あらすじ
名士アクロイドが刺殺されているのが発見された。シェパード医師は警察の調査を克明に記録しようとしたが、事件は迷宮入りの様相を呈しはじめた。しかし、村に住む風変わりな男が名探偵ポアロであることが判明し、局面は新たな展開を見せる。ミステリ界に大きな波紋を投じた名作。
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Posted by ブクログ
ロンドン郊外の街で起きた資産家の殺人事件の話
犯人は、語り手の医師。
医師の自筆の記録という体の小説のため、巧妙に犯人の行動が見えにくくなっている。(しかし、よく読むとちゃんと医師が犯人だと分かる文章があるのは見事)
読みながらひっかかった部分が伏線だったので、気付けたことが少し嬉しかった。
イギリス人らしい皮肉まみれで楽しい。
作中で麻雀をする場面があり、イギリスの田舎にも麻雀が普及しているのは意外だった。
Posted by ブクログ
古典ミステリーだと思い侮っていましたが、めちゃくちゃ面白かったです!
語り部が犯人という設定自体は今でこそありがちかもしれませんが、100年も前だとかなりセンセーショナルだったのではないでしょうか。
最後、ポアロが自殺教唆的な発言をしていたのには驚きました。まだポアロシリーズは2作目ですがポアロってそんなキャラ、、?
Posted by ブクログ
とても有名な作品ですね。今更ながら読んでみました。なるほど、このトリックはどの時代でも通用しそうだなと思いました。読んでいく中でなんとなく犯人は分かりますが、ポアロが犯人をどのタイミングで指名するのか楽しみで読み進め、最後のポアロの提案で一番驚きました。
Posted by ブクログ
ある村に越してきた名探偵ポワロが、その村の名士の殺人事件に挑むという、いわば典型的探偵小説。
この作品の肝とも言える構成については、ポーの前例があったものの、それを長編として完全構築したクリスティーの中でも有名な作品。
果たしてこの作品はフェアかアンフェアか、当時は物議を醸したらしいが、それだけ沸騰するのもこの作品の衝撃度のせいではないだろうか。
僕も中学生の時、海外の人の名前が覚えられないから紙に書き出したのを見ながら読み終えた時、してやられてしまった。
フェアかアンフェアか。
正直、そんなことどうでもいいくらい面白い。
あれから幾年もたった今読み直してみると、当時の衝撃は当然ないが、きちんと材料を並べて、伏線をはっているところはフェア以外の何物でもない。
再読してそれを確認しながら読むのもまた一興。
これは正しく、古き良き推理小説の最高峰。
ああ、これを初めて読む人がうらやましい。
Posted by ブクログ
これも有名な一冊。ミステリーに興味あるなら早めに読んでおいた方が良いと思います。トリック的にも。
途中からもしやと思ったがやはり。文章だからこそ面白いので映像にしたら魅力半減でしょう。麻雀シーンは一回手止めてくれと思うなど。
キャロライン姐のその後を思うとちょっと複雑。
Posted by ブクログ
クリスティ作品はランダムに読んでるので、「これ読んでたかなあ、覚えがないなぁ」と思いながら読んだ。途中から、「全くトリックとか分からんけど犯人この人じゃね」という気がしていた。正解だった。記録を見返すと、児童向け翻訳で読んだことがあるものだった笑
ポワロさん、キャロラインには好感を抱いていたんだろうな。ラルフ・ペイトンとフローラは似た者同士だから、やっぱりその2人が結婚しなくてよかったと思う。しっかり者のアーシュラとブラント少佐に上手く支えらないと何処かで道を踏み外すんじゃないかなw
Posted by ブクログ
そういえばミステリが好きと言いながら、アガサ・クリスティーの本をちゃんと読んだことなかったなーと思って、古典を読もうシリーズ。
わかりやすくてスラスラ読めた上で、マジでラストで驚いた。このパターンはここから始まったのか。こりゃ女王だわ。
これから著者とかクイーンとかの作品が膨大に残っているかと思うと、楽しみすぎてクラクラする。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃおもしろかった!!!
