小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
1人の快適さも寂しさもどちらもわかるけれど、私もいつか何でもない日常を共に楽しめて、心から一緒にいたいと思える大切な人と巡り会えたらなと思いました
歳を重ねて再読したら、読み味が変わる1冊だろうな
名前のついた関係でも、名前のない関係でも、自分にとって安心できる人、一緒にいたい人といて得られる幸せを摂取して生きていきたい
あと、マキさんの「あんたが自由で自立しているから相手を尊重できたのよ。それは誇っていいこと。」って言葉、優しさに溢れて好き。
高校の時の古文の先生の「こうやってね、感じたことを話すのはいいことです。友人でも、家族でも、誰でもいい。そうしたら古いだけの物語にも血が通う。」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ古典SF(本格ミステリ)の風格。
厳格なロジックと秀逸な伏線巡らしは、読んでいる間に少しの違和感を残し大団円に向かう。ラノベらしい甘酸っぱいラストも好印象。
物語が青少年向けかなと思うが、犯人と動機に気分が悪い。人物造形をライトに抑えているためかさらっと展開して主人公たちからの懲罰でおりゃーというのは、この動機に対する結末としては軽やかすぎるな、という現代からの視点だな。
タイムリープというプロットの起点から帰結までの無駄のない運び方は圧倒的に秀逸。30年前の作品でも古びないで時代耐えられる名作であることは間違いなし。一読価値あり。 -
Posted by ブクログ
Audibleで出て来たので聴いてみた。
聴き始めて
以来年末旅行中
運転しながら
ずっと聴いていました
受け継ぐ・継承
テーマが一貫していて
様々な形で現れる
その度に
こういう継承もあるよなあ〜
おっ、そういう見方もあるなあ!
と感心しきりだった
ここに感想書いている人
「(指示に従って)図を見て」と
何人も書いていたので
全部聴き終わってから、開いてみた。
これは…!!
叫びましたよ!
胸が熱くなりました!!
ドラマがあったのは知りませんでした
ちょっと見てみたけど
展開が違っていて
それでも話の筋は崩れないようになっていて
これはこれで楽しそうです -
Posted by ブクログ
最終巻。半日で読み終えてしまった。
国によって異なる医療の在り方があって、文化や暮らしがあって、その中で自分たちの暮らしを手放さざるを得なくなった人々。
全ては思い通りにはいかないし、最善だと考えて行動していても、それが個人の死によって成り立っていては意味がないのでは、と思う。
だけどその中でも人が人を想う気持ちがきらきら光って希望のように思える、そんなお話でした。
素晴らしかった、超現実的なファンタジーだったなぁ。
微生物によって支えられている身体は、国や土地そのもので、人と自然は繋がっていることを改めて感じました。
血縁も、一緒に暮らすことでできる絆も、今隣にいてくれる愛猫の尊さも、 -
Posted by ブクログ
ネタバレノックの音がした。
遠い星から誰かが扉を叩く音がした。
全て冒頭文が「ノックの音がした」で始まるショートショート集。
短い中にどれもが二転三転していきどんでん返しが待っている。
ただ読んでいるだけでも楽しいが、展開を予想しながら読むのが楽しい一冊だった。
おそらく、毎日少しずつ読むのが最も楽しいと思われる。
最後に収録されていた「人形」の、このままうまく終わるわけがないだろう、つまりそういうことは…と後戻りできなさに気が付いた瞬間が面白かった。
オチの予想できる作品を読んだとき、そもそもこういったフォーマットを築いていったのが星新一であると思うと、たくさんのものを残した方なのだと感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ話の中で出てくる主人公の友達に対する複雑な感情は共感できるものもあり、共感できなくても何故か懐かしい気持ちにさせられた。ハッピーエンドとは言えず、決まった運命どおりの最後を迎えることになる。最後キャシーは自分の人生をどのように振り返ったのか。後悔したのだろうか。キャシーは3人でいることの関係を強く重視していたと思う。だから自分のトミーに対する思いを封じてでも、3人でいることを選んだ。自分も含め、誰かが1人だけ除け者になることを嫌がっていた。最後のシーン。キャシーは1度だけ空想を許した。これはもっと早くトミーと一緒になりたかったという空想だったのではないだろうか。3人でいることを重視したことを後