あらすじ
成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応えますますパワーアップの全5篇!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
やっぱり成瀬いいわぁ。
淡々としているように見えて、実は情熱的。
行動力も素晴らしい。
どんな人も受け入れる器がある。
小学生だからといって子ども扱いしない。
何しでかすか分からない感じもあるけど、成瀬のやることには筋が通ってるんだよなぁ。
そのうち滋賀県知事とかになりそう!
Posted by ブクログ
色々なことにチャレンジしていてすごいな思いました。私はやる前から「これはここまでしかできなそう」など諦めてしまうことが多いけど、成瀬のようにとりあえずやってみることをこれからしていきたいです!
Posted by ブクログ
少し世間とズレているけど、オッと思わせる新たな視点を提供してくれるのが成瀬。何になりたいかではなく何をしたいか、とか、クレーマーの投稿に一目置くところなど、なるほどそうかと認識を改めることがしばしば。飄々と歩み続ける成瀬はまさに「信じた道をいく」のタイトル通りで気持ちがいい。
Posted by ブクログ
あの成瀬が帰ってきたという安心感があった。
前回は今後の成瀬の歴史のもとになるものとの出会いという印象だったが、今回は成瀬が色んな人々を巻き込んでいくような印象でタイトルにとても合致していて感銘を受けた。
前巻でだいぶ慣れたからか成瀬の行動には驚かず、なんなら信頼まで寄せてしまっている自分がいたくらいである。
まだ、これから何十年と成瀬がつくっていくであろう歴史に期待したとしても成瀬はそれを遥かに超えてきそうだ。とても楽しみだ。
Posted by ブクログ
成瀬あかりという人間はどうしてこんなに惹かれてしまうのだろうか?その理由がたっぷり詰まった2作目になっていたと思います。地元の小学生やクレーマー、親から過度な期待を受けているJKなど色々な境遇を抱えている人が皆、ただ自分の道を突き進む成瀬を見て人生に影響を及ぼされていく様子がなんとも痛快であっという間に読み終えてしまいました。こんなに爽快な気持ちになれる小説ないと思います。3作目も期待!
Posted by ブクログ
成瀬シリーズで1番好き!
篠原さんの回とお父さんの回がだいすき!
わたしもちょっと篠原さんみたいな、自分を見失ってるタイミングだったから、まっすぐな成瀬を見て元気をもらいました。
パパは普通に娘を溺愛するパパで、あんまり成瀬っぽくないところが最高。
Posted by ブクログ
成瀬シリーズ第二弾は高校生から大学生へと成長していく成瀬と成瀬のまわりの人たちとのお話。
成瀬は相変わらずだけど、大学生になるのかーと感慨深かった。
今回も連作短編で、登場人物はリングするけれど、五話それぞれ独立した話になっていて読みやすく、そしてどの作品も面白かった。
五話通して成瀬と島崎の関係の変化が一番メインで描かれていたけど、成瀬のお父さんが可愛らしい性格だった。
心配性だけどおっとり優しいお父さんと、泰然とした娘の対比がおもしろかった。
次はいよいよ最終巻。
楽しみにしていたけれど、名残惜しい。
Posted by ブクログ
前回は成瀬を知る一冊。
今回は成瀬と関わる人を知る一冊に感じた。
それぞれの立場から成瀬を見るのがすごく面白かった。
いつも読んだ後にそれぞれのキャラクターのその後が気になる。
何度も読み返したくなる一冊だった。
Posted by ブクログ
小4の北川みらいがゼゼカラを調べて発表。卒業した小学校に絵は残ってるし、街中に作成した標語も残してる成瀬。パトロールもゴミ拾いもしてる。
色々な人に影響を与える成瀬だけど、けん玉持った自由の女神姿がいちばん印象的だったな。
何者になれるか?を目指すんじゃなくて、出来ることをこなしていくのって大切だよなと思わせられる。それが、いつか意味をもつんだわ。
Posted by ブクログ
2025.12.8
今回も成瀬が面白い!
