あらすじ
京都の路地にある怪しげなクリニック「中京こころのびょういん」。今日も飄々としてノリが軽いニケ先生とクールな看護師・千歳さんが、姉に処方された猫を返しに来た主婦、将来に焦るケアハウス職員……など患者それぞれの問題に適した“猫”を処方していく。クリニックの隣室で会社を営む椎名も、遂にニケ先生たちと対面し――? 可愛らしい猫たちとちょっと切ないストーリーが話題の大人気シリーズ第五弾!
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椎名君、怖そうだったけど実は外見だけで滅茶いい人だった。そしてとうとう椎名君は事務所の隣の「中京こころのびょういん」に招かれてしまった。椎名君と離婚した奥さん、そして愛娘、いろいろとあるようだが頑張れ。千歳さんとあび野さんの再びの邂逅、涙があふれそうになるのを抑えるのに苦労した。千歳さんが消えてしまって、あとに残されたニケ先生。最後の客、須田心医師との対面を残すのみなのか。梶原友弥はどう絡んでくるのか。どちらにしても悲しい予感しかしないのだが、がんばれニケ先生。
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千歳…
ほんとに行っちゃったのかな。
あび野とのせっかくの再会するも、そっけなく接してしまうところも。ニケ先生1人になっちゃうのも寂しいな。
千歳の首輪があび野の手に渡るシーンは、悲しい。
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4を読み終わり、本屋さんで出会ってしまった5。
続け様に一気読み。
なんで猫を処方し続けるのかが、わかるお話の展開。
猫は尊いかわいい生き物。
この本は、1から順番に読むことをおすすめ。
途中、涙でグッとくるお話があるけど、心がほわーんとあったかくなる。
このシリーズは私の宝物の本です。
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シリーズ5巻目。
最初は少しずつ繋がっていく感覚だったのですが、
舞台となる、【中京こころのびょういん】に来る患者さんは、風の噂、人伝に聞いて辿り着くけど、ここにくる人は導かれてるのかなぁと。
今回もやはり泣いてしまい、猫って尊いなぁと。
今回響いた文面があって
猫は飼い主を選べない。飼うことを選んだのは人間だ。それでも選んでもらった気がする。
たくさんの道があって、どこへでも行けたのに、まっすぐ歩いて来てくれた。
そんな風に思わせる猫の魅力はすごいな。
本当にそうだなぁと。
いつも、この子はここに来たこと幸せなのかなぁ、って思っているけど、少しでも良かったって思えるような環境、日常を過ごして欲しいなぁと願うばかりです。
5巻目にしてまた少し変わっていくことがあり、先が気になります。
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今回も良かったですね。
なくことはなかったですけど、それでも切ない思いが続きます。
それでも読み続けたいと思える何かがこの本にはあります。
これからも猫を処方いたしますシリーズ楽しみにしています。
夢中で読みました
中京こころのびょういんに行くと、猫に何かしら教えてもらうみたい。
そうでないなら、猫に夢中になるあまりに他の事が寛解したようになるのか・・・。
いつも登場している椎名彬さんのお話があり、これまた良かった。
他のお話も、共感したり、教えられたり、涙したり・・・。このシリーズを読むといつも充実感があります。
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猫を処方されて癒される流れはあるものの、ニケ先生や千歳さんの過去が絡む話が増えてきている。
中京こころの病院の隣室の会社の椎名も、ついに。
千歳さんも、あのままなのかな。
なんだか、この物語のおしまいも見えてきているようで、寂しい。
それでも、行きつく先を見届けたいと思う。
願わくば、みんなが幸せになりますように。
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小説内の年齢設定は違うんだけど、シリーズ1作目からニケ先生は佐々木蔵之介、千歳さんは柴咲コウ、椎名は北村一輝に変換して読んでる。 ニケ先生の言うことは遠回しで意味深でよく分からなったりするんだけど何だか深いんだよなぁ。とうとう千歳さん、消えちゃったの?終わりが近づいていて切ない。
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シリーズ5作目。
クリニックのお隣さんの椎名がとうとうニケ先生と対面。椎名のプライベートも明らかにされた第3話が面白かった。
猫を処方されることにも慣れてきて、効用もなんとなく予想できるようになってきた。私も最近お疲れ気味なので、処方して欲しい(=^・^=)
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久しぶりにあび乃さんが登場
千歳さんとのまさかの再会も。
椎名さんもプライベートが明らかになり新たな展開が。
ニケ先生もこの分じゃ本当にずっと寝てしまうのかな?
次回作までハラハラドキドキ
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本シリーズも五作目。
今回も色々な患者さんが居たけどクリニックの隣室に事務所を構える椎名のお話が好きだった。
素直になるってなかなか難しいよなあと思った。
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シリーズ第五弾。
京都市中京区の薄暗い路地にある不思議なクリニック〈中京こころのびょういん〉を巡る、連作四話が収録されております。
今回もクリニックを訪れた人々がニケ先生のとぼけたノリと看護師・千歳さんの塩対応に翻弄されながら、“猫処方”で悩みを解決していく流れなのでなのですが、第二話では猫のお腹に顔を接近させて“猫を聞く”という斬新な治療法がw。
考えがまとまらないと悩む患者の真澄さんに対して、ニケ先生曰く
「そういう時は心を落ち着けて、猫を聞くのが一番です」
との事。
猫の音だけでなく匂い等も含めて五感で猫を感じるところが、香道で香りを聞く(行為としては嗅ぐ)“聞香”に通ずるような気がして(私だけか(;'∀'))この“聞猫”治療法(?)、何気によきかも?なんて思った次第です。
そして、第三話ではクリニックの隣室で会社を営む“磁気ネックレス”でお馴染み、椎名さんの身上が明かされると共に、ついにニケ先生&看護師の千歳さんと直接対決ならぬ御対面の運びに・・。
“猫処方”を突っぱねる椎名さんに、ニケ先生&千歳さんは“猫往診”という強硬手段に出ます。
結果、営業先のお宅の飼い猫4匹に“猫尻固め”をされて困惑する椎名さんに、思わず“ぷぷっ( ̄m ̄〃)!”となってしまいました。
あと、“千歳”の元飼い主で芸妓のあび野さんが登場する第四話は切なかったですね。
置屋で飼っているミミ太を全力で可愛がりながらも、どうしても千歳への未練を引きずっていたあび野さん。
千歳の“忘れ物”が見つかったことで、その想いが浄化されたようですね。
クリニックを訪れたあび野さんと看護師の千歳さんのお別れシーンにはグッとくるものがありました。
「お大事に。いつまでも」
これで看護師の千歳さんもサヨナラ・・ってことなのかな?
さらに、ニケ先生の“ラスト患者”は須田先生ってことなんですかね?
ということで、まだまだ気になる事もありますが、そろそろ完結の予感がしている私です~。