あらすじ
我ら日本人がどういう民族かを描いた極上のエンターテインメントです!――――鴻上尚史
司法、実業、報道、娯楽。たった七日間しかなかった昭和元年に生まれた四人の子どもは激動の戦後日本を生き抜き、それぞれの道で時代を創り上げる。昭和という時代そのものを克明に活写した超大作、感動のクライマックス!
竹田志郎は、東京大学法学部を卒業後、晴れて検事となる。戦後の発展のウラで苦しむ人々を救い、私腹を肥やすものを糺すべく、公害訴訟や政治汚職事件にひるまず立ち向かう。
矢野四郎は、自身の事業を成功させるとともに大物政治家にも可愛がられ、右翼の大物となる。やくざが淘汰されゆくなかでも国士である意志は一層強く、故郷・石川より衆院選に出馬する。
森村ノラは、GHQでの経験からAP通信の特派員となるが、その後「大日本テレビ」の女性記者に転職する。結婚し育児にも励みながら、ベトナム戦争の取材を敢行するなど、持ち前の活力で奔走する。
五十嵐満は、自身の芸能プロダクションを興す。気鋭バンドのプロモーション、プロレス興行への参入、世界的ミュージシャンの来日公演など、戦後大衆文化の中核を担う存在となる。
大河のごとき昭和史サーガ三部作、ここに完結!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
感想
復興編。若者が逆境に立ち向かいながら、明日は良くなるという希望を抱いていく様は眩しい。
お金のためではなく、国の国民のためというところがいいなぁ。
石原兄弟まで出てくるなんて。
昭和を舞台にした壮大な作品だったな。最後の盛り上がりと悲しみがジェットコースターのように来る作品は初めて。
あらすじ
志郎は司法修習生として励み、検事を目指す。2回目の試験にも合格する。矢野は、運送業を始めて稼ぐ。与党の太田という大物議員との渡りもできる。木下の進めで妻帯する。ノラは奨学金をもらい、アメリカ留学する。ブラウン大学へ行き、教育学を学ぶ。ノラは南部の大学へ行き、人種差別を体験する。NYの特派員としてインターンで働く。満は、米軍相手のエンターテイメントで成功していたが、いずれはエンターテイメントで日本人を励ましたいと思っていた。アメリカ人にプロレスを紹介されて、日本人で興行を計画する。満は元力士のニシキを連れて渡米し、1年間、プロレス興行を学ぶ。
志郎は結婚し、検事として造船汚職事件を担当し、与党大物議員の太田に聞き込みをする。矢野は、日本人遺族会から硫黄島の遺骨収集を頼まれる。太田は断ったが、矢野はGHQの伝手を得て遺骨収集を実現させる。ノラはAP通信の特派員として日中国交正常化を取材する。ロシアのスパイから声をかけられて食事をする。米ソの対立を肌で感じる。満はプロレスをTV放映することでエンターテイメントでお茶の間を盛り上げる。また、一緒に満州から帰った藤田の妹と結婚する。
志郎はアメリカへ留学し、マフィアの取り調べを経て日本のヤクザを潰すことを誓う。四郎もアメリカに留学し、CIAと繋がる。帰国後は総連の帰国問題に反対し、公安と対立する。ノラは通産省の役人と結婚する。また、美智子様の婚儀の取材をする。満は沖縄に慰問に訪れるが、米軍の傍若無人ぶりを体験する。東京で高級ショーの支配人になる。アメリカからキングベルを呼び夜の部は成功するが、昼の部で失敗して負債を背負う。プロレス会社の株を売って補填する。ニシキとは距離を置く。
志郎は日本に戻り、暴力団撲滅を誓う。手始めに関西に川口組の芸能事務所を挙げるが、東京に帰ってから暴漢に襲われる。四郎は、岸内閣を辞職させるために、内ゲバで分裂していた全学連に資金提供する。それを気に入らなかった東友会の党員から銃で撃たれるも一命を取り留める。ノラは社会党の党首が襲われるのを間近で見る。記者からTV局員に転職する。満はTV業界に進出し、音楽番組を起こす。コントと組み合わせて視聴率を取る。しかし、アメリカから著作権侵害で訴えられそうになり、渡米して契約を結ぶ。
志郎はゼネコン汚職に手をつけ、東友会の町田を挙げようとするも政治家の太田に阻まれる。四郎は韓国との国交正常化の使節団に随伴し、韓国人の気質を学ぶ。ノラは差別を受けながらもTV局員として奮闘する。免許を取る。満はエンターテイナーとして成功する。錦川のゴタゴタに巻き込まれる。錦川が刺されて死ぬ。
