あらすじ
住宅地の奥でひっそりと営業している、おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。この喫茶店には、がんばっている毎日からちょっとばかり逃げ出したくなったお客さんが、ふらりと訪れる。SNSで発信される〈ていねいな暮らし〉に振り回されたり、仕事をひとりで抱え込み体調を崩したり……。目まぐるしく変わる世の中で疲れた体と強ばった心を、店主そろりの美味しい料理が優しくほぐします。今宵も「あなたの悩みに効くメニュー」をご用意してお待ちしております。心がくつろぐ連作短編集、開店。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
コロナ禍を題材にしたお話で、「リモートワーク」や「おうち時間」など少し前までは当たり前のように使われていたワードが出てきてコロナの大変さを思い出す良いきっかけになる物語だった
そろりさんが作るオススメが、いつも主要人物のお悩みに合わせた料理で、そろりさんは「超能力者」か?!って思った
Posted by ブクログ
他人を羨んだり怒りを爆発させて自分を癒す事の大切さ。そしてそこには他人の作った自分に合った料理を食べる。
私が行ったらどんな料理を作ってくれるのだろうか。
Posted by ブクログ
コロナ禍のことを思い出す。生活様式が大きく変わり、戸惑いや精神的な疲れがあった。変わっていくものもあるが、普遍的なものがあることを思い出させてくれる。
この「喫茶ドードー」の店主「そろり」が作るユニークな飲み物やスイーツは、まさに今の自分のために作られたのではと思うくらいに心に刺さる。私の家の近くにもないかな。
ただ、そろりが登場人物のために用意した心ばかりの贈り物は、いつも受け取ってもらえないのが少し残念なところ…でも、そのオチも含めて癒されるね。
Posted by ブクログ
読んでほっこりした気持ちになれるような本。
いろんな人がいて、どんなに上手く行ってそうな人でも、みんなそれぞれに悩みを抱えていて。
年齢を重ねて、“隣の芝生は青く見える“のを実感しているけど、でもやっぱり、青く見えちゃうんだよなあ〜!と、そんな風に思ったりした。
最近、のんびり、ゆったりした暮らしに憧れているからか、読みたくなる本はこんな本が多い気がする。
(あと、表紙絵がおいしそうだったり、タイトルがおいしそうだったり…)
Posted by ブクログ
誰にでもあるような悩みを抱えた人たちが、喫茶ドードーに出会って、人生のヒントをもらいながら生きていく様子が描かれていて、自分のそばにもこんな場所があったらなぁと感じさせられます。自分のことをもっと大切にしたいと感じさせられる本でした。
Posted by ブクログ
だんだん面白くなってくる
それぞれの女性の人生が喫茶店をきっかけに、癒されていく様子と、言葉が自分に響くところもあり、面白かった
短編集だけど、それぞれが繋がっているような、途中でサブキャラのように登場したりして、そこも面白い!
続編も読むー!
