小説・文芸の高評価レビュー
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私には必要な本でした。
この本を手に取ったきっかけは、喧嘩をして家に居たくなくて本屋に行き、目に留まったからでした。
こうやって家を出てきてしまうくらい、忍耐のない人間である自分には、もっと他者への思いやりが必要だと感じつつ、中々いつも冷静で居られないことを恥じていて。優しい気持ち、優しい人間になりたかったからでした。
色んな場面で、主人公と一緒にモヤモヤしたり、涙したり、感情を揺さぶられながら、隠し事をしてるつもりはなくても本音を伝え合えてはいないかもしれない…何も分かっていないのに分かった気になっていることは多いのかもしれない…と反省しました。
この本は忘れずに読み返したいです。 -
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『ある男』『私とは何か』を読んでようやく平野啓一郎さんの代表作『マチネの終わりに』を読むことができた。私はこの作品の放つ美しさと哀しさに心を動かされた一方で、うまく感想がまとまらないままでいる。だけど、あえて書いてみようと思う。
平野啓一郎さんの作品はいつだって表面的ではない、人間自身について考えたくなるような本質を問うてきて、深く心が掴まれる。そしてその圧倒的な知性に敬意を感じている。そんな平野作品を読む時間は私にとってすごく特別で、好きな時間だと再認識した。
小峰洋子と蒔野聡史からは、愛を超えたような深い魂からのつながりを感じた。お互いがお互いで安らぎを得るのは。そしてお互いでしか得ら -
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ネタバレお話がちょっとずつ繋がっていて、人と人との素敵な繋がりも感じることができてとても良かったです。
カバヒコが、見る人のその時の気持ちに寄り添ってくれるように表情を変える描写が印象的でした。
この本はどの章もすごく共感できましたが、私は特に3章が好きだと思いました。ちはるに対してのおばあさんの「心遣いも思いやりも、全て想像力だからね。不安がりなあなたは、きっと優しい人だと思うよ」というセリフを見た時は涙が出そうになりました。私も想像力を少しずつ、自分のためにも使えるようになろうと思いました。
不安になった時やリカバリーしたい時、またこのお話を読みたいです。 -
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映画を観てからの原作。凪良さん二作目。
配役ドンピシャ。
映画は、ん?と思う不確かさがあったけど、やはり小説は良かった。特に文の心理描写が。
極端な人物が多く、現実の延長線上にはあるとは思えなかったけど、、
でも、世界のどこかにはいるだろう、お互いにしか理解できない特異な関係性。
自分をわかってくれる人が1人でも居れば、それで生きていける。
いくら説明しても伝わらないことも、一緒に時間を共にすれば、自ずと受け入れられる、、のか。
理解できないこちら側の恐怖はあり、悪意ある第三者になる必要はないけど、受け入れられるかどうかはわからないな。。感想が難しい。 -
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ネタバレ好き。このくらいのスピードの本が好きかもしれない。筆者の言葉遣い、話の流れ、テンポ、挿し込むフレーズが好きだった。
残念ながら私は、辞書の編集がどうなっているか考えたことがなかったので新鮮で初めて知ることが多かった。
登場人物のそれぞれの視点が描かれるところが特に好き。それぞれの人格が確立されていて同じ事象にそれぞれの感じ方、考えがあった(当たり前だが)。その人の裏や闇、心のうちが見れることが、私が小説が好きな理由の一つだから、そこが十分に楽しめて興奮した。
知らない言葉が多かったから、2週目は言葉を調べながら読みたい。
今までの私は、言葉では私の気持ちや内側を伝えきれないことがわかっている -
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初読みの作家さん。
期待値高めだったけど、それ以上!
やっぱり、主人公が好きになれるかどうか大事。
人情派の天才ドクターなんてありがちな設定かもしれないけど、実際はほとんど出会えることのないドクターだろうな。
思わず銘菓を検索したり、京都の街並みや季節感を堪能しながらガイド本のようなゆるりとしたペースから、本業発揮の専門的な医療シーン、患者さんや同僚ドクターとの日常、思わず南先生との仲を期待したくなるようなキュン場面や、とにかく飽きない、もっとこの世界に触れていたい、贅沢な読書時間。
何がその人にとって必要か、必ずしも最先端の医療を受け生きることが全てではない。
追加治療のための生活保護の -
Posted by ブクログ
ネタバレ【本を読もうと思った理由】
LIFE聞いてたら、宇野さんが出てこの本の話をしている回があったため。また、私自身適応障害から職場復帰して約4ヶ月、仕事と生活のバランスに答えを見いだせないでいたため。
【本の感想】
久しぶりにエッセイを読んだ。新書の評論と比べて、こんなにも読みやすいものかと、スルスルと読み進めた。
当然、「水曜日は働かない」は具体例であり、比喩である。何の比喩かというと、労働や世論の「潮目」、アルコールの流れに任せて、ふわっとしたまま時間を過ごすのではなく、自分自身の周りの世界に目を向けながら、地に足つけて生きるためのマイルール、ということだと、私は受け取った。
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