【感想・ネタバレ】豆の上で眠る(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

小学校一年生の時、結衣子(ゆいこ)の二歳上の姉・万佑子(まゆこ)が失踪した。スーパーに残された帽子、不審な白い車の目撃証言、そして変質者の噂。必死に捜す結衣子たちの前に、二年後、姉を名乗る見知らぬ少女が帰ってきた。喜ぶ家族の中で、しかし自分だけが、大学生になった今も微(かす)かな違和感を抱き続けている。――お姉ちゃん、あなたは本物なの? 辿り着いた真実に足元から頽(くずお)れる衝撃の姉妹ミステリー。(解説・宇田川拓也)

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ネタバレ

湊かなえさんの作品で1番心理描写が美しい作品だと思ってます!!。お姉ちゃんとのDNAのくだりはとても面白かったです!!母親が猫を使ってまで探す描写から自分よりもお姉ちゃんを大切にしているのが伝わってきて辛かった泣。

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2025年12月03日

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ネタバレ

誰も幸せじゃない終わり方をしててすごい。イヤミスの代表って紹介されても納得。まゆこ1号(変わる前)はどんな気持ちでいるのかがあんまわからなかったなー。

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2025年11月02日

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ネタバレ

誰が何のために誘拐したのか……
戻ってきた姉は果たして本物なのか……
最後までドキドキしながら読めました。
湊かなえさんの作品は毎回面白いです。

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2025年09月04日

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ネタバレ


面白かった〜〜〜

湊かなえを読んだ後の満足感、他では味わえない心地良さですごく好き。

不気味というよりは違和感。

このタイトルの意味や、キャンパスの上にどんどん塗り重ねていかれる油絵の具、その表現がすごくわかる。

読みながら、でも本当に疑いすぎなだけじゃない?と私も思ったりして。本当にもう見逃してもいいような、そんな小さな豆を、読みながら共に体感できたのが良かった。




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2025年09月03日

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ネタバレ

初めて湊かなえの小説を読んだ。
映画化されたのは何個か見たことがあったけど、小説はなんとなく難しそうだと思ってお母さんから面白いよと言われたことがあっても読もうとは思わんかった。けど読んでみたら普通に読みやすくて面白かった。
小学生視点で書かれてて、お姉ちゃんが2人いるのかってなったときは少しぞわってした。

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2025年08月29日

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ネタバレ

初めての湊かなえさんでした!
ここにいる全員が複雑な気持ちのままに終わってしまって置いてけぼり……本ものってなんでしょうね。

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2025年12月04日

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イヤーな読後感。。過去と現在を行き来した視点移動で、歪んだ家族の真相に迫る。何が本当で何が嘘なのか、姉が失踪したところから最後にかけて、この内容がどう結末に至るのか見当もつかなく、気になって夢中で読み進めていた。
 終盤になって怒涛の真相が明らかになっていき、信じていたものや心の拠り所が一瞬にして崩れていく。ここまでやるかと思ったくらいに妹が最後まで報われない… 最悪の急展開にゾッとした。
 こういうジャンルのイヤミス作品は大好きなんだと再認識できた!

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2025年11月23日

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話自体は読みやすかったが、8割あたりから面白さが弱まった。読み手が温室育ちの女の子であるのか(それすらも怪しい。特別裕福なお嬢様かと言われればそのような描写もない気がする。)や、そのお姫さまを見つける王子さまに当てはまるものはなにか、など、わざわざ「エンドウ豆の上に寝たお姫さま」を題材にする必要があるかは疑問だった。

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2025年11月12日

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ネタバレ

血が繋がっていれば家族なのか…
血が繋がっていなければ家族ではないのか…
長年育てた子供と血が繋がっていないと知ったらその子は家族の枠から除外されてしまうのか?

「本ものってなんですか」
この一言に深く考えさせられました。

湊かなえさんの作品は人間の解像度が高すぎて現実味のある恐怖を与えてくれる点が好きです!

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2025年10月06日

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ネタバレ

ずっと頭の中がざわざわとする不穏な雰囲気が続く中での後味の悪い結末…
娘が行方不明になった母親の必死さもわからなくもないが、自分の娘を利用して「猫探し」の名目で犯人探しをやらせたり大事な真実を隠していたりと作者はやはり「母親」のいや〜な部分の描写が上手いなと感じた。

真相は個人的にそこまでショッキングな内容ではなかったが、ずっと「本当」の姉を追い求め、母親の言うことを真摯に聞いては家族の本当の一員としてやってきたはずなのに結局は大学になって自分が行動を起こして真実を向こうからやっと打ち明けられるまで一人蚊帳の外状態。
どうしても結衣子が可哀想で仕方なかった。
ずっと家族を気にして本当の気持ちを心の中にしまっていたから最後本音でぶつかっている結衣子を見て少しスカッとした。が、それにしても後味が悪いのには変わりなかった。笑

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2025年08月22日

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1つの大きなテーマがある小説は面白い。この本だと「姉妹」や「本もの」が挙げられる。女性が描く女性は生々しくて怖いと感じることが多い。この作品はまさにそれ。母親の愛情や姉ならではの心理が現実的過ぎた。本当は経験したことないのに、そこにいるような臨場感だった。物語の半分以上は小学生の時の結衣子の視点で描かれていて、途中までは小学生らしい観点や感性だと思っていたが、万佑子ちゃんが帰ってきてからの結衣子の考え方はとても大人びていると思った。成長してるからそらそうだろっていう感じじゃなくて、母親のヒステリックな部分や、疑いの気持ちから精神的に成長したのかなと思った。考え方を改めなければ、あるいは気にしないようにしなければならなかったのかなとか。姉の誘拐というショッキングな事件から読者への最後の問いかけに至るまで、計算し尽くされているのだと思った。

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2025年08月07日

ネタバレ 購入済み

そこそこ

期待して読んだのがいけなかったのか、なかなか進まない展開に少し疲れながら読んだ。だいたいこうだろうなと思ったとおりに話が進みなんの驚きもなかった。湊かなえ先生の本はいろいろと読んだがこれは読まなくてもよかったかなと思った。

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2022年06月19日

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