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なぜ、アボカドはむずかしい? 究極のジョギング・コースってどこだろう。アザラシのくちづけの味、ギリシャの幽霊、ロシアと日本のかぶをめぐる昔話の違い……etc。小説家の抽斗(ひきだし)から飛び出す愉しいエピソードの数々。長編小説『1Q84』刊行後、雑誌「アンアン」に連載された人気エッセイ・シリーズ52編を収録する。『おおきなかぶ、むずかしいアボカド―村上ラヂオ2―』改題。
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Posted by ブクログ
ある程度 いろんな物事が終わった時(〆切に追われていた仕事とか) 私の場合 ふと読みたくなる。そして、その後村上春樹さんの文章のリズムが 頭の中に残って、こう言う風に感想にも( )とか使いたくなるのだ。 なんて心地の良い言葉のリズムと比喩なんだろう。 いつも思う。 そして、新鮮なサラダをボール...続きを読むいっぱいバリバリと食べたくなる。
疲れていて、ちょっと軽いものが読みたいとき、 日常を、ちょっと別の視点でみたいときにサッと読める気楽な短編エッセイ。
「村上ラヂオ2おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上春樹、大橋歩 新潮文庫 2013年 古本110円」文庫本が読みたい!買いたい!となり、10冊くらいまとめ買いした一冊。高校の後輩が村上春樹が好きと言うのを聞いて読むようになったような覚えの村上春樹。小説は毎回買うけど消化不良。エッセイ良い
an・an連載再開のエッセイ。程よい短さ。 この人のエッセイは楽しい。 好きなのは、・大好きなシーザーサラダの処女のごとくぴちぴちしたロメインレタスについて、・旧式銀座線の車内暗転の話、・サイン会を開かない理由、・人が深い悲しみにとらわれた時の音楽と小説が果たす機能についてのところ、・「僕の場合女た...続きを読むちが私という人間をつくったとは言えない、女たちが私にいくつかの変更を加えた、くらいのことは言える」って、なんかかっこいい
「おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2」(村上春樹:文、大橋歩:画)を読んだ。ひと月ほど前に古本屋さんで見つけてなんとなく購入。 ベッドに入る前に白州や山崎を舐めながらリビングのソファーでぽつぽつと読んでました。そういうシチュエーションにまずうってつけのエッセイですね。
村上春樹のエッセイ。1Q84を書き終えたあと、肩にちからを入れずに書いた。そんな抜け感が心地よい作品。 シーザーズサラダ。夏の昼下がりにアイスティーを飲みながら、ぱりっと鮮やかなシーザーズサラダを食べるのは、人生最大の喜びのひとつだとまではいわないけど、なかなか心なごむものです。とか。素敵な表現。 ...続きを読む日本の書店では、作家が男女別で置かれている。外国では見ない。これは普通のこと。でも、男女別でも意味ない、文章に男女はないから、でも外国にはゲイレズビアンコーナーがある。これは、日本では見ない。ちなみに、シシャモをオスメス別で売っていた、オスはやっぱり美味しくないという展開。文化の違いと日常の面白い瞬間を、読者と繋げて引きこむ。こういう文章を書きたいものだ。 日常の素敵なものごと、生活することの嬉しさ。ナンテコトナイ、幸せを見つけては、それを紡ぐようにして文章をつくる。自分にも、何か届くような感覚がある。まずは、肩の力を抜いて、電車に乗ってみようか。
村上ラヂオシリーズの第2弾。前回と同様、著者が体験したこと、思ったことを書き綴る。オリンピックの開催地は、発祥の地アテネにするべきといい、その理由として広告代理店、土木工事など費用が無駄にかかるからだという。また日本のメディアは、選手がメダルをとれるかとれないかということに関心を持ちすぎだと批判す...続きを読むる。このような理由からオリンピックはあまり好きではないらしい。 著者は健康的な生活を送っていることで有名であるが、この習慣をつけるようになったのは、作家としてデビューした30歳ごろで、それ以前はたばこを吸う、夜更かしを するなど、現在とは真逆の生活習慣を送っていた。 ほかにもアイスランドの旅行で見た謎のチャンネルや、アボカドの食べごろなど、読者にあれこれと語る。
読むたび好きになる。 読むたびに彼がどれだけ洗練された文章を紡ぐ作家か身に染みる。 ほんとに、怒りっぽかったのかな? イメージつかない。
