女子たちが存在してくれるのではないかという
希望が持てる
今年の紅白の三山けん玉コーナーにいそうな気さえしてくるもんな!
続編が出たら読むと思うけど
ここできれいに終わっても
それもいいなと思う
【追記】
続編出た!
出たら出たで楽しみすぎる!(笑)
面白かった
前作含め、最初は物語性に欠けていて興味が湧きませんでした。しかし読み進めるうちに成瀬に関わる話がもっと読みたい欲が出できます。読み終えてからなら言えます。面白かったと
Posted by ブクログ
通常運転 どんな暴風雨でも通常運転している路線がたまにありますが、そのためには多くの人の努力が詰まっているのだと思います。人は一人では生きられない、一人ではできる事は限られていますが、集まれば無限の可能性がある。なんて思わせて貰いました。まだまだ続編が楽しみな作品でした。
Posted by ブクログ
前作の雰囲気を引き継いで、ひたすら明るく前向きになれる作品。
主人公成瀬を中心に人物が繋がって、最後に交差していくのが楽しい。それから今回は東京の地名とか全国規模の話題もよく出てくるおかげで、前作以上に「成瀬たちが実際に現実にいる」という感じがした。
あと、このシリーズは読みながら「きっと明るい結末なんだろうな」という安心感のもとで読めるのも嬉しい。重い作品に疲れた時の羽休めにちょうどいい軽さ。
Posted by ブクログ
前作から引き続き読んでみた。
前回同様、素敵な主人公であったが、前作と比較すると一貫したテーマがなかったかもしれない。観光大使となった後も、淡々と自分の魅力、思いを持って進んでいく姿が素晴らしい。
視点があちらこちらに変わり、1話完結型の短編小説のような印象を受けた。
それでもこの主人公ならきっと平和に進んでくれるんだろうという前作の評価が後押しして読めた印象。次作も出るということであるが、少し期待値は低くなったかもしれない。
Posted by ブクログ
知らぬ間に多くの人に影響を与えながら、我が道を突き進む成瀬あかり。幼馴染の島崎が故郷に帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており…!?
2024年の本屋大賞を受賞した「成瀬は天下を取りに行く」の続編。受賞作はどうして賞を取れたのか、イマイチわからなかったけれど、本作を読むとなんかクセになりそうな気もしてきた。 相変わらずマンガのように薄味だけど。
(C)
Posted by ブクログ
軽い読み物としてはちょうど良い。
登場人物の女性比率が高いが、あまり男性読者向けの媚び展開や表現が無いのも安心して読める。
おそらく想定読者は10代〜20代なのだと思う。学生生活や受験など、通った道ではあるが、遠い昔になってしまったおじさんには少し眩しい内容に感じてしまったなぁ。
「成瀬は天下を取りにいく」と一緒に購入し、二冊続けて読みました。
本屋大賞は、これまで私の感性に当て嵌まる本で、いつも一気読みでしたが、残念ながら今回は少し不満を残すこととなりました。成瀬のキャラは面白いのですが、私には入り込めませんでした。