あらすじ
京都の路地にある怪しげなクリニック「中京こころのびょういん」。今日も飄々としてノリが軽いニケ先生とクールな看護師・千歳さんが、スマホ依存症の小学生、ルッキズムに囚われた女子大生、亡くなった飼い猫を想う母……それぞれの問題に適した“猫”を処方していく。一方、処方された猫を返さないままでいた「予約の患者さん」の鳥井青も悩んでいて――。可愛らしい猫たちとちょっと切ないストーリーが話題の大人気シリーズ第四弾!
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Posted by ブクログ
未だ第一話なので星は4つ、
あとで5つにすると思われます。
第一話はスマホ依存症の小学生の話。
どうやって治すのかと思えばものすごく単純な手段で依存状態を気づかせるみたいです。
やはり第四話は良かった。
たくさん泣けました。
もしかしたら完結?
Posted by ブクログ
今回の話は、途中から涙腺緩みっぱなしでした。猫と一緒に住んでいる身としては考えさせられるような話ばかりで…。前作で中京こころの病院の真相に迫っていたが、今回はもう一歩踏み込んだ内容でした。青ちゃんとシロの件もけりがついたみたいだし、あとは梶原君とニケ先生と思ったら、最後に来院した心先生、どう絡むのと言うところで終わったので次巻に期待。中京こころの病院のあるビルの取り壊しの話も出てくるし、椎名君も絡みそうな予感。千歳さんとニケ先生の最後のやりとり、えっ、えっ、どうなるのって感じでした。
Posted by ブクログ
スマホが手放せない小学生、死んでしまった猫のごはんを毎朝供える建設会社社長の奥さん、前巻で処方された猫を返せないままの青…。
今回もそんな人たちの心に猫がじんわりと効きました。
しっかり者で優等生だった青の姉はパワハラ上司のせいで会社に行けなくなりました。姉のために会社に乗り込んだ青。
言いたいことを言えた青はやっと区切りをつけることが出来たのでしょうか。
登場人物たちがリンクしてシリーズものとして読むのが楽しくなってきました。
Posted by ブクログ
3巻で惰性の感覚を感じ、4巻読むまでに時間がかかってしまった。
相変わらずだが、時間くらいで完結しそうなので、発売されたら買いそうではある。
Posted by ブクログ
【第一話】
スマホ依存の男の子の話。
この子は処方を通じてでも、
自分なりの付き合い方が見つけられたのでそこまで酷くはないよね。
自分の時代にスマホがなくて良かったとつくづく思う。
【第二話】
美の基準も、笑いの基準も人それぞれってことかな。
猫吸い、って聞いたことあったけど、
なるほど、ホットケーキの匂いか…いつか嗅いでみたい。
【第三話】
止まると死ぬのかな、ってくらい忙しく動ける人、
羨ましいと思うんだけど、今日も気が付くと時間が過ぎている…
根っからの猫体質。
ずっと気を張ってる人ほど崩れると危ないって聞くし、
このタイミングで処方されて良かったのかも。
【第四話】
心優しき猫好き青ちゃんの続き。
『丸くなっていいのは猫だけ。人は丸くなると何もできなくなる』
ちょっとドキッとした。
揉め事なく進むために、丸くなったふりをして
飲み込んできたことが色々ある。
でも時にはシャーしないといけないこともあるということか。
猫って結構しんどいな。
そろそろ終わりが近いのかな?
でもあの病院なら、取り壊されても存在してる気がする。
そして毎回登場する隣の椎名さん。
え、貴方もそうなの?
Posted by ブクログ
買ってもらったスマホに夢中な海斗が母親に連れてられたのは「中京こころのびょういん」。不思議な医師に12歳の猫あんずを処方される。あんずによってスマホを奪われた海斗は、久しぶりにスマホなしの学校生活を送ることに…。
女子大生の凪沙は完璧な可愛さのモデルに憧れて可愛くない自分に嫌気がさしている。凪沙に処方されたのはまん丸な顔に潰れた鼻のブサイク猫のナゴムだった…。
建設会社を営む夫と暮らすサツキ。愛猫・チャトを亡くしてから猫は飼えずにおり、猫の保護ボランティアをしている。ある日夫がニニィという猫を連れてきて…。
処方された猫のシロを返せずにいる鳥井青。大手企業で働く真面目な姉の様子がおかしく、休職することになった。辿り着けなかった姉代わりに処方されたのは名称未定の白い子猫。
今回は現代っぽい話。スマホ依存、ルッキズム、ペットロス、パワハラがモチーフなのかな。3話のサツキの話はわかるようなわからないような…。他の誰にも変えがきかない存在を失った穴は埋まらないし、他の猫を飼うことはできない。チャトだけを愛していくっていう結論なのかな。難しい。
鳥井青の件も片付き、中京こころのびょういんもそろそろ終盤?