あらすじ
おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」には、今日もがんばり過ぎてお疲れ気味のお客さんが逃げ込んでくる。せっかちな性分で同僚に苛立ち、急ぐあまり仕事でミスをしてしまったり、つい気遣いのない言葉を友人にかけてしまい後悔したり……。心が雨の日は、あなたも喫茶ドードーで雨宿りしていきませんか? 店主そろりが腕によりをかけて作った「あなたの悩みに効くメニュー」をご用意して、今宵もお待ちしております。美味しい料理に心がほぐれる連作短編集、シリーズ第二弾!
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Posted by ブクログ
喫茶ドードーシリーズ2巻目♩¨̮
タイトルを見て今の時期にピッタリなんじゃないかと思い読み始めることにした!曇り空だったり雨模様な心の時にこんなカフェが近くにあったならとても嬉しい☆
今回出てくる人は皆がんばって息苦しくなってしまっている人たちばかりで読み始めはなんだか一緒に辛くなってしまった( ⸍ɞ̴̶̷ ·̫ ɞ̴̶̷⸌ )
でも偶然にも(いや、必然なのか!?)訪れた喫茶ドードーではその人々にぴったりなメニューが登場している!
毎回思うのですがこのメニュー名が面白いですよね!実際見かけたらとりあえず二度見しちゃうかもです( ˶'ᵕ'˶)
最終話ではそろりさんの過去も少し出てきていたり、全ての人のその後も知れてよかった!
みんなこのカフェに来たあとから人生を楽しめている気がする!
言葉は魔法にもなるし、時に人を傷つける凶器にもなる。人それぞれ受け取り方も違うから気付かない間に自分も誰かを傷つけているかもしれない…。
伝える時は思ったまま感情的に言うのではなくて、一呼吸置いてから伝えるようにしたいなと思った。
言霊!!そろりさん、シャボン玉にして飛ばしたの良かった!
3巻目も読むのが楽しみです*.+゚
Posted by ブクログ
小説の雨の日のお話が凄く好きなのでタイトル読んで嬉しくなりました。表紙のイラストも凄く素敵なので、全巻揃えようという意識が高まります。シリーズ化してくれてありがたいです。長く続くよう願ってます。
Posted by ブクログ
あー癒された。こんなカフェがあったらな。
なかったとしても自分でそんな時間をつくっていきたいな。自分とゆっくり、対話するような。
喫茶ドードーシリーズの第2巻。
個人的に1巻よりもさらに好きでした。
読み終えて付けていたブックカバーを外すと、おぉ、という心の声と喜びが溢れました。
そういえば、ちょうど、季節でしたね。
Posted by ブクログ
今回の喫茶ドードーシリーズのテーマは『ことだま』なのかな?自分が思っている生きづらさも考え方、見方を変えてみたら少しは楽になるかもしれませんね。誰かに言われた言葉が心に残ってしまいやすい方には一度読んで貰いたいです。
Posted by ブクログ
“生きる”って、難しいようで単純なのかもしれない。
様々な悩みを抱える人がそろりの元へ導かれていき、そろりの言葉で呪縛が解かれていくような、あたたかみに溢れた一冊だった。自分が存在している意味は正直わからない。けれど、今を生き抜くことが生きている者の使命でもあるんじゃないか。難しいけれど単純にもなることを気づかせてくれた。
そして喫茶ドードーの料理が食べたい。
Posted by ブクログ
様々な悩みを抱えた人達が喫茶ドードーにやってきて、素敵な店主さんの言葉に背中を押してもらうお話。
店主さんが客一人ひとりに紳士に向き合ってくれる姿にとても惹かれました。私もこんな人になりたいな…。
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優しいお話が読みたくなって、続編を手に取りました。日々身の回りにあるもやっとした体験を癒してくれる物語たち。こんなお店が近所にあったらな〜と思わずにはいられません。
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シリーズ二作目。
おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」に訪れる人たちと、店主そろりの物語。
前作の内容をすっかり忘れてしまっていたけれど、十分楽しめた。
おとぼけ店主が用意してくれる絶品料理とゆるりとした空間で、ふわっと力を抜いて過ごせるカフェ。
登場人物たちの、こういうのあるよねぇという悩みと、悩みを薄めてくれる言葉たち。
こんな空間でゆったり過ごしたいなぁ。
常連の睦子さんも、あたたかく包んでくれるような素敵な老婦人。
最後に描かれたそれぞれのその後を読んで、またほんわり。
Posted by ブクログ
寝る前に読んでいたが、ほどよい読み心地かな。
カフェのお話だから料理の描写はあるが、適度に美味しく店内の様子が想像できる。日の落ちた、或いは昼日中の賑わいから離れた静かな様子が心地よいね。
