あらすじ
「あぁ、やっぱ無理」
と思う前に読みたい令和の夫婦ドラマ
子連れ再婚、不妊治療、新婚すれ違い、
中高年「仮面夫婦」、熟年離婚危機……。
『正体』『悪い夏』でベストセラー 社会派ミステリの著者が描く、珠玉の愛の物語!
最近、夫が冷たくなった気がする。妻である自分にではない。子どもにだ。それも六歳の長男にだけ――。
佐藤綾子には離婚歴があり、前夫との間にできた子が長男の蓮だった。バツイチの綾子を受け入れてくれた年下の夫健太は、再婚当初は蓮と本当の親子のように仲が良かった。温かな家庭を取り戻したかのように思えたが、次男の楓が生まれてから生活が一変した。健太の蓮に対する愛情が微妙に薄れてきたのだ。それが原因で綾子の怒りが爆発し、夫婦喧嘩に発展することしばしば。
さらに蓮の小学校の担任から、発達障害である可能性を示唆され、綾子は憤慨してしまうが……(第一話「おかしいのはどっち」)。
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すごい良かった。
1番身近な人との関係性ってほんとうに大切、当たり前のことを当たり前にしないこと、大切なものを本当に大切にすること、を思い出させてくれる本でした。
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今の自分の状況に刺さりすぎてくやしい程に☆5
男女で法律婚してる夫婦の短編集
一緒にいる時間が長くなれば、感謝も愛情も薄れてくるのかもしれない
でもあの時の気持ちを思い出したり再確認したり、何十年過ごしていても知らなかったところを知ったり。
会話が多くて読みやすく、すんなり入ってくる。
いちばん大切に思ってた時代もあったのに、いまや愛憎入り交じり。
いちばん近いからこそ、お互いに遠慮がなくてズタズタに責め合って起こってイライラして。
でも家族なんだよねぇぇぇ
家族になろうとして家族になった唯一の相手。
夫に優しくしようと思える本。
Posted by ブクログ
かなり読みやすくて一気読み!!正体もかなり良かったけど、これも面白かった ちょっとしたボタンのかけ違いで人の心はすれ違う 私もそんなかけ違いに気づける人間でありたいと思った 人との繋がりで悩んでる人は読むと心がほぐれる良い物語
Posted by ブクログ
えー!染井為人ってこんな小説も書くんだ!
と驚かされる1冊。
デリカシーが無かったり自分勝手な登場人物に少しイラっとさせられることはあっても、あの染井作品にありがちなヒリヒリ感は無く、なんならほっこりさせられてしまう章もあったり。
でも最終章にそのアンサーがあったりして、してやられた感がありました(笑)
Posted by ブクログ
夢中で読みました!恋愛している時とは違って生活を共にする夫婦という在り方。家族になって遠慮がなくなり、同じ家に住んでいるのにいつの間にか遠いところにいる存在。
私も夫のこと忘れていました。この小説のお陰で優しくなれた気がする。自分も夫も大切に出来そう。
Posted by ブクログ
最高におもしろかった。夫婦の問題やすれ違いなどを描いた短編集だが、全体を通して話は繋がっている。
染井先生にしてはめずらしい感じのテーマでどうかなと思ったが、読むとおもしろすぎる。最終話はご自分の事を書いたのかな?
とにかく良いです。
Posted by ブクログ
夫婦や家族の絆がテーマの連載短編小説。
めちゃめちゃめちゃめちゃよかった!
感涙しまくりで、文句なしの★5のおすすめ作品です!
時に我が身を振り返り反省もし、
(_ _*)・・・
人の優しさというものを余すことなく実感できました。
やはり、夫婦は長い時間一緒に過ごすので
時にワガママにもなり、優しさを忘れてしまうこともあるのですね。
時々でもいいので、足を止めて我が身を振り返るのが大切ですね。
どの話も本当にいいので、
一番が決められません。
ラストの『シングル』という話は、作者さまの実話?
実話に見せかけたフィクション!?
この話も切なくてよかったです。^^
Posted by ブクログ
読後感が最高に良かった
短編の物語がたくさん連ねてあるのかと思いきや、どこかで繋がっていたり、自分と重なるような話も多かったので、感情移入して泣けたりもした
また、夫婦喧嘩して、あぁ、やっぱ無理〰って危機が訪れたりした時にでも読み返したいなぁという作品でした
とっても優しい気持ちになれましたし、途中のお話から、この物語のオチはなんだろうと考えるようになって、当たっていたり、そう来たか!参りましたとなったり、こういうドラマ的な作品もまた書いていただきたいです
追記
最終章…『シングル』は染井さんのノンフィクション?
