あらすじ
売れないタレント・おかえりこと丘えりかは、依頼人に代わり旅をする「旅の代理人」。秋田での初仕事を終え、次なる旅先は北海道──ある動画に映っている人物が、かつての恋人かを確かめてほしいという依頼だった。依頼人には、初恋を巡るほろ苦い過去があって……。ベストセラー『旅屋おかえり』未収録の、幻の札幌・小樽編、さらに北海道旅エッセイ「フーテンのマハSP(スペシャル)」、おかえりデビュー前夜を描いた勝田文さん描き下ろし漫画も収録したシリーズ特別編! あなたのふるさとはどこですか?
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Posted by ブクログ
2025(R7)1.15-1.22
『旅屋おかえり』の続編?中編?と言った物語、「おかえり」さんが上京することになったエピソード漫画、原田マハさんのエッセイの3本立て。
とてもライトで読みやすい。
特に前半の「おかえり」さんの旅屋物語が、切なくて温かい。
おかえりさんの旅の続きが知りたい。
Posted by ブクログ
「おかえり!!」
と言いたたくなる待望の『旅屋おかえり』の特別編だ。ほろりとうるっとさせてくれる。やはり良い小説だ。ぜひともシリーズ化して欲しい!
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旅屋おかえりの1作目にハマり、2作目のこちらも読んでみました。
おかえりさんの、自分の複雑な気持ちを秘めつつ、みんなの気持ちをほどいていくところに、私は魅力を感じているようです。
読み終わると、なんか良かったな、と思う1冊でした。
Posted by ブクログ
「旅屋おかえり」の続編的なもので、前作と同様明るい世界観でほのぼの泣ける作品だった。
タイトルの通りビートルズがキーワードになっているが、村上春樹のような陰鬱さは全く無いので安心して読んでいただきたい笑
Posted by ブクログ
読書したい時には軽すぎるけれど、何かの待ち時間なんかに読むにはいい一冊。
『旅屋 おかえり』を読んだきり、こちらを読むのをすっかり忘れていた。
あるあるな登場人物と出来すぎたうまい話だから、あまり深く考えず「いい話だったー」とサラッと読み終えるのがいいかも。
一冊通して北海道が舞台だから、6月の今読むと気持ちがいい。
一つ思うのは、あの漫画いる?ってこと(笑)
ページ稼ぎなんだろうけど、ちょっと残念。
Posted by ブクログ
依頼人の代わりに旅をする旅タレントの「おかえり」。
今回の依頼は北海道への旅。依頼人の姉や元恋人の話を通じて、心温かくなるストーリー。原田マハさんの描くキャラクターはみんな優しさを感じる!
スピンオフと知らずにこの本だけを読んだので、ところどころ分からなかったけど面白く読めた。本編ではなぜおかえりが地元の北海道に帰らないと決めたのか、深く語られているのかなと思い、読んでみたくなった。
Posted by ブクログ
心温まる、小さな短編ドラマを見終えた気分。
自分の中での「ふるさと」の意味はなんだろう、読み終えてからふと考えた。それぞれが色んな葛藤、過去を背負っているからこそ、他人が結んでくれた繋がりはより輝くんだな。人が影響しあうって、いいな。
Posted by ブクログ
★★★★☆良かったです。話が進むにつれて思うような展開を期待してしまい、考えていた通りの展開に進んでいきましたが、ガッガリすることなく逆に泣けてしまいました。わかっていながら泣けてしまうところが流石だなと嬉しくなりました。そして、やっぱり北海道旅行に行きたくなりました。
Posted by ブクログ
売れないアラサータレント「おかえり」が旅の代理人として北海道を巡る小説。コミカルでハッピーエンドで面白かったです。収録されている「フーテンのマハSP旅すれば乳濃いし」でも北海道旅。勝田文さんの漫画と瀧井朝世さんの解説もよかった。
Posted by ブクログ
依頼人に代わって旅をする、そんな旅の方法があるのかとびっくりした。本人が行くのがベストではないのか?という気持ちもあったが話を読み進めるに連れていろんな事情を抱えた人がおり、その人たちにとっては代わりに旅行に行ってもらうことが最善なのだと感じた。
若い頃に出会い恋に落ちた相手と何十年も時を経て再会、そしてお互いその間思い合っていたなんて素敵なことだと思ったがもっと早くに再会できていたらよかったのにとも思ってしまった。
帰りづらい事情があったとしてもそこは自分の思い出が詰まった大事な場所、ふるさとであることに変わりはないとも感じた。
素直になれない気持ちもあるが、伝えられる時に大事なことを伝えておかないといけない。
また、自分にとってのふるさととは必ずしも生まれ育った場所だけではなく、「おかえり」と言ってくれる場所も自分の大事な居場所だと知ることができた。心温まる1冊だった!