Posted by ブクログ
喫茶ドードー店主のそろりと、前回シリーズにも登場した睦子さんを始め、お疲れ気味のお客さんの悩みに寄り添うそろりの優しさがとても良い。
そろりは、来てくれたらお客さんに手土産(ハンガー、ガーゼ、たらい等)を渡そうとするが、断られてしまうところが何とも健気に感じた。
最後の「春一番のコトダマ」の中で、今までの登場人物へシャボン玉のようなコトダマを送り、「傷ついた言葉たち、傷つけた言葉たち、みんな飛んでいけ」という場面がすごく良かった。
そろりもお客さんもみんなHAPPYになるといいなと思った!
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一弾読んでからの久々の喫茶ドードーシリーズ第二弾。
ちょっと癒されたい気持ちだったのかもしれない。
最終話の纏め方がうまいな…
良い言葉に聞こえても、受けた本人によっては傷つく言葉になったり…
言霊はある。私も、信じている。
睦子さんとそろりさんのお話で北欧の生活について話しているシーンが気に入った。
あんバターの話が気に入った。
スペインオムレツも作ってみたい。レシピは自分で、試しながら。
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1週間ほど前のこと、あの「喫茶ドードー」が実在する、というFacebookでの投稿を見て、未知だったこの作品を知りました。くだんの喫茶店は名前が同じなだけでこの作品のモデルではありませんが自宅から車で1時間ほど、と距離はありますが行けないこともない、たまに訪ねる民芸館のそばにある素敵な喫茶店でした。
閑話休題。
作品中の「喫茶ドードー」はおひとりさま専用の喫茶店。 おひとりさま、に惹かれるさまざまな理由を抱えた女性たちが訪れ、その時々のメニューで第一話から第五話までのタイトルになっている「キミが正解のオムレツ」「傷つかないポタージュ」「時を戻すアヒージョ」「自信が持てるあんバタートースト」を食し、気持ちがほぐれたところで店主の「そろり」さんに其々が不甲斐なく思っている自分について語り、じっくりと聴いてもらいつつ新たな気づきを得て踏み出していきます。
心が雨の日の雨宿りの場所としての喫茶店の物語。
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話を進める事に今まで疑問だったことも晴れ、段々とそれぞれのキャラクターの性格が分かってくるのが楽しい。
名前を覚えるのが苦手なので登場人物が増えると誰が誰だかわからなくなってしまった。
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色んな環境で頑張って戦っている女の人達の話。短編になっていて今日は1話、来週は2話、と読みやすかった。私にも喫茶ドードーみたいな心の住処が欲しい。
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それぞれの章の主人公たちが嫌な思いをして、喫茶ドードーで傷を癒す、という感じのお話。
あんバタートーストが個人的に作ってみたいぐらい美味しそうでした。
「傷ついた言葉たち、傷つけた言葉たち、みんな飛んでけ」という店主の言葉に優しさがにじみ出てる気がします。
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喫茶ドードー2作目。今作もメニューのネーミングセンスが素敵。1作目よりも"連作"短編だと感じられ、最終話ではお客さんが再登場してて、その結末にほっこりした。
ところでこの連作短編は、一話目で出てくる登場人物の誰かがニ話目の主人公、というよくある型ではなく、一話目の登場人物が二話目にもチラッと出てくる感じだった。ほんとにチラッとなのよ、けど確かに連作だと思えて、気付けた時には嬉しかった。
さて、こういう形での連作短編もあるんだなと理解した上で一作目を軽く読み返してみたが、やはり繋がりが不明なとこもある。一作目さらにモヤっとしてきた。。
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やっぱり「喫茶ドードー」に行ってみたいなぁ。
常連になった睦子さんが羨ましい。
そろりさんが何で「喫茶ドードー」を開くことになったかとかないのかなあ。
確か続編もあったような。
そろりさんの秘密が明かされたりして。
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人と関わる中でモヤモヤした感情が残ることや
心がグサッとくるようなこと誰でも絶対にある 、
逆もしかりで自分の何気ない言葉で
傷つけてしまった人もきっと居るだろう 。。
どのエピソードも共感できるものばかりだった 〇 °
Posted by ブクログ
おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」
シリーズ第2弾!
