あらすじ
京都の路地にある怪しげなクリニック「中京こころのびょういん」。今日も飄々としてノリが軽いニケ先生とクールな看護師・千歳さんが、スマホ依存症の小学生、ルッキズムに囚われた女子大生、亡くなった飼い猫を想う母……それぞれの問題に適した“猫”を処方していく。一方、処方された猫を返さないままでいた「予約の患者さん」の鳥井青も悩んでいて――。可愛らしい猫たちとちょっと切ないストーリーが話題の大人気シリーズ第四弾!
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Posted by ブクログ
このシリーズが大好きです。
わたしも猫を飼っていて共感する部分が多く、読みながら泣いてしまいました。
猫好きさんも、猫好きではない方にもおすすめします。
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気づけば4巻。ほのぼのとした内容の中に過去作の登場人物も出てきて目が離せませんでした。文量、内容ともに適度。読書慣れした方はサラサラと読めてしまうかと。
猫とヒトの心が本作でも通っていました。
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発売日を待って即購入したにもかかわらず、仕事だ多忙でその後体調崩して、腎盂腎炎で入退院を繰り返し、仕事を退職。本を読む気力も体力もなく過ごしていたら、左肋骨の骨折。息をするのも痛く、やっと治ったら、右肋骨あたりの帯状疱疹。
なんか、好きなこともできずに、めげめげだった。
だけど、そのめげめげを助けてくれたのはやっぱり本。
最初はゆっくりと漫画を読み、だんだん元の活字の好きな自分にもどり、ゆっくり読むつもりでページを開いたが、あまりに物語に引きずり込まれて一気よみ。
スマホのゲーム、SNSに振り回される中学生、美醜コンプレックスの女の子の話…どれも私たちの今身近にある事を、全て猫が解決してくれる。
猫好きな人もそうでない人もぜひぜひ読んで欲しい。
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泣くのをぐっと堪える展開は今作も同じ
猫の気持ちをだいべんしてくれているけど、あくまでこの作者の主観…
実際はどんなんだろう、と思うといつまでも心を抉られる。
5巻が出るようなので、こちらも楽しみ。
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いよいよ終わるのか?!まだ読み続けられるのか??
ここまで読み進めた者としては、終わってすっきりしたいような、でもまだまだ読んでいたいような、複雑な気持ちになります。
とにかく、猫です。猫でたいがいのことはなんとかなります。
Posted by ブクログ
1~3巻までに出てきた人たちが再登場するだけでなく、話がいろいろ繋がっているのね。本当に文章構成が巧みですごい!何度も読み返したくなる作品です。“患者”ではないのに「こころのびょういん」の隣室というだけで微妙なとばっちりを受けている椎名さんが可哀そうだけど面白い。どうか彼にも良いことがありますよーに!笑
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未だ第一話なので星は4つ、
あとで5つにすると思われます。
第一話はスマホ依存症の小学生の話。
どうやって治すのかと思えばものすごく単純な手段で依存状態を気づかせるみたいです。
やはり第四話は良かった。
たくさん泣けました。
もしかしたら完結?
Posted by ブクログ
シリーズ4作目。 人の縁はこんな所にも繋がっているんだなぁと。色んな人達の隠れていた部分も見えて、すっきりした部分もあり、今後動き出しそうな展開も気になりましたし、ニケ先生たちの行く末も気になります。
面白い(ΦωΦ)🖤
京都が舞台の不思議な物語。登場人物それぞれの困り事が、猫で解決!
しかしニケ先生によると、猫が効きすぎとか、猫の服用しすぎでよくない場合があるとか!
