【感想・ネタバレ】みずいらずのレビュー

あらすじ

「あぁ、やっぱ無理」
と思う前に読みたい令和の夫婦ドラマ
子連れ再婚、不妊治療、新婚すれ違い、
中高年「仮面夫婦」、熟年離婚危機……。
『正体』『悪い夏』でベストセラー 社会派ミステリの著者が描く、珠玉の愛の物語!

最近、夫が冷たくなった気がする。妻である自分にではない。子どもにだ。それも六歳の長男にだけ――。
佐藤綾子には離婚歴があり、前夫との間にできた子が長男の蓮だった。バツイチの綾子を受け入れてくれた年下の夫健太は、再婚当初は蓮と本当の親子のように仲が良かった。温かな家庭を取り戻したかのように思えたが、次男の楓が生まれてから生活が一変した。健太の蓮に対する愛情が微妙に薄れてきたのだ。それが原因で綾子の怒りが爆発し、夫婦喧嘩に発展することしばしば。
さらに蓮の小学校の担任から、発達障害である可能性を示唆され、綾子は憤慨してしまうが……(第一話「おかしいのはどっち」)。

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Posted by ブクログ

ある夫婦は、再婚した夫と、異父の息子との関係で、直接血がつながった息子ではないのだから、血のつながった息子より愛していないのではないかと考える妻がいる。
また別の夫婦は、自分がダメな夫だと思うあまり、本当に自分の遺伝子を残して良いのか自問する夫がいる。
 
このように、本作では夫婦でお互いの小さな思い込みが積み重なることで、大きなトラブルに発展する。
それでも、何らかのきっかけでそれが晴れるチャンスが訪れる。各夫婦間でそれぞれ重たい問題が横たわる中、そのような解決につながる話し合いのタイミングがあることに救われる思い。そのようなチャンスを掴むには、やはり普段からお互いの気持ちや考えをできる限り開示しておくことが大前提として必要になると思った。

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2026年06月19日

Posted by ブクログ

どす黒い夫婦関係の話かと思ったら違って、心温まる短編集。「悪い夏」のイメージで勝手に想像してた自分が恥ずかしい。現実社会で親子間の事件が続いた後だけに良さが引き立った。

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2026年06月09日

Posted by ブクログ

染井為人さんのミステリー大好きなんですが、このような暖かい陽だまりのような小説も書くんですね。
夫婦の短編8作に独身小説家の家庭に憧れる話。
夫婦の話は、人物がリレーのバトンのように繋がり、小説家は誰なのかと思っていると、名前を見ると、あっと思った。
各主人公は序盤は好きになれないけど、いつの間にか感動させられ、応援したくなる。
何度も感動シーンがありました。
夫婦みずいらずが、独りよがりにならないようにしないといけないと思った。

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2026年06月07日

Posted by ブクログ

家族であっても、ちゃんと伝え合わないと本当のことはわからない。
人間関係が破綻する原因って“思い込み“が始まりなのかもしれない。
近いからこそ本当のことが言えなくなるけど、そこで関係が崩れてしまうのはもったいない。
身近な人を大事にしたいなぁと思える作品。

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2026年06月04日

Posted by ブクログ

登場人物が他の短編にでてきたりするが、基本的にストーリーに関わりのない短編集。著者にしては珍しくミステリー要素のない、夫婦の愛のあるストーリー。登場人物には最初は共感できないけど、徐々に想いとか考えが伝わってきて、ハッピーエンドなのも良い。身近にある話ばかりで、自分に置き換えて読むことができた。星4.5

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2026年06月02日

Posted by ブクログ

いろんな家族の形があるんだなぁと思いながら読み進んでいきました。飽きることなくテンポよく読めたのと内容もかなりおもしろかったので星5にしました( ᵕᴗᵕ )
『薄情者』『交換日記』が私的によかったですがその中で特にお気に入りなのが『いつまでもあると思うな。妻と金』これはちょっと泣いちゃいました( ; ; )

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2026年05月27日

Posted by ブクログ

とくにどんでん返しがあるわけでもないが、短編だけど人物描写が秀逸で読んですぐに感情移入でき、どれも面白かった。これが染井さんの能力ですね。映像化されたものより圧倒的に本の方が面白い典型ですね。

