ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • アルプス席の母

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    ネタバレ

    私自身、大学野球をやってる身としていつか読みたいと思っていた本。

    高校球児の思っている事、母の苦悩などとても共感できることばかりだった。
    最後の夏に至るまで色々あった、監督、選手、保護者達が段々と一体になり、山藤戦で勝利するところでは、もう一度高校生に戻ってこんな青春したいと思った。

    私の親も大変な思いをして、今まで野球をやってる自分を支えてくれたのだろう。当時は、どんな思いで、私に対してどう思っていたのか、それはわからなかったけど、この本を読み、当時の母の感情は分かった気がする。もっと感謝しとけば良かったと後悔もある。
    改めて、感謝しなければならないなと感じる。


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    2026年10月06日
  • ホメロスを楽しむために

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    解説の名人、阿刀田高によってホメロスの叙事詩の世界が見事に案内される。12の章に分かれていて前半6話がイリアス、後半がオデュッセイアの構成。ちなみに元の叙事詩はイリアスもオデュッセイアもそれぞれ24の詩歌で構成されている。
    何千年も前のギリシアの、それも文字で書かれる以前に詩歌として歌われたものを、文化も言葉も違う現代の日本人が文字面を追って、そう楽しめるものではないだろう。そこを十分に押さえて端折るべきところはバッサリ端折り、必要なところは背景事情を丁寧に解説する。実際に現地を訪れた旅行記も織り込まれ、彼の地の風土や食べ物、空気感も伝えてくれる親切設計である。映画を見る前にサワリだけでも、という方も、この機会にぜひ阿刀田解説の魅力に触れてみてほしい。

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    2026年10月06日
  • 羊と鋼の森

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    調律師の世界に飛び込んだ若者の成長物語。経験がもの言う世界では、いくら知識を学んでも経験は一足飛びに蓄積されない苦悩が、今の自分と重なり大共感。映画化もされていたようです。

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    2026年10月06日
  • 夫婦善哉

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    私は今生を受ける67年前、柳吉と蝶子の住む家の座敷わらしであったと思う。どこへ居を移しても、まとわりつくように2人の生活を眺めていたと思う。そんなほどに、鮮明な描写で読み易かった。
    私は不調で低調な人生を歩んでいるが、彼女の低、低、高、低、低、高といった今年の9月の天気のような人生もあるのだと知った。私の人生?梅雨。

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    2026年10月06日
  • 有頂天家族

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    いやー面白かった。アニメの方は先に見てたけど、小説の方が面白いかもしれない。言葉の選び方がとても小気味いい。終盤の展開は怒涛。語り口とキャラクターと話のまとめ方全て面白い。特に本当にキャラクターがみんな素敵。

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    2026年10月06日
  • 楽園の楽園

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    ネタバレ

    悲しみは悲しみとして、後悔は後悔として切り離した方がいい。
    人間はストーリーが好きで、何かと結論や原因をストーリー付けようとする。もっとシンプルに生きてごらん、井伏鱒二、伊坂幸太郎、そして何となくN 1からもメッセージをもらった気になった。
    人間はこんなにも新参者なのに、なぜ世界の中心であるかのような顔をしてるのだろう。

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    2026年10月06日
  • 1+1

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    「アゲマキの網焼きと缶チューハイ、凍らせたレモン添え」が圧倒的に好き!めっちゃいい話じゃん……陰謀論。次点は「マッコリと蛤のチヂミ」かなぁ。

    掌編集が意外と数が多いので、普通の短編集より読むのが大変でした。

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    2026年10月06日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    上手く言葉にできないですけど読み終わってから、なんかずっとじーんとした感情になっています。
    物語中に大きな出来事は何も起こりませんが、身近な出来事、物、人に尊さを感じることだけで世界がどれだけ豊かになるのかを考えさせられました。
    今snsで良くも悪くも、全てと言っていいほど様々な情報、出会いなどを引き寄せることが出来ますが、自分の力で、見て、聞いて、感じる事がどれだけ人生に大きな意味をもたらすのか、言語化はできませんが感じることができました。今20歳段階でこの本に出会えたことに感謝です。自分の目で見る世界にもっと関心を持ちたいです

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    2026年10月06日
  • 四日間の奇蹟

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    親のものがたまたま自分の机に置いてあったことがきっかけで読みましたが、最初に読んだ時から数年が経った今でもよく読み直しています。
    脳の障害が題材にされているお話で内容が少し難し目でしたがそれ含めお話に引き込まれていく感覚がありました、、!
    「このミス」の大賞とはいえ、少しミステリーっぽくないお話ではあるので好みが分かれるかなとは思いますが、一度手に取って読んでみる価値は大いにある作品かなと感じました!

