小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
同棲していて結婚秒読みの9年付き合っている彼氏が、
「もうひとり、彼女ができたんだ」から始まるストーリー。
は!?!?すぎて(笑)先が気になりすぎて一気に読んじゃいました(笑)
今のところ、自分とは縁のない世界だったので面白かったです(平和な世界線で生きれていて良かった〜)
タイトルの炭酸水と犬 も読む前は爽やかな感じですが、読み進めるともう…!!気持ちが変わるとおもいます。(笑)
20代の付き合って9年はデカいよ〜〜〜〜〜
新しくできた彼女さんもなかなか強くて、自分だったらどう対峙するかなとかも考えちゃいました(笑)
職場の同僚もいろんな意見を言ってくれたり、サポートしてくれたり、、、
煮 -
Posted by ブクログ
エッセイストによる饒舌な新書。
筆者のご父君は介護未満だけれど、介護に関わっている人にも頷きポイントの多い一冊。
個人的な話をすると、我が家は父が認知症で要介護三。キーパーソンは父と同年の妻である私の母。私は普段は別居なので月に2〜4回週末に二泊するというサポート役の立ち位置。それでも本書を読んでいて頷きが止まらなかったし、気になるフレーズを書き留めまくりました。
まず、筆者はかなり冷静で理知的。ドライにサポートを進めようとするんだけれど、きちんと感情もある。「自分から手を出しておいて、感謝が十分でないと傷ついてしまう」とか「孤軍奮闘は効率がいいが、その分ぽっかり心に穴があくのだ」とか、 -
Posted by ブクログ
1.なにのために戦うか。
諸悪の根源のように描かれていたジョン・ポールにも、明確な行動原理があった。彼は「破壊するために戦った」のではなく、「守るために破壊した」。単純な善悪の対立ではなく、葛藤のなかで揺れ動く主人公クラヴィスを通して、それぞれの「正義」の輪郭を見ていく物語だった。誰もが誰かを守ろうとしているのに、結果として誰かを殺してしまう。そこに人間の矛盾が凝縮されていた。
2.SF的な要素
IDタグ、環境追従迷彩、人工筋肉……。「ありそうな未来」を想像させるテクノロジーの描写がリアルで良かった。倫理と科学がどこで交わり、どこで断絶するのか。虐殺器官という発想も、単なる空想のようには思え