小説・文芸の高評価レビュー
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東山彰良の台湾に棲む僕の話。なんか東山さんの話は底抜けに明るい。内容はすごく悲惨だったりするのに、僕の性格が明るいのか、もう最初から明るい気分になれてしまうのだ。澤田瞳子さんが旅に出ているようだと評しているけど、それは賛成。
第1話 ニン姐さんはよくうちの食堂に食べに来てくれる彫り師で、フィギュアショップの2階に店がある。一見さんはお断り。ニン姐さんは黒猫の白猫という名の猫を飼っていた。女の子がニン姐さんを探している。
第2話 孤独さんは探偵だ。孤独さんの部屋には本がいっぱいある。孤独さんは野良犬を呼ぶ。ある土地公廟のご本尊が家出した。
第3話 フオ先生は郷土教学の先生だ。クラブのステー -
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茶道を習っている私に抹茶という言葉がひっかかり、『木曜日にはココアを』の続編でもあるとのことで選択。
読後感がいい。今テレビで『ひよっこ』の再放送を見ているのだけれど、人と人の縁が次につながっていく、そんなところがこの本の内容と似ているように思った。自分のちょっとした言動がもしかしたら誰かの人生に影響を与えているのかもしれない。
「人でも物でも、一度でも出会ったらご縁があったってことだ。縁っていうのはさ、種みたいなもんなんだよ。小さくても地味でも、育っていくとあでやかな花が咲いたりうまい実がなったりするんだ。種のときは想像もつかないような」マスターのこの言葉が心に残った。
文体がとても読 -
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ネタバレまずは著者が、現在もお元気そうに過ごしている姿を見て嬉しく思います。
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日本ではない海外で、癌を罹患し治療を行うとことがどれほど大変で怖いものなのかと考えさせられた。
読み進めていく中で、日本の医療の治療方針や医療従事者の方の接遇などがいかに素晴らしいものなのかと思った。
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私の父も癌を罹患したが、とてもオペ当日に退院出来る状態ではなかったなと思った。
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そして日本とはまた違うのが、友人や隣人が様々なサポートを本当に沢山している所が、心が温まり、
人との絆がとても強く素敵な文化だなと思った。
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いつか、子供が大きくなった時に読んで欲しい1冊でした。 -
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人間以外の動物が謎のウイルスに感染し、肉が食べられなくなった世界。動物性タンパク質を摂取するため、「人肉食」と呼ばれる人間の肉を食べることが合法化されている。
主人公は食肉処理工場の管理職として働いていたが、人間が人間を食べることが当たり前となったこの世界に、どこか後ろめたさを感じていた。そんな中、家畜化された人間のメスとの出会いをきっかけに、さまざまな葛藤を抱えていく。
内容は非常にセンシティブでグロテスク。割と耐性があると自負していた私でも、思わず目を背けたくなるような描写が多かった。読むなら、体調の良いときのほうがいいのかもしれない……。
ただ、単にグロテスクなだけの作品ではなく、 -
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ネタバレ面白かったー! 凄腕営業マンの鳥井が殺し屋の営業に転身し、2億円(最終的には3億円)のノルマ達成に向けて無双する。「ノルマを達成できなかったことがない」と豪語する鳥井なので、最終的には3億稼ぎきるエンドは見えているようなものだが、それでも揺さぶりに揺さぶりをかけられるジェットコースター的展開に一気読みだった。こんなにもいろんな障壁が立ちはだかるのに、一点一点突破していく鳥井、かっこいい。裏社会のルールとか何も知らないので、余計に予想外の方向に物語が転がっていくのが面白い。最後のピンク・ダイヤモンドでノルマを達成する瞬間は痺れた。途中でやたらとピンク・ダイヤモンドを強調し過ぎではと思って読んでい
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ネタバレ前に最初の10分で見るのをやめていた同名の映画、あらためて最初から集中して観た。あんまり良かったので、ジェームスアイボリー監督の脚本はどんな原作を元にしているのか、気になって本を購入(原著のほうが安かったので原著)。読み始めたら止まらなくて、1週間で一気に読んでしまった。
延々と続く17歳の少年エリオの思慕の独白。
恋する相手と一緒に過ごしたイタリアの小さな街の昼と夜の2週間、最初で最後のローマ旅行(別れへ向けての駆け落ち)、そして彼は自分の人生から消え去り、夏の数週間は置物のようになってしまっても、想いは消えない。15年後に思い立って彼を突然訪問したときも、40代手前になった彼の手にそばか