普天を我が手に 第三部
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普天を我が手に 第三部

小説・文芸
2,695円 (税込)

13pt

我ら日本人がどういう民族かを描いた極上のエンターテインメントです!――――鴻上尚史

司法、実業、報道、娯楽。たった七日間しかなかった昭和元年に生まれた四人の子どもは激動の戦後日本を生き抜き、それぞれの道で時代を創り上げる。昭和という時代そのものを克明に活写した超大作、感動のクライマックス!
竹田志郎は、東京大学法学部を卒業後、晴れて検事となる。戦後の発展のウラで苦しむ人々を救い、私腹を肥やすものを糺すべく、公害訴訟や政治汚職事件にひるまず立ち向かう。
矢野四郎は、自身の事業を成功させるとともに大物政治家にも可愛がられ、右翼の大物となる。やくざが淘汰されゆくなかでも国士である意志は一層強く、故郷・石川より衆院選に出馬する。
森村ノラは、GHQでの経験からAP通信の特派員となるが、その後「大日本テレビ」の女性記者に転職する。結婚し育児にも励みながら、ベトナム戦争の取材を敢行するなど、持ち前の活力で奔走する。
五十嵐満は、自身の芸能プロダクションを興す。気鋭バンドのプロモーション、プロレス興行への参入、世界的ミュージシャンの来日公演など、戦後大衆文化の中核を担う存在となる。
大河のごとき昭和史サーガ三部作、ここに完結!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    普天を我が手に
  • タイトルID
    :
    1905394
  • ページ数
    :
    576ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年12月16日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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普天を我が手に の一覧

