感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年12月18日
村上春樹さんのエッセイに、僕は音楽を感じる。
音楽が、言葉のリズムのなかに含まれていて
心地よいのだ。ちょっと疲れていて、長い文章は
読みたくないなというときに僕は読む。
すると、少し心が軽やかになって
笑顔が昨日より増える気がする。
Posted by ブクログ 2022年08月23日
カズオイシグロさんはとても好感のもてる作家さんでした。(今週の村上春樹、引用)
好きな作家さん同士がお互いに好感をもっていたら良いです。イシグロさんは、村上春樹にどんな印象を受けたかわからないけど。
Posted by ブクログ 2022年03月05日
単なるエッセイだと侮れない、村上春樹だから膨らますことのできるストーリー。
気楽に、だらだら、ニヤニヤと読書を愉しみながらも、知的好奇心もそそられる深い世界観。
Posted by ブクログ 2021年08月31日
たまに無性に春樹のエッセイが読みたくなるけど、そんな時にはこの村上ラヂオが1番丁度いい。
長さも手軽に読めてすいすいすすむし、書いてある事も相変わらずいい意味でしょうもないような笑える事で読んでて癒される。
Posted by ブクログ 2019年10月14日
村上春樹のパーソナルな部分が好きだったら、間違いなく好きな本。移動中の電車とかで読むのが吉。
後悔に関するエッセイで、「あのとき、やろうと思えばやれたんだよな」は可能性の貯金であり、寒々しい人生にあとからジワジワ温もりを与えてくれるから後悔すべきではないって考え方に変な納得感があった。匂いとか声とか...続きを読むシチュエーションで、好きだったけど告白しなかった人を思い出すときのあの感じと似てる
Posted by ブクログ 2017年07月08日
枕元に置いといて寝る前に少しずつ読んでいくと毎日がほのぼのとした気分で眠れそう…そんなエッセイ集ですね。改めて感じたのですが村上春樹さんって引き出しがとにかく多いんですね。ネタに困ることはないんだそうです。
でもこんなに楽しいエッセイを書かれるのに無口でいらっしゃるそうです。そんなところがたいへん親...続きを読む近感を感じました。私も無口な人なので…。
無口な人、がんばって生きてください。僕も陰ながら無口に応援しています。
の1文は私の人生の心の支えになりそうです、ほんとうに。春樹さんの無口な声援忘れません。
「今週の村上」のところに某ホテルのプールサイドで海賊姿のジョニー・デップに遭遇したお話がありましたがその時デップさん、今公開中の映画の撮影中だったんでしょうかね?
Posted by ブクログ 2017年01月02日
村上春樹さんの小説は一冊も読んだことがないのに、エッセイばかり読んでいる。少し軽いタッチで読みやすいからかもしれない。これが最終巻とのことで、残念。
Posted by ブクログ 2016年06月24日
サラダ好きのライオンと副題にあるので、それって何だろう?と思ってしまいますが、特に深い意味はなくそれぞれの想像の産物におまかせ、村上さんのエッセイのこのシリーズは文句なく気持ちよく読める一冊です。ところどころに大橋歩さんのイラストと、最後に今週の村上の一文がおまけみたいに載っているのもいつものことな...続きを読むがら楽しみです。
Posted by ブクログ 2016年06月17日
いつもどおり、気楽にフンワリ楽しめるエッセイ。村上春樹を読んだことのない人や、苦手意識のある人には、エッセイをおすすめします。ほんとに気楽に読めるし、クスッと笑えたり、ちょっと考えさせられたりして、普段の生活がちょっとだけ楽しく豊かになります。
Posted by ブクログ 2024年03月29日
村上春樹のエッセイ好き。
私は人と群れるよりもひとりで音楽を聴いたり読書したりする方が圧倒的に好きなんだけど、それを肯定してくれるような静かな世界が広がっている。
ジャズとか食べものとか旅行とか。
そういうものについての描写は読んでいてとても楽しい。
Posted by ブクログ 2023年04月08日
「村上春樹」のエッセイ集『村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―』を読みました。
『村上春樹 雑文集』に続き、「村上春樹」作品です。
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「村上春樹」の抽斗(ひきだし)の中には、日々の小さな発見がいっぱい!
「小確幸」エッセイ・シリーズ。
日々の暮ら...続きを読むしの中で体験した愉快な話から、人生の深淵に触れる不思議なエピソードまで、小説家の頭の中の抽斗には、話題がいっぱい!
