感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年01月05日
ある程度 いろんな物事が終わった時(〆切に追われていた仕事とか)
私の場合 ふと読みたくなる。そして、その後村上春樹さんの文章のリズムが
頭の中に残って、こう言う風に感想にも( )とか使いたくなるのだ。
なんて心地の良い言葉のリズムと比喩なんだろう。
いつも思う。
そして、新鮮なサラダをボール...続きを読むいっぱいバリバリと食べたくなる。
Posted by ブクログ 2021年12月02日
「村上ラヂオ2おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上春樹、大橋歩 新潮文庫 2013年 古本110円」文庫本が読みたい!買いたい!となり、10冊くらいまとめ買いした一冊。高校の後輩が村上春樹が好きと言うのを聞いて読むようになったような覚えの村上春樹。小説は毎回買うけど消化不良。エッセイ良い
Posted by ブクログ 2018年11月21日
an・an連載再開のエッセイ。程よい短さ。
この人のエッセイは楽しい。
好きなのは、・大好きなシーザーサラダの処女のごとくぴちぴちしたロメインレタスについて、・旧式銀座線の車内暗転の話、・サイン会を開かない理由、・人が深い悲しみにとらわれた時の音楽と小説が果たす機能についてのところ、・「僕の場合女た...続きを読むちが私という人間をつくったとは言えない、女たちが私にいくつかの変更を加えた、くらいのことは言える」って、なんかかっこいい
Posted by ブクログ 2018年07月06日
「おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2」(村上春樹:文、大橋歩:画)を読んだ。ひと月ほど前に古本屋さんで見つけてなんとなく購入。
ベッドに入る前に白州や山崎を舐めながらリビングのソファーでぽつぽつと読んでました。そういうシチュエーションにまずうってつけのエッセイですね。
Posted by ブクログ 2016年04月15日
村上春樹のエッセイ。1Q84を書き終えたあと、肩にちからを入れずに書いた。そんな抜け感が心地よい作品。
シーザーズサラダ。夏の昼下がりにアイスティーを飲みながら、ぱりっと鮮やかなシーザーズサラダを食べるのは、人生最大の喜びのひとつだとまではいわないけど、なかなか心なごむものです。とか。素敵な表現。
...続きを読む日本の書店では、作家が男女別で置かれている。外国では見ない。これは普通のこと。でも、男女別でも意味ない、文章に男女はないから、でも外国にはゲイレズビアンコーナーがある。これは、日本では見ない。ちなみに、シシャモをオスメス別で売っていた、オスはやっぱり美味しくないという展開。文化の違いと日常の面白い瞬間を、読者と繋げて引きこむ。こういう文章を書きたいものだ。
日常の素敵なものごと、生活することの嬉しさ。ナンテコトナイ、幸せを見つけては、それを紡ぐようにして文章をつくる。自分にも、何か届くような感覚がある。まずは、肩の力を抜いて、電車に乗ってみようか。
Posted by ブクログ 2015年09月26日
村上ラヂオ2ですね。やっぱりエッセイ楽しいなぁ。
『僕は本業が小説家てあって、エッセイは基本的に「ビール会社が作るウーロン茶」みたいなものだと考えています。』とのことだけど、そういうのが良いよね。とっても美味しいです。
サブタイトルの「おおきなかぶ、むずかしいアボカド」の話は、ちょっと深いような、...続きを読むそうでもないような…どうなのかなぁ…。でも話の切り取りかたが独特ですよね。流石は春樹さん…?