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 普天を我が手に 第一部
    2,695円 (税込)
    大正15年の年の瀬、12月25日の午前1時過ぎ、陸軍省軍務局の少佐・竹田耕三のもとに、待ちに待った男子が誕生した。志郎と名付けられた子供は、その後、親である耕三と共に満州事変の調査の密命のため、不穏な空気の立ち込める中国大陸へ渡る。   一方そのころ北陸・金沢では、侠客一家・矢野辰一が、敵対する一家に落とし前をつけるため、組長宅に乗り込んだ。帰宅した矢野が目にしたのは、預かっていた哀れな女工の出産と、母親の死だった。矢野は生まれてきた孤児を四郎と名付け、自分の手元で育てることにする。  ところ変わって、東京神保町の出版社で進歩的な雑誌「群青」の編集者として働く森村タキは、社会運動家の夫との間に女の子を出産。イプセンの「人形の家」の主人公にあやかり、ノラと名付けたその子を、身勝手な夫と別れたあとシングルマザーとして育てていくことを決意する。  さらに、中国は大連のジャズマン・五十嵐譲二は、ジャズ楽団の年越しパーティの最中に生まれた子供を満と名付け、満と共に、開戦後の中国大陸を転々としながら、なんとか興業を続けていく。  大正天皇が崩御し、昭和天皇が即位した激動の瞬間に生まれた子供たちは、時代やそれぞれの親の影響を受けながら、政治、裏社会、婦人活動、興業と全く異なる世界で成長をし、数奇な出会いと別れを繰り返すなどしながら、戦争の時代から終戦を経て、高度経済成長期の昭和日本を精いっぱい生きていく。  昭和100年、戦後80年に生まれる、壮大な昭和史サーガ三部作。第一部は、親世代の視点を中心に、大正天皇の崩御から太平洋戦争開戦までを描く。
  • 普天を我が手に 第二部
    2,695円 (税込)
    加藤陽子、保阪正康、養老孟司激賞! 各紙誌上でも大絶賛! 敗戦、占領、抑留、青春、友情、再起ーー 希望よ、新たな時代の寵児たれ。 昭和100年・戦後80年記念刊行 昭和史三部作、物語はついに太平洋戦争の真っただなかへ。 たった七日間しかなかった昭和元年に生まれた四人が、 互いの運命を交差させながら、 新たな時代を切り拓く! 太平洋戦争が勃発した。 竹田志郎は、父に伴って渡米したが、そこで自分だけ捕虜となってしまう。ようやく帰国した後は日本の捕虜収容所の通訳となるも、目にしたのは看守の虐待が横行するずさんな実態だった。 矢野四郎は、父の死後、親譲りの素行の悪さで少年院を入れられる。だが、出院後次第に悪化する戦況うけ予科練に入ることを決意。戦友と共に人間魚雷「回天」で出撃を期する。 森村ノラは、ひょんなことから亀戸の喫茶店を任されることに。友人と闇米を買いに農村部へいったり、教会で預かった孤児たちを軽井沢へ疎開させるなど、母親譲りの活力で奔走する。 五十嵐満は、戦中は映画俳優として活躍。さらに、新国家建設を標榜する張学士らの組織〈リバティ〉に加入。だが、敗戦後に組織はあっけなく瓦解。タップダンスを武器に、旅芸者・藤田と捕まっては脱走を繰り返す。
  • 普天を我が手に 第三部
    2,695円 (税込)
    我ら日本人がどういう民族かを描いた極上のエンターテインメントです!――――鴻上尚史  司法、実業、報道、娯楽。たった七日間しかなかった昭和元年に生まれた四人の子どもは激動の戦後日本を生き抜き、それぞれの道で時代を創り上げる。昭和という時代そのものを克明に活写した超大作、感動のクライマックス!  竹田志郎は、東京大学法学部を卒業後、晴れて検事となる。戦後の発展のウラで苦しむ人々を救い、私腹を肥やすものを糺すべく、公害訴訟や政治汚職事件にひるまず立ち向かう。 矢野四郎は、自身の事業を成功させるとともに大物政治家にも可愛がられ、右翼の大物となる。やくざが淘汰されゆくなかでも国士である意志は一層強く、故郷・石川より衆院選に出馬する。 森村ノラは、GHQでの経験からAP通信の特派員となるが、その後「大日本テレビ」の女性記者に転職する。結婚し育児にも励みながら、ベトナム戦争の取材を敢行するなど、持ち前の活力で奔走する。 五十嵐満は、自身の芸能プロダクションを興す。気鋭バンドのプロモーション、プロレス興行への参入、世界的ミュージシャンの来日公演など、戦後大衆文化の中核を担う存在となる。  大河のごとき昭和史サーガ三部作、ここに完結!

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    Posted by ブクログ

    昭和生まれです。だいぶ終わりのほうではありますが。
    昭和と言えば戦争、そこまでが自分のなかでの「歴史」だった。そこから先は点としては多少知っていたものの、「史実」として体系的に、かつ連続的に理解してはいなかった。
    ビートルズ来日、よど号ハイジャック事件、ロッキード事件、日朝国交正常化交渉など、すべてが戦後のわずか30〜40年に詰まっていたのだと思うと、なんて濃密な時代だったのかと改めて痛感させられる。主人公たちの目線を通すことで、それらの出来事がすっと心に入ってきた。
    世界を相手に戦い、徹底的に敗れ去り、しかし同じ元号のうちに再び経済で覇を唱える。昭和とは実にすごい時代だった。人生の折り返し地点を過ぎた今、現在の日本が当時の勢いから遠く離れてしまったことに少し寂しさを覚える面もある。しかし、当時の日本の成功の裏には圧倒的な個の犠牲や「滅私奉公」があったことを思うと、二度と戻るべき時代ではないのかもしれない。
    全3部作という長さをまったく感じさせない、大変素晴らしい小説だった。平成生まれの息子にも、いつか手に取ってもらいたいものだ。
    近現代史が「歴史」となり、少しずつ人々の記憶から薄れていくなかで、人類が多くの犠牲を払って得た教訓が未来永劫残り、子孫の穏やかな発展に繋がっていくことを願ってやまない。
    末筆ながら、昭和天皇がルメイに勲章を親授されなかったエピソードには、胸が熱くなった。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    第三部読破。

