小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ海と毒薬含めて面白い作品でした。
面白いというかずっしりと心にのしかかるというか。
私もそうであるが、読者の大半は折戸と矢野に苛立ちともどかしさを覚えるのと思う。しかし、いざ自分や社会を俯瞰して見てみるとほとんどが、折戸や矢野のようなことを知らず知らずのうちにしているはずである。だからこそ、わかっているからこその苛立ちやもどかしさである。
勝呂は生体実験に携わったことが原因で、過去が知られる度にその街から追い出されるように転々としている。
海と毒薬では気胸のおじさんが引っ越した街で医師をしていた筈だが、あの街は今回の舞台の新宿ではないはずで、海と毒薬の後に追い出されたということが分かる。
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Posted by ブクログ
歴史に疎く、これまで戦争を扱った作品はほとんど読んでないので、この作品は敬遠していた。
でも、高木という男の戦争に対する心情を読んだ瞬間から、物語の中へ完全に没入した。
そこからは面白くて途中でやめられず、朝方まで一気に読んでしまった。(それでワールドカップは起きられず…)
「満洲」の架空の都市を舞台に、理想の国家や都市を築こうとする人々と、その裏にある戦争の狂気が描かれている。
「自分の命よりも重要。でなければ滅びる」という高木の心理が心に突き刺さる。
自分の命より国が大事だなんて今の時代にはとても理解できない。
歴史の知識としては知っていたつもりだったけど、一人の人間の切実な思いとし -
Posted by ブクログ
2026.06.14
自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ
青年…暗鬱な青年と富士と夕陽の美しさの対比、そして青年に過去の自分を重ねるのが綺麗で好きです。二昔前の自分と重ねるのも、まだ2段階は成長があるら暗示のようで良いと感じました。季節の移り変わりを太陽の沈む位置で表現するのも素敵ですね。
木の実…残酷で辛い現実を自分ごととして捉えた途端、その先の言葉が出てこなくなる。続く言葉を絶句する、という言葉で残酷さを表現するのが秀逸だと感じました。
鍵…探し出せなかった大切な鍵の存在を通して、すれ違いや失敗に寄り添ってもらえたような気がします。鍵は見つけられなかったけど、ちゃんと当時の
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