好きな文章メモ(上に書いたエッセイのことも含む)
マニュアルの運転は、オートマよりも要領を覚えるのに多少時間がかかる。足も一本余分に使わなくてはならない。でも自動車や水泳と同じで、いったん身体で覚えてしまえば、一生忘れることはない。そしてオートマしか運転しない人よりも、人生は目盛りひとつぶん確実に楽しくなる。本当ですよ。
エッセイを書くに際しての原則、方針みたいなもの
人の悪口を具体的に書かないこと
言い訳や自慢をなるべく書かないようにすること
時事的な話題は避けること
三十歳を過ぎて変わったといえば、小説家になり、生活を一新したことだった。煙草をやめ、早寝早起きをし、毎日走るようになった。
二十代はかなりどたばたした忙しいものだった。普通の人は学校を卒業し、就職をし、それから結婚するものだけど、僕の場合はまったく逆で、結婚してから仕事を始め、そのあと大学を卒業した。むちゃくちゃといえばむちゃくちゃなんだけど、結果としてそういう順番になっちまったんだからしょうがない。
うん。やっぱり独特。好きなほうの。
Posted by ブクログ 2015年05月02日
10代後半から20代半ばくらいの間に、彼の本はよく読んだ。
一度読んだ本は読み直す事はあまりしない私だけれど、
彼の本はなぜか何度も読み直した。
逆に今はなぜか新作が出ても手を出せない。
色々と「忙しく」って心に隙間がなくって
あの世界にトップリと浸かれないからか。
いつかまた読めるようになるといい...続きを読むのだけれど。
その代り、エッセイは今でもよく読む。
内容も押し付けがましくなく
肩の力が抜けてのんびりと読めるからか。
今回の本もそんな感じ。
Posted by ブクログ 2023年10月03日
村上春樹のエッセイ集『村上ラヂオ2―おおきなかぶ、むずかしいアボカド―』を読みました。
村上春樹の作品は3年前に読んだ『村上さんのところ』以来ですね。
------
なぜ、アボカドはむずかしい?
究極のジョギング・コースってどこだろう。
アザラシのくちづけの味、ギリシャの幽霊、ロシアと日本のかぶ...続きを読むをめぐる昔話の違い……etc。
小説家の抽斗(ひきだし)から飛び出す愉しいエピソードの数々。
長編小説『1Q84』刊行後、雑誌「アンアン」に連載された人気エッセイ・シリーズ52編を収録する。
『おおきなかぶ、むずかしいアボカド―村上ラヂオ2―』改題。
------
マガジンハウスの発行している雑誌『anan』の2009年(平成21年)10月21日号、2010年(平成22年)3月3日号、2010年(平成22年)3月24日号から2011年(平成23年)3月23日号に連載されたコラムを加筆修正してまとめて2011年(平成23年)に刊行された「村上ラヂオ」シリーズの2作目となる作品… 雑誌連載時に毎回ついていた「今週の村上」という一行コメントもすべて収録されています。
■十年ぶりに戻ってきて 村上春樹
■野菜の気持ち
■ハンバーガー
■ローマ市に感謝しなくては
■パーティーが苦手
■体型について
■エッセイはむずかしい
■医師なき国境団
■ホテルの金魚
■アンガー・マネージメント
■シーザーズ・サラダ
■いわゆるミート・グッドバイ
■オリンピックはつまらない?
■右か左か
■究極のジョギング・コース
■夢を見る必要がない
■手紙が書けない
■オフィス・アワー
■無考えなこびと
■やあ暗闇、僕の旧友
■三十歳を過ぎたやつら
■オキーフのパイナップル
■まるで豹のように
■もうやめちまおうか
■悪魔と青く深い海のあいだで
■タクシーの屋根とか
■ちょうどいい
■新聞ってなに?
■コミュニケーションが必要なんだ
■月夜のキツネ
■太宰治は好きですか?
■他人のセックスを笑えない
■本が好きだった
■携帯電話とか、栓抜きとか
■キャラメル・マキアートのトール
■おいしいカクテルの作り方
■あざらしのくちづけ
■うなぎ屋の猫
■ガラスの家に住む人は
■ギリシャの幽霊
■お一人様の牡蠣フライ
■自由で孤独で、実用的ではない
■おおきなかぶ
■こっちのドアから入ってきて
■アボカドはむずかしい
■スーツを着なくちゃな
■並外れた頭脳
■『スキタイ組曲』知ってますか?