村上春樹のエッセイ集『村上ラヂオ2―おおきなかぶ、むずかしいアボカド―』を読みました。 村上春樹の作品は3年前に読んだ『村上さんのところ』以来ですね。 ------ なぜ、アボカドはむずかしい? 究極のジョギング・コースってどこだろう。 アザラシのくちづけの味、ギリシャの幽霊、ロシアと日本のかぶ...続きを読むをめぐる昔話の違い……etc。 小説家の抽斗(ひきだし)から飛び出す愉しいエピソードの数々。 長編小説『1Q84』刊行後、雑誌「アンアン」に連載された人気エッセイ・シリーズ52編を収録する。 『おおきなかぶ、むずかしいアボカド―村上ラヂオ2―』改題。 ------ マガジンハウスの発行している雑誌『anan』の2009年(平成21年)10月21日号、2010年(平成22年)3月3日号、2010年(平成22年)3月24日号から2011年(平成23年)3月23日号に連載されたコラムを加筆修正してまとめて2011年(平成23年)に刊行された「村上ラヂオ」シリーズの2作目となる作品… 雑誌連載時に毎回ついていた「今週の村上」という一行コメントもすべて収録されています。 ■十年ぶりに戻ってきて 村上春樹 ■野菜の気持ち ■ハンバーガー ■ローマ市に感謝しなくては ■パーティーが苦手 ■体型について ■エッセイはむずかしい ■医師なき国境団 ■ホテルの金魚 ■アンガー・マネージメント ■シーザーズ・サラダ ■いわゆるミート・グッドバイ ■オリンピックはつまらない? ■右か左か ■究極のジョギング・コース ■夢を見る必要がない ■手紙が書けない ■オフィス・アワー ■無考えなこびと ■やあ暗闇、僕の旧友 ■三十歳を過ぎたやつら ■オキーフのパイナップル ■まるで豹のように ■もうやめちまおうか ■悪魔と青く深い海のあいだで ■タクシーの屋根とか ■ちょうどいい ■新聞ってなに? ■コミュニケーションが必要なんだ ■月夜のキツネ ■太宰治は好きですか? ■他人のセックスを笑えない ■本が好きだった ■携帯電話とか、栓抜きとか ■キャラメル・マキアートのトール ■おいしいカクテルの作り方 ■あざらしのくちづけ ■うなぎ屋の猫 ■ガラスの家に住む人は ■ギリシャの幽霊 ■お一人様の牡蠣フライ ■自由で孤独で、実用的ではない ■おおきなかぶ ■こっちのドアから入ってきて ■アボカドはむずかしい ■スーツを着なくちゃな ■並外れた頭脳 ■『スキタイ組曲』知ってますか? ■決闘とサクランボ ■カラスに挑む子猫 ■男性作家と女性作家 ■ジューン・ムーン・ソング ■ベネチアの小泉今日子 ■挿絵をさせてもらって 大橋歩 ■文庫版あとがき 大橋歩 1.人の悪口を具体的に書かない 2.言い訳や自慢をなるべく書かない 3.時事的な話題は避ける… これが村上春樹さんがエッセイを書く時に自ら課したルールだそうです、、、 そんな法則に則って書かれた、どうでもいいようだけど、やっぱりどうにも読み過ごすことが出来ない、心に沁みる興味津々のエピソード… 究極のジョギング・コース、オキーフのパイナップル、ギリシアの幽霊、あざらしのくちづけ――うーん、なるほど。 いやあ、ほんとに。マッサージのように、心のこりをときほぐしてくれるハートウォーミングな語り口… それに彩りを添えてくれるのは、大橋さんの美しい銅版画、、、 10年ぶりに帰ってきた、アンアン連載の伝説のエッセイ『おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2』… 村上さん曰く「“日本でいちばんおいしいウーロン茶”を目指して書いた」エッセイ。 肩の力を抜いて、気楽にご賞味ください。 大橋歩のイラスト(銅版画)と一緒に愉しみました… 村上春樹のエッセイや紀行って、心地良く、そして愉しく読めるんですよね、、、 考え方に共感できるからなんでしょうねー 価値観が近いのかな… 憧れもあるんでしょうね、きっと。 豊富な経験で得られた蘊蓄や寸止めされた下ネタの巧さが堪らないですね… 「今週の村上」という一行コメント(つぶやき?)もイイ感じでした、、、 もっともっと読みたくなるエッセイですね。
とても読みやすい。面白かった。 一つ二ついいこと言っていたが忘れてしまった。なんだっけな、もう一回読もうかなと思う本。
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村上ラヂオ(新潮文庫)
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