普天を我が手に 第二部
  • 最新刊

普天を我が手に 第二部

2,552円 (税込)

12pt

加藤陽子、保阪正康、養老孟司激賞!
各紙誌上でも大絶賛!

敗戦、占領、抑留、青春、友情、再起ーー
希望よ、新たな時代の寵児たれ。

昭和100年・戦後80年記念刊行
昭和史三部作、物語はついに太平洋戦争の真っただなかへ。

たった七日間しかなかった昭和元年に生まれた四人が、
互いの運命を交差させながら、
新たな時代を切り拓く!

太平洋戦争が勃発した。
竹田志郎は、父に伴って渡米したが、そこで自分だけ捕虜となってしまう。ようやく帰国した後は日本の捕虜収容所の通訳となるも、目にしたのは看守の虐待が横行するずさんな実態だった。
矢野四郎は、父の死後、親譲りの素行の悪さで少年院を入れられる。だが、出院後次第に悪化する戦況うけ予科練に入ることを決意。戦友と共に人間魚雷「回天」で出撃を期する。
森村ノラは、ひょんなことから亀戸の喫茶店を任されることに。友人と闇米を買いに農村部へいったり、教会で預かった孤児たちを軽井沢へ疎開させるなど、母親譲りの活力で奔走する。
五十嵐満は、戦中は映画俳優として活躍。さらに、新国家建設を標榜する張学士らの組織〈リバティ〉に加入。だが、敗戦後に組織はあっけなく瓦解。タップダンスを武器に、旅芸者・藤田と捕まっては脱走を繰り返す。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    592ページ
  • 電子版発売日
    2025年09月17日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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普天を我が手に のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 普天を我が手に 第一部
    2,552円 (税込)
    大正15年の年の瀬、12月25日の午前1時過ぎ、陸軍省軍務局の少佐・竹田耕三のもとに、待ちに待った男子が誕生した。志郎と名付けられた子供は、その後、親である耕三と共に満州事変の調査の密命のため、不穏な空気の立ち込める中国大陸へ渡る。   一方そのころ北陸・金沢では、侠客一家・矢野辰一が、敵対する一家に落とし前をつけるため、組長宅に乗り込んだ。帰宅した矢野が目にしたのは、預かっていた哀れな女工の出産と、母親の死だった。矢野は生まれてきた孤児を四郎と名付け、自分の手元で育てることにする。  ところ変わって、東京神保町の出版社で進歩的な雑誌「群青」の編集者として働く森村タキは、社会運動家の夫との間に女の子を出産。イプセンの「人形の家」の主人公にあやかり、ノラと名付けたその子を、身勝手な夫と別れたあとシングルマザーとして育てていくことを決意する。  さらに、中国は大連のジャズマン・五十嵐譲二は、ジャズ楽団の年越しパーティの最中に生まれた子供を満と名付け、満と共に、開戦後の中国大陸を転々としながら、なんとか興業を続けていく。  大正天皇が崩御し、昭和天皇が即位した激動の瞬間に生まれた子供たちは、時代やそれぞれの親の影響を受けながら、政治、裏社会、婦人活動、興業と全く異なる世界で成長をし、数奇な出会いと別れを繰り返すなどしながら、戦争の時代から終戦を経て、高度経済成長期の昭和日本を精いっぱい生きていく。  昭和100年、戦後80年に生まれる、壮大な昭和史サーガ三部作。第一部は、親世代の視点を中心に、大正天皇の崩御から太平洋戦争開戦までを描く。
  • 普天を我が手に 第二部
    2,552円 (税込)
    加藤陽子、保阪正康、養老孟司激賞! 各紙誌上でも大絶賛! 敗戦、占領、抑留、青春、友情、再起ーー 希望よ、新たな時代の寵児たれ。 昭和100年・戦後80年記念刊行 昭和史三部作、物語はついに太平洋戦争の真っただなかへ。 たった七日間しかなかった昭和元年に生まれた四人が、 互いの運命を交差させながら、 新たな時代を切り拓く! 太平洋戦争が勃発した。 竹田志郎は、父に伴って渡米したが、そこで自分だけ捕虜となってしまう。ようやく帰国した後は日本の捕虜収容所の通訳となるも、目にしたのは看守の虐待が横行するずさんな実態だった。 矢野四郎は、父の死後、親譲りの素行の悪さで少年院を入れられる。だが、出院後次第に悪化する戦況うけ予科練に入ることを決意。戦友と共に人間魚雷「回天」で出撃を期する。 森村ノラは、ひょんなことから亀戸の喫茶店を任されることに。友人と闇米を買いに農村部へいったり、教会で預かった孤児たちを軽井沢へ疎開させるなど、母親譲りの活力で奔走する。 五十嵐満は、戦中は映画俳優として活躍。さらに、新国家建設を標榜する張学士らの組織〈リバティ〉に加入。だが、敗戦後に組織はあっけなく瓦解。タップダンスを武器に、旅芸者・藤田と捕まっては脱走を繰り返す。