Posted by ブクログ
タスクに追われる目まぐるしい毎日から救ってくれたような一冊。
びっくりするくらい気持ちが楽になった。
仕事と暮らしを区別しないこと。
幸福量の測り方の基準の一つは時間の使い方。
過去でも未来でもなく現在の自分が何が好きで何が嫌いか何に時間を割くべきか。
時に身を任せて待つのも一つの手法。
Posted by ブクログ
日常生活における悩みや世の中の理不尽さを抱えたお客さんたちが喫茶の店主との対話を通して新しい視点を得て前向きに進んでいく物語。特に、他人の評価よりも自分自身の芯を大切にすべきという点は、自分も出来てはいないなとハッとさせられた。自分自身を愛してあげようと心がぽっと温かくなるような一冊。そして、物語に出てくる喫茶メニューが美味しそうでつい食べたくなってしまう、、笑
Posted by ブクログ
短編小説が何個か。ドードーで繋がってるけど。
自分もこんな憩いの場を探したいと思ったし、オーナーのように憩いの場を作ってあげられる人間になりたいと思った。
Posted by ブクログ
色々な人の悩みについて、それとなく喫茶店の主人がアドバイスして...という短編集だったが、薄らと登場人物が繋がって行ったのが面白かった。
そろりさんみたいなときめく生活がしたいな。頑張りすぎている人は心に余裕を持とう!私はダラダラせずにもっと頑張ります。
Posted by ブクログ
心が疲れた時や生きづらさを感じた時に読みたくなるような本でした。
近所にもこのようなカフェがあったら通いたいな〜と思いました。
そろりさんと美味しい料理で
お客さんの悩みを解決していく。
とても素敵でした◎
人間誰でも悩みはある。
幸せは案外近くにあるかもしれない、そう感じさせてくれた心がほっこりするような一冊でした。
Posted by ブクログ
それぞれの主人公が抱えている葛藤は、どれも身近なもの。そして、白黒ハッキリ答えを出すのは難しいことだなあとも思う。それぞれの正解を見つけるためには、喫茶ドードーみたいに、否定も肯定もしないで寄り添ってくれる存在が必要なのでしょう。
多様性、という言葉に押しつぶされないように、その本当の言葉の意味や価値をちゃんと理解しなければいけないなと。適度に毒を吐くのは大切だし、できれば誰にも楯突いて欲しくない。でも、せめて自分は色んな意見をゆったりした気持ちで受け入れるために、色んな視点や考え方を絶えず求め続けられるような貪欲さを大切にしたいなあ。それができるようになれば、自分に対しても相手に対しても、大きな器を広げることができるような気がします。
Posted by ブクログ
コロナ禍の非常事態宣言下での話
働いていると何かとストレスがあるのに輪をかけてコロナ禍で不自由な暮らしを強いられていた事を思いだした。
作品の中の登場人物達も心にそうしたモヤモヤを抱えて生きている、そんな彼女たちにそっと寄り添うおひとり様専用の喫茶店のおはなし。
少し今の心が軽く感じた、それで良いしそれでも良い。
Posted by ブクログ
何でもないような悩みをこのおひとりさま専用カフェで前向きになったりして悩みが解決する。根本的な解決にはなっていないが、前向きになれる。そしてこんなカフェ行きたい。悩んでいる客に一言言うオーナーの言葉に心が軽くなる。
Posted by ブクログ
2023.5.9
★3.3
街の片隅にある小さな喫茶店「ドードー」。そこには、日々の生活に疲れたり、悩みを抱えたりした人たちがふらりと訪れる。
お店では、その人の心に寄り添うような料理や飲み物が提供され、訪れた人々は少しずつ自分を取り戻していく。仕事や人間関係、将来への不安など、それぞれの悩みは違っても、この場所で過ごす時間が心をほぐしてくれる。
正直思ってたのと違うというか、どのお話もハッピーエンドだけど、根本的な問題が解決した訳ではなくて、嫌な人は嫌な人のままで。自分がいい方向に変わっただけ。まあ変化って大事だけど、もちろん本人が変わるのも大事だけどさ、相手もいい方に変わらなきゃなー、なんかなーって感じ。最近の世の中はコロナ対策だとかジェンダーレスだとかなんか息苦しい。(コロナは緩和されつつあるけど。)そういった環境に対応していくって簡単じゃないし、すごく大事だと思うけど、なんか大事なもの見失ってる気がする。
ジェンダーレスに関しては、本人じゃないと分からない苦しさとかあるだろうから、強くは言えないけど、その考えを押し付けるのはちがうよねーってちょっとモヤモヤ。