■決闘とサクランボ
■カラスに挑む子猫
■男性作家と女性作家
■ジューン・ムーン・ソング
■ベネチアの小泉今日子
■挿絵をさせてもらって 大橋歩
■文庫版あとがき 大橋歩
1.人の悪口を具体的に書かない 2.言い訳や自慢をなるべく書かない 3.時事的な話題は避ける… これが村上春樹さんがエッセイを書く時に自ら課したルールだそうです、、、
そんな法則に則って書かれた、どうでもいいようだけど、やっぱりどうにも読み過ごすことが出来ない、心に沁みる興味津々のエピソード… 究極のジョギング・コース、オキーフのパイナップル、ギリシアの幽霊、あざらしのくちづけ――うーん、なるほど。
いやあ、ほんとに。マッサージのように、心のこりをときほぐしてくれるハートウォーミングな語り口… それに彩りを添えてくれるのは、大橋さんの美しい銅版画、、、
10年ぶりに帰ってきた、アンアン連載の伝説のエッセイ『おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2』… 村上さん曰く「“日本でいちばんおいしいウーロン茶”を目指して書いた」エッセイ。
肩の力を抜いて、気楽にご賞味ください。
大橋歩のイラスト(銅版画)と一緒に愉しみました… 村上春樹のエッセイや紀行って、心地良く、そして愉しく読めるんですよね、、、
考え方に共感できるからなんでしょうねー 価値観が近いのかな… 憧れもあるんでしょうね、きっと。
豊富な経験で得られた蘊蓄や寸止めされた下ネタの巧さが堪らないですね… 「今週の村上」という一行コメント(つぶやき?)もイイ感じでした、、、
もっともっと読みたくなるエッセイですね。
Posted by ブクログ 2022年12月30日
すぐに読み終わった。村上春樹が普段どんなことを考えてるのか知りたかったから買った。案外普通のおじさんだとも思ったし、やっぱり天才なんだなぁとも思った。
Posted by ブクログ 2021年11月16日
春樹氏の小説はなかなか先に進まないけれど、エッセイはサクサク読めてよい。自分の書きたいことを書きたいように書いているのが好ましい。「3」も読もう。
Posted by ブクログ 2021年05月24日
村上春樹だいすきなので、エッセイはいくらでも読んでいられる。
でもファンでなくとも、この軽快な文章はほんと楽しめると思う。
長編小説が苦手なら、短編とエッセイをぜひ読んでみてください◎◎
Posted by ブクログ 2017年09月05日
面と向かうと饒舌ではないのだろうけど、内面はすごく奥深く、話題豊富で楽しい人。
そんな魅力がいっぱい詰まったエッセイ。
いつまでも読んでいたい気がする。
Posted by ブクログ 2017年05月02日
さくさく読めて面白かった。
何てことないものごとへの記憶の引き出しがものすごく豊富かつ鮮明なのだなあと思いました。
シーザーズ・サラダが美味しそうだ。
Posted by ブクログ 2017年04月02日
エッセイって面白くないものも多いが、本作は楽しかった。単にエッセイではなくて少し短編のように広がる感じ、それと言葉がとても深かった。楽しく読みました。
Posted by ブクログ 2016年07月09日
【2016年14冊目】
村上春樹のエッセイ好きやわー♪( ´▽`)
もしかしたら小説より好きかも知れません。
読んでて、心地よいというか。
特に心に残るような話なんてないし、この本から何かを吸収することもないけど、ただただ心地よい。
電車の中とかで読むとちょうどいい本!