「どうして寝る前に限ってネタを思いつくんでしょうね?」と悩みつつ、つぎつぎ繰り出されるユーモア溢れるエッセイ52編。
「大橋歩さん」のおしゃれな銅版画も楽しい人気エッセイ・シリーズ第3弾。
『サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3』改題。
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マガジンハウスの発行している雑誌『anan』の2011年(平成23年)3月30日号から2012年(平成24年)4月4日号に連載されたコラムと『GINZA』の2012年(平成24年)4月号に掲載された文章を加筆修正してまとめた、「村上ラヂオ」シリーズの3作目となる作品です、、、
「大橋歩」のイラスト(銅版画)と一緒に愉しみました… 相変わらずリズムの良い文章でテンポ良く、愉しく読めました。
■まえがき 村上春樹
■忘れられない、覚えられない
■ブルテリアしか見たことない
■愛は消えても
■真の男になるためには
■オペラ歌手のシャム猫
■ギロチンを待ちながら
■オムレツを作ろう
■裁判所に行こう
■スーパーサラダが食べたい
■献欲手帳
■死ぬほど退屈な会話
■チップはむずかしい
■知りません、わかりません
■シェーンブルン動物園のライオン
■この曲を聴くと
■僕の好きな鞄
■ああ困った、さあどうしよう
■とりあえず小説を書いているけど
■プレゼントする人、される人
■ジャズは聴きますか?
■占い師としての短いキャリア
■ブルー・リボン・ビールのある光景
■岩にしみ入る
■いわゆる新宿駅装置
■すまないな、ルートヴィッヒ
■楽しいトライアスロン
■さあ、旅に出よう
■秋をけりけり
■そうか、なかなかうまくいかないね
■自分の体で実験する人たち
■カラフルな編集者たち
■私が死んだときには
■たくさんの人の前で
■昼寝の達人
■ムンクの聴いたもの
■犬も歩けば
■コップに半分
■二番じゃだめなのか?
■猫に名前をつけるのは
■無口なほうですか?
■愛欲の根っていうか
■高いところが苦手
■貧乏そうに見えるのかな
■とんでもない距離、ひどい道
■信号待ちの歯磨き
■こういう死に方だけは
■ワシントンDCのホテルで
■想像の中で見るもの
■濡れた床は滑る
■ひどいことと、悲惨なこと
■いちばんおいしいトマト
■椰子の木問題
■あとがき 大橋歩
意外と面白いのが、エッセイの後に描かれている『今週の村上』という僅か2行の文章、、、
「肉食系女子とか、草食系男子とかはあるけど、魚食系おばさんとかはないんですかね。」とか、
「犬の名前ではポチというのがわりに有名だけど、ポチっていったい何のことなんだろう?」とか、
どうでも良いけど、ちょっとクスっと笑えるんですよね… 実は毎回の愉しみでした。
本来のエッセイでは、
『献欲手帳』の、「エネルギー手帳」をつくって、街角にバイクマシーンを並べて発電をしてもらい、健康増進とクリーンエネルギーの両立を目指そうという提言?や、
『この曲を聴くと』の、音楽が意識をスルーして何かに直結しているという意見… 何かをしていると意識せずに思い出す曲や、ある曲を聴くと思い出すシーンってありますもんね、
『岩にしみ入る』の、『アリとキリギリス』は元々『アリと蝉』だったけど、北方のヨーロッパでは蝉は馴染みのない虫で意味が理解できないことからキリギリスになっちゃったという逸話… そもそも、この物語はギリシアで作られたのを初めて知りました、
『さあ、旅に出よう』の、旅の荷物を減らすために、捨てても良い服を持っていくという意見… これ、私も実践してました、
等々が印象に残りましたね… 「村上春樹」作品は、エッセイや紀行を中心に何冊も読んでいるせいか、どこかで読んだことあるなぁ、と感じる作品も多かったですね。
Posted by ブクログ 2022年09月07日
「草食系男子」というけれど、身近には思いつかない。それこそ「サラダ好きのライオン」くらい矛盾した言葉で、どうせ羊の皮をかぶった狼じゃないの?と思ったりする。
それはともかく、村上春樹さんにとっては、眠れない夜はサラダ好きライオンくらい珍しいそうです。
『アンアン』連載エッセイ3巻目。
Posted by ブクログ 2022年02月20日
こんなにくだけた、ほとんど役に立たない内容なのに最後まで読んでしまうんだからすごいです。作家としての技量とか迫力が感じられます。全然力が入っていないのに。ほんとうに不思議です。
「ラヂオ」とうタイトルの通り、空いた時間に気楽に読むのに最適なシリーズです。連載が終わってしまったようなので、第4弾が出...続きを読む版されそうにないことが残念です。
Posted by ブクログ 2021年12月07日
