普天を我が手に 第二部

普天を我が手に 第二部

小説・文芸
2,695円 (税込)

13pt

加藤陽子、保阪正康、養老孟司激賞!
各紙誌上でも大絶賛!

敗戦、占領、抑留、青春、友情、再起ーー
希望よ、新たな時代の寵児たれ。

昭和100年・戦後80年記念刊行
昭和史三部作、物語はついに太平洋戦争の真っただなかへ。

たった七日間しかなかった昭和元年に生まれた四人が、
互いの運命を交差させながら、
新たな時代を切り拓く!

太平洋戦争が勃発した。
竹田志郎は、父に伴って渡米したが、そこで自分だけ捕虜となってしまう。ようやく帰国した後は日本の捕虜収容所の通訳となるも、目にしたのは看守の虐待が横行するずさんな実態だった。
矢野四郎は、父の死後、親譲りの素行の悪さで少年院を入れられる。だが、出院後次第に悪化する戦況うけ予科練に入ることを決意。戦友と共に人間魚雷「回天」で出撃を期する。
森村ノラは、ひょんなことから亀戸の喫茶店を任されることに。友人と闇米を買いに農村部へいったり、教会で預かった孤児たちを軽井沢へ疎開させるなど、母親譲りの活力で奔走する。
五十嵐満は、戦中は映画俳優として活躍。さらに、新国家建設を標榜する張学士らの組織〈リバティ〉に加入。だが、敗戦後に組織はあっけなく瓦解。タップダンスを武器に、旅芸者・藤田と捕まっては脱走を繰り返す。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    普天を我が手に
  • タイトルID
    :
    1905394
  • ページ数
    :
    592ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年09月17日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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普天を我が手に の一覧

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 普天を我が手に 第一部
    2,695円 (税込)
    大正15年の年の瀬、12月25日の午前1時過ぎ、陸軍省軍務局の少佐・竹田耕三のもとに、待ちに待った男子が誕生した。志郎と名付けられた子供は、その後、親である耕三と共に満州事変の調査の密命のため、不穏な空気の立ち込める中国大陸へ渡る。   一方そのころ北陸・金沢では、侠客一家・矢野辰一が、敵対する一家に落とし前をつけるため、組長宅に乗り込んだ。帰宅した矢野が目にしたのは、預かっていた哀れな女工の出産と、母親の死だった。矢野は生まれてきた孤児を四郎と名付け、自分の手元で育てることにする。  ところ変わって、東京神保町の出版社で進歩的な雑誌「群青」の編集者として働く森村タキは、社会運動家の夫との間に女の子を出産。イプセンの「人形の家」の主人公にあやかり、ノラと名付けたその子を、身勝手な夫と別れたあとシングルマザーとして育てていくことを決意する。  さらに、中国は大連のジャズマン・五十嵐譲二は、ジャズ楽団の年越しパーティの最中に生まれた子供を満と名付け、満と共に、開戦後の中国大陸を転々としながら、なんとか興業を続けていく。  大正天皇が崩御し、昭和天皇が即位した激動の瞬間に生まれた子供たちは、時代やそれぞれの親の影響を受けながら、政治、裏社会、婦人活動、興業と全く異なる世界で成長をし、数奇な出会いと別れを繰り返すなどしながら、戦争の時代から終戦を経て、高度経済成長期の昭和日本を精いっぱい生きていく。  昭和100年、戦後80年に生まれる、壮大な昭和史サーガ三部作。第一部は、親世代の視点を中心に、大正天皇の崩御から太平洋戦争開戦までを描く。
  • 普天を我が手に 第二部
    2,695円 (税込)
    加藤陽子、保阪正康、養老孟司激賞! 各紙誌上でも大絶賛! 敗戦、占領、抑留、青春、友情、再起ーー 希望よ、新たな時代の寵児たれ。 昭和100年・戦後80年記念刊行 昭和史三部作、物語はついに太平洋戦争の真っただなかへ。 たった七日間しかなかった昭和元年に生まれた四人が、 互いの運命を交差させながら、 新たな時代を切り拓く! 太平洋戦争が勃発した。 竹田志郎は、父に伴って渡米したが、そこで自分だけ捕虜となってしまう。ようやく帰国した後は日本の捕虜収容所の通訳となるも、目にしたのは看守の虐待が横行するずさんな実態だった。 矢野四郎は、父の死後、親譲りの素行の悪さで少年院を入れられる。だが、出院後次第に悪化する戦況うけ予科練に入ることを決意。戦友と共に人間魚雷「回天」で出撃を期する。 森村ノラは、ひょんなことから亀戸の喫茶店を任されることに。友人と闇米を買いに農村部へいったり、教会で預かった孤児たちを軽井沢へ疎開させるなど、母親譲りの活力で奔走する。 五十嵐満は、戦中は映画俳優として活躍。さらに、新国家建設を標榜する張学士らの組織〈リバティ〉に加入。だが、敗戦後に組織はあっけなく瓦解。タップダンスを武器に、旅芸者・藤田と捕まっては脱走を繰り返す。
  • 普天を我が手に 第三部
    2,695円 (税込)
    我ら日本人がどういう民族かを描いた極上のエンターテインメントです!――――鴻上尚史  司法、実業、報道、娯楽。たった七日間しかなかった昭和元年に生まれた四人の子どもは激動の戦後日本を生き抜き、それぞれの道で時代を創り上げる。昭和という時代そのものを克明に活写した超大作、感動のクライマックス!  竹田志郎は、東京大学法学部を卒業後、晴れて検事となる。戦後の発展のウラで苦しむ人々を救い、私腹を肥やすものを糺すべく、公害訴訟や政治汚職事件にひるまず立ち向かう。 矢野四郎は、自身の事業を成功させるとともに大物政治家にも可愛がられ、右翼の大物となる。やくざが淘汰されゆくなかでも国士である意志は一層強く、故郷・石川より衆院選に出馬する。 森村ノラは、GHQでの経験からAP通信の特派員となるが、その後「大日本テレビ」の女性記者に転職する。結婚し育児にも励みながら、ベトナム戦争の取材を敢行するなど、持ち前の活力で奔走する。 五十嵐満は、自身の芸能プロダクションを興す。気鋭バンドのプロモーション、プロレス興行への参入、世界的ミュージシャンの来日公演など、戦後大衆文化の中核を担う存在となる。  大河のごとき昭和史サーガ三部作、ここに完結!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

