あらすじ
住宅地の奥でひっそりと営業している、おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。この喫茶店には、がんばっている毎日からちょっとばかり逃げ出したくなったお客さんが、ふらりと訪れる。SNSで発信される〈ていねいな暮らし〉に振り回されたり、仕事をひとりで抱え込み体調を崩したり……。目まぐるしく変わる世の中で疲れた体と強ばった心を、店主そろりの美味しい料理が優しくほぐします。今宵も「あなたの悩みに効くメニュー」をご用意してお待ちしております。心がくつろぐ連作短編集、開店。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
だんだん面白くなってくる
それぞれの女性の人生が喫茶店をきっかけに、癒されていく様子と、言葉が自分に響くところもあり、面白かった
短編集だけど、それぞれが繋がっているような、途中でサブキャラのように登場したりして、そこも面白い!
続編も読むー!
Posted by ブクログ
店主のそろりさんの言葉が心に刺さります。
こんなお店があったら、なんとなく心が疲れたりしたとき、のんびりしたいときに絶対行っちゃう。通っちゃうな〜
わたしは第2話が好きでした。
今の自分の生活・状況に主人公が近くて共感できたし、雨が多い国の諺の話にハッとさせられた。
わたしが行ったらお土産?に何をくれるんだろう。
同シリーズの他の本も読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ
社会に疲れた大人がカフェでほっこり癒される…
そんな小説は世の中に沢山ある。これもその一つであることには違いないのだけど、ここに登場する悩みを抱える人たちはどこか他人とは思えない。
SNSに疲れ、人との関わりに疲れ、仕事に疲れ…
そんなもう一人の「私」を癒してくれる喫茶ドードーに、私も行きたいと心底思う。
短編集だけど、ちょっとずつ繋がっているのも面白いな。
あなたの憧れのあの人も、きっと悩んでいたりするのだろう。
Posted by ブクログ
コロナ禍の東京。住宅地にひっそりと営業するカフェが舞台。
様々な心理的負荷がかかる、働く女性たちの心を癒すメニューを提供する。
〜
非常事態宣言が出ていた頃は、コロナが作中に描かれるような作品は(心理的に)読めなかったので、今回がその初めての一冊。
地方都市在住者としては得られなかった感覚を垣間見て、2025年の自分は忘れかけていた不安感を思い起こされました。
もう何年かすると、あのころの感覚も忘れ去られてしまうのでしょうかね
Posted by ブクログ
心が疲れた時や生きづらさを感じた時に読みたくなるような本でした。
近所にもこのようなカフェがあったら通いたいな〜と思いました。
そろりさんと美味しい料理で
お客さんの悩みを解決していく。
とても素敵でした◎
人間誰でも悩みはある。
幸せは案外近くにあるかもしれない、そう感じさせてくれた心がほっこりするような一冊でした。
Posted by ブクログ
おひとり様専用の喫茶店。コロナ禍のお話。頑張りすぎたり、不安や不満を抱えてたり、沢山のお客様に一息ついてもらう場所。
いいなぁ1人で安心して入れるなんて。想像しただけで癒されそう。
Posted by ブクログ
みんな繋がっていると感じる心優しい小説。
おひとり様専用カフェ「喫茶ドードー」で悩みを抱える人たちを少しずつ癒していく短編小説です。コロナ渦の時期gは舞台となっています。
5つの短編でやはり標野凪さんの話やは優しくて心が優しくなります。
何気に全ての話が少しづつ関わっているのに気づくともっと面白くなりました。
個人的には「自分をいたわる焼きマシュマロ」が好きでした。
自分に優しく追い込みすぎないようにしたいですね。
Posted by ブクログ
以前知り合いに薦めてもらって気になっていた作品。
心があたたかくなる作品だった。
ひっそりと森のような空間にある喫茶ドードー。そこの店主そろりと、様々なお客さんの物語。