志郎は警察の暴力団排除頂上作戦にやる気を漲らせる。ザ・昔の政治家の太田が病気で死ぬ。四郎はオリンピックの視察に来た韓国のチョンとスパイの捕物をする。四郎は石川県から出馬して国会議員になる。ノラはベトナム戦争の従軍記者として現地で取材をする。満はイギリスからビートボーイズを呼び、警察の厳戒態勢の元、公演を成功させる。
東友会の町田が解散した。志郎は、政治家の田沼、矢野と町田が組んで公共事業の用地を買収している事実を掴む。志郎は四日市と水俣を視察して公害防止に貢献する。四郎は、運輸次官として日航機ハイジャック事件を担当する。自分が人質になり、一般人の解放に貢献する。ノラは浅間山山荘事件を取材する。警察のびっくりする作戦に度肝を抜かれる。満はローリングロックスを呼ぶがメンバーの覚醒剤使用で入管に断られて悔しい思いをする。
志郎は米国兵器会社から田沼と矢野が賄賂を貰っていたとして、捜査し、逮捕まで漕ぎ着ける。田沼は起訴したが、政治判断で矢野は不起訴となり、検事を辞職する。四郎は自民党に残り辣腕を振るっていた。竹田が無所属で立候補して当選し、自民党に入党する。ノラは田沼の事件を取材する。社会党の土井に誘われて、社会党から参議院で立候補して当選する。満はエンタメ業界で担がれて参議院議員になる。
志郎と四郎は自民党の総裁選で争う。接戦の末、1票差で志郎が勝つ。時代は昭和64年、昭和天皇が崩御し、長かった昭和の時代が終わりを告げる。
Posted by ブクログ
第一部から続いた物語が完結。
昭和元年生まれの竹田志郎、矢野四郎、森村ノラ、五十嵐満の4名それぞれが生きた昭和。
戦争体験を胸に自分たちの力で新たな国をどうやって作るのか、奔走していく姿に熱くなる。
現代が当たり前に平和で飢えのない時代に感じるが、そんなことはない。それを目指して二度と戦争しなくて済む、そして豊かにしようと生きた人たちの命のもとに自分たちが生きられることを再認識した。
2人のシロウの演説には本当に感動した。
Posted by ブクログ
第1部から第3部まで、1500ページを超える長編を読み終えた。
登場人物を美化しすぎ、盛りすぎ、様々な事件を無理矢理に物語にしている点など、ちょっとやりすぎではないかと思うところも多々あった。
しかし、全体を通して、昭和の歴史を振り返ってみるには、大変興味深いところもたくさんあり、エンターテイメント小説としては大変よくできていると感心した。
Posted by ブクログ
圧倒的読後感。
自分も昭和生まれだが、物語の出来事の大半は物心つく前の話なので、ほぼ歴史を学び直したかのような感覚である。史実に基づいたフィクションというスタンスだが、価値観の異なる4人が主人公なため、カオス極まる昭和を描いているにも関わらず、偏った構成にはなっていないのも素晴らしい。
Posted by ブクログ
2026.5 第3部は読みやすく、面白く、引っ掛かるところもなく、読んでいてワクワクしながらあっと言う間に読み終わってしまいました。
ラストはこういう形にして小説を終えるとは、さすが奥田さんです。
Posted by ブクログ
読み終わった昭和が始まると同時に物語が始まり昭和が終わると同時に終わる。なんて凄い構成なんだろう、、、、。2人のシロウの演説がカッコよく素敵だった!傑作でした。
登場人物の名前が、実際の人の時と仮名の時は何が違うんだろう、、、、、。気になる
Posted by ブクログ
シリーズ最終巻。
昭和24年から大喪の礼まで。
竹田志郎は検事として暴力団排除に動き、矢野四郎は右翼の大立者から与党の政治家となり、森村ノラはフルブライト留学を経てAP通信の記者となり、五十嵐満はプロレスのプロモーターを経て芸能界の重鎮となる。
占領終了、血のメーデー、力道山誕生、ビートルズ来日、皇太子成婚、キューバ危機、ケネディ暗殺、よど号事件、東京オリンピック、ベトナム戦争、あさま山荘事件、ロッキード事件などなど、矢継ぎ早に起きる昭和の大事件に主人公4人が当事者として関わる配役の妙のおかげで、どの出来事も身近に追体験できる。
実名と仮名は混在するがモデルは容易に知れる。
伴侶を得、子供をもうける4人。
成長し、それぞれの世界で第一人者となった4人が最後に選んだのは国政だった。