いわゆる叙述トリック物で、そもそも「アクロイド殺し」自体が犯人の書いた小説、という体になっている。
善良でポアロの相棒的立ち位置だと思っていたジェームズが最後の最後に悪人の顔になる瞬間がとても気持ちよかった。気のせいか、文体も少し悪そうに感じた。これは私がジェームズを悪人だと認識したからかもしれないけれど。
真相を知ったあともう一度読み返したいなと思った。
真相を知らないヘイスティングス視点で語られていた前作までとは違い、語り手が犯人を完全にわかっている状態で進むので、ヘイスティングスの様にポアロの言動1つで容疑者がコロコロ変わるという事がなかったなと読み終えて感じた。
語り手が誰かを考慮した内容作りがとても良かった。
現代ではありきたりな手法として使われる叙述トリックだが、発売当時は少なかったのだろうし、その時代を生きた人間として本作を読めたらとても楽しかっただろうなぁ、と発売当時の人が少し羨ましくなった。
読んで損無し
面白いです。良くできてます。
好みは分かれるかもしれませんが、
好みに合わなくても読んで損はないと思います。
読んだ直後は、損したと思うかもしれないけど。
私はまんまと引っ掛かったので、
二回読みましたが、
二回目も答え合わせとして楽しめました。
皆さん書いてますが、犯人が誰か知っていても楽しめます
疲れている時、ミステリー読みたいけど残酷なのは嫌だと思う時に繰り返し読んでます
ホント、クリスティは凄いです
Posted by 読むコレ
日曜夕方、独居中年の部屋から「ブラぁボォ!」との叫びと共にまばらな拍手が聞こえたとしても怯えることはありません、お隣さん。
恐らく彼はアクロイド殺しを読了しただけなのだと思います。
そんな侘しい話はさて置き、オリエントでは味わえなかった氏の真価を見た気がしました。
これは面白かった!
所謂フーダニットの真骨頂。
登場人物の巧みな使い方で真相を消臭した読ませ方にも唸らせられますが、それを終盤徐々に緩めて読者に嫌な予感を植え付けていく展開では頁を捲る奴隷と化すしか道はありませんでした。
今日という記念日を覚えておこう。
Posted by ブクログ
独特な言い回しとカタカナが多くて読書初心者の自分はかなりゆっくり読んだけどまじで最後の最後まで分からなくてこんなのありかよって思ってしまった。
もちろん良い意味で。当時も賛否両論だったらしいですね
Posted by ブクログ
越してきた隣人はきっと元理容師に違いない〜などと噂されつつ、苛立ってかぼちゃを投げつけ、シェパード医師に当たりそうになる、お茶目な隣人がポアロとは笑
この本自体が有名なのもあって、犯人については読む前から知っていた。
それでも最後の最後に種明かしされると、なるほど、手記という形なので書き手に都合のいいような言い回しがなされている箇所があっても普通なのだと、改めてもろもろ指摘されていくと面白かった。
また、話の〆も本人による反省点とこれからについてで、すっきりした終わり方だった。
中古で文庫本を購入して読んだのだが、その表紙が三谷幸喜版ドラマのプロモーションだった。
シェパード医師役は大泉洋氏で、その表紙や配役を見た上で読んだのもあって、脳内は大泉劇場だった笑
Posted by ブクログ
ミステリー好きなら多分知っているであろうトリックを恐らくは初めて効果的に使用した傑作。トリックについては藤原宰太郎というトリックバラシの鬼のような作家がいてその人の著作で先に知ってしまった。
なのであまり期待せずに読んだが、改めて読むと古臭さ(もちろん時代的な古さはあるけど)と強引さがなく抜群に読みやすいのでオチに納得がいく。未知の状態で読んだら更に楽しめたと思う。
本編と関係ないけど引退したポワロがヘイスティングの事をしみじみ語っているのが凄く良かった。
Posted by ブクログ
この小説が一人称小説ではなくシェパードの手記であることに気づけば見方が変わったかもしれない。悔しい!
マーカーを手にもう一度読みたい。
Posted by ブクログ
ポアロシリーズ ③
大富豪のロジャー・アクロイドが刺殺される。
ロジャーの友人であるジェイムズ・シェパード医師と、私立探偵を引退し、からまつ荘でカボチャ作りにいそしむポアロ(ただし、カボチャ作りには飽き飽き)が捜査に乗り出す
これも、ですが約100年前に書かれたってことが、すごいなぁ。面白いもの。
ロジャー・アクロイドの死で利益を得る者。謎の人物。ワクワクします。
風のように広がる村の人々の噂話。詮索が好きだけど人がいいキャロライン。クスッとしてしまう。
ジェイムズ・シェパード医師が書く、この事件についての手記の最後の言葉が大好きです。
Posted by ブクログ
今読むと、こういう感じね。となるが当時はかなり衝撃的だったのではないかと思う。
犯人も予想しやすいのだが、それでも面白いのはすごいと思う。
Posted by ブクログ
当時としては、型破りな推理小説だったのだろうか。解説を読んでいると、冒頭から手のひらの上だったんだなと思う。
釈然としなかったので2回読んだが、確かによくできているミステリーだった。
最近のミステリーも(このミスとか、)犯人を意外な人にしたかったら、ここまで緻密に書いてほしい。
Posted by ブクログ
アガサ、ポアロ、第3作目。羽田詩津子訳
読み始めると真相にはやく行き着きたくて一気読み。すぐに結論に持っていきたがるヘイスティングズと似てるかもーと、今回ポアロのセリフ内でしか登場しない友人に心を寄せる。
今回の語り手は第一発見者の1人である医師シェパード。文章は淡々と事実が羅列まとめられ、今までと違い大人が書いた読み物に感じた。所々引っかかる表現があって、半分くらい読み進めると、姉キャロラインとの会話などからも犯人の目星がなんとなくつき始めてしまった。あー、残念。1人1人容疑者を礼儀正しく排除していく名探偵ポアロに敬意を表する。頭がよくやさしい外国人ポアロに誰もが心を開いていく過程が好き。
Posted by ブクログ
完全に騙された。
笠井さんの解説を読んで、頭の中が大パニック。
まさか最初から騙されていたなんて、思いもしなかった…。
初めて海外作家のミステリー小説を読んで、やっぱり言い回しとか登場人物の名前とか、どうしても難しいと感じてしまった。
途中で読み進めるのがしんどくなって、読んでいる途中でネットでネタバレを調べてしまったので、途中からは犯人がわかっている状態で読み進めることに。
ネタバレを調べていなければもっともっと衝撃を受けただろうなと思う。
他にも色々な作品にチャレンジしてみたい…!