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2026年05月25日

Posted by ブクログ

染井為人さんと言えば社会派ミステリー!
なのに家族小説なんて、めっちゃ珍しい!!
これは是非読まなくては〜♪と
興味津々で読み進めた。

『みずいらず』
どうやら今回は9つの連作短編集
前の作品で主人公の脇役としてチラッと出てきた人が、次の作品の主人公となる設定は、バトンのようでテンポがよく読みやすい。

以下、目次
「おかしいのはどっち」
「なぜ出ない」
「プライドは富士山」
「夫婦の再開」
「薄情者」
「交換日記」
「いつまでもあると思うな。妻と金」
「思い出の抽斗」
「シングル」

どのお話も登場人物のキャラがハッキリしていて、身近にいそうな人物像が描かれているので、ついつい感情移入してしまう。
新婚夫婦や熟年夫婦、子持ち子なし、初婚に再婚にシングルまで。
幅広い夫婦の形が描かれていて、これがまたリアルで面白い。

展開のうまさは勿論だが、特に、余韻を残した結末の絶妙な加減はさすがの一言。
思わず、涙がホロリと流れることもしばしば・・・
いやぁ、本当泣かせますね〜
特に私は「おかしいのはどっち」「夫婦の再開」「思い出の抽斗」が好きだった。

今まで読んできた家族小説とはひと味違う、染井為人さんならではの、今の時代の家族小説。
ラストの「シングル」は、ご本人のノンフィクションなのかなと、想像しながらニマニマ・・・
優しくて温かい気持ちに包まれる読後感も含めて、ますます染井為人さんの作品が好きになった。
夫婦の方は特に、自分たちの関係性を振り返るきっかけになりそうな作品だと思う。


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2026年05月02日

Posted by ブクログ

いつもと系統が違いますが
こんな感じも良かった
読み終わった後に涙が出た作品もありました
近くにいる人を大事にしたいなと感じました

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2026年04月29日

Posted by ブクログ

色んな形、年代の夫婦の話。
オムニバス形式で、一編に出た夫婦と
そこに関わりのある夫婦が次の主役、
と別々の話ながら繋がっていき
スラスラ読みやすい。

それぞれに悩みを抱えてるけど
嫌な登場人物は殆どいなくて
コミュニケーションや
ささいなキッカケで解決の糸口を見つけていく。

何か大きな出来事はなくても
夫婦にとっては危機的な問題で、
それが解決されたり
落としどころを見つけりするところに
凄く共感できた。

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2026年04月23日

Posted by ブクログ

夫婦間の微妙なスレ違いを絶妙なタッチで描かれていて正にあるある!なストーリーだらけ。夫婦はお互いの理解の段階から年齢を重ねるに付け辛抱の領域に達するのだな?と理解した。
最終話"シングル"だけ他話と趣が異なるが、このストーリーが一番切なく、でもクスッと笑えるペーソスがあり一番良かった。

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2026年04月20日

Posted by ブクログ

素敵な夫婦の物語の連作短編集。
どのお話も始めはかわいそうなくらいすれ違っている二人。けれど、最後にはほっこりするお話ばかり。
様々な年代や立場の人達が出てくるので、誰もが誰かに感情移入できるのではないでしょうか?
それにしても、どのお話も何故私はこんな人と結婚してしまったんだろう‥‥と思っている主人公ばかり。
でも、その気持ちが分かってしまうのだから困ってしまいますねぇ(^^;;
現実はこんなにハッピーにエンドするかしら?なんて思ってしまう自分もいますが、やっぱり読んでいて幸せな気持ちになりました。だって誰もが幸せになるために結婚したんですもんね。そんな気持ちを思い出させてくれる一冊でした。
最終章には、どうも作者ご本人?と思われる独身の小説家が出てきます。社会派ミステリーばかり書いてきた小説家がいきなり心温まる夫婦の物語を書いても、読者がガッカリするのでは?と編集者も心配してましたが、私は好きでしたよー♡
独身の作家さんが書いた物語なのかと思うと、既婚者はこれから結婚するかもしれない人達を、結婚から遠ざけるようなことのないように注意しなくては、と思ったりします。頑張って(?)仲良くしたいと思います(^^;)

