あらすじ
小学校一年生の時、結衣子(ゆいこ)の二歳上の姉・万佑子(まゆこ)が失踪した。スーパーに残された帽子、不審な白い車の目撃証言、そして変質者の噂。必死に捜す結衣子たちの前に、二年後、姉を名乗る見知らぬ少女が帰ってきた。喜ぶ家族の中で、しかし自分だけが、大学生になった今も微(かす)かな違和感を抱き続けている。――お姉ちゃん、あなたは本物なの? 辿り着いた真実に足元から頽(くずお)れる衝撃の姉妹ミステリー。(解説・宇田川拓也)
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衝撃のラストだった。
ラストスパートのスピード感と裏切られ方が面白かった。
結衣子はDNA鑑定をした後も一緒に住んでいる万佑子が自分の中にいる万佑子と合致せず、幼少期に一緒に過ごした本当の万佑子を探し続けていたように見えた。その中で、結衣子にとっては幼少期に一緒に過ごしていた万佑子にさえも裏切られた形になってしまったことは飲み込めないことだったと思う。幼少期を一緒に過ごし、血のつながっていた「本もの」の万佑子はどこにもいなかった。万佑子もブランカも失った結衣子は、これから何を拠り所に生きていくのだろうか。
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湊かなえさんの作品で1番心理描写が美しい作品だと思ってます!!。お姉ちゃんとのDNAのくだりはとても面白かったです!!母親が猫を使ってまで探す描写から自分よりもお姉ちゃんを大切にしているのが伝わってきて辛かった泣。
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沙紀
安西万佑子
安西結衣子
楢原日出男
ブランカ
池上
笹山弓香
丸谷一雄
山野
山口
安西春花
安西忠彦
冬実
長塚
友田
林元
田丸
柿原風香
山本奈津実
戸田守
伊藤
島田
広永
宮田
遥
岸田弘恵
岸田奈美子
立川
島津
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クライマックスの緊迫感が最高。
自分が今まで見ていた世界が“嘘”だったのだとしたら、それまでの自分自身も無くなってしまうのではないかと思い、少しゾッとした。
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私が持つ家族との繋がりとはなんなのか。血の繋がりか長年一緒に過ごしたゆえのものか。はたまた、私が一方的に思っているだけの繋がりなのか。
「家族」という世界で共通する社会団体とは、何をもって保っているのかという問いをこの本はぶつけてきた。私は、幼い頃は家族とは特別なもので、切っても切れないものと、主人公に近い思いを持っていたと思う。しかし、最近になっては、あくまで他人という考えもでる。
答えが出ない問いなのかもしれない。それでも、この問いを考えていないと、今すぐにでも「家族」という形は壊れてしまうのではないか。
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あいかわらず、この作者さんは「子どもから見える母親」の描写がとても上手い
なんで親って変な偏見をさも自分が正しいように子どもに押し付けるんだろうか、この作品の本筋とは逸れるけども
あとがきにも書いてあったように、読み終わったあとも背中に違和感があるような…喉がムズムズするような…言葉にできないもどかしさや歯がゆさが残るラストです
結末はシンプルだったけど、じゃあ主人公の思い出やいままで積み重ねた人生はなんだったんだろう?本ものって?家族って?こどもって、大人がこんなに変えて良いもの?
私が姉だからかもしれないけど、最後は「姉」に感情移入しました
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The・イヤミスが好きな人は期待はずれかも。
湊かなえ作品は、人間の狂気や卑しさに注目してしまいがちだけど、これはもどかしさ・ままならなさがよく表現されていて面白かった。
筆者の他作品に比べて、追い詰められた人間の精神的なグロさの描写が少なくて、直接的な言葉を使わなくてもこうも絶妙な心理描写が出来るのかと脱帽した。
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一瞬で読み切りました。読み切りたくて、夜寝れずに読み切りました。本物の家族って?本当の娘はどっち?自分の物差しで計れば自分が本物に思えるけれど、他者の物差しを知ると信じていた事が一気に崩れる。それでも、向かい合わなくてはいけない関係がある。最後に「え?そういうこと?」と、拍子抜けしました。
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タイトル謎過ぎ笑 評判を目にしなければ買ってないな、、と、その軽率な判断を覆された一冊。
小さな違和感=布団の下の豆(童話)なんだけど、その違和感に関する内容は一切言えない。
どこを切り取っても未読の人に悪いきがする、、
凄いオチとありそうな感じが怖い!
なのに星4つな自分も怖い!
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誰も幸せじゃない終わり方をしててすごい。イヤミスの代表って紹介されても納得。まゆこ1号(変わる前)はどんな気持ちでいるのかがあんまわからなかったなー。
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行方不明から帰還した姉は本物なのか?という謎に迫っていく過程がスリリングで面白かった。
結末は考えさせられる部分はあったが、やや中途半端に思えた。
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誰が何のために誘拐したのか……
戻ってきた姉は果たして本物なのか……
最後までドキドキしながら読めました。
湊かなえさんの作品は毎回面白いです。
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面白かった〜〜〜
湊かなえを読んだ後の満足感、他では味わえない心地良さですごく好き。
不気味というよりは違和感。
このタイトルの意味や、キャンパスの上にどんどん塗り重ねていかれる油絵の具、その表現がすごくわかる。
読みながら、でも本当に疑いすぎなだけじゃない?と私も思ったりして。本当にもう見逃してもいいような、そんな小さな豆を、読みながら共に体感できたのが良かった。
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本ものとはなにか?
誘拐され、2年間いなかった姉が戻ってきて、別人だとおもわれるのに、本人のフリをしているのは何故?どこにいたの?何があったの?