コロナ禍が舞台になっていて、みんな日常生活に気を遣い、心がギスギスしていたのを思い出した。もうこんな世界にはならないでほしいね。
コロナ禍ってあまりたのしい思い出はないから、深く考えちゃったり、思い出したくないことがある人にはオススメできないかも。
お客さんたちはそろりのお店にやって来て、飲食をして、少しお話をする。
たったそれだけって思うけど、いつもの暮らしにいつもとは少しだけ違うことがあるだけで、気分は変わるものだ。
いつもは行かない道、初めて行くお店、なんでもいいから、1歩足を踏み出すだけで意外と気分転換ってできる。
Posted by ブクログ
そろりが開店準備をしている時のみ地の文になっていて、特にそれが誰にも邪魔されない森の中に物語の中に自分も入り込んだような心地よさを感じた。会話文以外の景色や行動を描写する言葉が、穏やかで心地よかった。女性達の悩みは共感できることが多く、そろりの着眼点や考え方面白かった。読みやすい。
Posted by ブクログ
住宅街の奥にひっそりと佇む「おひとりさま専用カフェ」に、ちょっと疲れちゃった女性たちがふらりと訪れる。コロナ禍のエピソード5話。人の根底にある本質みたいなのが表出した時期だったなぁ、と思い出しながら読んだ
Posted by ブクログ
空いてる時間にちょこちょこ読みました。
毎日頑張って疲れちゃった人に読んでもらいたいような本。心に余裕を持つコツを教えてくれます、美味しそうな食べ物も登場するので休憩がてら読むといいと思いました。
Posted by ブクログ
コロナ禍で「新しい生活」を余儀なくされ、それぞれが抱える日々のストレスが、喫茶ドードーのひと時を通じて癒されていく短編集。
癒し役であるドードーの店主が、全然普通の人(失礼)で、何か特別すごい人じゃないのが、逆にいい味になっている。
各話が少しずつ重なっている構成もほっこりする。
続きもあるみたいなので、今度手に取ってみよう。
Posted by ブクログ
路地の突き当たりにある、「喫茶ドードー」。
おひとりさま専用のカフェを訪れる人々は皆、ちょっと疲れている。
看板の手書きメニューに誘われるように入ると、そこは非日常。
肩の力を抜いて、おすすめを味わうと、生きる活力が湧いてくる。
自分の“好き”という気持ちを大切に、明るい光の方へ歩いていける、そんな気にさせてくれる。続編も読みたいな。
Posted by ブクログ
不思議な語り手の視点で始まるお話
読み進めていくとその正体がわかるのですがタイトルに合ったとても可愛い存在でした
お話も一つ一つが重すぎずどこか共感できるような悩みを抱えた人達のお話なので美味しそうなご飯と共に悩みが解決されていく姿にほっこり癒されます
Posted by ブクログ
東京の街中に突如現れる森の中、穏やかな時間を過ごせる喫茶ドードーが舞台。ひとやすみしたい人たちが、元気を少しずつ取り戻していく、その一歩目が描かれているようでした。全5篇の連作短編集。
Posted by ブクログ
こんな喫茶店があったらなぁと思いました。
迷える子羊が来る喫茶店。
自分が今やっていること、それは人のためなのか?自分のためにやってることではないのか?とても考えさせられました。もう少しゆっくり考えて生きる方が素晴らしい人生になるのではないかと思いました。
Posted by ブクログ
日常のどこかで悩む人達。喫茶ドードーで過ごす時間は何より自分を受け入れたり、はっと気付かされたり。時々三人称視点で、作る過程を読んでいくのは珍しく面白かった。
Posted by ブクログ
2020年だった 2024年の今日読んで、あぁ、たしかにあの頃こんな感じだったかもなぁ、と思い出される。
「激的にすごく嫌」ではないけど「ほんのり地味に嫌」なことが各エピソードに盛り込まれてて、実生活の地味にしんどい感じがリアル。
章ごとに主人公が変わるだけでなく、語り手の切り替わりが頻繁にあってそのリズムになれるまでちょっと読みづらかった。
Posted by ブクログ
ちょっと心が疲れてしまった人が、偶然辿り着くのは、おひとり様専用の森のカフェ。
