あらすじ
重要なプレゼンを控えた会社員、育児に疲れた父親、コンプレックスを抱えたイラストレーター……様々な悩みを持つ患者に薬ではなく、本物の猫を処方する不思議なクリニック「中京こころのびょういん」。愛らしい「処方猫」と調子のいいニケ先生に翻弄されながらも、患者たちは少しずつ心の傷を癒やしていく。そんな中、ニケ先生たちが待っていた「予約の患者さん」がついに来院して――大人気シリーズ第三弾!
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人生に悩んだ人が導かれて辿り着く
そこではお薬として猫を処方する!
そんな不思議なメンタルクリニックの第3巻
ほっこりする四本の短編の最後の物語は前作から続く横軸のストーリー
今回はクリニックの元凶となった崩壊したペットショップの物語で読むのが辛い部分もあったけど、今作も心温まる癒しの物語達でした
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第3弾、読み終わった~!
今回の読みどころは、
猫を処方するでなく、「猫に習う」
診察室の中で、ニャー、とか、フー、とか、
声に出せば、心の中のモヤモヤモ、吹っ飛ぶ!
自分は、サイレントニャーで頑張りたい。
プー、ペー、は聞いたことないけど。
そして、予約した患者さんが、ついに来た~。
でも、とてつもなく切なくて、悲しくて読んでいて辛かった。
磁気ネックレスの男、今回も登場するが、
さらなる進展はあるのかな?
最近、第5弾も発売されたようだ。
まずは、第4弾を読まなくちゃニャア
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猫を処方いたしますシリーズ第3作。
今回もニケ先生はニヤニヤしてるし、千歳さんは冷たいけど優しい。
悩みのある人には猫で治しながら、本当に来て欲しい人を待っている。
毎回思うが、人の心を救う猫のもつ力はすごい。
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人それぞれの悩みに合った、猫を処方するという面白い内容で、自分ならどんな猫が処方されるんだろう?とか色々妄想させられました。読み終えた後には、もう終わってしまった、もっと読みたいという気持ちになりました。
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似顔絵の話が良かったです。あび野さんまた出てきました。
悪徳業者の事やシロとの再会。青はいつ猫を返しに行くのだろう。これからも楽しみです。
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最終話の白猫ちゃんの話
「この子は外では生きづらい子です。だから人間に愛されて、つらい目に遭う」
愛されるだけでいいのに。
つらい目に遭う猫ちゃんがこの世からいなくなりますように。
つらい目に遭わせる人間に天罰が下りいなくなりますように。
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シリーズ3作目。
色んな悩みを抱えた人が迷い込み、猫を処方される…
段々人から人へと伝わり、色んな所での繋がりが見えてきたりして、とても読み進めるのが楽しかったです。
Posted by ブクログ
シリーズ3冊目です。
感動や哀しさで泣いてしまうシーンもありますが、この小説は比較的読みやすく本初心者にもおすすめできる本だと思います。
タイトルの通り、色々な猫が登場します。ラグドール、マンチカン、シャムなど...猫種を聞いて「?」と思った方は是非、本を読みながらどんな猫種なのか検索して写真を探してみてください。
ついでにその猫種の特徴を一緒に調べてみると本がより楽しくなるかな〜と思います。
残り1冊。お話しがどのように終わるのかそれとも終わらないのか、まだ全く想像がつきませんが、
「猫」は小説という文章内でも私に癒しと幸せをくれる存在なのだ、と感じさせてくれました。
猫大好き。
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弱った心に処方されるのは「猫」
今回のお気に入りは二話。
赤ちゃんが産まれたばかりの家庭のパパ・堂島。奥さんが必死に子育てしてるのに、ポロリとでる本音。奥さんからしたら激怒物ですね。
堂島の先輩パパがホント言いたいことを全部言ってくれるのがスカッとしました。
予約の患者は今回はバイトの青。
一番仕事してた長谷が逃げたのがショックでした。
それでも青が多頭飼育崩壊から立ち直ってくれて良かったです。
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以前出てきた人物が登場するのでまた見直したくなった。
やっぱり4話は、途中辛くてさらっとしか読めなかったけど、結論猫が全て解決に導いてくれる!
うちのニャンを、もっともっと可愛がる!