普天を我が手に 第二部 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    第一部に続き、大変面白かった。第一部の子供達が主人公となり、時代は第二次世界大戦から終戦、GHQによる支配へと移っていく。
    これまでにもそれなりに戦争小説は読んできたつもりだったが、ここまで多様な視点から、日本やアジア全体の大きな流れを一貫して理解できた作品はなかったと思う。
    本当に異常な時代であった。ただ、一人一人の人間性が今と全く異なっていたわけではない。今、現代の感覚を持った私が昭和初期にタイムスリップしたとしても歴史は何も変わらないように、これからも時代の流れが大きく傾けば、個人の思惑など全く無意味に大きな濁流へ呑み込まれてしまうこともあるのだと、少し怖くなった。
    もちろん、物語としても最高に面白い。特にヤノタツの息子である四郎が痛快で、登場するたびにワクワクしている。
    第三部もすぐに読み始めたい。

    0
    2026年09月20日

    Posted by ブクログ

    第二部は、昭和元年生まれの4人の若者達を中心に物語が動くので読みやすいし、めちゃくちゃ良かった!

    4人とも若いのに、戦争に翻弄されながらも体を張って、それぞれの道を切り開いていく姿がとても素晴らしかった。

    この4人だけでなく、兵役忌避者で偽牧師の狭山や、闇取引が上手なヤクザの徳山まで、いいキャラしてる。

    英語ができるというのは確かに強みだけど、それ以上に、視野が広く、皆が信じていることも疑い、簡単に感化されたり服従したりしないところが強い。愛国心はあっても盲信はしない。自分が信じることをすれば、どんな時代でも生きていけるんだなと思った。

    GHQに日本を変えられるのは癪に障るが、逆にアメリカを利用して、いい日本を再建しようとするこの若者たちの生き様がとても良かった。

    第三部が楽しみ。

    0
    2026年09月15日

    Posted by ブクログ

    第一部に続き、めちゃくちゃ良かった。
    奥田さん、ほんとすごいです。

    昭和十九年、二十年の空襲や特攻隊のシーンは
    もう泣けて泣けて
    戦争の恐ろしさ、悲惨さをありありと感じた。

    零戦もだけど、回天もひどすぎる。
    あんな恐ろしいものを作り、まかり通るなんて
    どれだけ異常であるか。

    人間魚雷と聞いても、よく知らなければイメージはしにくい。そんなところも、とても詳しく、目に映るように表現でき、そこに生きた人々を描ける奥田さんが、ほんとうにすごいです。