ここまで読み進めた読者にとって最後の50ページは最上のご褒美。
ノラが満との関係を問われ、答える。「わたしたちは政治中、革命を目指した同志」
志郎と四郎の一騎打ちとなった自民党総裁選。それぞれの最終演説に凝縮された想い。現実の世界でこれほどの演説を聞くことがあるだろうか。
満が見ることができなかった志郎と四郎のツーショット写真は想像するだけで楽しい。
昭和を語る最後にこの国の2600年の歴史に思いを馳せる。
そういえばまさかの「ゴッド・ファーザー」のオマージュもあった。
Posted by ブクログ
読んだぁー。3部合わせて2000ページ近い大河小説。日本の歴史の中で一番長かった昭和。戦争挟んで色々あった出来事が、昭和元年生まれのナイスガイ4人を縦軸に政治、経済、事件だけでなく日常の暮らしや風俗も織り込まれ温かで爽やかな読後感。ページ捲りながら一緒に昭和を空から眺めているような高揚感。奥田さんの力量、凄すぎ。田中伸尚さんの「ドキュメント昭和天皇」に匹敵。それにしても戦後は一貫して米の属国、その米はトランプ以前も「自由と民主主義」の国ではなかったんだ。知らなかったが東京大空襲指揮したカーチス・ルメイの「ベトナムを石器時代に戻してやる」発言、トランプはまねてるだけか。ノラの「人類は差別をやめられないのだろうか」重い呟き。「自分たちだけが正しいとは思わない。違う考えの人たちが世界にはいる。それを想像することが学問のスタート地点です」「世を正すためには権力が必要だ。天があまねく地上を覆う限りの所、つまり普天を手にしなけれはならない」普天を手にした昭和カルテットの4人のその後もみたい。
Posted by ブクログ
壮大な昭和史サーガ、3部作の最終巻。
昭和が始まる1部、戦争が激化する2部を経て、高度経済成長と昭和天皇崩御までの本作。
4人の出自の違う人物の人生を描きつつ、昭和史を体験出来る。どのキャラクターもめちゃくちゃ魅力的でひとりひとりに感情移入してしまう。
個人的には矢野四郎がまさに昭和を体現しているようで、私の推しだ。
昭和という時代の勉強にもなり、いかに戦争が悲惨かも分かる。一方で人々は力強く生きていた事も同時に分かる。
3冊通して読んでずっと面白かったし、読んでいる間中、幸せだった。ラストの選挙、どちらが勝ち首相となるのか、ハラハラしたよ。
星5つは殆ど付けないのだが、本作は満点。
満点としても良い満足感。3冊とも分厚いので読み切った達成感もある。
Posted by ブクログ
やっと読み終わった。(いい意味で。)
昭和元年に生まれた4人とそれを取り巻く人々の群像劇。
4人は、それぞれ逞しく生き抜き、やがて日本を動かす人物となっていく。
後半は実際の事件や実在の人物も登場してきて、読んでいて飽きない。
二人のシロウの互いを認め合いながらも、反発する関係性がおもしろかった。
Posted by ブクログ
4人の主人公、それぞれがそれぞれの道で昭和史に絡みながら物語は進んでいく。
昭和の有名な事件が次々と出てきてそれぞれに少しずつ絡んでいくので『フォレストガンプ』の日本版という感覚。色々な事件が次々と展開されるので少し薄味で置いていかれるけどラストは大団円!最高に楽しめました♪
Posted by ブクログ
失敗作のない奥田英朗の、現時点での最高傑作と断定して差し支えないのではないか、と思わせられる本だ。
昭和という時代を、昭和元年生まれの4人の主人公の群像で描き切る。
4人が4人とも個性と情熱にあふれ、理智も併せ持ち、何より私よりも公の方が大きい生き方を貫く。作者の言葉で言えば「国士」なのだ。
レイモン・アロンが石原慎太郎に語ったと言われる「今の若者は気の毒だ。青春を青春にする3つのものが欠けている。戦争と貧困と命を懸けられる思想と」という言葉を思い出した。
4人の主人公には、揃って「命懸け」の原体験があり、それゆえに大切なもののためには身体を張ることにためらいがない。この実に魅力的な人物たちを絶妙に配しながら、昭和のさまざまなシーンを描き直す。世の中の表と裏、清濁、さまざまな駆け引きも盛り込みながら、人情の繊細な機微にも触れる。
4人の人物のビルドゥンス・ロマンによってひとつの昭和史が構築されており、凡庸な歴史書を読むより社会と人生の勉強にもなる。
しかも、上質なエンターテイメントにもなっている。