ドードーは、ファンタジーに近くて、あまり現実みを感じることができなくてうーんってなるけど、社会人になってちょっと元気ないときでもあるときでも、自分を労わってくれるドードーみたいな喫茶店いいな。見つけたいなと思った。
そろり(店主)のことが書かれる時だけ絵本みたいな語り手がいるような書き方でなんかいいなって思った。
✍︎時には心の弓をひこう。いつも笑顔でいられるために。
#さとの本棚
Posted by ブクログ
「自分を責めがちな時にそっと寄り添ってくれる本」
カフェが好きという理由で購入した1冊。
おひとり様カフェが近くに会ったら私も絶対行ったと思う。私はどんな時に足を運びたくなるだろう。どんな言葉を店長と交わすのだろうと少し想像してしまった。
3話に出てくるマシュマロの例え。私の心もすぐぺしゃんこにならない弾力のあるマシュマロみたいになりたいと思った。自分を労る事も大切だ。
自分の年齢と現在の環境。周りと比べてないものねだりをしては立ちこむ。そんな事も多いけど歩き続けるための方法を複数見つけ強く生きていきたいと思った。
Posted by ブクログ
SNSでよくおすすめされているのを見て読んでみましたが、私には合わなかったかも。店主のそろりさんのクールな感じが苦手なのと、もやもやする内容が多かったです。特に第4話は読むのが辛くて動悸がしてしまいました…私が傷つきやすい気質だからだと思います。
Posted by ブクログ
久しぶりにコロナ禍のことを思い出した。たった数年で社会は変化し、人はそれに順応していくことに驚きを隠せない。1日のうち起きている時間を最大限に有効活用することが充実した生活だと思っていた。しかし、なにもしない時間があることこそ、心が満たされるのである。うんうん、そうだよねと、ここ数年仕事に全力だった疲弊した心身に沁みた一冊。(iPhoneにドードーの絵文字があった!)
Posted by ブクログ
2026.02.17
ちょっと変わり者の店主「そろり」の営む隠れ家的おひとり様カフェ。
季節の移り変わりを楽しみながら、訪れるお客それぞれに合った美味しいものを提供していく。
日々の目まぐるしさから、季節に押し流されるように過ごしていることにふと気づいた。
雪が降ると聞くと交通の便を危惧し、夏の気温の高さには外出が億劫になると眉をひそめている。
ふと立ち止まってその季節を楽しむ、自分をいたわる、ことの大切さを教わった気がする。
起承転結がくっきりとした、結末にはどんでん返しが待ち受ける刺激の強いサスペンスものばかり読んできたけど、
ゆったりとした時の流れと、少しずつ変化する登場人物の心と、季節を楽しむ美味しいごはんが出てくるこういう本を読むのは心に栄養を与えるようでとてもいいなぁと思う。
Posted by ブクログ
ちょっと心が疲れてしまった人が、偶然辿り着くのは、おひとり様専用の森のカフェ。
森といっても本当に深い木々の中にあるのではなく、住宅地を、ほんの一本奥に入ったようなところで木々に隠されるように佇んでいます。
小さな森の、小さなカフェのオーナーは、「そろり」と名乗り、肩の荷を下ろして休みたい人に寄り添ったメニューを提供してくれる。
連作短編ですが、この本の中の時期はちょうどコロナ禍で、誰もが少し疲弊しています。
それに加えて、SNSに振り回されたり、夫婦の在り方に悩んだり、働き方に悩んだり。
そんな大人の、ガス抜きの場所。ちょっと立ち止まって、リフレッシュ。肩に乗った荷物はおろして、暖かなものでお腹を満たして、また歩き出すためのそんなカフェ。
いいな。こんな場所を、わたしもほしい。
そろりさんのお店はないけれど、この本は、そんなお店を欲した時におすすめの本かもしれません。
Posted by ブクログ
喫茶店という静かな場所で紡がれる日常の描写や、料理を通して人がゆるやかにつながっていく雰囲気がとても心地よい作品だった。
一方で、読み進めるうちにナレーターの語り口が強く印象に残った。出来事や感情を丁寧に説明してくれる語りは優しさでもあるのだが、私には少し距離が近く感じられ、物語の中に静かに入り込む前に現実へ引き戻されてしまう瞬間があった。
私は登場人物の言葉や仕草から気持ちを想像する余白のある文章が好きなのだと、今回の読書で改めて気づかされた。
好きな世界観だからこそ語り手の存在が際立ってしまったが、その違和感も含めて、自分の読書の好みを知る一冊になったと思う。