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かつては炭鉱で栄えたが、すっかり寂れ、高齢化ばかりが進む北海道苫沢町。理髪店を営む向田康彦は、札幌で働く息子の「会社を辞めて店を継ぐ」という言葉に戸惑うが……。(表題作) 異国からやってきた花嫁に町民たちは興味津々だが、新郎はお披露目をしたがらなくて――。(「中国からの花嫁」) 過疎の町のさまざまな騒動と人間模様を、温かくユーモラスに描く連作集。
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「向田理髪店」
2022年10月14日公開 出演:高橋克実、白洲迅、富田靖子
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Posted by ブクログ
北海道の過疎の町で理髪店を営む向田康彦が主人公。今はもう高齢者ばかりの町に、札幌で働く息子が「会社を辞めて店を継ぐ」と帰ってくる。 いくつかの章では狭い社会の中で数多くの難題が降りかかる。若者らと親世代での開発への意見相違、町に中国人の花嫁が嫁いでくる話。美人の若い女がスナックを開き、男たちが通い...続きを読む出す話。映画のロケが町で行われることになり、町民がエキストラで何人も出演することになる話。 最後の話は町出身の若者が東京で事件を起こし逃げ帰ってくる話。 実はこの小説は2022年に映画化され、主人公の向田康彦役は高橋克実が演じている。配信で観てびっくりしたのが、映画の舞台は北海道ではなく福岡県であった(博多弁が飛び交っていた)まあ、撮影の都合だろうけど…過疎の街を救うというテーマでは同じだった。小説と映画ではエンディングが少し違っていたが、無骨な高橋克実の演技で、映画もなかなかよかった。
人間味溢れる6つの話短篇集。北海道の町が舞台で、様々な出来事を通じて人々の触れ合いを感じられました。描写が素敵!
映画を先に見ちゃったせいか、ついつい高橋克実の顔が浮かんでしまう。。。まずは原作を読むべきと思いました。 人間味あふれる、なんか景色が想像できる、とてもいいお話でした。
北海道のとある町、苫沢町。かつては炭鉱で栄えていたが、廃れていき、 今では、財政破綻をしてしまっている。そんな過疎地で暮らす人々を 描いた物語。 芦沢町で理髪店を営む、2代目の向田康彦を中心に、 息子や親友に過疎地ならではの子供の時からの友人・知人たちとの 交流が描かれていた感動作。 札幌で会社勤...続きを読むめをしていた息子が、理髪店を継ぐと言い出す話。 40代になり結婚できなかった男が中国人の嫁を貰う話。 友人の息子が事件を起こし逃亡している話。 など、計6作品。 過疎地ならではの問題があって、そんな中でも、 人のつながりが深くハートフルな関係とともに、 財政破綻した過疎地ならではの問題を、 助け合いによってどうにかしようと奮闘する人々の逞しさが垣間見えた。 読む前の印象は、雪深い北海道の田舎町の理髪店、 それって面白いのかな?ってな感じで読み始めたら、 これがどうして、結構な感動があって、田舎の日常と言ってしまえば、 それまでなんですが、読めて良かったと思う作品でした。
苫沢町のあたたかい日常が目に浮かぶようで、サクサク読みました。家族も近所もみんなあたたかくて、なぜか懐かしい気持ちが湧いてきます。昔ながらの風習も、新しい風も、良いところを折衷しあって日本全体があたたかい国になると嬉しいなあとしみじみしました。私達世代、いまがんばりどころですね。
ここまでではないが、親の故郷も似たようなことがあった。近所同士プライベートもなく、いらぬお節介。今の俺にはとても耐えられない。田舎に移住なんて出来るか。 祭り、中国からの花嫁、出戻りのスナックのママ、映画のロケ、同じ地区の息子の詐欺事件、、、どれをとっても、余計なぐらいに関わってくる。 主人公の康...続きを読む彦にあまりに共感して嫌悪感しかない。全て中途半端。なまじ一度故郷を離れてるから田舎の隣人たちに同調したり、距離取ったり。多分自分も同じ立場ならこういう動きしそう。 面白かったけど、読んでて辛かった。
田舎の空気感がありありと伝わるストーリーで、途中からどんどん面白くなった。同時に、苦しさもあったけど、それは物語のうまさだなと思う。 最後の逃亡者の結末は、心温まる終わり方。失敗をしてもやり直せる社会をって言われるけど、簡単じゃない。でも、それを何となく軽々と乗り越える若い世代の人たちは、きっとやっ...続きを読むぱり小さい挫折や失敗をして田舎に帰ってきて、だからこそ清々しいのかもと思った。
さすが奥田英朗! どの話も上手。 ストーリーもキャラもよくあるパターンだが、読みやすく少し捻ってある。 ここらが売れる作家の力だろう。
田舎町の人と人との温かいふれあいを描いた作品です。そういえば、以前の日本はこういう風景がどこでも観られたので、それを思うと懐かしい気持ちと、もう見られないかという残念な気持ちが同時に感じました。
北海道の田舎町を舞台にした連作短編集。 田舎町ならではの連帯感というか、おせっかいというか… 理髪店を営む康彦の周りで起こる、様々な人間模様。過疎の町ならとではの様々な騒動。 街は変わっていくけれど、人や人情は変わらない、温かくちょっと切ない作品でした。
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