妹 結衣子が2年間苦しめられ、姉を探すために母親に使われ、怖くて辛い思いもし、そして戻ってきても疑問をもち、モヤモヤモヤモヤとした話。
後半は急展開にびっくりしながらも、この重い嫌な感じが癖になります。すごく面白かった!
Posted by ブクログ
初めて湊かなえの小説を読んだ。
映画化されたのは何個か見たことがあったけど、小説はなんとなく難しそうだと思ってお母さんから面白いよと言われたことがあっても読もうとは思わんかった。けど読んでみたら普通に読みやすくて面白かった。
小学生視点で書かれてて、お姉ちゃんが2人いるのかってなったときは少しぞわってした。
Posted by ブクログ
タイトル通りの本だった。
誰も悪くないし、誰も救われない。
読み終えて全てを知った後でも、心に豆のような異物感が残る。
真実は思ったより退屈なものだったけど、ページをめくる手は止まらなかった。
Posted by ブクログ
主人公が小学1年生の時に起きた事件と現在を交錯しながら物語が進んでいく形式。
複雑に絡み合う過去と現在だが、それを違和感なく物語を紡いでいくのはさすがの手腕。
ラストに本当に起きたことが明らかになっていくが、まさに「豆の上に眠る」といった読後感で、そんなことありうるかなぁー??と思ってしまった。
ただ、それも小説の魅力の一つで、まだまだ積み残してる湊かなえ作品もどんどん読んでいこうと思った。
Posted by ブクログ
てっきり大人になったあとの姉妹間でおかしなことが続く〜みたいな話かと思ったら違くて、、
いろいろ無理ある点もあるけど初めのゾワゾワした感はう〜ってなった。笑笑
Posted by ブクログ
イヤーな読後感。。過去と現在を行き来した視点移動で、歪んだ家族の真相に迫る。何が本当で何が嘘なのか、姉が失踪したところから最後にかけて、この内容がどう結末に至るのか見当もつかなく、気になって夢中で読み進めていた。
終盤になって怒涛の真相が明らかになっていき、信じていたものや心の拠り所が一瞬にして崩れていく。ここまでやるかと思ったくらいに妹が最後まで報われない… 最悪の急展開にゾッとした。
こういうジャンルのイヤミス作品は大好きなんだと再認識できた!
Posted by ブクログ
話自体は読みやすかったが、8割あたりから面白さが弱まった。読み手が温室育ちの女の子であるのか(それすらも怪しい。特別裕福なお嬢様かと言われればそのような描写もない気がする。)や、そのお姫さまを見つける王子さまに当てはまるものはなにか、など、わざわざ「エンドウ豆の上に寝たお姫さま」を題材にする必要があるかは疑問だった。
Posted by ブクログ
姉の正体は何なのか――。
どこか歪んでいるように見える家族の関係に、ページをめくる手が止まらなかった。
読み進めるほどに真相へと近づき、最後に辿り着く“答え”は、現実には起こらないとは言い切れないものだった。
◯◯◯◯とは一体何なのか。
主人公の視点で見ると、その重さがよりリアルに響く。
静かな日常の裏に潜む恐ろしさが、ミステリーというよりホラーのように感じられた。
Posted by ブクログ
すごくおもしろいけど、いつもちょっと怖かったり辛かったりで続けて何冊も読めない湊かなえ作品。今回も特に後半の展開はすごくて一気に読んだ。自分としてはいろいろと不可解要素が残ったけど、これも作家が意図した仕掛けに違いない。家族の愛情ってなんだろう。だれも報われない、なんとも辛すぎるストーリー。
Posted by ブクログ
血が繋がっていれば家族なのか…
血が繋がっていなければ家族ではないのか…
長年育てた子供と血が繋がっていないと知ったらその子は家族の枠から除外されてしまうのか?
「本ものってなんですか」
この一言に深く考えさせられました。
湊かなえさんの作品は人間の解像度が高すぎて現実味のある恐怖を与えてくれる点が好きです!
Posted by ブクログ
久しぶりの湊かなえ作品。やっぱりページを捲らせる力がすごい。冷静に見たらそんなことあるだろうかと思いながらも、ミステリーとしては楽しめました、主人公はきっとこの先もこの傷を抱えて生きていくんだろう。それにしても、家族ってなんだろうなぁ。
Posted by ブクログ
ずっと頭の中がざわざわとする不穏な雰囲気が続く中での後味の悪い結末…
娘が行方不明になった母親の必死さもわからなくもないが、自分の娘を利用して「猫探し」の名目で犯人探しをやらせたり大事な真実を隠していたりと作者はやはり「母親」のいや〜な部分の描写が上手いなと感じた。
真相は個人的にそこまでショッキングな内容ではなかったが、ずっと「本当」の姉を追い求め、母親の言うことを真摯に聞いては家族の本当の一員としてやってきたはずなのに結局は大学になって自分が行動を起こして真実を向こうからやっと打ち明けられるまで一人蚊帳の外状態。
どうしても結衣子が可哀想で仕方なかった。
ずっと家族を気にして本当の気持ちを心の中にしまっていたから最後本音でぶつかっている結衣子を見て少しスカッとした。が、それにしても後味が悪いのには変わりなかった。笑
そこそこ
期待して読んだのがいけなかったのか、なかなか進まない展開に少し疲れながら読んだ。だいたいこうだろうなと思ったとおりに話が進みなんの驚きもなかった。湊かなえ先生の本はいろいろと読んだがこれは読まなくてもよかったかなと思った。