奥田英朗、畏るべし。
Posted by ブクログ
64年の長い昭和が終わってしまった。
幼少の頃からの激動の時代。四人の成長を第一部から見守ってきて、長かったようであっという間。昭和って本当にいろんなことが盛りだくさんだった。正解って何十年、何百年か経ってやっと見えてくる。
平成が始まってもまだまだ激動の時代は続くんだよなぁ、としみじみ。
読み終えた達成感、そして寂寥感がハンパない〜。
Posted by ブクログ
『講和条約を結んだとき、総理は国民に向けて大演説をするべきだった。これから日本はどこへ進むのか、どんな国を目指すのか、理想論でも大言壮語でもいいから語りかけるべきだったのだ』 矢野四郎
『自分が攻撃されたらどうしようと思ったが、すぐに母の顔が浮かび、自分に活を入れた。
母なら怯むはずはない。そして自分は森村タキの娘だ』 森村ノラ
「国民を守る気のない政府は、あってはならないのです。ましてや弱者を切り捨てる政策など、昔も今も、もってのほかです」 竹田志郎
『今の日本人は満州を忘れかけている。しかし昭和を語るとき、満州を抜きに語ることは出来ない。』
五十嵐満
昭和三部作最終章。
四人が最後にこうなるとは
納得と言えば納得。
志郎と四郎の最後の決戦。
志郎と四郎が自らを語る
この長い3冊を読み終えて、ふと自分の知る昭和を思い返してしまいました。
Posted by ブクログ
ずっと後回しにしていたせいか、主役以外の人の役回りが思い出せなかったりもしました。戦後ということもあって、史実と小説がどうマッチするのかをいちいち調べたりして時間がかかってしまいました。
ちょっと4人ともうまく行きすぎと言うきらいはあって、前よりトーンダウンしたのは致し方ない。
さすがに昭和天皇崩御のときの総理大臣(事実は竹下登でしたが)にするのは無理があるというか、これは奥田さんの希望でもあるのかな。
彼が総理になってたら、今の日本はどうなっていたでしょうね。そう思ってもらいたいってことかな。
Posted by ブクログ
第三部 三部作中最終巻
戦後の復興時代から昭和の終わりまでを描く。
検事になった竹田志郎、父の跡を継ぎ興行師になった五十嵐満、女性の権利に奮闘する森村ノラ、侠客から実業家になった矢野四郎の同級4人が、アメリカに渡航して成長し、激動の時代を生き抜く。
最終的に4人は国会議員になり、日本の将来を後世に引き継ぐために活躍する。
まさかみんな国会議員になるとは。
Posted by ブクログ
昭和サーガ完結!けっこう大きく広げた風呂敷を無事たためるのか。杞憂でした。さすが奥田英朗さま、と思いました。4人のそれぞれの人生を破綻なく描き、昭和天皇の葬儀で終わる。作者はいつか昭和の時代を描きたいとだいぶ前から少しずつ資料を集め、読み込み、構想をだんだんに積み上げていた、という話をどこかの記事で読みましたが、小説の楽しみを満喫した作品でした♪
侠客ヤノタツの息子矢野四郎と中将の息子にして華族の母を持つ竹田志郎は最後までライバルで、大陸生まれのエンターテイナー五十嵐満と何をやっても「女性初」がついてまわる森村ノラも最後には政治家となる。「力がなければ正しいこともできない」と自民党に入る流れが、当時はそうだったな、と思い出した。
他の本を差し置いて、一気に読んでしまった。楽しくてワクワクして、終わりたくない本だった。教科書で終戦くらいまでしかやらなかった世代の人には特におすすめします。昭和は長く、生活や価値観がものすごく変化した時代なので、大変で、でも面白い時代だったと再確認した。
Posted by ブクログ
かなり出来過ぎな感はありますが、随所に昭和史を飾る人物や出来事が散りばめられ、エンタメとしても歴史を楽しく学べました。大河は無理でも、スペシャルドラマか何かでいつか映像化してほしいです。
Posted by ブクログ
ここに書かれている昭和は75年前から38年前ぐらいの出来事だが、もうすっかり歴史博物館の話だ。
その後には、PCスマホやnetの時代で世の中の仕組や文化がおおきく変わった。
その話を第四部に期待したい。
Posted by ブクログ
おもしろかった~
昭和史サーガ三部作、堪能しました。
第三部はやや駆け足感はあった印象だったけど、昭和ってこんな感じだったのかもしれんと思った。