Posted by ブクログ
旅屋おかえりのスピンオフ作品
本編を読んでいないのに、スピンオフだと知らずに手に取ってしまった。
丘えりかは、旅に行けない依頼人に代わって、代理で旅をする旅屋。
面白そうだから、本編もぜひ読んでみよう。
Posted by ブクログ
この前作があるのを解説を読むまで知らなかった
ただ、作中後で考えると前作の内容に触れていた部分もあったような気がする
下世話な話だが、今回の旅の請求書はいくらになるのだろうか?
まあ、いくらでも払うと思うけど
前作も早めに読みたい
Posted by ブクログ
旅屋おかえりの一部分、おそらく前回の書籍に入らなかったところ?が収録されている様子。前回の方が面白かったように感じた。話が少し現実離れしているというか、あんまり共感できるところがなかった。でも文章は読みやすいし、相変わらず主人公が健気でがんばり屋で、応援したくなる。
Posted by ブクログ
さくっと1時間で読める。Beatlesのthe fool on the hillを流しながら読んだ。便利な時代。風邪ひいて詰まった頭に軽い娯楽。
北海道に6月に行って、車でのんびり廻って、六花亭に行きたい。ウニはむしろ数少ない苦手な食べ物。でも本当に美味しいウニを食べたことがないからかもしれない。
Posted by ブクログ
久しぶりのおかえりちゃん
自分のイメージはテルマエロマエのヒロインみたいな感じ
ドタバタとストーリーが進んでいく
ご都合主義はお愛想でまあまあ楽しく読めた
故郷と呼べるところや帰れるところがあるのは
幸せな事ですね
何処にもない人も日本は故郷だな
フーテンのマハ北海道編
面白く読めた
帯広の六花亭行ってみたいなー
自然の中で作家さんの世界に近づいてみたい
本店でいただくお菓子も美味しい事でしょうね
Posted by ブクログ
「旅屋おかえり」の北海道編
北海道は丘えりかに取っても 気になっている場所。
中々現実ではあり得ないけど 愛の力ってすごい。
ふるさとは生まれた場所だけではなく 「おかえり」って言ってくれる人がいる所。本当にそうですね。
マハさんのエッセイはいいけど 漫画はちょっといらないかな
Posted by ブクログ
自分の帰る場所、おかえりと言ってくれるはどこなんだろうとふと考えさせられた。
20代前半の自分にはそれほど形跡を残した場所が多いわけではないけど、高校までを過ごした地元、大学時代を過ごした場所、今住んでいるところ、祖父母の家それぞれにおかえりと言ってくれる人がいるかもしれない。
たまに親の干渉がある地元を窮屈に感じていたけど、自分が帰りたい時におかえりと言ってくれる場所をいくつも用意しておくと、窮屈に感じていた地元が少しは窮屈に感じなくなるのかもしれない。
優しくて温かい、居場所を見つけてくれる話でした。
Posted by ブクログ
旅ができない人に代わって旅をする丘えりか。
北海道の美味しそうな物、私も堪能してみたい。
人にとっての「ふるさと」
これは生まれた場所だけでなく、「おかえり」と言ってくれる人がいる場所だったり、何度も訪れたい場所、懐かしい場所、恋しい場所。
いろいろな所にふるさとを持てるのは素敵。
そして人は、自分のやりたい事をやり遂げるのが大切。
楽しくもあり、少し切なくもある作品でしたが、人として背中をポンと押してもらったような気持ちにもなった。
Posted by ブクログ
ベタだなぁ。
ベッタベタのラブストーリーで感動もので、もはやファンタジーの領域やん。
……と突っ込みながら、泣いてしまった。悔しい。
自分の、人生でいちばん好きなこと、あとはそれだけをやって生きていくとしたら1つだけ、って何だろう?
Posted by ブクログ
とっても読みやすい本で、一瞬で読めてしまった!
旅を仕事にする「旅屋」。
とても楽しそうだと思ってこの本を手にしたけど、ただ旅するだけではなかった(そりゃそうか)。
旅の数だけ旅する理由があるんだよな、と。
わたしも旅に出かけたい~!この本の舞台は北海道だったから北海道に行きたくなった。
Posted by ブクログ
旅行代行を仕事とする売れないアラサータレント・丘えりこ、通称「おかえり」。シリーズ第二弾。今回は20年以上前に別れた恋人、姉妹の仲を取り持つ。さすがにそんなに上手くはいかないだろうと思うが、まあ良かったとしよう。
Posted by ブクログ
おかえり おかえりと言ってもらえる場所が実家以外にあるだろうか。。。言ってもらえる可能性を沢山潰してきました。よくしてもらって頑張って最後は不義理を重ねてきました。おかえりと迎えてくれる場所は実家以外にありません。
そう考えると実家も大手を振っておかえりと言ってくれているわけでなく、仕方なくおかえりと言っているように思えてきた。
これからはおかえりと言ってもらえるように、飛ぶ鳥が後を濁さないような生き方をしていきたいと思いました。
Posted by ブクログ
『旅屋おかえり』の続編。たぶんおかえり読んだの10年以上前……?(2012年の6月に読んでたみたいなので12年以上前……!)おかえりの中編とマハさんのエッセイ、そしておかえりの学生時代のマンガとバラエティに富んだ内容。