村上春樹さんのエッセイは好きで、『村上ラヂオ』の2と3が特にお気に入りです。音楽、お酒、国内外の作家など様々なジャンルに関するエピソードがあるので、いろいろと学びがあります。本書を読んで、「木山捷平全詩集」が欲しくなりました。
軽く何か読みたいな〜というときにおすすめです。
Posted by ブクログ 2020年09月30日
村上さんの著書は、長編しか読んだことが無かったのですが、ふと手にした「村上ラヂオ」。とうとう3巻まで読み終えてしまいました。寂しい・・・。 エッセイも良いですね。飾らない素の村上さんを(多分)知ることができて。 またどこかで、連載してくれないかな・・・。
Posted by ブクログ 2019年06月04日
若い女性が、村上春樹のエッセイを、どのような思いで読んだのだろう。作者も「まえがき」で、「両者のあいだには共通する話題なんてほとんど存在しない(はずだ)」と書いている。
オジサンが面白く書いているエッセイと読むのか、内容が意外と重いので、大作家が人生を語っていると読むのか。
語り口の軽さに反し...続きを読むて、内容は重い。「愛は消えても」では、遭難救助の順を幾度も譲って自身は亡くなったアメリカ人男性の話題を取り上げて、親切心について考察する。
「裁判所に行こう」では、裁判員制度で裁判員が量刑(死刑を含め)まで決める事に疑義を呈している。
Posted by ブクログ 2016年12月23日
日常で起こったり感じた何気ない事柄、たまに結構どうでもいいような、くだらなさそうな事も、そして、小説家になる経緯や若かりし頃のことなど、3ページの短い文章の中だけど魅力たっぷりに、時に面白可笑しく描かれたエッセイ集。
著書が何か国語にも翻訳されている大作家なのに、行きつけの鮨屋の主人に気に掛けられる...続きを読むほど身なりはみすぼらしく、実は人前に立つのが苦手で、くだらんおやじギャグが好きな村上さんがやっぱり好きなんだよなぁ。
Posted by ブクログ 2016年09月06日
雑誌「アンアン」に連載されたエッセイ集の三冊目。毎日の暮らしの中で起こった愉快な出来事、不思議に思ったこと、村上さんならではの主張など、ユーモアいっぱいの52編。
御自身曰く、「共通する話題なんてないと腹を括れば、逆に気楽に好きなことが書ける」。まさに逆転の発想の自由でお気楽なエッセイになっている。...続きを読む読み手側も、肩の力が抜けて温かい気分になる。
Posted by ブクログ 2016年08月02日
休日、料理をやっている合間にでも少しづつゆっくりこの本を読むことは「小確幸」のひとつだと思う。
毎度思うんだけど(直ぐ忘れちゃうけど)アンアンの連載作品何だよな。アンアンの読者の人はどう思いながら読んでいらっしゃるのだろう。
巻末でこの連載が終わりな事を知り、残念。
【どんだけ前向きだよと思うが、...続きを読むそうだよなとも思う。】
新聞に自分の悪口を書かれても、盗撮とかデート・レイプとかで逮捕されて、社会面を賑わしたりするのに比べたら、状況は遥かにましだ。
Posted by ブクログ 2024年02月09日
村上春樹は、初期の頃、すごく読んでたけど、人気が海外まで広がった頃から全く読まなくなって、もう20年以上ぶりにエッセイを読んだ。やはり、読みやすい。すっと頭に入る文体で、いまの話なのに、昔読んだ小説を思い出して、ちょっと懐かしかった。また、村上春樹を読んでみようかな。
Posted by ブクログ 2021年04月24日
良い感じに力が抜けていてゆるゆる読めました。
テレビも出た事ないし、ラジオもやったことないっておっしゃってましたが、後に村上radioという番組持たれました。楽しい番組です。
村上春樹は小説より翻訳やエッセイの方が好みだと改めて感じました。サラダバリバリ、食べたくなります。
大橋歩さんの挿絵も好きで...続きを読むす。
Posted by ブクログ 2020年09月27日
141p
トルーマン・カポーティの短編「最後のドアを閉じろ」の最後の一行
「何ひとつ思うな。ただ風を思え」Think of nothing things,thing of wind.
この言葉を念頭に「風の歌を聴け」のタイトル。
Posted by ブクログ 2016年06月14日
村上春樹にしか書けない雑談集。様々な場所へ旅行したり滞在したり、とにかく色んな知識が豊富なので、近所の物知りのオジサンと気兼ねなく雑談しているようで楽しい。普段の日常生活で考えていることを垣間見れるのは楽しい。
トルーマン・カポーティの短編小説『最後のドアを閉じろ』の最後の一行、「何ひとつ思うな。...続きを読むただ風を思え」(Think of nothing things,thing of wind.)いい言葉だな。