ちょっぴりおとぼけな店主であるが、
発言する言葉にハッとする。
訪れてみたいカフェである。
Posted by ブクログ
シリーズ第2弾
本作から読み出しても大丈夫
日々の中で小さな傷は無数につく、小さいけれど確かに傷ついていて、1人で消化しきれなくなった時、吸い込まれるように訪れる小さなカフェ
都心にあるのに森の中のようなおひとりさま専用カフェで、不思議な店主との会話とその時に必要なメニューに心が解きほぐされていく
何が変わったわけでもない、しいて言うなら自分の心持ちが変わっただけ
それだけで世界は変わる
優しくてささやかな連作短編集
Posted by ブクログ
仕事で疲れた心や忙しさで傷ついた心を癒す、とっておきの喫茶店でのやりとり。
気にしていることを傷つけずに、そっと寄り添う心を持ちたいと思った。
知らずに傷つけていたり、知らずに傷ついたり。
毎日がんばる自分にもそっと寄り添いたいと思った。
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喫茶ドードーシリーズ 2作目。
美味しいメニューをゆっくり時間をかけて作る。
店主のそろりさんの人生はまだ明かされない、こちらもゆっくり時間をかけて。
Posted by ブクログ
喫茶ドードーシリーズ2作目。
心が疲れている人や悩みを抱えている人が、誘われるようにふっと入っていく『喫茶ドードー』
「あなたの悩みに効くメニュー」のネーミングが面白い
メニューの〈昨日のアヒージョ〉では、意外にもガーリックが効いているパスタが出てきた。
昨日作ったアヒージョのオイルで和えたパスタだという。
店主のソロリは、『昨日の味をもう一度楽しめる、時を戻せるアヒージョなんです』という。
できるなら時を戻して、きのう同僚にかけてしまった言葉を取り消したいと夕葉は思う。
一度外に出てしまった言葉は魂を持ってしまう。
言葉の持っている力を『言霊』というそうだ。
そろりは、ワイヤーでできたハンガーを夕葉にさしだして、自在に動かせるんですよと、いったん曲がってしまったものでも、手を加えればまっすぐになるんですよ、と言う。
言葉を発する時は相手の立場や背景を想像して、その訓練をする、戻ったり、やり直したりしながら…。
放たれた言葉を戻らないけど、うやむやにして隠すのではなく、挽回しよう、素直に『ごめんなさい』と伝えようと夕葉は思う。
そろりの丁寧な料理と説教くさくない何気ない言葉がじわじわ沁みてくる。
そろりは私には何の料理を作ってくれるのかなあ
和食しか思いつかない
ネーミングセンスも今ひとつ
想像力が乏しいんだろうなあ
Posted by ブクログ
何気ない言葉や出来事に気持ちが振り回されてしまった人たちが、料理と一緒に心も満たしていく物語でした。
その日のコンディションで同じ言葉でも受け取り方は変わりますが、30代〜40代の女性には特に共感できたり、刺さりそうな内容でした。