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

大好きな染井為人さんの新刊を見つけたので読んでみました。いつもの感じとは違い、身近な、よくありそうで親しみやすい内容で、これはこれでとても面白かったです。優しさにつつまれた短編が9作、最後の話以外は、登場人物が少しずつ関わっていて面白かったです。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

最後の短編が良かった。フィクションかもしれないけどそれの元になった誰かの現実があったのであればそれはそれで尊い

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

すごい良かった。
1番身近な人との関係性ってほんとうに大切、当たり前のことを当たり前にしないこと、大切なものを本当に大切にすること、を思い出させてくれる本でした。

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2026年04月06日

Posted by ブクログ

夫婦の短編集。
とても面白かったし、深かった。
どこの夫婦も色々あるんだなと思った。
だけど、どの夫婦にも愛を感じた。

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2026年04月30日

Posted by ブクログ

今の自分の状況に刺さりすぎてくやしい程に☆5

男女で法律婚してる夫婦の短編集
一緒にいる時間が長くなれば、感謝も愛情も薄れてくるのかもしれない
でもあの時の気持ちを思い出したり再確認したり、何十年過ごしていても知らなかったところを知ったり。

会話が多くて読みやすく、すんなり入ってくる。

いちばん大切に思ってた時代もあったのに、いまや愛憎入り交じり。
いちばん近いからこそ、お互いに遠慮がなくてズタズタに責め合って起こってイライラして。

でも家族なんだよねぇぇぇ
家族になろうとして家族になった唯一の相手。

夫に優しくしようと思える本。

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2026年04月04日

Posted by ブクログ

さまざまな夫婦の物語が描かれている。
それぞれ個々の物語かと思いきや、意外なところで繋がっていて、誰かの心に響いている。
夫婦という小さな社会から少しずつ綻びが生じ、それらが他の小さな社会(夫婦)に絡んでいき、結果として繋がって、周り回って自身の綻びを修復していく。人は人と、社会と、繋がり無くしては生きていけないのだと無意識のうちに知らしめされる。
文中に描かれる夫婦間の綻びやほつれが、自身と重なり、時に苦しく、時に清々しく、また懐かしくもあり涙が出た。
私は私の小さな社会で、生涯共に過ごすであろう人と、きちんと向き合って、受け止めて生きていこうと思わされた作品。

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2026年04月30日

Posted by ブクログ

くっついたり別れたり、色んな夫婦の心温まる物語。大事なのは相手を思いやる心を見失わないこと。ミステリー作家、染井さんの作品?イメージが…。認知症発症の清子と忠志の老夫婦「来年も再来年も、おまえと一緒ならずっとええ年じゃ」懐かしい広島弁「たわん」と響き合ってジンワリ。

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2026年06月26日

Posted by ブクログ

この作者はいつも転落系が多い中、今作はどの話も回復系寄り。様々な夫婦の形を魅せてくれてじんわり来るものが多かった。現在パートナーが居ようが居なかろうが寄り添ってくれる一冊。

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2026年06月19日

Posted by ブクログ

『悪い夏』とは打って変わっててあたたかい夫婦の短編集です。
同じ作家さんと知らずに驚きました。

夫婦は他人の始まりと言われますね。
他人だけど最も距離が近いし、長く続く縁と思われるので、なるべく溜め込まないほうがいいですね。
かと言って遠慮なくぶちまけたら縁が濃い分大変なことにもなりかねないので、気遣いは必要です。
なかなか難しいです。

いい旦那さんじゃんと思う話や、この奥さんキツいと思う話など色々あり、外からでは分からない夫婦の事情を覗いたような気分です。ふふ

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2026年06月15日

Posted by ブクログ

短編の物語であるが、関係が繋がっていく。みんないろいろ不満やすれ違いはあるよね、と思いながら、でも最終的には心が温まる話で読後感もほっこりする。
ラストと話を読むと、すべて作者を含めて周り人たちの実話なのでは、と思わせる。

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2026年06月12日

Posted by ブクログ

なんかね、やっぱりね、読みたくなったの、急に。

ま、そーゆー季節なんでしょうね。6月病。(はて?あったかな)


だってさ、帯に「あぁ、やっぱ無理」

と思う前に読みたい令和の夫婦ドラマ


ってあるじゃない。


そら読むがな。

みんなも読みたくなるでしょ?(100万回ぐらいやっぱ無理って思った事あるでしょ?)