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普天を我が手に 第二部 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    待望の続編!面白かった!
    昭和元年生まれの四人の成長を前作から見守っています。戦時中でもみんな逞しい!
    戦争が終わり、やっと四人が同じ場所に集った!まだ二十歳そこそこ。この先どうなるの〜?
    第三部が楽しみ過ぎる。

    0
    2025年11月21日

    Posted by ブクログ

    第二部はさらに面白い。
    4人の主要な登場人物を軸にそれぞれの立場から見た戦争が描かれる。
    政治的思想や当時の世情が非常に分かりやすく書かれ、今につながる歴史をライトに学べる。
    第三部の発売が楽しみだ。

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    第一部がとても面白くて虜になってしまいさっそく第二部を読みました。期待は裏切られていません!面白かった。戦争で前途有望な若者が命を落としたこと、改めて考えさせられる。今の幸せな自分に 贅沢言うな!と思う

    0
    2025年11月15日

    Posted by ブクログ

    怒涛の戦時中の時代を一気読み。4人の主人公達がそれぞれを生き抜いていく様が手に汗握るようだったし、ある時は協力したり反発したりという展開も次作に繋がっていくようで、3部が待ちきれない。

    0
    2025年11月12日

    Posted by ブクログ

    主人公達が代替わりしていよいよ真打ち登場
    の感あり
    分厚い本だがぐんぐん引き込まれる展開だし割とぽんぽん4人の物語が入れ替わり時に交叉し時に離れて で全く飽きない展開で数日で一気読み
    また続編が楽しみな作品が一つ増えた
    来月発売か 待ち遠しいです

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    『小説現代』2023.7(一冊の雑誌に全編が掲載されたってこと? こんな鈍器本なのに?)

    昭和元年生まれの4人がいよいよ絡みあう。

    第一部よりも私には面白く読めたが、4人の中でも好きな人物と苦手な人物が出てくる。4人のパートが交互に出てくるのだが、苦手なパートが回ってくるとがっかりする。私の場合

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    つ、ついに4人の主人公が躍動し始める…!
    一部では遂に第二次世界大戦が始まったかというところから、二部は戦時中が描かれています。
    敗戦国である日本の物語なのにここまで面白く出来るのは本当に天才なんだなと。
    (”戦争”という一番大きなテーマが負けシナリオなのに面白いってなかなかないですよね。)

    あと

    0
    2025年10月23日

    Posted by ブクログ

    学生の時、私は日本史が得意でした。特に幕末は大得意でした。でも、幕末については、ほぼ教科書を読んだことはなかったのです。
    どこから知識を得たのかと言うと、司馬遼太郎先生の「竜馬がいく」でした。ま、史実通りかというと、たぶんそうでは無いのでしょう。竜馬の実像はいろいろ言われてますしね。
    しかし、小説自

    0
    2025年10月22日

    Posted by ブクログ

    1945年日本の敗戦。その中で新しい道を模索する四人の若者たち。昭和元年生まれの主人公たちは敗戦の年にちょうど二十歳を迎えていたわけなので、当たり前と言えば当たり前だが、戦後はまさに彼らのエネルギーによって引っ張られていく。

    海軍リベラル派の中将を父にもち法律を勉強し検察官を目指す者、金沢の侠客を

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    昭和元年に生まれた4人の戦中の過酷な状況と、戦後の混乱期それぞれに如何にして生き延び、前を向いて何者かに成ろうとする姿は、バイタリティ溢れる青春小説として大変面白く読んだ。
    戦後復興の波に乗り始めるような場面で終わる第二部だが、なんと25年12月17日に第三部が発売されるとあり、この大河小説の行末に

    0
    2025年10月10日

普天を我が手に 第二部 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    592ページ
  • 電子版発売日
    2025年09月17日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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