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    2026年10月06日
  • それでも光に手を伸ばす【電子限定特典付き】

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    はじめに、から体全体が優しい言葉で包み込まれるようだった。スッと入ってくる。
    家に置いておきたい1冊です。

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    2026年10月06日
  • 未だ本能寺にあり

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    ネタバレ

    すごいものを読んでしまった!あの時、あの瞬間、懸命に生きた人々の物語だった。涙が溢れてしまう箇所もあり、最後の方は本当に一気読み。登場人物それぞれの想いが胸に迫って、今も余韻の中にいる…
    歴史小説を読んだことがなくても大丈夫、是非読んでほしい。
    そういうことか!と、納得するのと、今村翔吾先生と村上信五さんの、ショセツラジオを聴いていると、!!となる。あーほんとすごかった。。

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    2026年10月06日
  • 人生が二度あれば

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    壮絶だった。自分自身が就職で苦労したことはないし、家庭内でも特に問題ないし、医師免許で全てを力づくでなぎ倒してきた人生なので、女だからと差別受けたこともなく、まぁ出産や子育てでジレンマはあったもののこの主人公ほど強く不公平感も感じていないのだ。
    読んでてストレスがたまってしまった。

    63歳雅美。夫は隙あらば妻を馬鹿にしようとする。中学2年にタイムスリップする。
    母は私にだけ家事を手伝わせる。試しに兄に塩揉みを頼んだら快く引き受けてくれた。何もせずにテレビ見ている父に声をかけたらご飯をよそってくれる。意外だ。雅美は自分のお弁当を作る。

    中学の時気になっていた天ヶ瀬も未来からタイムスリップしてきていた。CMや歌謡曲の歌詞やテレビの内容に憤慨しては手紙で抗議をしている。大学は建築科に進んだ。

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    2026年10月06日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    三重のどんでん返し。
    面白かった。ただ、描写がグロテクスすぎる。
    最後の渡瀬の言葉、因果はめぐるの後からの最後に
    ゾクリときた。続編にも期待。
    ただ描写が本当にグロすぎる…

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    2026年10月06日
  • 冬を待つ城(新潮文庫)

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    小田原の北条氏を滅ぼし、天下統一の総仕上げとして奥州北端まで攻め込もうとする秀吉軍。中央に反抗し一揆を起こした土着民を平定するために行われた戦国最大の「奥州仕置き」であるが、秀吉(の歓心を得ようとする三成)の狙いは朝鮮出兵を間近に控え、寒さに強い武士と人足を確保する人攫いだった。この真の狙いを見抜き、奥州北端の九戸城で籠城作戦をとる九戸4兄弟の嫡男、政実。秀吉軍15万に対し、籠城方はたったの3千。伊達や蒲生、井伊、徳川などの連合軍に囲まれながらも知略で対抗する。安部龍太郎さんの小説は初めて。史実に基づきつつ一定のフィクションを織り交ぜた読みやすく、違和感のない内容。東北地方の歴史的背景や価値観が丹念に描かれ、奥州側の立場にめちゃくちゃ共感。「逆らえば滅ぼされ、従えば搾取される」。極端な言い方かもしれないが、北国の人々(南国も)はいつの時代も中央の権力者に搾取されてきた。価値あるものは奪われ、不要なもの、危険なものを押し付けられてきた。この状況が令和の今も残っていることを忘れないでおきたい。

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    2026年10月06日
  • 探偵小石は戻らない

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    推理小説ならぬ恋愛小説。微笑ましいドロドロな恋愛だ。犯人はわかったが、どんな犯行か考えてたが結局解けず負けました。前作からの続編なので未読者はそちらから。3作目期待しちゃますよ。バジル先生。

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    2026年10月06日
  • NO.6[ナンバーシックス]再会#4

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    ネタバレ

    凄い気になる所で終わっているんですが!?
    火藍が一番好き(って、さっき気付きました。同じ母親として尊敬すらしている!)なので、続きがめっちゃ気になるんですけどー!!!
    碧石も行方不明だし、どうかみんな、無事でいてくれーー!!

