あらすじ
2025年後期のNHK朝の連続テレビ小説「ばけばけ」のモデルとなる小泉八雲、セツ夫妻。
主人公・松野トキの名前は、八雲晩年のあるエピソードに由来しているんです。
八雲の代表作『怪談』の表記が『KWAIDAN』となっているのは、
妻のセツが出雲のことばで話を聴かせたから。
孤独な幼少期を経て日本にやってきたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と没落した武家の娘・小泉セツの出会いによって、生まれた再話文学の世界。
夫婦の歩みと、紡ぎ出された作品の豊かな世界、その現代性を
ひ孫で、小泉八雲記念館の館長の小泉凡さんが語り尽くす。
(目次)
序章 セツと八雲のひ孫だから想うこと
第1章 それぞれの生い立ち
第2章 セツと八雲の出会い
第3章 さようなら、松江
第4章 熊本・神戸で築いた家庭
第5章 晩年の八雲
第6章 セツのそれから
終章 令和の「セツと八雲」
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Posted by ブクログ
昨年の4月に小泉八雲記念館を訪問しましたが、その時はまだばけばけは始まっておらず、資料もざっと見た程度でした。今、ばけばけを毎日見てもう一度ゆっくり訪問したいと思っています。本の内容からドラマはけっこう史実に近いと感じます。凡さんの名前の由来も納得がいきました。
Posted by ブクログ
“セツと八雲”の曾孫が語る
“セツと八雲”が日本で暮らした14年の 短くも濃厚な“リアル感たっぷり”な生活ぶりを描く。
“セツと八雲”は よく似通った生い立ちだ。
幼少期から貧困にあえぎ、また 二人共 離婚を一度経験している。二人が日本で出会えたのは
“出雲の神様”の思し召しでしょうか。
三男一女に恵まれ、八雲にとっては 人生後半にさしかかり やっと安らぎの地、安らぎの家庭を持てたことは何よりも幸せなことでは。セツにとっても そんな家庭と 夫と共に創り出す「怪談」の世界。充実感があったのでは。願わくば もう少し八雲には長生きをしてほしかったです。
八雲立つ 出雲八重垣 妻籠(ご)みに
八重垣作る その八重垣を
(『古事記』より 日本最古の和歌)
来日前から この和歌を胸に刻んでいた八雲。
その通りになって良かった!
明治の日本、まだまだ世界では未知の国だったのでは。“知られぬ日本”を紹介してくれた八雲に感謝。