小説・文芸の高評価レビュー
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10歳の我が子に余命を告げるのか…。
自分ならどんな選択をするのか、その考えもまとまらないまま、最初から最後までずっと涙が止まらなかった。
旭川に住むサッカー好きな少年・竜星が、試合中にラフプレーを受け、背中の痛みを訴えたのが始まりで、ただの怪我だと思っていたのだが、肋骨にできた腫瘍が悪性で、ユーイング肉腫という骨の癌だった。
辛くて過酷な治療をしても癌は大きくなり、余命半年という命だと知ったあと、家族の答えは…。
竜星があまりにも良い子過ぎるが故に余計に辛くなる。
「僕がガンで、よかったよ」
「姉ちゃんじゃなくて。父ちゃんや母ちゃんじゃなくて、僕がガンでよかった」などと10歳の子が言うこ -
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阿佐ヶ谷姉妹の暮らしを綴ったエッセイ。
中年女性2人暮らしって、世の中にどれだけいるんだろう?こんなふうに生活を共にできる女友達(阿佐ヶ谷姉妹は仕事のコンビでもあるけど)がいたら人生心強いだろうなぁ、と思いながら読んだ。ふたりのやりとりが微笑ましくて、気づくとニコニコしていた。
ちょっと怠惰な生活も、2人が語ると品がある。そう、この2人には品があるんだよなぁ〜。最初から最後までずっと上品だった。
阿佐ヶ谷姉妹はお姉さんが注目されがちだけど、どこかで言われていた「実はミホさんのほうがヤバい」というのが、これを読んで分かった気がする。
ミホさんのゴーイングマイウェイ、ナチュラルに自分を好きな感じ、 -
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KIDの続編。
元自衛隊員で、現在は個人で警護を請け負う城戸。
カナダに住む娘からのお願いで、カナダの大学院生・真衣の警護をすることに。
台湾から沖縄、そして東京、長野…
公安、中国のスパイからの手に汗握る逃亡劇に一気読み。
真衣が狙われる理由がなかなか明かされないままなのが、ページをめくる手を止めさせてくれない。
派手なアクションシーンは少なめだけど、日本が決してやらないと言っている武器の輸出を食い止める為に公安が必死なのが、今の日本の状況にマッチしている気がして、本当にこんなことが小説の中だけであって欲しいと思いながら、読み進めた。
日本にスパイはいないと表向きは言われているが、世界は諜報 -
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ネタバレ切ないけど感動的だった。話題になっていて、職場の人や、読書好きな友達から勧められて読みました。
妊娠中にひき逃げ事件を起こしてしまった主人公は、刑務所で子どもを生み、罪を償って出所したあと夫から離婚を告げられる。子どもを犯罪者の子にしたくない、自分はいない方がいい、という判断で離婚に応じるが、子どもを想う気持ちはつのるばかり。何度か子どもに会いに行こうとする。
それが悪い方にばかり
働いて、彼女の人生はうまくいかない。
子どもを思いながら、ちょっとだけ人の力を借りながら、コツコツ働いて、お金をため、自分にできることは子供にお金を残すことだけ、と思ってつつましく暮らしていく。誰とも、深くは関わ -
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前科持ちの主人公ミリー。
ハウスメイド(家事使用人)として、ウィンチェスター家で働くことになる。
しかし、この家は何かがおかしい・・・
雇用主のニーナは、突如として不可解な言動を繰り返し、その度にミリーを責め立てる。
ニーナの娘、シシリアは生意気で、ミリーに懐こうとはしない。
ニーナの夫のアンドリューだけは、ミリーに優しく接してくれる。
ミリーに与えられたのは屋根裏部屋。でも、その屋根裏部屋はなぜか、部屋の外からしか鍵がかけられない。
そして、ある日イタリア語しか喋られない庭師のエンツォがミリーに一言つぶやく。
ペリコロ
イタリア語で「危険」という意味。
この家は何かがおかしい・ -
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ネタバレいろんな仕掛けもある展開で、読みごたえがあって、感動でき、とっても良かった!中学生くらいの子にもおすすめできる一冊だと思う!
小学生時代をコロナ禍で過ごした少年・少女たちが、大人になって…という設定なので、小学生時代の物語は過去、大人になった彼女たちは未来を描いている。最初、一人の女の子の過去と未来を書いてるのかと思ったら、二人いた。途中で、あ、別の子ね。と思って戻って読みなおしたりした笑。
冴は母子家庭。水商売の母は、コロナで収入が減るも、なんでも楽しんで娘を慈しみ、乗り越えて明るく生きる。しかし冴は、学校で「お水の子」といじめられ、孤独な小学生時代を送る。明るく前向きで社交的な母の行動力 -
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先に妻が読んだのだが、読み終わった瞬間
「こっわ!!!ホラーじゃん」と叫んでた笑
だから、読み始めてからずっと終わりが気になっていた。
まず、本の設計がすごい。
巧みに犯人の心理描写が隠されていて
あとから読み返すと、あの発言はこういう事だったのかーと腹落ちする場面が幾つもある。
しかも、地下に閉じ込められていて
全員死ぬかもしれない。
その前に犯人に殺されるかもしれない。
そういう緊張感が常に張り巡らされていて、読んでいて疲れた笑
ずっと背中がヒリヒリするスリルを味わえる。
そして、クライマックス。
ページをめくる手が止まらなかった。
なんとなく犯人はこの人かなーと思いながらも
そ -
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