あらすじ
成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応えますますパワーアップの全5篇!
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Posted by ブクログ
やっぱり全篇いい方向で終わってくれるから安心して読めるのが嬉しい。どの話も面白かったけど、第五篇の「探さないでください」が特に印象に残った。スタンプラリーをしていることはわかったが、けん玉は一体…と思っていたらまさかの紅白歌合戦のけん玉ギネス記録。「なるほど〜!」と心の中で叫んだ。
「GPSを調べられたら、わたしがNHKに行くことがバレてしまうじゃないか」
徹底しすぎててめちゃくちゃ面白い。
広がる成瀬ワールド
前作の『天下を取りに行く』が本屋大賞を受賞したのに対し、続編の本作が次年度の本屋大賞の10位になってしまいましたが、
本作の方が成瀬の行動範囲と世界が広がって、ずっと面白いと思いました。
最終章で、それまでの登場人物(成瀬フレンズ)が一同に会する構成は、とても見事です。
成瀬は滋賀大津市膳所のヒーロー
なんと評したら良いのだろうか。ここまで飄々と凄いことを成し遂げて、そして周りの皆んなをトリコにしてくれるキャラクターがいただろうか。嫌、いないな、唯一無二の存在だね。