小説・文芸の高評価レビュー
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元書店員の一香は、古い洋館での家事手伝いのアルバイトを始める。そこでは調香師の小川朔が、幼馴染の探偵・新城と共に客の望む「香り」を作っていた。
一香は、人並み外れた嗅覚を持つ朔が、それゆえに深い孤独を抱えていることに気づき……。
人並み外れた嗅覚を持つ調香師のもとで、家事手伝いとして働くことになった女性を描く小説。
静謐で繊細で、親愛とも恋愛とも欲望とも依存ともつかない朔と一香の甘く怪しく静かな関係が密やかで美しい。
変わらないものの大切さと、変わっていくものにも変わらず寄り添い続けてくれることの愛しさを同時に教えてくれる素敵な本です。
主人公の友達のさつきちゃんの、いつも笑って見守って -
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人生相談本が最近自分の中でブーム。
自分と相談者を重ねたり、回答者の答えになるほど…と納得するのが好きみたいだ。
そんな中手に取ったこちらの本、表紙からしてインパクト抜群!
中身も表紙に負けないくらい濃い内容だった。
相談内容は自殺志願に不倫がやめられない、嫌われる勇気がほしいなど結構ハードなものが多い。
その悩みに対し、寄り添うというよりは真剣に考えた末にバッサリと切ったり、新たな視点を提案したり…とこの2人にしか出せないような回答をしていく。
全体的には、小気味よい掛け合いというか会話の往復に感心した。
対談する2人とも百戦錬磨の玄人みがすごい。
ちなみにマツコ・デラックスさんは知って -
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読書備忘録965号。
★★★★★。
今月に入って読み始めたミス・パーフェクトシリーズ。本作が今年4月に出版された最新作!
実社会でも世間を賑やかしている数々の炎上ネタ。それをパーフェクトに解決する!
前作の備忘録で年内にもう一作備忘録アップ予定!と宣言してた手前、昨晩午前1時から1時間程で後半を読み終えました。
ベッドだとすぐ眠くなるので、電車吊革に掴まっているような感じで立って読む!
1作目備忘録の最後に「これはハッピーに向かうね。間違いない。」と自信満々に予想した通り、莉子と真司は結婚しました!ただし事実婚。籍は入れていない。
莉子のおとん、栗林総理は「そうかぁ、愛梨ちゃんが孫かぁ! -
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内容(ブックデータベースより)
南町奉行所の定町廻り同心・春野風太郎は、町の者からは男女を問わず人気がある。歳は三十二で独り身。きりりとした目は鋭いが、顔立ちはふっくらとして、両端の切れ上がった口許にはえもいわれぬ愛嬌がある。と、風太郎のもとに、土左衛門が上がったと知らせが入った。駆けつけたところ、骸は歳の頃二十五、六くらいの若い男で、さほど時は経っていないようだ。心中か、色恋の縺れからか、などと軽口を叩いている野次馬をよそに、風太郎は野次馬の間に怪しげな色香を漂わせた女の姿を捉える。傘に隠れて顔が見えないが、色が白く年増の風情をたたえていた。風太郎が気になったのは、傘から覗く涼しげな眼が、