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今回は、第四話がたいぶ謎と言うか課題を残した終わり方だったので、ちょっと消化不良感はあり。とは言っても、相変わらず心が温かくなるような、少し締め付けられるような感じを与えてくれるので、読後感はやはり好き。作者の方は、いろいろな方の悩みや人しれない蹉跌をどのように感じ取って来たのか、とふと思う。
今回は第三話が好き。「語彙力がひどい」「ほっぺたに白玉団子ついてる」あたりのやり取りも好きだし、見るべき先を見失いかけた人の心情が刺さる。
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今回も色々な話が入っていて、とても心が温かくなりました。
ただ飼育放棄の話もあって、それはとても辛く涙が止まりませんでした。
助け出そうとした人もいましたが、あんな結果は残念です。
予約の人が来たのは良かったけど、まだ続きそうで楽しみです。
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遂に予約の患者さんが!
私はずっとオーディブルでこの物語を追ってるが、本当に心がじんわり温かくなって、涙が出るようなストーリーに癒されてる。
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オーディオブックで。ニケ先生と千歳さんの会話が大好きです!クスッと癒やされます!
1巻と2巻を耳読書してファンになって3巻は本屋さんで買ったのに読む気になれず時が過ぎ、結局耳読書。千歳さんの京都弁の冷たい「お大事に」が耳で聞きたかったんだなと再確認。ストーリー気になるけど、4巻も耳かな。
もう夢中(ΦωΦ)
不思議な物語の舞台が京都の街なのが、よけいにしっくりくる。
不思議な物語。本当にありそう。なかった路地が現れるとか、扉が開ける人によって重いとか軽いとか。
中京こころのびょういんの隣部屋の磁気ネックレス販売の椎名さんが絡んでくるのが面白い。
匿名
猫に癒されて、少し笑って、泣いて。沢山の物語があり、どれも素敵です。心の病院がこの先どうなるのか気になります。みんなが幸せでありますように。
Posted by ブクログ
この『猫を処方いたします。』シリーズを続けて読んでるんだけど、各作品の4章が特に大事なカギになっててメインストーリーが繋がっていそう!
ついに今回はあの部屋で起きた惨事が詳しく明らかになって、胸が締め付けられる想いでした。。
『予約の患者さん』はまだ他にも…?
④も出てるので、しっかりシリーズ読破目指していきます!
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。今回は、猫、習うという処方箋が出てきて、大の大人が真剣に猫の鳴き声(ニャオだけではない)を習っている姿を想像して、通勤電車の中で噴き出してしまいました。
ニケ先生と千歳さんの例の事件の当時の状況も明かされましたが、件の患者さんはまだ治療が必要なようで、今後、再登場しそうです。
読者もかわいい猫に癒されるこのシリーズ、引き続き読み続けます。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。
社員全員参加の企画コンペのプレゼンがストレスになっている楓子。何度も練習しているが、大勢の前での発表に自信が持てないので背中を押して欲しくて「中京こころの病院」に ―― 。
真面目に頑張る楓子に爽やかな気持ちになれました。
一方、青の話は心に重くのしかかりました。動物のお世話のバイトだったのに、雇い主や無責任な大人のために動物を見捨てる羽目になってしまった青。
罪悪感でいっぱいになる青が不憫でした。そして見捨てられた猫たちも可哀想で…。
Posted by ブクログ
過去2作で、謎は明らかになってきていて、どう盛り上げるのかと思っていました。
1〜3話は今までの雰囲気を大事にしながら猫を処方されて(ひとつは猫を習って)、可愛い猫たちのおかげで気持ちが晴れやかになる話。
打って変わって、4話では中京こころのクリニックができる前の悲惨な話がベース。初めは和やかな雰囲気なのに最終的には…これも過去2作で情景は描かれていましたがこんな膨らませ方をするなんてと。大人のズルさがすごく心をざわつかせました。
今作では気になる登場人物の磁気ネックレス売りの青年が何度か登場。4作目以降出番が増えそうだなーと期待!