スーパーのレジバイトをしていて、カゴの中をパッと見て値段を予想する成瀬に「ユニクロか」とつっこむ呉間さんを想像したら笑ってしまう。
相方と同じ気持ち、ずっと成瀬を見ていたい笑
広がる成瀬ワールド
前作の『天下を取りに行く』が本屋大賞を受賞したのに対し、続編の本作が次年度の本屋大賞の10位になってしまいましたが、
本作の方が成瀬の行動範囲と世界が広がって、ずっと面白いと思いました。
最終章で、それまでの登場人物(成瀬フレンズ)が一同に会する構成は、とても見事です。
Posted by ブクログ
成瀬の高校3年生〜大学1回生の頃を描く成瀬シリーズ2作目。文庫化を待ちきれず3作目と購入。
1作目と同様直情で正義感が強く独立独歩な成瀬は健在で、初対面で面食らい拒否反応を示す周囲の人々が、次第に成瀬の魅力に感化されていく様が生き生きと描かれている。登場人物の心情の描写がとにかくリアリティがあって共感を覚えたし、最終話で書き置きを残して消えた成瀬を、各話で登場した主人公が集って名古屋まで探しに行くのはさながらグーニーズのようで素晴らしい結末だった。何より読んでてほっこりする。訪問したことない大津の情景を浮かべているうちに大津が好きになっていくし、つい地元に住んでいた頃の自分も懐古していた。読むと地元に帰りたくなるのは私だけだろうか。また、成瀬のように自分を曲げることなく好奇心旺盛に生きられたら、大変かもしれないがもっと濃密な人生になっていたかも。今からでも遅くないから成瀬の良さを取り入れて生きていこうと思う。それくらい成瀬あかりは人間的魅力が溢れる人物だし憧れる。こんなに目が離せない作品は初めてかもしれない。
Posted by ブクログ
貴きかなわ〜
貴庄でございます。
本日は成瀬は信じた道をいくのご紹介をいたします。
本作は成瀬は天下を取りにいくの続編であり、前作は18の賞を受賞している事で有名であります。本作も前作に引き続き、本屋大賞にノミネートされており、非常に面白い作品となっております。成瀬ファンの一員として、恥ずかしくないご紹介をしていく所存であります。この感想をご覧になられた方は、是非成瀬シリーズをお手にお取りください。共に成瀬の沼に沈みましょう。
♯成瀬シリーズ ♯成瀬は信じた道をいく
━━━━━━━━━━━
シリーズ二作目である。
非常に面白かった。今回も成瀬あかり自身のお話というよりも、成瀬あかりの周辺で影響を受けた人たちの話であった。人間は社会的生物である以上、必ず他人に影響を与える。しかし、成瀬あかり以上にアクセル全開で影響を与えられる人間はいない。それを再度認識できる作品であった。
呉間言実。今回のツンデレ枠である。名は体を表すというが、ここまでストレートな名付けには驚きを隠せない。クレーマーには負のイメージが付き纏う。クレーマーで言うやつって…しかし、最後の「実」の文言で意味は変わる。クレームとは本来利益を生み出すための手段である。客側は不利益を解消し、次回以降の利用を気持ちよくできるようにする。店側は不手際を挽回し、サービスをより良いものに洗練する機会となる。本作では呉間言実のクレームも利益を生み出すものであり、実を成すものであった。しっかり名は体を表すであった。
さて、皆さんは自分に対してどのようなイメージを抱いるだろうか。常識ある人間か、やばいやつと思っているか。評価というものは他人の主観で決まるものなので、気にするだけ無駄だろう。だから敢えて作中の人物に焦点を当てよう。成瀬あかりの父、成瀬慶彦である。作中では、彼の主観で物語が進む場面がある。その場面では、娘を持つ父として葛藤に苛まれるような姿も見せる。ある意味、普通の父親感があるのだ。しかし、成瀬あかりの父が普通であるはずがない。彼もアクセル全開人間なのである。ここまでくると成瀬あかりの母の心情も見てみたい。