    今作を読めて良かった。
    たくさんの人に勧めたい。

    そしてやっぱり私は矢野が好きだなぁ。
    四郎のわくわくとたぎる様子がたまらない。
    おれはやっぱりヤノタツの子だ、なんて部分、ついニヤけてしまう。

    ラストはついに4人が一堂に会した。
    第三部も楽しみだ。

    0
    2026年08月25日

    Posted by ブクログ

    第二部読破。

    第一部に続いて、
    バラバラに知ってた戦争の知識が
    さらに繋がってきた。

    軍部、政治、財閥、メディア、そして国民。

    なんでこんなところまでいってしまったんやろ。
    今の時代から見れば「どこかで止めれたやろ」と思うけど、
    読めば読むほど、そんな単純な話でもない。

    誰か一人が悪いというより、
    いろんな思惑や空気が重なって、
    気づけば引き返せなくなっていく。

    この「空気」みたいなものが一番怖いのかもしれない。

    靖國神社、戦没者記念館に行ったことで、
    本の中の出来事がただの歴史じゃなくなったのも
    良かった。

    知れば知るほど、
    まだまだ知らんことばっかりやなと思う。

    勉強になります。

    0
    2026年08月17日

    Posted by ブクログ

    3部作の中で1番面白かった!
    ちょうどこの主人公たちと同年代の人が、自分の祖父母であり、仕事で接してきた人たちだったんだけど、私はあの人たちがとても好きです。
    そんな昭和1桁生まれまでの人が見てきた、育ってきた世界を垣間見れた気がして、とてもよかった。そりゃ我慢強くもなるよなぁ。

    0
    2026年08月17日

    Posted by ブクログ

    第二部もよかった~!!
    これ、中高生の夏の課題図書にすればいいのに。

    よくある戦争ものの作品と違って、過剰に悲劇的に書かれてないからこそ、現実感があって自分の頭でもいろいろと考えて、怖さだったり不条理さを感じられる。
    学校教育で習った戦時中や、ドラマで見てきた戦時中の様子とは少し違って感じられて、ジェミニに質問(議論?笑)したりしながら読んだ。
    本当に勉強しながら読んだ感じ。

    第三部は明るい時代に向かうから、これも楽しみ。

    0
    2026年07月27日

    Posted by ブクログ

    少しばかりの覚悟を持ちながら読み始めたけど、戦争真っ只中、4人それぞれも生きるのに必死。
    軍人の息子は米国で1人抑留され帰国できず、なんとか帰国を果たしたあとは外国人捕虜収容施設の通訳となり、敗戦後にはGHQで働きながら東大に通う。育ちが良くても地獄は見る。東大で出会う左翼の集会にも顔を出す。ヤクザの息子は少年院を出たあと予科練に入り、人間魚雷回天の出撃…のとこで敗戦。仲間との別れが読んでいて苦しかった。戦後は日大法学部に通いGHQにも関わりながらヤクザの世界で暗躍、このシロウ一人だけでも東京ブラックホール!一番読んでて痺れるパート。
    女性活動家の娘ノラは孤児院を運営しつつ敗戦後はGHQの職員に。ノラの周りの人らが食えない奴だったりなぜか憎めなかったり世相を反映している。満州の興行師の息子も何度も過酷な場面を迎えるが、ちょっと出来過ぎなような局面でピンチを脱出。日本に戻ってエンターテイナーとして米軍キャンプで人気が出て、4人が同じ場所に会する…て2部は終了。

    昭和史を知るには十分すぎるほどの内容、とっ散らかるようなスケールなのに小気味よくサクサク読める。

    0
    2026年07月25日

    Posted by ブクログ

    それぞれの親が主人公であった第1部。第2部は、その子供達に物語が受け継がれ、激動の戦争編となる。
    昭和元年生まれの4人の主人公、青春の年齢を戦中で過ごすこととなるが、それぞれが類稀なる環境と才能を有し、それを開花させていく。4人共が見事なまでに主人公であるのだ。
    その4人が少しづつだがそれぞれに接触していく。そして本格的な邂逅。まるでドラクエ4のようだ。次巻へのワクワクが止まらない!

    最後に、第2部では戦中の悲惨な生活や思想がありありと感じられ、胸が痛くなる。特に人間魚雷と言われた回天に関する章は言葉にできないものがある。国家による、個の思考を奪う集団的な思想の危険さを痛感させられる。
    今現在も色々な情報や同調性の圧力により、自分もそうだが、人々は簡単に方向性を操られる。戦中の思想の操作は決して昔の話ではなく、他人事ではないということを事あるごとに思い出さなくてはならないのだと感じた。

    0
    2026年07月12日

    Posted by ブクログ

    第二部になって、物語の視点は、それぞれ昭和生まれの4人の子供たちに切り替わった
    開戦から終戦まで、そして終戦後の数年間の激動の時代が、またしてもいろんな立場から描写されており、とても面白い

    0
    2026年06月25日

    Posted by ブクログ

    歴史物、戦争物は苦手なんだけど、これは最後まで投げ出すことなく読めた。
    さすが奥田英朗、勉強になる上に物語にも引き込まれた。第一部を読んでから時間が経っていたけど、読んでいるうちに登場人物も思い出すことができた。

    0
    2026年06月21日

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    普天を我が手に
  • タイトルID
    :
    1905394
  • ページ数
    :
    592ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年09月17日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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