ホロッとしましたし、胸がチクチクしましたし、お互いに惹かれ合っていても、タイミングってやっぱりありますよね
Posted by ブクログ
染井さんの今回の作品は、夫婦のとてもとても暖かい物語。連作短編集となっており、楽しさが9つの短編の数ほど続きます。
そして・・・・普段は、
特殊工作員が何人もの敵を殺したり、
伝説のヤクザの物語、
・・・などをこよなく愛する私が、
短編の数ほど涙してしまうのです・・・・・。
ゴチソウサマでした。
Posted by ブクログ
初めての作家さんでしたが、本来はミステリー作家さんなのですよね?
とってもハートフルな夫婦の短編集でした。
最後のお話は実話か?(笑)
面白かった!
Posted by ブクログ
短編だが続いてる小説だった。
染井為人さんの作品が好きで何冊か読んでいたが、今までと違う!?
夫婦間の愛!?の様な小説だった。
いつものハードなスピード感を期待してたので少し退屈になりそうだったが
どの作品の終わり方に納得出来て面白かった。
最後の章の『シングル』が特に好き!!
これ以上のほっこりな小説はないわ‥ニヤニヤ(*^^*)
染◯さんも幸せなって欲しいな
ニヤニヤ‥
Posted by ブクログ
読み終わるのがもったいなくて、一ページずつ大切に読んだ『みずいらず』。
染井作品特有のキレの良さはそのままに、今作はとにかく「読後感」が最高。
読み終えたあと、空を見上げたくなるような清々しさ。
過去作とのギャップに驚きつつ、このハッピーエンドたちが今の自分には一番の薬だった。
また一つ、宝物みたいな本に出会えた。
Posted by ブクログ
最後の一話だけ あれ?さっきまで登場人物が誰かしら繋がっていたのに???
なるほどね そういうことか!
こんな夫婦いるなぁ
最後は誤解もとけ また新たな関係を築いていく
素敵な短編集でした
最後の話だけ現実!?
現実はなかなかうまくいかないよね…
Posted by ブクログ
さまざまな夫婦の物語が描かれている。
それぞれ個々の物語かと思いきや、意外なところで繋がっていて、誰かの心に響いている。
夫婦という小さな社会から少しずつ綻びが生じ、それらが他の小さな社会(夫婦)に絡んでいき、結果として繋がって、周り回って自身の綻びを修復していく。人は人と、社会と、繋がり無くしては生きていけないのだと無意識のうちに知らしめられる。
自分のことのように感じる夫婦間の綻びやほつれが、時に苦しく時に清々しく、また懐かしくもあり涙が出た。
私は私の小さな社会で、生涯共に過ごすであろう人と、きちんと向き合って受け止めて生きていこうと思わされた作品。
Posted by ブクログ
8組の夫婦と一人のシングル男性の物語が、9編の短編で構成されている。
結婚生活を続けることに限界を感じた8組の夫婦の問題が描かれている。
どれも面白い9編の短編中、私のお気に入りの物語3編を敢えて挙げると⋯
⚫︎プライドは富士山
妻から突然「好きな人ができたので離婚してください」と、夫は一方的に告げられた。
妻は幼馴染のレストランシェフと再会し、一緒になると言う。
腹立たしく思った夫は、シェフの元にゴルフクラブを握りしめて抗議に向かう。
⚫︎交換日記
仕事ができない夫は早期退職を迫られて会社を辞した。
何事にも消極的だった夫は家に閉じ篭もるようになってしまう。
そして自室で一日中、プラモデルを作り続ける日々となる。
そんな夫に妻は、猛抗議をするのだが⋯。
⚫︎いつまでもあると思うな。妻と金
43歳になった妻は、少々早いのだが更年期障害を患い、一挙に何事にもやる気を失った。
家事の総てを、そして朝と夕の愛犬の散歩が加わり、料理の仕方、洗濯物の干し方から畳み方、浴室、便所掃除まで、事細かに監視の目を光らせて夫にあれやこれや指図する。
流石に夫も困り果て、我慢も限界に達してしまう。
この他の短編も、夫婦間に危機が迫った状況が綴られている。
夫婦間の致命的な危機を覚えながら、結婚前のお互いの気持ちが蘇るきっかけが物語の核となっている。
最終の短編は独身男性の物語となっているが、この御仁もある同年代の婦人の温かさを感じ取り、家族の良さを中年に至って知る物語だ。
どの短編も、結果的には和むお話ばかりだった。
Posted by ブクログ
王様のブランチで紹介され、令和の夫婦を描いた心温まる感動作ということで、たまにはこういうのも読みたくて。
最近、夫の健太が冷たくなった気がする。妻である綾子にではない。子どもにだ。それも6歳の長男にだけ。綾子には離婚歴があり、前夫との間にできた子が長男の蓮だった。再婚当初、健太は蓮と本当の親子のように仲が良かった。温かな家庭を取り戻したかのように思えたが、次男の楓が生まれてから生活が一変した。健太の蓮に対する愛情が微妙に薄れてきたのだ…
という感じで、子連れの再婚、不妊治療、新婚のすれ違い、仮面夫婦、熟年離婚などなど、様々な夫婦関係がテーマの9話からなる連作短編集。最後だけはちょっと違うけど。
1番近い関係だからこそ、話せなかったり、イライラしたり、許せなかったり… でも、やっぱりお互いのことを想い合っているのが夫婦だよな〜と温かい気持ちにさせられる。そんな素敵な話が多かった。
個人的には『思い出の抽斗』が好きだった。忠志の愛情と優しさに溢れていて、自分も将来こんなジジイになりたいな〜
Posted by ブクログ
染井為人さんのこれまでの作風とは違っていて新鮮でした!