そんな感じです(o^^o)
Posted by ブクログ 2016年06月05日
雑談エッセイ。当たり障りのない内容だけど、自分の知らない外国の話だったり、時代背景を思い起こされるような内容だったりするので、とても新鮮な気持ちで読める。
印象的だったのは、三島由紀夫が太宰治に会いに行って「僕は太宰さんの文学はきらいです」と言った話。長嶋茂雄氏のミート・グッドバイ。アイスランドの...続きを読む健全なセックス・チャンネル。今昔物語の大きな蕪で妊娠してしまった話。
そして、人生で辛かった時に、その時たまたま一緒に過ごした音楽の話。ベネチアで小泉今日子。
「人はときとして、抱え込んだ悲しみや辛さを音楽に付着させ、自分自身がその重みでばらばらになってしまうのを防ごうとする。音楽にはそういう実用の機能がそなわってる。
小説にもまた同じような機能がそなわってる。心の痛みや悲しみは個人的な、孤立したものではあるけれど、同時にまたもっと深いところで誰かと担いあえるものであり、共通の広い風景の中にそっと組み込んでいけるものだということを、それらは教えてくれる。」
Posted by ブクログ 2015年08月31日
久々に村上さんのエッセイを読んだ。
意外な視点と発想でゆる~く綴られる彼のエッセイは結構好きです。
濃厚なミステリーにどっぷり浸かった後の箸休めにちょうどいい軽さだと思います。
でも、小泉今日子をウォークマンで聴きながらベネチア旅行している村上さんがどうしても想像できないのは私だけ?(笑)
Posted by ブクログ 2023年04月29日
初めて村上さんの書かれたものに接した。ノーベル賞を手にしようかという作家さんを敬遠していたわけじゃないけど、何となく敷居が高いと思い込んでたみたい。でも、このエッセイ本で村上さんの豊かな感受性と素直な表現に触れて、彼の人となりを知ることができ、村上さんにのめり込む予感がしてる。(o^^o)
Posted by ブクログ 2022年12月16日
通勤時に読むエッセイとしては最適。とてもあっさりしている。少し物足りないが、いつでも本を閉じることができる。かといって文章の構成や読みやすさは、さすが村上さんだ!という印象。
既に文庫版の3が出ているようなので読んでみよう。
Posted by ブクログ 2020年01月23日
エッセイだから軽く読めます。
本屋の書棚って男性・女性作家で分かれてましたっけ?とかぼんやりと出来る本ですが、meat good-byeという発想、凄いなぁ。信頼すれども信用せずとか、やっぱり日本が生んだ最高の芸人は格が違う。
当方、自分の生まれた時代をあんまり考えたことはないですが、唯一、長嶋茂雄...続きを読むの現役時代にクロスしない時代に生まれたのは日本で生きる人間として多分不幸なんだろうなと思います。
Posted by ブクログ 2019年07月24日
「他人のセックスが笑えない」が好きです。もともと雑誌に掲載されたエッセイをまとめた本。3pで終わるし、かなり読みやすいので隙間時間にぴったりでした。次は長編あたりに手を出そうかなー。
Posted by ブクログ 2019年04月27日
そうそう春樹って確かに小説一本じゃない、エッセイも翻訳も紀行もウェブ記事も幅広く営業しているんだよなー。
帰りの電車で読んでいい気分になって。
Posted by ブクログ 2015年08月23日
約10年前に刊行された『村上ラヂオ』は、ワケがあるわけでもないのに二冊買ってしまいました。つまり、読んだのを忘れて買った。それは当時、読書記録をつけていなかったせいかもしれない。はたまた、今回のエッセイもそうですが、すらすらと書かれた他愛のない(でも、おもしろい)一篇3ページ、挿絵をいれて4ページの...続きを読む短い文章なので、きっと3ヶ月後くらいには読んだことを忘れてしまいそうなくらいです。それほどに、毒っ気のないような清涼なエッセイだと言えるでしょう。小説家は、小説を書くのに小ネタのようなものを溜めこんでいて、必要に応じて小説に使うのだ、と村上さんは言う。そして、『1Q84』を書きあげた後だからこそ、残った小ネタを放出できるから、このエッセイの連載を引き受けたというようなことをおっしゃっている。それで、その吐きだされた、残っていた小ネタの数々なんですが、おもしろいんですよ。ユニークです。バーで隣の女性に話したら喜びそうな話ばかり。そして、その語り口もおだやかかつ軽妙で口当たりがいいのです。こういうおもしろい話をいっぱいできるから、村上春樹さんってすごいよなぁって思える。そこかよ、ってツッコミが入るかもしれませんが。もちろん、このエッセイでも文章の旨味っていうのは存分に味わうことができます。