    戦争が終わって、
    ここからは戦後の日本。

    戦後の日本を考える上で
    アメリカの存在は切り離せないということ。

    敗戦から復興し、高度経済成長を遂げ、
    日本はどんどん豊かになっていく。

    その一方で、
    政治家、官僚、財界、アメリカ、
    それぞれの思惑が絡み合って国が動いていく。

    特に田中角栄。
    圧倒的な行動力と政治力がありながら、
    その裏には金と権力があり、
    最後にはロッキード事件。

    単純に「良い政治家」「悪い政治家」では
    片付けられない。
    光と闇の差が激しい。

    第二部では、
    「なぜ日本は戦争を止められなかったのか」を考え
    第三部では、
    「戦後の日本はどうやって今の形になったのか」を考えさせられた。

    歴史を知れば知るほど、
    今の日本も突然できたわけではなく、
    過去からずっと繋がっていることが分かる。

    勉強になりました。

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    第三部になると、第一部・第二部に比べてかなり「歴史小説」寄りの硬さを感じるかもしれないが、4人がとても情熱的で、四郎と志郎の演説には泣き笑いし、昭和天皇崩御のシーンには込み上げるものがあった。

    敗戦からまだ15年も経たないのに、世界では米ソ対立、朝鮮戦争、キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争と大きな出来事が続き、国内でも共産党や新左翼をめぐる抗争が続いていた。それなのに、日本人はすっかり平和ボケし、国外の情勢には無知で、自分たちには関係ないというムードだったというのには驚いた。

    戦争で未来ある青年たちを苦しめないためにも、四郎や志郎のように戦争体験を伝えていくことが大切だと思う。戦争を知らない私たちだからこそ、この100年の歴史をしっかり知っておかなければならないと痛感した。

    奥田さん、やっぱりさすがです。これは一人でも多くの若者に読んでもらいたい。

    0
    2026年09月22日

    Posted by ブクログ

    昭和100年

    正に激動の時代だったのだな、昭和は

    奥田さんは本当にすごい

    読み終えたかったけれど、
    読み終えてしまって悲しい
    寂しい

    もっと4人の生き様を見ていきたい

    やっぱり四郎が好きだ
    かっこいいなぁ

    演説、泣けた

    とにかく平和が一番だ
    戦争は絶対にダメだ
    世界中から戦争がなくなってほしい

    0
    2026年09月21日

    Posted by ブクログ

    大東亜戦争(太平洋戦争)に負けた終戦から同い年4人の主人公が其々の道を歩み、その過程で道が交わりながら戦後の大きな出来事に絡んで成長する姿を描く。最後は4人とも其々の志しの元国会議員となる。

    矢野志郎-戦後の闇市愚連隊から運送会社を立上げ政治家の道に進み、裏社会との太いパイプを持ちながらも国士としてサイパン遺骨収集に尽力したり、淀号ハイジャックの人質交換等を経験して政界実力者に登り詰める。

    竹田四郎-戦後のヤクザ組織の影響力を憂い検事となるもロッキード事件での幕引きに限界を感じ政治家の道に進み最後は首相となる。

    五十嵐満-エンターテイメント社会で力をつけプロレス興業の立上げ、ビートルズ来日を実現して成功を収める。更なるエンタメ業界の発展を願い政治家となり国政の道に進む。

    森下ノラ-米国通信社のジャーナリストとなり多くの事件報道に係り、後にTV業界に転職してベトナム戦争に戦場ジャーナリストとし活躍し浅間山荘事件報道等にも関わる。後の社会党から国政の道に進む。

    1945年(昭和20年)の終戦後、日本の華々しい発展と事件を交えた内容で激動の昭和と言う時代を振り返る事が出来て幼くも同時代に行きて者として記憶の補完も出来良かった。
    戦後の米国傀儡国家の生い立ちから今だに脱却出来ていない日本の有り様を残念にも思った。