こんなにも違うのね~とか思いつつも身近な夫婦の話だったので読みやすかったです。
長男にだけ冷たい無神経夫の言動に怒りがこみ上げ…………………「おかしいのはどっち」
一回りも年下の妻はなぜ冴えない自分を選んだか?…………………………「なぜ出ない」
妻から離婚を切り出された。だが、プライドが邪魔をして……………… 「プライドは富士山」
四六時中家にいる定年退職後の夫に鬱憤が溜まり…………………………「夫婦の再開」
幸せな新婚生活のはずが、底抜けに明るい妻を疎ましく感じ…………………… 「薄情者」
仕事を辞めて毎日プラモデルを作る夫。せめて家事はやってくれ…………… 「交換日記」
なーんにもしない更年期の妻に夫はある疑念を抱き………「いつまでもあると思うな妻と金」
夫の「終活」に無理やり付き合わされた結果、ある記憶が蘇り…………… 「思い出の抽斗」
独身貴族の作家は、温かい夫婦の物語を書きたいと言い出す…………………「シングル」
薄情者は、ちょっと夫の気持ちが良く分からず(笑)
今後、大丈夫かな?っと少し心配に。
交換日記も、妻に負担がかかりそうで心配(笑)
「思いでの抽斗」は、自分もいつかと思うと怖かったです。
「シングル」は、どこまでがリアル?って思いつつも、何かリアルでした…
Posted by ブクログ
さまざまな夫婦の形を描いた物語。
病気や心の病、そして認知症の兆しなど、どの夫婦も切実な困難に直面しています。
けれど、描かれるのは決して悲しみだけではありません。
すべてのお話が前向きで、読んでいるうちに「明日も頑張ろう」と勇気をもらえるものばかり。
読後は、冷えた心がじんわりと温まるような、優しい余韻に包まれました。
Posted by ブクログ
隣の芝生は青い。
芝生の中を知ればそれぞれに事情を抱えているもの。
言葉にして伝えないとひとの気持ちや考えなんてわからないですよね。
それが家族であろうと。
染井先生にこんなに温かな作品があるとは驚きました。
Posted by ブクログ
登場人物たちが繋がる連作短編と云えば青山美智子や一穂ミチを思い浮かべるが、これは、これまで重厚でヒリヒリする社会派ミステリーを世に送り出してきた作者の「令和の夫婦ドラマ」を描いた作品。作中で「戦わないジャッキー・チェン」「お笑いライブの真面目な人生論」と嘯いているが、私にはいいとこ取りの楽しい読書時間だった。
すべての作品のラストで、アッと言わせるオチにウルッとくる。特に本人登場?の「シングル」での切ない大人のラブストーリーには胸に迫るものがあった。
Posted by ブクログ
全9篇の連作短編集。ラストの「シングル」以外の8篇は夫婦がテーマで、心理描写がとにかく巧み。どの話もぐっと引き込まれ、気づけば一気読みだった。「いつまでもあると思うな、妻と金」は思わず笑ってしまうタイトルだけど、中身は涙腺にくる一篇。どの物語も、当たり前になっている家族の存在や感謝の気持ちを改めて考えさせてくれる。
最後の「シングル」は小説家・染谷和人が主人公。もしかして著者自身を重ねているのかな?と想像するのも楽しかった。以前読んだ『ひきこもり家族』とは雰囲気が異なり、作風の振り幅の広さにも驚かされた
Posted by ブクログ
夫婦のカタチは人それぞれだが、夫婦だからといって相手のすべてを理解できているわけではない。やはり、言いたいことは言葉にしなければ伝わらないのだと9つの話を読んで痛感した。
特に「おかしいのはどっち」と「薄情者」が心に残っている。
Posted by ブクログ
いろいろな夫婦の物語。ちょっとそれ少しの会話があれば解消するのでは?と歯がゆい所もありましたが、最後は後味よく終わり良かった。夫婦の日常に少しの思いやりと努力が必要なのだと再認識。
短編が少しずつ繋がっているのもよかった。
Posted by ブクログ
「小説NON」で連載されてきた作品。連作短編になっているけど、一話ずつ読んでも楽しかっただろうな。
それぞれの夫婦が抱える問題が、どれも実際にありそうなものばかり。お隣の家庭をちょっと覗き見しているかのようなリアリティがあった。
その問題には深刻なものも多かったけど、解決法のお手本を示してもらったような気分。
夫婦といえども、元々は他人。いつまでも思いやりを持って、それを相手にわかるように示すことが大切だよなと思った。
終章「シングル」に登場する作家さん、この話はリアルですか?
