小説・文芸の高評価レビュー
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■ 没入感の高い読書体験と、独特の文章リズム
常に緊迫感があり、読みながら胸が重たい気分が続くにもかかわらず、次の展開が気になって読む手が止められない。普段ミステリーを読む感覚からすると、本筋に関係のない描写は「ノイズ」に感じてしまうこともあるが、本作においてはそういった回り道が、物語に生々しいリアリティを与えていると感じた。
■ 村上春樹み
村上春樹作品を読むと「今わたしは何を読まされているんだ?」という感覚になることがある。表現のオシャレさだったり、主人公のしょうもない言い訳をただただ味わうような感覚。あれが個人的に好きなのだが、この作品の「独り言」の描写にも、ところどころそれに似た魅力 -
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鬼★5 いかに悪魔になってしまうのか… 法の隙間から漏れ出た人の醜さを描いた犯罪小説 #暗黒の瞬間
■あらすじ
ドイツの刑事弁護士であるエーファ・ヘアベアゲン。凄腕弁護士の彼女が担当した事件と弁護を認めた物語。まもなく引退が近い彼女は、これまでの加害者の害悪性と法律で解決できることの差異に罪の意識が芽生えていく。
■きっと読みたくなるレビュー
鬼★5 正当防衛、過失、少年犯罪、偽証など、刑事弁護士が法の隙間から漏れでた人間の醜さを描いた犯罪小説。
誰しも人を傷つけることなく幸せに暮らしたいと思っている。でも決して犯罪はなくならない。どうして人は犯罪に手を染めてしまうのか… 心が空っぽにな -
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ネタバレ【あらすじ】
ネタバレ厳禁。驚愕体験の本格ミステリ!
小石探偵事務所の代表でミステリオタクの小石は、名探偵のように華麗に事件を解決する日を夢見ている。だが実際は9割9分が不倫や浮気の調査依頼で、推理案件の依頼は一向にこない。小石がそれでも調査をこなすのは、実はある理由から色恋調査が「病的に得意」だから。相変わらず色恋案件ばかり、かと思いきや、相談員の蓮杖と小石が意外な真相を目の当たりにする裏で、思いもよらない事件が進行していて──。
【個人的な感想】
伏線回収が見事!
あれ?これはもしかして、、、?と思ったことが
どんどん繋がっていく感じが読んでいて面白かった!
ただ、登場人物ほぼみんな -
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読んだ本 小澤征爾さんと、音楽について話をする 小澤征爾×村上春樹 20260403
これは不思議な体験です。
村上春樹が小澤征爾とクラシック音楽について語り合う対談集なんだけど、村上春樹のマニアックぶりがすごすぎる。
JAZZの本の時もそうなんだけど、その蘊蓄の深さの紹介のような気もしてくるぐらい。
なんだけど、その造詣の深さは小澤征爾を圧倒するぐらいで、演奏者よりも深く音楽を理解するリスナーが果たしているのかって驚きました。
深く聞き込むことと、それを言語化する能力が合わさって、そう聞くものなのか、そういう違いがあるのかって夢中になって読みました。
なんだけど、全然理解はできて -
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ネタバレ普通の人になりたかった青年が重大な犯罪を犯してしまう
それは単なる不幸の連鎖によるものなのか?
それともか彼の人間性によるものなのか?
または時代のせいなのか?
本書は結論を出していないが、誰しもに起こりうることとしているように思えるため、時代のせいと訴えているようだ
先日、Z世代の特徴について書かれた書籍を読んだが、本書の主人公によく似ている
優秀だが、それは隠し、目立つことを恐れ、出世を望まず、平均的な生活を望む
一方で自己肯定感がかなり強く、自分の能力、判断に自信を持つ
Z世代は闇バイトに陥りやすい特徴を持つのだろうか?
ふとそう考えた -
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愛読書は?という問いには「星の王子様」と答えています。
冒頭、サン・テグジュペリは「大人はみな子供だった。しかし、それを覚えている大人は少ない」ということを書いています。この言葉が星の王子様の大きな魅力になっているとずっと思ってきました。
ここに、かつて自分が子供だったことを大切にしている作家に会いました。
これまで辻村さんの小説を読んできて、その根底にある人間を信じる気持ち、と言いましょうか、本当の優しさ、やはり信頼かな、そういうものを感じてきましたが、その基になっていることが書かれているのがこの本だと思います。
もしも、この先、辻村美月という作家を研究する人が現れたとしたら、この本は第一級
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