さて成瀬シリーズ最新作が本日発売である。本屋が開くまでの数時間が非常に待ち遠しい。次作の感想欄でも皆さんをお目にかかれる事を楽しみにしている。
Posted by ブクログ
成瀬シリーズの2作目『成瀬は信じた道をいく』を読んだ。今作は、1作目とは違って成瀬自身よりも、彼女に振り回される周囲の人々が描かれている場面が多い。そのため、多少の“成瀬ロス”を感じてしまった僕は、すでに登場人物と同じように成瀬ファンなのかもしれない。
1作目とはまた違う角度から描かれる成瀬とその周囲の物語は、テンポがよく非常に読みやすい。そして何より面白い。コミカライズもされているようだが、成瀬シリーズはぜひ小説で味わってほしい。文字をおっているだけなのに不思議と成瀬という人物像が頭の中に鮮やかに浮かび上がってくる。この体験こそが小説を読む醍醐味だと感じる。
小説から距離を置いている人にも、ぜひ手に取ってほしいシリーズだと思う。
Posted by ブクログ
期待以上
成瀬は天下を取りにいく、の続編。
あまりに面白すぎて、読み終わってすぐにもう1回読んだ。
成瀬はもちろんのこと、他の登場人物みんな好き。
匿名
感情がわかりにくい成瀬だけど本のタイトルのまま、成瀬は信じた道をゆくでした。周りに流されずに自分の思ったままに行動するのは難しい。真っ直ぐな道をゆきたくても、自分に対する人の悪意などに耐えられなく、だんだんと周りに合わせて生きてきてしまう。
成瀬のようになるにはすごい努力がいるんだろうが、そうゆう生き方も今の多様性の時代ならできるかも。
Posted by ブクログ
前作よりも面白く感じた 弟子を作ったり、娘を持つ身としてお父さんに親近感を感じたり、クレーマーに気付きを与えたり、大津観光大使を目覚めさせたり、紅白歌合戦のケン玉大会に出て周囲を心配させたり、とにかく周りを魅了してやまない成瀬あかりの魅力が満載の続編。前作よりもさらに引き込まれ、痛快だった。
成瀬の生き方、キャラクターは、多くの人に目標や自信を与えるのではないだろうか。
スケールの大きな主人公を、自分も信奉したい気持ちになった。
生き方が素敵だ
何事にも自分の信念でまっしぐらな様子に周りが引き込まれていく。魅力的な人というのは、こういうことなのかなと思った。そして、周囲の人も自分の生き方を肯定していく様子が素敵だと思う。あと、この小説はノエル。成瀬本人の感情は語られておらず、常に周囲の人からの描写で表現されている。
成瀬は滋賀大津市膳所のヒーロー
なんと評したら良いのだろうか。ここまで飄々と凄いことを成し遂げて、そして周りの皆んなをトリコにしてくれるキャラクターがいただろうか。嫌、いないな、唯一無二の存在だね。
この続編まで読んだほうが良い
前作、成瀬は天下をとりに行くは、まあ、こんなもんかと思いましたが、この続編までを読んで、面白い!と思いました。気づいたら成瀬のファンになってました。とにかくこの続編まで読んでください。
200歳まで
前作に引き続きサクッと読める作品
あかり節はかわらず、あかりに関わる側の
人物から見た あかり像の物語。
大学生に成長したあかりのお話し
この間200歳までずっと読んでいたい。
京大、受験話、お父さん
成瀬が京大に受かるとこ早くよみたくて2巻から読もうと思ったほどです。わたしも京大が好きです。京大志望者はぶれない良い子ばっかりで東大志望の子がかなり卑屈でくっずぽく描かれていたのは作者のバイアスか?そこも笑えました。お父さんは普通の人で娘にメロメロなのがかわいかった。
最高に面白かったです!