    主な出来事
     サンフランシスコ平和条約
     プロレスブーム-錦川(力道山)
     朝鮮戦争
     東京オリンピック
     ビートルズ来日
     ベトナム戦争
     淀号ハイジャック
     浅間山荘事件
     沖縄返還
     ロッキード事件
     昭和天皇崩御

    0
    2026年09月21日

    Posted by ブクログ

    普段読書をして感動するとか、胸に込み上げるものがあるとか、そういうタイプではないんだけど、最後の満パートで思わずグッと涙が浮かんでしまった。

    フィクションではあるけれど、昭和史を辿っているストーリーだから予定調和であるのに、こんなに胸にくるって本当に素晴らしい作品を読ませてもらえたと感謝の気持ちしかない。

    大抵帯の文句は過剰だけれど、【我ら日本人がどういう民族かを描いた極上のエンターテインメントです!】はまさにその通り!
    日本人はもっと日本の歴史に…しかも近代史に興味をもつべきだし、学校教育でも日本の良い面悪い面、どちらも等しく正確に誠実に教えるべきだと感じた。

    三部作、長いけれど本当に読んでよかった。


    0
    2026年09月05日

    Posted by ブクログ

    2026.8.23
    書評は色々だけど、エンタメ感もあって3部もオモしろい。
    大河ドラマで一年かけてやって欲しい!
    最低でもNetflixでシーズン4くらい迄はやって欲しいです。  
    映画で終わらすのはもったいない。

    父は他界したが、今年80歳の母に勧めてみます。

    0
    2026年08月23日

    Posted by ブクログ

    三部全て読み終わりました❗️
    3冊とも分厚かったのですが、挫折する事なく読み進められました。

    三部は太平洋戦争が終わり、戦後が舞台です。
    竹田志郎、矢野四郎、森村ノラ、五十嵐満の4人がそれぞれの分野で活躍します。検察、会社社長、ジャーナリスト、芸能事務所社長で。
    しかしながら、ときどき顔を合わせます。今、こんなことをしてるなどと同窓会のような報告をします。
    各々の成長が私も嬉しくなります。
    志郎と四郎のライバル的な関係も、まさか最後にあのような対決となったのが、驚きです‼️
    タイトルの『普天を我が手に』もそういう意味かと。

    それ以外にも戦後のプロレスブームや東京オリンピック、日本赤軍の浅間山荘事件、ロッキード事件など、昭和の出来事が出てきます。

    大河ドラマを見ているように読み進められました。
    昭和を懐かしむ良い作品でした。
    奥田英朗さんの作品を他にも読んでみます。

    0
    2026年08月08日

    Posted by ブクログ

    文句無しの大長編にして大傑作小説。
    奥田英朗真骨頂の群像小説が昭和を駆け抜ける一大青春小説というのが素晴らしい。
    しかし昭和とはなんと激動の時代か。
    小さな島国が世界列強の国に成り上がったあげく、消滅寸前まで戦争に敗れ、経済国家として復活する。
    戦後の三部はリアルな当時の世相や、変化を嫌い、忘れやすい日本人の気質が丁寧に書かれている。
    タイトルの普天は沖縄の普天間の事と思っていたら読み終わって天下を指すと知ったが、沖縄も昭和のピースである。

    0
    2026年07月29日

    Posted by ブクログ

    第一部を読み始めたのが去年の今頃、1年かけてこの大作を読み終えた。感無量である。
    タイトルを勘違いしていた。
    「普天間」と関係があるのかと思っていたら、普天、「天があまねく地上を覆う限りの所、つまり普天を手にしなければならない」とのこと。
    昭和元年の初日12月25日に生まれた境遇が大きく異なる二人のシロウ、竹田士郎と矢野四郎、そして森村ノラ、五十嵐満が、昭和を史実とともに活躍していく様は、あまりにも見事であった。

    0
    2026年07月28日

普天を我が手に 第三部 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    普天を我が手に
  • タイトルID
    :
    1905394
  • ページ数
    :
    576ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年12月16日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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