Posted by ブクログ
『第一話』
石橋を叩いて叩いて、渡れない人間。
ドキッとした。
私も猫が飼いたいなぁと思いながらも
何かしらの理由をつけて思いとどまっている。
そうこうしているうちに歳もとってしまうし、
早くしないと猫の寿命より先に自分の寿命が来てしまう。
でもなぁ…やっぱり叩いちゃうな。
『第二話』
猫を習う。
そのまんま、猫の鳴き声を習っていた。
これは怪しまれても仕方ないだろう。
というか習ったところでどこでお披露目するんだろう。
これだけだと、ちょっと笑ゥせぇるすまんの世界だ。
本題の内容は子育て奮闘中の夫婦の話なのだけれど、
小さいうちの振り返ればあっという間な時間が
途方もなく長く感じられるんだったよなぁと
ちょっと懐かしい思いがした。
ただこういう渦中にいる人たちに「今だけだから」とか
今を大切にとかいうのは違うんだろうなと思う。
『第三話』
ちょいちょい出てくるあび野さん。
自分の夢を叶えられる人って実際どのくらいいるんだろうなぁ。
早々に諦めた人間からすると、挑戦し続けること自体がすごいし、
その姿が眩しく感じられるんだよなぁ…。
「もし、またどこを見ていいかわからんようになったら、
ご自分の好きなもんを見てください。猫と同じようにね」
猫は好きなものしか見ないらしい。
『第四話』
ついに、ニケ先生が待っていた?子の話。
(読みながらずっと、もしかしてオーナー待ってるの?と思った愚かな自分)
結局正義感のある人がずっと引きずることになるんだよね…。
麻井も長谷も、心のどこかで思うところはあっても彼女ほどではないだろう。
青ちゃんは人間が嫌いなんじゃなくて、
真面目すぎて人と真剣に向き合いすぎてしまうのかもしれない。
シロはシロであってもシロではないのかもしれないし、
いつになるかはわからないけれど、またこころの病院を訪れてほしい。
それまで頑張れ、ニケ先生。
Posted by ブクログ
表紙のラグドールがめっちゃかわいい。
似顔絵の話は良かったな。
猫は見たいところを見ているってのはその通りなんだけど、千歳さんとつながるところもあって良い終わり方だった。
シロと青の今後は気になる。
Posted by ブクログ
千歳さんたちの似顔絵の話、良かった
でも後半は辛い気持ちのまま終わってしまった、予約の患者は来てくれたけどまだ続きがありそうだし
次の巻早く読みたいけど読みたくないような気分です
Posted by ブクログ
人々の心の悩みに「猫」を処方することで癒しをもたらす物語のシリーズ第3弾。それぞれが抱える日常の小さな不調や人間関係の悩みに、猫たちがそっと寄り添って心を軽くしてくれる連作短編集。
第一話でベーナを連れ帰った時のパパママの反応にクスッとした。
第二話の「ほんまになんでもよかったら、自分で作ったらええねん。買ってくるとか、外で食べてくるとかな。嫁さんが今一番考えたくないのはな、旦那のメシや。俺も最初の子供の時、よくキレられたわ。子供の世話で手いっぱいの時に、大の大人がメシとか言うなってな」という発言には、女性作家さんならではの視点を感じた。
第三話はあび野さんが千歳もミミ太も大事にしているのがよく分かるし、千歳があび野さんを本当に大好きだったっていうのが伝わってきてほっこりした。
第四話は読んでて本当に辛かった…。私が青の立場だったら絶対に立ち直れないと思う。シロと一緒に幸せになってもらいたい。
Posted by ブクログ
前巻で気になった鳥井さんがどういう人なのかわかって、過去にあった事件の全容も明らかになりました。・・・泣いたわ。
猫たちも、気まぐれのようで愛情深いんですよね。それにも泣きそうになります。
それぞれが負った心の傷が完全に癒えることはなくても、最後には皆が笑えるようになるといいなぁ。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目、正直なところすっごく面白かったという話がなかったかな…
ただ、ミケ先生が待っていた予約の患者さんが誰なのか、とうとうわかる日が来た。
昔、中京区の麩屋町通りにある中京ビルジング5階でおきた猫の悲劇、そのことも明らかになり、ミケ先生と繋がって行く。
看護師の千歳さんは、今回もまた患者さんに出したまたたび茶をちょっと飲んでしまったみたいで、気持ちよくなって寝てしまう。
いつもは無表情で言葉もきつい千歳さんの、お茶目な一面が垣間見られて笑ってしまった。
ミケ先生と千歳さんの掛け合い漫才のような会話に毎回癒される。
4作目では、ミケ先生の心残りがなくなるのかな。
Posted by ブクログ
猫を処方してくれる心療内科。処方された猫の愛らしさに、気持ちがほぐれていく患者たち。
猫がよくわかったが、動物好きでない私には、いまいちぴんとこなかった。
Posted by ブクログ
今回は猫を処方する『中京こころのびょういん』のある場所の過去が明らかに!
でもでも、まだまだニケ先生たちの謎はわからない。
いつも4話めで本筋に少しずつ触れていくのね。
④の4話めも楽しみです。