で、感想。



ほっこり(◍︎´꒳`◍︎)




ほっこりしちゃったの。


連作短編でね、1話づつ夫婦がバトンタッチされて行くんだけど、終わり方がみんな『ほっこり♪』

いいな〜、って思った。

羨ましいな〜、って。

こんな風に気付いてもらえたら嬉しいな〜、って。




でさ、やっぱりお互い思いやり合わないと気付けないよね。
歩み寄らないと何にも解決しないよな〜、って。


分かっちゃいるけど今更無理。



ってゆう人に読んで欲しい(笑)






夫よ、お前だ!!

君が読みたまえ!!

静かに読書に勤しむ妻を見習え!!


本に何を求めてるのか気付けーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!





(あ、心の声がダダ漏れしてしまいました)




せっかくほっこりしたのにレビュー書き出したらヒートアップしちゃったの♡





でもスッキリした♪









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2026年06月11日

Posted by ブクログ

夫婦の絆がテーマの連作短編。若い夫婦から高齢夫婦まで、「え?もうダメじゃん!」とドキドキしながら読み進めると、最後はほっこりするオチが。

しかも、ラストの短編は
これ、実話だよね!としか思えず。
染井さん、さすが!最高のフィクションとなってる。

あー、わかるわかる!という感覚がどの話にもあった。でもさ、俯瞰してみたら、その苦しみって、
勘違いだったりしない?すぐ隣にある幸せが見えてないだけじゃない?

とにかく読みやすい。ついつい一気に読んでしまう。
でも、疲れない。これは染井マジックだよなあ。
やっぱり映像が浮かんで、NHK夜の連続ドラマになりそうな予感。配役を想像して遊ぶの、楽しすぎる。
最後の作家さんの話はぜひご本人でお願いしたい!

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2026年05月23日

Posted by ブクログ

「あぁ、やっぱ無理」
と思う前に読みたい令和の夫婦ドラマ。

「あぁ、やっぱ無理」
とすでに何度も思ってますが読みました。
1話目の おかしいのはどっち
憶測で決めつけてネガティブな思考になってしまうのわかる。良くないよね…
泣けました。

4話目の 夫婦の再開
これ私、取材された?ってぐらい共感しまくった。

・夫が悪い人ではないことなど、もちろんわかっている。むしろ、彼は善人でまっとうだろう。
ただ、どうしても、夫と分かり合おうという気にはなれない。 

・当時の美智子は失恋したばかりで、自分を捨てた男を見返したい気持ちもあった。あんたなんかよりよっぽどいい男を掴まえたと、元恋人にも、自分自身にも知らしめたかったのだ。

・だからなおさら美智子は疲れ、その疲弊の原因である夫を、より疎ましく思ってしまう。
おかしな言い方ではあるが、夫への罪悪感が、夫への嫌悪感を募らせる。

ちょっとこちらから話しかけたら目を輝かせて話しかけてくるところも気持ち悪いぐらい同じ!

染井為人さん初めて読みましたが人の感情を言語化するのがうますぎて一気読みでした。
全てのお話が丸く収まる感じが、あぁやっぱ無理と思う前の人向けなのかなと思いました。
やっぱり離婚を突きつけることで相手が少し変わろうとするのは経験上わかります。
夫婦でいると諦めからだんだん期待しなくなり相談もしなくなり…となるけど何かきっかけがあって変わることができたら夫婦仲も変われるのかもしれません…