猫薬の調達方法とか気になる〜(ΦωΦ)
隣部屋事務所の椎名彬氏がやっぱり面白い。
Posted by ブクログ
心が疲れたら、猫をひとつ処方します――癒しと優しさが静かに満ちる物語。
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『猫を処方いたします。4』は、シリーズのあたたかさをそのままに、少し切なさを添えた心癒される一冊でした。京都の路地にある小さなクリニックで、人の悩みに合わせて“猫”を処方するという設定は一見ファンタジーのようですが、読んでいくうちに不思議な現実味を帯びてきます。
スマホ依存やルッキズム、喪失感など、現代を生きる私たちが抱える問題を、猫たちの存在を通して優しく見つめ直させてくれる構成が印象的です。猫を通じて「人の心の回復」を描くこのシリーズは、単なる癒しではなく、“命と向き合うこと”の大切さをそっと教えてくれます。
猫好きの方にはもちろん、少し疲れた心を休めたい人にもぴったり。読後には、まるで柔らかな毛並みに頬をうずめたような、穏やかな温もりが残ります。
Posted by ブクログ
今回の話は、途中から涙腺緩みっぱなしでした。猫と一緒に住んでいる身としては考えさせられるような話ばかりで…。前作で中京こころの病院の真相に迫っていたが、今回はもう一歩踏み込んだ内容でした。青ちゃんとシロの件もけりがついたみたいだし、あとは梶原君とニケ先生と思ったら、最後に来院した心先生、どう絡むのと言うところで終わったので次巻に期待。中京こころの病院のあるビルの取り壊しの話も出てくるし、椎名君も絡みそうな予感。千歳さんとニケ先生の最後のやりとり、えっ、えっ、どうなるのって感じでした。
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第2章(ルッキズムの女子大生)と第4章(青さん再登場)が心に残りました。
ニケ先生の言葉は、私には示唆的で意味がとりづらいものもありますが、心底に暖かいものを感じます。
このシリーズが終わりを迎えたとき、ニケ先生の言葉を読み返すと、こういう意味だったのかと分かるのかもしれません。
終わるのは寂しいですが、この物語がどのようなラストを迎えるのか、見守りたいと思います。
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スマホが手放せない小学生、死んでしまった猫のごはんを毎朝供える建設会社社長の奥さん、前巻で処方された猫を返せないままの青…。
今回もそんな人たちの心に猫がじんわりと効きました。
しっかり者で優等生だった青の姉はパワハラ上司のせいで会社に行けなくなりました。姉のために会社に乗り込んだ青。
言いたいことを言えた青はやっと区切りをつけることが出来たのでしょうか。
登場人物たちがリンクしてシリーズものとして読むのが楽しくなってきました。
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猫処方第4弾!
3巻目を読んでからだいぶ空いてしまったので忘れてるところもあったりして、「この名前……誰のことやっけ?」ってなる瞬間もあったんやけど、読み進めると、「あ、あの人か!」ってなれるので、読み進めることができましたんよ٩( ´ω` )و
いつもそうなんやけど、なんでこの人こんな不器用な生き方……とか、もっと互いに歩み寄れんのかいな、みたいに思うんやけど、それが出来ないからこそ悩んで、猫を処方されてるんやでってのと、
人間模様が割とリアルで、こうゆう人、なんだかんだいるんよな……ってなるからこそ、何故現実に猫を処方してくれるお医者さまはいないのか( ˙-˙ )←え
途中まではよかったよかった(*´꒳`* )って読み進めていけるんやけど、最後の方になったらいつもうるうるうるうる✨⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝
動物もんはあかんてえええ!泣くってえええ!
って、堪えながら読んでましたん……また新たな患者さんが来て、はてさてどうなることやら、で終わってしまったので、次巻も期待ですねんฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ
Posted by ブクログ
シリーズ4巻目となる本作では、第三話で以前登場した建築会社の社長夫妻が再び現れ、第四話では青の話の続きが描かれていた。過去のキャラクターに再会できる嬉しさと、気になっていた青の物語の続きを読めて良かった。
全体を通して、そろそろシリーズが終わりに近づいているような雰囲気を感じる。でもだからこそ、これまで積み重ねてきた人と猫との絆の深さを改めて実感できた。このシリーズを読む度に毎回思うのは、今一緒にいる愛猫との日々をもっと大事にしたいということ。猫との暮らしの何気ない瞬間が、どれだけかけがえのないものかを気づかせてくれる温かい作品だ。
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相変わらず癒され泣かされのシリーズ。
最後の1話でうるうるして我が家の愛猫に抱きついて逃げられるという( ー̀ н ー́ )笑
5巻も出たので最後まで見届けたい
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3巻で惰性の感覚を感じ、4巻読むまでに時間がかかってしまった。
相変わらずだが、時間くらいで完結しそうなので、発売されたら買いそうではある。
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4作品通して、猫と人間の不思議な物語。
4作品目は過去作品の登場人物が再登板しており、後日譚が知れて嬉しい。
ラストの中京ニーニーズの話はどうしても過酷な状況を想像してしまい感極まりますが、動物を好きな人たちが根っこでは心が優しく慈愛に満ちていると思える作品たちです。
確かに、猫には人を治す力あると思います!
Posted by ブクログ
白猫でオッドアイは昔飼っていました。交通事故に遭い私が家まで抱き抱えて来たことを思い出します。とても落ち込んだ私を見て今は亡き父が弟と一緒に川に流してくれました。昔はよく川に流しました。今なら犯罪ですね。でも、そのあと腰を患い、白い猫の祟りだと言われました。それでもまた猫を飼い、沢山の癒しをもらえました。1番の癒しの場であって欲しい家が、ギクシャクして居心地が悪い時、大切なひとが巣立ったり旅だったりして気持ちに穴が空いたと感じた時、猫はとても良く効く薬になってくれます。猫を処方された人達が幸せになりますように願います。
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猫満タンで優しい話!
