小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレ私自身、大学野球をやってる身としていつか読みたいと思っていた本。
高校球児の思っている事、母の苦悩などとても共感できることばかりだった。
最後の夏に至るまで色々あった、監督、選手、保護者達が段々と一体になり、山藤戦で勝利するところでは、もう一度高校生に戻ってこんな青春したいと思った。
私の親も大変な思いをして、今まで野球をやってる自分を支えてくれたのだろう。当時は、どんな思いで、私に対してどう思っていたのか、それはわからなかったけど、この本を読み、当時の母の感情は分かった気がする。もっと感謝しとけば良かったと後悔もある。
改めて、感謝しなければならないなと感じる。
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解説の名人、阿刀田高によってホメロスの叙事詩の世界が見事に案内される。12の章に分かれていて前半6話がイリアス、後半がオデュッセイアの構成。ちなみに元の叙事詩はイリアスもオデュッセイアもそれぞれ24の詩歌で構成されている。
何千年も前のギリシアの、それも文字で書かれる以前に詩歌として歌われたものを、文化も言葉も違う現代の日本人が文字面を追って、そう楽しめるものではないだろう。そこを十分に押さえて端折るべきところはバッサリ端折り、必要なところは背景事情を丁寧に解説する。実際に現地を訪れた旅行記も織り込まれ、彼の地の風土や食べ物、空気感も伝えてくれる親切設計である。映画を見る前にサワリだけでも、という方も、この機会にぜひ阿刀田解説の魅力に触れてみてほしい。 -
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壮絶だった。自分自身が就職で苦労したことはないし、家庭内でも特に問題ないし、医師免許で全てを力づくでなぎ倒してきた人生なので、女だからと差別受けたこともなく、まぁ出産や子育てでジレンマはあったもののこの主人公ほど強く不公平感も感じていないのだ。
読んでてストレスがたまってしまった。
63歳雅美。夫は隙あらば妻を馬鹿にしようとする。中学2年にタイムスリップする。
母は私にだけ家事を手伝わせる。試しに兄に塩揉みを頼んだら快く引き受けてくれた。何もせずにテレビ見ている父に声をかけたらご飯をよそってくれる。意外だ。雅美は自分のお弁当を作る。
中学の時気になっていた天ヶ瀬も未来からタイムスリップしてきていた。CMや歌謡曲の歌詞やテレビの内容に憤慨しては手紙で抗議をしている。大学は建築科に進んだ。 -
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小田原の北条氏を滅ぼし、天下統一の総仕上げとして奥州北端まで攻め込もうとする秀吉軍。中央に反抗し一揆を起こした土着民を平定するために行われた戦国最大の「奥州仕置き」であるが、秀吉(の歓心を得ようとする三成)の狙いは朝鮮出兵を間近に控え、寒さに強い武士と人足を確保する人攫いだった。この真の狙いを見抜き、奥州北端の九戸城で籠城作戦をとる九戸4兄弟の嫡男、政実。秀吉軍15万に対し、籠城方はたったの3千。伊達や蒲生、井伊、徳川などの連合軍に囲まれながらも知略で対抗する。安部龍太郎さんの小説は初めて。史実に基づきつつ一定のフィクションを織り交ぜた読みやすく、違和感のない内容。東北地方の歴史的背景や価値観が丹念に描かれ、奥州側の立場にめちゃくちゃ共感。「逆らえば滅ぼされ、従えば搾取される」。極端な言い方かもしれないが、北国の人々(南国も)はいつの時代も中央の権力者に搾取されてきた。価値あるものは奪われ、不要なもの、危険なものを押し付けられてきた。この状況が令和の今も残っていることを忘れないでおきたい。
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ネタバレずっと気になってた本。
漫画家だけでなく、どの仕事にも共通する大事な心構えが書かれているなと思った。
なによりも印象的だったのが、藤田氏の仕事場は「無口禁止」でいつでも何に対しても自分の意見を言えるようにするということ。そして、「話し合う」ことをとにかく大事にしているということ。
本全体を読んでいても、これまでに本当に沢山のことを考えてきたんだなということが伝わったし、話すことで鍛え上げられたであろう人に伝えるための言語化力がすごい。
絵よりも「言葉」や「キャラ」が大事なことも印象に残った。今まで深く考えたことはなかったが、長年漫画を読んできたものとして、感覚的にすごく納得だった。
『からくりサーカス』や『うしおととら』から感じる漫画の熱量やユーモアを、この本の藤田氏の語り口からも感じた。
また、漫画家という職業が如何に大変なのかもリアルに伝わってきた。その「リアル」以上にとんでもなく大変なのだろうが。 -
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《事件がもたらすものとは》
レビューを拝読して手に取った作品。
この謎は、私を強くする。
同志と共に人生を切り拓くミステリー作品集。
これ↑帯の言葉なのですが、一話読み終える度にこの文章が妙に腹落ちする感じ。
各話のタイトルがどれも秀逸。
ミステリーの面白さだけでなく人間ドラマの面白さもしっかりあり、大満足の短編集でした♪( ˊᵕˋ*و(و "
確かに、もっと話題になってもいいハズ…!!!
荒木あかねさんはアンソロジーで一作読んだだけだけど、開拓したくなりました♡
「同好のSHE」
時には敵に立ち向かうことも必要かもしれないけれど、逃げてもいい。
むしろ、黒い感情ごと近くの人と手を取り合って逃げた方が有意義な人生を過ごせるのかもしれない。
間違いを犯してしまうかもしれない人たちに、作中のフレーズを贈ってあげたい。
「震える箱」
私は映画フリークではないけど、これはされたらきっとめっちゃ腹立つと思う!(ꐦ°᷄д°᷅)
ここまでしようとは思わないし、その後の展開は不運でしかないけど…。
明らかになった真相が、きっと谷口さんと住田に変わるチャンスを与えてくれているのだろう。
♥「置き去りイヤリング」
人は誰しも得意なこと、苦手なことがある。
もちろん、仕事においても。
できない人を「なんでできないの?」と下に見るのではなく、どこをサポートしたらできるようになるのか、一緒に考えて寄り添ってあげることが大切なんだよね。
これは働いている時に読みたかったかも…!
「答え合わせ」
似たような人生を歩んでいても、出会う人によって、その先の人生が180度変わることもある。
良くも悪くも、人との出会いって人生を動かすんだな、と改めて感じた。
そして泣けた(;;)
♥ 「おむこさんは殺人鬼」
これは、すべての未婚女性に贈りたい!
私自身、今はそれなりに幸せな生活を送らせてもらっているし、夫には感謝しているけれど、結婚する前に読みたかった!!!
スカッと痛快で、加奈と徳田さんの心意気がとにかくかっこいい!♡
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