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2026年05月23日

Posted by ブクログ

夜中に急に目が覚めた。誰かが冷蔵庫をしっかり閉めなかったので、アラームが鳴っていた。しょうがないなあ、と台所まで行って冷蔵庫の扉を閉め、再び布団に入って目を閉じた。。
ダメだ。急に冴えて全く眠く無い。まだ寝入ってから1時間も経っていなかった。もうしょうがないなあと思い枕元に置いたこの本を手にした。するとなんだろう、今までそんなに刺さらなかったこの本がザクザクと心に響く。どこかでいつか経験したような気持ちに共感する。短編集、前のストーリーの登場人物が次のストーリーの主人公みたいな感じで綴られていく。

夜のメンタルのせいなのか、無心なのか、これが裸の心の状態なのか、時間を忘れてのめり込むように読み入ってしまった。
こんな不思議な経験はたぶん今まで無かったと思う。
明日というか今朝になって忘れないように書き留めてみた。まだ目は冴えたままだが、寝ることにする。
最終話、これで終わって欲しくないと思いつつもいい話だった。

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2026年05月24日

Posted by ブクログ

夫婦の物語、連作短編。
前のストーリーにちらりと出てきた人が次のストーリーの主人公となる展開。
どの夫婦にもトラブルがある。傍から見ると大したことではないようなことも、当人にとっては重大問題で、どこにでも転がっていそうなことばかりだった。
妻が更年期障害で、家庭内が大変なことになった夫の話と、終活と言いながらつさ夫に連れ回される妻の話が印象的。どちらも愛ゆえのことだったという結末に、しみじみ感じ入るものがあった。
最後の独身男の話は、著者ご自身を彷彿させるものだったけれど、如何に。
楽しい読書時間だった。

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2026年04月30日

Posted by ブクログ

とっても面白かった、良かった。いろいろな夫婦の再生の物語。夫婦の数だけ形があるというのはしみじみ。年齢も、仕事や家族構成も様々。なんなら父母のこどもの夫婦についても出てくる。面白かった。そして泣ける。

青山美智子さんの作品のように、主人公同士につながりがある、というのも面白い。主人公の別の中で、前の主人公夫婦が立て直した話が出てくるのも良かった。
ほろりと泣けたのが『薄情者』『いつまでもあると思うな。妻と金』いい話ー。

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2026年04月09日

Posted by ブクログ

そこらへんに転がっていて、でもみんな隠してそうなテーマ。
染井為人さんのお話とは思えないいつもと違うテイストでした。

よくありそうで、身近に感じるからこそ、もう少し終わり方にリアルさがあっても良かったなあーと思ってしまいました。

結局優しい方向に話が流れていく

それはそれで、この本自体の方向性だと思うのですが


普通そうに見えて、幸せそうに見えて
みんなそれぞれあるんだよな

そりゃ当たり前だわ


それなら、今の私みたいに同じようなことで悩んでる人はいるのかしら
小説には終わりがあるけど
実際の悩みには終わりなんてない
解決した風に見えて、その先も続いていく

出口のないトンネルはない、って、物語の中なら分かるけど
実際に自分がトンネルの中にいたら
その終わりがこなそうな不安、
いつまで続くのこの生活、という恐怖

そういうのを改めて実感してしまったかも。

こんな優しい寄り添ってくれる話を読んで、そんな感想を抱く私は今ダークサイドに落ちてるのかも笑

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2026年05月14日

Posted by ブクログ

相手を思いやることに向き合わせてくれる作品。
それぞれの夫婦の悩みは大小ではなく、それぞれにとって尊く大事なこと。
どうしても自分目線で考えてしまうことばかりだけど、角度を変えたら別の見方ができて、そこから関係性を深められるのは素敵だと思う。
それぞれの登場人物が少しずつ繋がっていて、そこからまた別の見方ができるのもよかった。

皆さんの感想を拝見していると、前向きでハッピーエンドと捉えている人が多い印象。
たぶん、これは読む人によって違った捉え方をするんじゃないかな。
なぜなら、夫婦は少なからず様々な悩みを抱えていて、それは外からは見えない。
様々な角度から捉えるからこそ、その一瞬のハッピーだけで有耶無耶には出来ない事情も知っている。
その後、どうなるんだろう?
と考えた時、必ずしも前向きなことばかりじゃないんじゃないかな…と、つい現実的に考えてしまった。
読後、誰かと語りたくなる。

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2026年04月09日

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