これって最終巻⁉️
みんながあるべき場所に戻れて良かった。自分を隠すのは疲れるね。隠すのは爪と牙だけ。でも、危険なときは爪を出さないと。
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シロと青は卒院。
でも最後の患者ではない様子。
猫達は死に場所を求めて戻って来た。
みんな、救われるといい。
好きな人が迎えに来てくれたらいい。
最後の瞬間だけでも。
そんな夢を。
Posted by ブクログ
スマホ依存の少年の話や、亡き猫を想い続ける母など、身につまされるような話が多く、共感が大きかった。
容姿に悩む女子大生の話も、ほの甘い恋愛話として楽しめた。
最後の1本は、本作通してのメインストーリーだが、前巻までの内容をしっかり覚えていないと理解しにくく、この部分は現実とファンタジーの境が曖昧なので、なかなか頭に入ってきづらい。
Posted by ブクログ
【第一話】
スマホ依存の男の子の話。
この子は処方を通じてでも、
自分なりの付き合い方が見つけられたのでそこまで酷くはないよね。
自分の時代にスマホがなくて良かったとつくづく思う。
【第二話】
美の基準も、笑いの基準も人それぞれってことかな。
猫吸い、って聞いたことあったけど、
なるほど、ホットケーキの匂いか…いつか嗅いでみたい。
【第三話】
止まると死ぬのかな、ってくらい忙しく動ける人、
羨ましいと思うんだけど、今日も気が付くと時間が過ぎている…
根っからの猫体質。
ずっと気を張ってる人ほど崩れると危ないって聞くし、
このタイミングで処方されて良かったのかも。
【第四話】
心優しき猫好き青ちゃんの続き。
『丸くなっていいのは猫だけ。人は丸くなると何もできなくなる』
ちょっとドキッとした。
揉め事なく進むために、丸くなったふりをして
飲み込んできたことが色々ある。
でも時にはシャーしないといけないこともあるということか。
猫って結構しんどいな。
そろそろ終わりが近いのかな?
でもあの病院なら、取り壊されても存在してる気がする。
そして毎回登場する隣の椎名さん。
え、貴方もそうなの?
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今回も気まぐれ猫に「分かる~」と共感し
猫によって癒されていく患者にほっとする。
今の職場に猫好きの先輩がいて
この本癒されますよって盛り上がった。
猫って気まぐれで振り回されるけど
それがまた最高の癒しだと思う。
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シリーズ4作目٩(ˊᗜˋ*)و♪
1巻目では猫を処方?ってなかなか驚いたけど、もう4作目ともなるとすっかりおなじみ。
そうです。心の痛みには猫が効くんです。
私もニケ先生に診てもらって猫を処方されたいなぁ〜♡♡
今回も悩める人達が訪れる安定の展開で、幸せな気分になったり、ちょっと切なくなったり、、。
予約のお客様のあおちゃんも再び登場した!
物語もそろそろ終盤かな〜。
次で終わりそうでちょっと寂しい。
とりあえず今は猫満タンになりました〜笑\(*ˊᗜˋ*)/
Posted by ブクログ
途中何度か泣きそうになった。話のサイズ的には電車の中や待ち時間にちょうどいいのだが、気を付けた方がいい。
一応一区切りだけれど、まだ続けようと思えば行けるかも。
Posted by ブクログ
今回もニケ先生と千歳さんの掛け合いがとっても面白いです
それにとうとう隣の住人の派手シャツの兄ちゃんが、、、
患者さん歴長くて、処方された猫を返しに行けなかった人もこの先どうするのか!
Posted by ブクログ
買ってもらったスマホに夢中な海斗が母親に連れてられたのは「中京こころのびょういん」。不思議な医師に12歳の猫あんずを処方される。あんずによってスマホを奪われた海斗は、久しぶりにスマホなしの学校生活を送ることに…。
女子大生の凪沙は完璧な可愛さのモデルに憧れて可愛くない自分に嫌気がさしている。凪沙に処方されたのはまん丸な顔に潰れた鼻のブサイク猫のナゴムだった…。
建設会社を営む夫と暮らすサツキ。愛猫・チャトを亡くしてから猫は飼えずにおり、猫の保護ボランティアをしている。ある日夫がニニィという猫を連れてきて…。
処方された猫のシロを返せずにいる鳥井青。大手企業で働く真面目な姉の様子がおかしく、休職することになった。辿り着けなかった姉代わりに処方されたのは名称未定の白い子猫。
今回は現代っぽい話。スマホ依存、ルッキズム、ペットロス、パワハラがモチーフなのかな。3話のサツキの話はわかるようなわからないような…。他の誰にも変えがきかない存在を失った穴は埋まらないし、他の猫を飼うことはできない。チャトだけを愛していくっていう結論なのかな。難しい。
鳥井青の件も片付き、中京こころのびょういんもそろそろ終盤?
Posted by ブクログ
猫の可愛さは相変わらずだ。でもそろそろニケ先生のもネタが尽きてるように感じた4巻目、最近5巻が出たようだ。猫ビジネスの闇に踏み込むのか次回作完結らしいので楽しみだ。もっと闇に踏み込んでほしい今作でもあった。