Posted by ブクログ
様々な年代の夫婦の連作短編集。と思っていたら最終章の染谷さん?え?登場してた?と思いながら読みすすめると、うわー!そういう事!!となんだか二度美味しい気分。
Posted by ブクログ
いろんな夫婦の形を描いた連作短編集。
「正体」を読んだ後だけに意外な変化球だった。
夫婦という、一番近い他人。
どれだけ長く一緒にいてもわかり合えないけど、親以上に自分を知っているのは事実。
年数と共に関係も変わって行く事に
自分も考え続ける毎日。
「病める時も、健やかなる時も、」という聖書の一節がこの歳になると心に響く。
どれも思い当たるエピソードがあり、面白く読めた。特に「思い出の抽斗」には、将来を想像してぐっと心を掴まれた。
最後は作者を思わせる主人公。
ハッピーエンドではないけれど、気になるラストでした。続きが読みたい。
Posted by ブクログ
「みずいらず(水入らず)」とは、家族や夫婦など、親しい内輪のメンバーだけで集まり、他人が混ざらない状態を表す言葉です。余計な気遣いがいらない、心安らぐ時間や関係性を指す際に使われます。
ほうほうなるほど。
ある8組の夫婦 のあれやこれやの短編集。
『「あぁ、やっぱ無理」と思う前に読みたい令和の夫婦ドラマ』と帯にはあるみたい。
みなさん 夫婦仲はよろしいですか?
一度くらいは「もーーうっ無理っ!!」って思ったことありません?「なんで結婚したんやろ?」って思いがよぎったことありませんか?
この本に登場する8組の夫婦も、配偶者に何かしらの不満を持っています。
会社をクビになり ひきこもりになった夫。優しい言葉をかけたいが 何もしない夫の姿に妻は日々イライラがつのり…。
突然、更年期障害が始まり その日以来 一切の家事をしなくなった妻。夫と娘に家事を強制し事細かにダメ出しをしてくるようになり…。
ある日突然に妻から離婚を切り出された夫。離婚はしたくないが 富士山よりも高いプライドが邪魔をし 平静を装ってしまうが…。
などなど。
仮面夫婦とか離婚とか、そこまでじゃなくても 登場人物たちの心の声に「わかるわー」と何度もうなずいちゃう笑 だから余計にイライラしながらの読書になったし、「え?そんな一言で 許しちゃうの?」ってラストにモヤモヤしちゃったり…笑
これは読み切れないかも〜と途中で放棄するはずでしたが、そこは「他人の不幸は覗き見したい」という性根が腐ってる私です。読み切りました。というか、他の方のレビューを見ると軒並み高評価! 実は全てのお話がラストに夫婦の絆を再確認させてくれるほっこり短編集。 そんなに上手くいくかしら、と思っちゃったのは 私の結婚生活が……。
「いつまでもあると思うな妻と金」と「思い出の抽斗」は好きでした。
私が思う夫婦円満の秘訣って「干渉しすぎない」なんですが笑
やっぱりね、思いやり、大事ですねぇ。
あと会話ね。うんうん。
最後の「シングル」だけ お一人様の男性とシングルマザーのお話。男性は染井さん本人?笑
担当者さんが言ってた「読者が待っているのはこんな短編集ではなく、社会派ミステリーです」に笑ってしまった。
「正体」のような社会派ミステリー 待ってます!