もっともっと、島崎と一緒に成瀬あかり史を見たい!笑
最近、いろんなことを始めては1年くらいで「なんだかもう飽きちゃったな」となり
自分は何をしても中途半端なんじゃないかと悩んでいたところでした。
でも、このシリーズを読んで「私もめげずにいろんな種をまこう」と思えるようになりました。
元気をもらえる1冊です。
相変わらずのいいテンポ
相変わらずのいいテンポでサクサク読めた。成瀬と周りの人との関わり合いが面白く、いい意味で多かれ少なかれ影響されているところもよかった。少しずつ周りに受け入れられ始め、それでいて尚自己を保ち続ける成瀬、最高。
あの成瀬が帰ってきました。
芯のある成瀬の周りには不思議と面白い人が現れます。成瀬のファンの女子小学生、クレーマーの主婦、観光大使の女子大生など、地域の人からの視点で描かれた成瀬は成瀬らしくてほっこりします。成瀬の言動を通して図らずも悩みに向き合う語り手に共感します。最後は大学で離れ離れになってしまった幼馴染の島崎視点ですが、彼女と成瀬の関係はやはり特別だと感じられて安心しました。
成瀬がこれから自分の道を爆進するところを見られるのを楽しみにしています。
成瀬家電の謎
●成瀬は才器抜群で、何事かに一意専心すればその道でナンバーワンになれそうだが、何事にも興味を持ってマルチに行動しオンリーワンの道をひた進む。成瀬道は、気に入ったことを好きなように愉しみ、他人からの評価は気にしないが他人への迷惑は避けることのようだ。●ハラスメントの昭和、バッシングの平成を超える令和のスター成瀬の生き方を、見て感じて少しマネすることで、令和日本の生き辛さを吹き飛ばすことができよう。●ところで、成瀬家電の私案は077-504-8311である。どこかに考察サイトないかな。
Posted by ブクログ
宮島未奈の成瀬は信じた道を行くを読んだ。
主人公の成瀬は確かに我が道を行くという感じで、面白い。
将来何になりたいかではなく何をやりたいかと言う成瀬の言葉は、その通りだと思う。
ただ私は建築家になって沢山の人に喜んで貰い社会に貢献したいと思っていた。
そこそこ大きな建物も設計して、私の設計した建物を、地域の人なら誰でも言っているというのはある。
明後日で69歳になるので、もうそんなに大きな建物を設計することは無いだろうが、四月の法改正で勉強することは沢山ある。
成瀬ほど未来が輝いているわけではないが、まだまだやりたいことはあるので、前に向かって進みたい。
背中を押してくれるような一冊だと思う。
Posted by ブクログ
なぜか引き込まれる人柄。
前作でもう成瀬あかりのファンになり、本作で成瀬の魅力が増し増し。
成瀬と友達になりたいな〜と本気で思ってしまう。笑
やりたいこと全部やるブレないところ、好きだな〜。そう生きたいけど難しいからこそ惹かれるのだろうな。
Posted by ブクログ
前作を読み終えてから、少し時間が過ぎた。成瀬という女性を主人公にした連絡短編はとても面白かったし、彼女にはとても魅力を感じていたのだが、1冊読み終わったところですっかり堪能したというか、もうあとは同じ繰り返しになるだろう、という気がしてしまったのだ。大間違いだった。
前作もその雰囲気はあったのだが、今度の短編集は作品ごとに視点人物が異なる。主人公が違うと言ってもいい。そして物語ごとに変わる主人公の隣に成瀬がいて、主人公の目を通して成瀬を見ることになる。それがとても良い。成瀬という女性の魅力が、逆にくっきりと浮かび上がるのである。
成瀬は基本的に誰かをなんとかしたいわけではない。まして人に影響を与えようとか良い方向へ導こうなどは全く考えていない(ような気がする)。逆に、他人の思惑や、他人から見て自分がどう見えるかといったことなども、あまり意識していない。言わば孤高の人なのである。でも、だからこそ、誰かに影響を与えてしまうし、なんとかしてしまうのである。