森といっても本当に深い木々の中にあるのではなく、住宅地を、ほんの一本奥に入ったようなところで木々に隠されるように佇んでいます。
小さな森の、小さなカフェのオーナーは、「そろり」と名乗り、肩の荷を下ろして休みたい人に寄り添ったメニューを提供してくれる。
連作短編ですが、この本の中の時期はちょうどコロナ禍で、誰もが少し疲弊しています。
それに加えて、SNSに振り回されたり、夫婦の在り方に悩んだり、働き方に悩んだり。
そんな大人の、ガス抜きの場所。ちょっと立ち止まって、リフレッシュ。肩に乗った荷物はおろして、暖かなものでお腹を満たして、また歩き出すためのそんなカフェ。
いいな。こんな場所を、わたしもほしい。
そろりさんのお店はないけれど、この本は、そんなお店を欲した時におすすめの本かもしれません。
Posted by ブクログ
喫茶店という静かな場所で紡がれる日常の描写や、料理を通して人がゆるやかにつながっていく雰囲気がとても心地よい作品だった。
一方で、読み進めるうちにナレーターの語り口が強く印象に残った。出来事や感情を丁寧に説明してくれる語りは優しさでもあるのだが、私には少し距離が近く感じられ、物語の中に静かに入り込む前に現実へ引き戻されてしまう瞬間があった。
私は登場人物の言葉や仕草から気持ちを想像する余白のある文章が好きなのだと、今回の読書で改めて気づかされた。
好きな世界観だからこそ語り手の存在が際立ってしまったが、その違和感も含めて、自分の読書の好みを知る一冊になったと思う。
Posted by ブクログ
喫茶店を訪れる人たちの悩みに対して、店主がカフェメニューを通して言葉を添えていく構成の物語です。シチューや保存食、サンドイッチといった料理は、心情を直接なぞるというよりも、会話のきっかけとなり、悩みを少し軽くしてくれる役割を担っているように感じました。読んでいると、カフェでほっと一息つきたくなります。
人まねじゃなくて、自分の価値基準を持つ。自分が快適なら、それが理想の暮らしになる。他人の基準に振り回されて自分を見失ってはもったいない。自分がいいと思えばいい。ただ、そのためには自分の研ぎ澄まされた志を持つことが大切なんです。
という言葉が印象に残りました。何かを急いで変えることを求めるのではなく、いまあるものを生かし、時間をかけて整えていく姿勢が繰り返し描かれていました。
すぐに自分を変えられるわけではないけれど、立ち止まったときに考え方を少し緩めてくれる、やさしい言葉が詰まった一冊だと思います。
Posted by ブクログ
悩める登場人物が前向きな気持ちになるので癒しの物語かもしれないが、自分は読んでいてコロナ禍の息苦しさや過去をいろいろと思い出してしまった。働き方やら生きづらさやらモヤモヤについて…あの頃はなんだか不安でいろんなこと考えてたなと。
疲れた現代人にはドードーみたいな場所が必要だ。
Posted by ブクログ
コロナ禍のときをなんか懐かしく思い出してしまった。そうそう、そうだよねぇ、こんな感じだったよねぇ、と。つい最近のことなのに、ああ、あの頃はもうそういう『思い出』になってしまうんだ、というのがちょっと感慨深い。
Posted by ブクログ
『御神籤ブック』二冊目。2025年9月号。
コロナ禍を舞台に、ちょっと疲れた心を優しく包み込んでくれるような、あたたかいお話。
疲れた人が『喫茶ドードー』にたどり着くまでもいいし、『喫茶ドードー』や店主そろりのキャラも申し分ないのだけれど、そこで出されるメニューの裏話にちょっとだけ強引さを感じてしまい毎回ちょっとだけ引っかかる。
元気のないときは美味しいものをただ黙って出してくれればそれでいい、という個人的な好みもあるのだろうけど。
雰囲気は良き。
Posted by ブクログ
まずメニュー名が素敵。"おひとりさま専用カフェ" も素敵。"喫茶" なのも好き。とにかく空間は素敵。ただ物語のボリューム感に欠けてて読み応えが足りなくて。
それから、連作短編として1.3.4は絡んでるけど、2.5は繋がりあったかな??