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    2026年10月06日
  • 読者ハ読ムナ(笑) ~いかにして藤田和日郎の新人アシスタントが漫画家になったか~

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    ネタバレ

    ずっと気になってた本。
    漫画家だけでなく、どの仕事にも共通する大事な心構えが書かれているなと思った。

    なによりも印象的だったのが、藤田氏の仕事場は「無口禁止」でいつでも何に対しても自分の意見を言えるようにするということ。そして、「話し合う」ことをとにかく大事にしているということ。

    本全体を読んでいても、これまでに本当に沢山のことを考えてきたんだなということが伝わったし、話すことで鍛え上げられたであろう人に伝えるための言語化力がすごい。

    絵よりも「言葉」や「キャラ」が大事なことも印象に残った。今まで深く考えたことはなかったが、長年漫画を読んできたものとして、感覚的にすごく納得だった。

    『からくりサーカス』や『うしおととら』から感じる漫画の熱量やユーモアを、この本の藤田氏の語り口からも感じた。

    また、漫画家という職業が如何に大変なのかもリアルに伝わってきた。その「リアル」以上にとんでもなく大変なのだろうが。

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    2026年10月06日
  • あらゆるものがおくりもの

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    春樹さんが絵本の翻訳をされたので本屋さんに出かけてきた。
    その場で読んで涙が落ちそうになった。

    大切なものやしあわせを探すのに一生懸命になると苦しいけれど、今あるかけがえのないものが見えるようになったとき深い気付きを得ることができる。

    言葉では物事の本質は簡単には表せず、ありきたりのものに見えてしまう。ただ認識するのではなく、物語を通して体験して自分も主人公のムーチと大きな喜びを見つけられる一冊だった。

    大切な一冊が増えて、リボンをかけたい気持ちになった。

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    2026年10月06日
  • 対岸の彼女

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    大好きな本を見つけた
    角田さんの小説はすごく動的に感じる
    読後1ヶ月の今でも主人公たちに思いを馳せると胸がぎゅっとする、余韻に浸れる

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    2026年10月06日
  • おむこさんは殺人鬼

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    《事件がもたらすものとは》

    レビューを拝読して手に取った作品。

    この謎は、私を強くする。
    同志と共に人生を切り拓くミステリー作品集。

    これ↑帯の言葉なのですが、一話読み終える度にこの文章が妙に腹落ちする感じ。
    各話のタイトルがどれも秀逸。
    ミステリーの面白さだけでなく人間ドラマの面白さもしっかりあり、大満足の短編集でした♪( ˊᵕˋ*و(و "
    確かに、もっと話題になってもいいハズ…!!!
    荒木あかねさんはアンソロジーで一作読んだだけだけど、開拓したくなりました♡

    「同好のSHE」
    時には敵に立ち向かうことも必要かもしれないけれど、逃げてもいい。
    むしろ、黒い感情ごと近くの人と手を取り合って逃げた方が有意義な人生を過ごせるのかもしれない。
    間違いを犯してしまうかもしれない人たちに、作中のフレーズを贈ってあげたい。

    「震える箱」
    私は映画フリークではないけど、これはされたらきっとめっちゃ腹立つと思う!(ꐦ°᷄д°᷅)
    ここまでしようとは思わないし、その後の展開は不運でしかないけど…。
    明らかになった真相が、きっと谷口さんと住田に変わるチャンスを与えてくれているのだろう。

    ♥「置き去りイヤリング」
    人は誰しも得意なこと、苦手なことがある。
    もちろん、仕事においても。
    できない人を「なんでできないの?」と下に見るのではなく、どこをサポートしたらできるようになるのか、一緒に考えて寄り添ってあげることが大切なんだよね。
    これは働いている時に読みたかったかも…!

    「答え合わせ」
    似たような人生を歩んでいても、出会う人によって、その先の人生が180度変わることもある。
    良くも悪くも、人との出会いって人生を動かすんだな、と改めて感じた。
    そして泣けた(;;)

    ♥ 「おむこさんは殺人鬼」
    これは、すべての未婚女性に贈りたい!
    私自身、今はそれなりに幸せな生活を送らせてもらっているし、夫には感謝しているけれど、結婚する前に読みたかった!!!
    スカッと痛快で、加奈と徳田さんの心意気がとにかくかっこいい!♡

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    2026年10月06日