一番意外な感じがしたのは、成瀬の父親を主人公にした一編で、確かにこの視点はなかった。我が身に置き換えて考えてみるとなんだかおかしく、なるほどと思う部分と、そうなのかなと感じる部分があって、個人的には楽しめた。
最後の一編は言わばカーテンコールで、それまでの短編の主人公たちが一堂に会し、逆説的に成瀬に焦点を当てる感じで進んでいく。彼女らしさや、だからこそ周囲の胸を熱くする感じが一番はっきりとした形で出ていて、短編集の最後にはふさわしい感じがした。
どうやらこのシリーズもあと一冊で終わるらしい。慌てて手を伸ばさず、またゆっくりと成瀬さんに再会するとしよう。
Posted by ブクログ
滋賀大津市をこよなく愛する、クールビューティーな成瀬あかりが京大に入学、琵琶湖大津市観光大使の座を射止め、自ら観光大使としての役割を果たすべくけん玉を駆使し大活躍。今作では成瀬一家が初登場。小学生の親衛隊やバイト先のクレーマー、観光大使同僚知らず知らずのうちに成瀬ワールドに引き込みファンにしてしまう。予想できない行動力は今作でも遺憾無く発揮。とても読後感が良い作品。
Posted by ブクログ
好きな自分でいればいい。
成瀬はそれを教えてくれる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
みらいちゃん、カレン、呉間氏、そして島崎。
それぞれ、自身の信じるものや、アイデンティティ、存在意義などに悩みを抱えていた。
成瀬は自身の行動を持って
彼女らの悩みに応えてくれた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
本作、カレンのお話は書き下ろしなのだが、
随分とグロいものだった。
私自身、家業の話はあるが、作中に「だって一生ものの医師免許と違って、観光大使のたすきなんて一年だけだから。」とあるように、それとは違う。
「地域の伝統継承」が近いと思う。
文化人類学で学習しているところだが、
伝統継承は形式に囚われた、非本質的なものが多くなっているように思う。教典を盲信し、時代錯誤なことをするようなものだ。
また、カレンの話で問題なのは、親の呪縛により、カレン自身のアイデンティティが破壊されていた点である。親が子に自分の夢を重ねるというのはよく聞く話だが、幼少期はそこに対する取捨選択ができない。
解像度がやけに高く、
カレンの話だけある意味浮いていた。
Posted by ブクログ
圧倒的な主人公がいるもののその人物を主体で描くのではなく、それぞれ近隣に住まう人がどう主人公と関わって変化を生んでいくのかを章立てて描き、ラストでは登場人物が勢揃いと個人的にも好きな群像劇のテイスト。
前作からもちゃんと時間は進んでいて、登場人物の成長も感じさせるのでこのまま長いシリーズになる可能性もあるだろうし、これから先もどうなっていくかも楽しみに。
格式ばった舞台や壮大なお話、事件や謎などなくても自分たちの日常のすぐ近くには思ったよりも多くの物語があることを感じさせてくれる、朗らかかつ平和な一冊。
Posted by ブクログ
成瀬あかりを軸に、
周囲の人たちがつながっていく。
その人物の中には、
小学生がいたり、主婦がいたり、観光大使がいたり。
成瀬あかりという人物を他者の視点から描いていて、
読んでいる自分も作品の中に入り込んでいるような錯覚を抱いた。
1日で読み切ってしまうほどの面白さ!
最後の『成瀬は都を駆け抜ける』を読むのも楽しみです!
