小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
静かな佇まいの小説だった。わりとこうなるかな、というのは想像できたけど、最後まで読ませる力量はさすが。
神山藩筆頭家老の黛清左衛門が倒れた。その後は出仕もしている。兄壮十郎から、黒沢家への使いを頼まれる。長兄の栄之氶は靖姫と近々婚儀をあげる。三男の新三郎には黒沢家のりくに婿入りする。
義父の黒沢は早く新三郎に目付の仕事を教えようと、裁きの座に同席させたりする。そうこうしているうちに兄の荘十郎が家を出る。
家老の漆原の息子が、夜の街で悪さを働いている。訴えるものがいないため、現場を押さえるために、目付たちが交代で街に出かける。漆原に新三郎は斬られる。そこに荘十郎が現れて助けてくれたが、捕縛 -
Posted by ブクログ
ものすごく、泣いてしまった
心にそっと寄り添ってくれるような、頭の凝りを少しほぐしてくれるような。
今の自分に刺さるところが多すぎて、ダメージ食らって1回本閉じたり、泣いちゃったり、感情が忙しかったな〜〜
「足りていない」って感覚わかるなあ と思った。
夏希さんの章に1番共感したかもしれない。まず相手の顔色を伺ってしまうとか、理由がわからないまま人生うまくいかないより理由があってうまくいかない方がマシ、とか。
わたしも、わたしを誇れるようになりたい。
月がきれいな夜や何気ない日常の中で自分のことを思い出してもらえたり、思い出す相手がいるって本当にすごく幸せなことなんだと思う。
あと出てく -
Posted by ブクログ
倉敷の倉紡記念館を訪れた時に、大原孫三郎さんのことを知った。
あの時代に「福利厚生」に心血注いで、社員の教育のために学校を作り病院も作り結果的に倉敷を発展させたことがあまりにも世間に知られていないことがもったいないと思っていた。
そんな時、岡山出身のマハさんの「晴れの日の木馬たち」出会った。大好きなマハさんが書かれた孫三郎さんは愛に溢れた経営者そのもので、主人公すてらの物語は私たち読者の想像を軽く裏切り(もちろん良い意味で)ながら、どんどん私の心を揺さぶっていった。
涙を堪えて一気に読んだのに、ハチマキさんのくだりで、なぜか涙が溢れてしまった。
素敵な物語。こういうのを本を読む醍醐味 -
Posted by ブクログ
直木賞受賞作 という事で知った作品だったけど、装丁の雰囲気そのままに とても上質な読み心地で 思いがけずめちゃくちゃ好みだった!
大正から昭和の戦後にかけて 。
上野にある「カフェー西行」を舞台に 女給として働く女性たちを描いた5つの連作短編集。
ここの店主が穏やかでおおらかでとても良き。
そんな店主のもと、その時々で 個性豊かな女給たちが生き生きと働く何気ない日常の姿が愛おしかった。
100年も前のお話だけど、女性の根本的な部分て 今もあまり変わってないな〜ってとこも面白かった。
ただ 戦争前後という時代を苦労して生きてきたからこその 健気さや強さがこの時代の女性にはあったのかなと感じ -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ芦花公園さんのお話が良かったです。
少し前に色々あった、その一件を目にしてたから、この作家さんのお話は読まないでおこうって思ってました。
でも良かった、背筋さんや他の作家さんのお話もなんとも言えない気持ちになってそれはそれでほんとに良かったけど、芦花公園さんのお話はその中でも異色で。
主人公の日記(だと思う)の合間に、過去の社内チャット、上司や他部署からのネットでの注意喚起のような文章が入るという形式。
だから混乱しそうにもなるけど、そういう体裁だからこそ、この主人公の今に至った経緯が徐々に露わになってきて、いたたまれなくなりました(泣)
人によったら自業自得じゃないって主人公のことそう思う -
Posted by ブクログ
本屋さんをウロウロしていて衝動買いした一冊
今までも何度か目にしていたけど手に取らなかった本
なのに今回は何故かとてもとても読みたいと思った
さみしいのかな?私
「読みたい」という直感は当たっていたようで、とっても面白かった。
著者は哲学者らしいが、本書は(哲学的)エッセイになるのかな?
クスッと笑えたり、爆笑したり…
急に涙が溢れたり…
夢中になって読んでしまった。
著者の永井さんは学校などで〝哲学対話〟という問いを深める授業をしているそう。
その授業で
「さみしさだけは、誰とも共有できないんです」
と発言する女子高生がいた。
嬉しい、楽しいは共有できる。
でも、さみしさは共有でき -
Posted by ブクログ
これは流石凄い!直木賞と本屋大賞W受賞は納得
社会人ピアニスト明石と日系ペルー人のマサル、突如現れた異色の異端児風間塵。そして栄伝亜夜
4人の天才ピアニストが奏でる超大作
音符が目に見え、頭の中で音楽がなっているような不思議な感覚。全然、音楽には無知で興味が無い私でものめり込んで先が気になって、グイグイグイグイイッキ読みです。
すごいなぁ誰かの影響を受け成長するってのがいいなぁ~どんなことでも影響し合える関係って必要
高めあえるって有難いことって改めて思った!
それぞれの流れ、それぞれのスタイル、それぞれの成長の先に、この4人が再度交わる時が楽しみ、まだまだ先が読みたい最高の作品でした -
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。