しかし4人とも議員になるとはなあ。
Posted by ブクログ
こらはもう近代史、現代史も含む壮大な歴史群像劇だね。
この3巻からなるので最終章で終わりを迎えたわけだけど、
竹田志郎、矢野四郎、森村ノラ、五十嵐満それぞれの生き方で己を貫き、志郎は検察官から国会議員へ、
四郎も事業家から大物政治家から可愛がられ、頼られやがて議員に。
ノラもアメリカへの留学を果たし(人種差別も当然経験し)
通信社の特派員からテレビ局の記者へ。
五十嵐満もプロレス興行やビートルズ(小説ではビートボーイズ)公演を成功させるエンターテイメント界隈では欠かせない大物プロデューサーに。
それぞれの道を歩みつつ4人がそれぞれに交差する瞬間がいい。
そしてそれぞれ伴侶を得て子どもも産まれ、その子たちの代まではさすがに続かないか。
最後の最後で総理大臣の投票、私的には矢野四郎になってほしかったけど、1票の差でやはりサラブレッドの竹田四郎に。
ふたりが笑い合ってる幻のワンショット。
いいねぇ。出会いが違っていたら親友同士になっていたかもしれないふたりだものね。
これ大河ドラマでやってくれないかな。
Posted by ブクログ
二部まで読んだ後にずいぶん寄り道しちゃったけど。いや、これは面白かった。
もはや戦後ではないとかいうセリフも糞食らえ。高度成長期のモーレツで激烈な時代にこれでもかというパワー、熱、ほとばしるエネルギーよ。マグマのように熱く生きぬいた昭和の寵児たち。とにかくとんでもない時代だったよ昭和って。
やってることがハチャメチャなのよ、とにかくみんな全然今いる所にじっとしてない。本土決戦を経験してる奴らはハンパない。戦争、敗戦、飢え、占領下等々今じゃ考えられないような事ばかり起きた時代からの復興なのに今の世よりずっと開放感があるのはどういうことなの。勝てる気がしない。最後みんな集まっちゃってほんと面白かった。
先日二回に渡って放映されたNHKのバタフライエフェクトの昭和天皇は実に興味深いものだった。そんな話も最後の最後の方にでてくるし。
ノブレス•オブリージュ。良き言葉。
Posted by ブクログ
第一部、第二部、共に面白くようやく第三部を読み終わった。フィクションだけど戦後の日本社会がどんなものであったのかよくわかった。機会があればその頃の様々な本も読んで学んでみたいと思う。1月前、ベトナムとカンボジアを旅行し戦争や独裁者による支配がどれだけ悲惨なものか身に染みたところ。今の私はへなちょこだな。
Posted by ブクログ
#普天を我が手に 第三部
#奥田英朗
途中、昭和の出来事を追うのに忙しすぎて、主人公たちが置いてけぼりと感じたけれど、ラストでその鬱憤は一気に晴れた。
ここまでの大部に3冊も付き合うと、主人公たちが身内のように感じられる。一人ひとりの幕引きが見事で、ラストはなんとも言えない寂寥感と、爽やかな感動に包まれる。
#読書好きな人と繋がりたい
Posted by ブクログ
昭和元年生まれの四人の男女が生きた、昭和史が完結した。
承諾が取れたか取れないかの違いなのか、四人にかかわる人物は実名あり、仮名ありだが、歴史上の事件や人物がこれでもかと登場し、まるで昭和史の教科書を解説付きで読んでいるよう。
ところどころググってみたが、結構実話も多いようだった。
歴史に疎い私は、なるほど◯◯事件ってこういうことだったのか、と目からウロコだった。
六十年余の昭和だが、その半分程の長さの平成と比べ、なんと激動の時代だったことか。
平成編も読んでみたいが、面白みには欠けるのだろうな。
Posted by ブクログ
面白かった。歴史上の出来事として知ってる事件が、そういうことだったのかーと分かるというか。第一部第二部もそうだったけど、当事者目線で振り返らせてもらうというのは違うんだろうな。実在の名前の変えられ方も面白くてニヤリとさせられる感じ。
全員そっち側に行っちゃったかー、そっち側に行かなかった人を主人公にもう一回書いてもらえないかなぁと思う一方、「たかが選手が」と言い放ってしまうあの人も若い頃はこんな感じだったのかなというのは新鮮で、未来の人が見られたら同じ「第二次大戦後に生きた人」になる訳だし、自分の立ち位置というか、人の見方というか、一歩引いてやっていこうかなと思った。
とはいえ第一部がいちばん面白かったかな。