Posted by ブクログ
最新刊出たのでその前に、敢えての積読だったこちらを。安定した読みやすさ。
成瀬が成長するとともに、違った心配も出てくるけど、このままでいて欲しいとも思う。
「やめたいクレーマー」病みすぎてて、、これは成瀬案件ではなく、最近読んだ奥田英朗さんの伊良部先生シリーズに登場して欲しい。。
「探さないでください」ちょっと無理あるドタバタ劇だったけど、まさか紅白出て(けん玉の伏線!)、年越しギリギリで帰宅って、、成瀬ならありなのかな。って興醒めせずに思わせるキャラ設定。このシリーズは安泰と思ったけど、まさか次作で完結とは、、、
Posted by ブクログ
重めの本が続いていたからこそ余計に成瀬が効きました。
特に心に残ったのは最後の篇で、前作の最後の篇の対となるようになっている。様々な人が登場し、それぞれに魅力はあるのだけれど、成瀬の隣は島崎でないといけないと思わされました。
最新作もすぐに読むぞ!
Posted by ブクログ
成瀬、快進撃の続編。
相変わらずの変人っぷりだけど
その良さを分かる人たちに囲まれて
成瀬は幸せだ。
私の配偶者は
けっこう変わった人で
子どもの頃ハブられていたらしいのだが
本人はそれに気づかず
楽しく過ごしていたらしい
あれ今思うといじめられてたのかな…だって
成瀬ももしかすると
あまりにマイペースで
「普通の子」たちからすると
付き合いづらい子だったのかもしれない
でも成長するにつれ
まわりに
その面白みを理解してくれる人も増え
(ちゃんとやろうと思えば「ですます」でもしゃべれるし)
自分のペースや思想をしっかり持っていれば
広い世界には理解してくれる人がちゃんといて
ちゃんと出会えるようになっているんだな
(類友とも言う)
実在する固有名詞
(デパートとか商品名とか)が
たくさん出てくる作品は
読む時代や世代でいらん情報になってしまう可能性があるが
本作ではそのおかげで
まるで成瀬やみんなが実在するかのように思えて
今この同時代に成瀬的な女子たちが存在してくれるのではないかという
希望が持てる
今年の紅白の三山けん玉コーナーにいそうな気さえしてくるもんな!
続編が出たら読むと思うけど
ここできれいに終わっても
それもいいなと思う
【追記】
続編出た!
出たら出たで楽しみすぎる!(笑)
面白かった
前作含め、最初は物語性に欠けていて興味が湧きませんでした。しかし読み進めるうちに成瀬に関わる話がもっと読みたい欲が出できます。読み終えてからなら言えます。面白かったと
Posted by ブクログ
大学生成瀬 オーディブルにて
大学生になっても予想不能な動きをする成瀬に接する人々の人間模様
自分に取れる手段で自分の目標を達成していく様は見習わないといけない
膳所駅に行ってみたくなる
Posted by ブクログ
通常運転 どんな暴風雨でも通常運転している路線がたまにありますが、そのためには多くの人の努力が詰まっているのだと思います。人は一人では生きられない、一人ではできる事は限られていますが、集まれば無限の可能性がある。なんて思わせて貰いました。まだまだ続編が楽しみな作品でした。
Posted by ブクログ
前作の雰囲気を引き継いで、ひたすら明るく前向きになれる作品。
主人公成瀬を中心に人物が繋がって、最後に交差していくのが楽しい。それから今回は東京の地名とか全国規模の話題もよく出てくるおかげで、前作以上に「成瀬たちが実際に現実にいる」という感じがした。
あと、このシリーズは読みながら「きっと明るい結末なんだろうな」という安心感のもとで読めるのも嬉しい。重い作品に疲れた時の羽休めにちょうどいい軽さ。
「成瀬は天下を取りにいく」と一緒に購入し、二冊続けて読みました。
本屋大賞は、これまで私の感性に当て嵌まる本で、いつも一気読みでしたが、残念ながら今回は少し不満を残すこととなりました。成瀬のキャラは面白いのですが、私には入り込めませんでした。