Posted by ブクログ
当時賛否両論巻き起こったのも頷ける。一人称の小説だと思わせておいて、その実犯人の手記だったとは。だから全てを語っていなくても全然問題ないし、読者はまんまと騙される。勘が鋭い人なら語り手の医者に違和感を抱くんだろうな。騙された方の自分は悔しい。序盤の電話の件は違和感あったけど、医者が犯人だと確信は持てなかった。
こんなのズルじゃんと思わなくもないけど、よくよく考えたら途中で医者が手記を書いてるの明かされてるし、気づいてないだけで伏線は精密に張られていたのではないかと思う。もう一度読み返したらまた新しい発見がありそうな推理小説だった。
Posted by ブクログ
「そうきたかー」というのが正直な感想。言語化できない第六感でなんとなく予期していたけど、シェパード先生が犯人だとは…!
確かに語り部(ワトソン役)は『推理小説の十戒』のルールに反するだろうと思ったけど、手記ならこれはクリアしているし、なんだったらかなりヒントがちりばめられていたのだ。にしても…アガサ・クリスティはやはりすごい。見事に騙された。コレだから読書はやめられない!
あー!やっと1冊読み終えたー!!!!
匿名
クリスティーの代表作
アガサ・クリスティーのチャレンジ精神の、一つの到達点。中心となるトリックは、一度読めば単純明快なんだけど、それを盛り上げる細工も上手くできてて、何度読んでもクライマックスはドキドキできる。
アイリッシュのファントム
ウィリアム、アイリッシュのファントム、レイディのお手本になったお話。
クリスティさんの良さ、ポアロのうまさが遺憾無く発揮されている作品。
アイリッシュの方も面白いです。お好みで。
Posted by ブクログ
ジンワリこの人が犯人かな?と思いながら読んだけど、決定打は見つけ出せずポアロが「知っている」ことを話すまで気づけなかった。
ポアロの揺さぶりでみんなが隠していたことを話していく様子が面白かった、そしてポアロと一緒に動いているから対象から外されがちだったシェパード
シェパードはひとつしかない逃げ道を選んだんだね…
これ100年も前に書かれた物語なんだ。アガサクリスティってすごいんだな、、、
Posted by ブクログ
オーディブルにて視聴。
初アガサ・クリスティ作品でした。
「ここにいる全員が隠しごとをしている」と言ってからのひとりひとり回収していく展開がとても綺麗だと感じました。
自分があまり翻訳文章に慣れておらず、特に音声で聴いたせいで完全に理解しきれなかった部分もあり悔しいです。
次に読むときは本で読んでみたいです。
Posted by ブクログ
物語の書き手が犯人という、当時には衝撃的なオチだったが、さまざまなミステリの手法が使い尽くされている現代のミステリファンとしてはさほどの驚きは感じられなかった。容疑者として挙げられた数名の確たるアリバイが明かされていくにつれ、あ、もうこれはこいつ1択じゃないの?と思い始め、中盤以降には確信に変わってしまった。
クリスティやエラリー・クイーン、森村誠一など過去のミステリの名作を読むと、その当時は画期的だったんだろうなという感慨深さと、これを超えるトリックを編み出した後世のミステリ作家たちへ畏敬の念を感じる。
Posted by ブクログ
題名は知っていたけど内容を全く知らなかったので、ハヤカワフェアついでに読んでみました。
登場人物はそれぞれキャラクターに個性があるので覚えやすかったけど、和訳にすると不自然な点も多く、読みながら脳内変換をして読むのに少し疲れました。
トリックは現在では使えないものや、時代の違いを感じる点も多々あったけれど、小説と思っていたものが犯人の手記だったというのが当時は斬新だったのかな?
探偵の相棒が犯人パターンは、現在だとよくある話だとは思う。