ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • そして誰もいなくなった

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    ネタバレ

    絶海の孤島、減っていく兵隊さんの人形、各々を蝕む過去の死の記憶...といったシチュエーションの設計がよくて、細かい「いやちょっと待ってよ」を押し流す美しさがあった。この事件が、綻びがなく探偵に暴かれもしない解明不能の完全な犯罪事件として成立していることも、美しさに大いに寄与している、のに、やっぱり解説したくなっちゃって書簡を海に流す犯人のキャラもすごくいいというか、こういう犯行をやる人としての動機面も含めてとてもしっくりきた。

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    2025年12月08日
  • 軍師 秀長(上)

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    来年の大河に向けて秀長の小説を探していたところ、この小説を見つけた。
    秀長に関しては、どうする家康見てる時に秀長いたなくらいの知識なので、ストーリー自体も新鮮に楽しめた。
    この先の展開で秀長がどんなふうに関わってくるのか、楽しみ。

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    2025年12月08日
  • 殺し屋の営業術

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    おもしろかった!
    設定自体が驚きだし、なんだかアクション映画を観ているかのような躍動感があって一気読みしてしまった。
    主人公はヤバいやつなんだけど、なんだか妙に親しみが湧くというか、それこそ営業術に私もやられてしまったのかもしれない。

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    2025年12月08日
  • 人間ぎらい

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    この人間ぎらいの主人公、卑屈な性格から想像するに絶対にイケメンではないのだと思う。が、仮に超絶イケメンで内面がこんなにダメダメだとしたらもう少しだけ物語は変わっていたのだろうか、と想像すると少し面白い。

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    2025年12月08日
  • 炭酸水と犬【電子特典付き】

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    同棲していて結婚秒読みの9年付き合っている彼氏が、
    「もうひとり、彼女ができたんだ」から始まるストーリー。
    は!?!?すぎて(笑)先が気になりすぎて一気に読んじゃいました(笑)
    今のところ、自分とは縁のない世界だったので面白かったです(平和な世界線で生きれていて良かった〜)

    タイトルの炭酸水と犬 も読む前は爽やかな感じですが、読み進めるともう…!!気持ちが変わるとおもいます。(笑)
    20代の付き合って9年はデカいよ〜〜〜〜〜
    新しくできた彼女さんもなかなか強くて、自分だったらどう対峙するかなとかも考えちゃいました(笑)
    職場の同僚もいろんな意見を言ってくれたり、サポートしてくれたり、、、

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    2025年12月08日
  • 曲亭の家

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    ネタバレ

    禍福は糾える縄の如し…
    読みながらお路とともに歩む人生は、人からみたら幸福とは言えないかもしれない。だか、それを自分で決めて覚悟して歩んだ。お路の幸せも辛さもそこにある。
    馬琴にとっての幸いはお路が嫁に来た事だろう。

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    2025年12月08日
  • 境界のメロディ2

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    前作の続編です!ただの続編ではなくたくさんの前作との繋がりがありました。最終章の「カイが生きていたら...?」というifの物語も最高でした!!アニメ化が本当に待ち遠しい作品です!

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    2025年12月08日
  • その手をにぎりたい

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    かなり好みの世界観!!!
    久々に、一文一文味わいたいと思えるくらい好きな物語に出会えて嬉しい、、。
    作り物で煌びやかだけどどこか寂しい、みたいな世界観が大好き。特に、それを象徴する東京にまつわる話が好きだなぁ。ロスト・イン・トランスレーションとか江國香織の「東京タワー」とか。
    バブル期に生まれて贅沢して、男女ともに肉食な雰囲気のなか気ままに恋してみたい人生だったな〜笑

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    2025年12月08日
  • 阪急電車

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    本が苦手な人にもおすすめできる、とても読みやすい本でした。一期一会の出逢いを大切にしたくなる一冊。とにかく、細かな人物像の書き分けがスゴすぎる!!
    老若男女しっかり個性が出ていて、その場にいるような没入感を体感できました!

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    2025年12月08日
  • 鬼の哭(な)く里

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    犯人は全く予想できなかった
    最後の締め方はあまり納得できなかった
    それにしても、中山七里先生って、排他的な田舎のテーマ好きですね(ワルツを踊ろう)

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    2025年12月08日
  • ブレイクショットの軌跡

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    ブレイクショットという車が人から人へ渡っていく。そこには様々な人間の人生のドラマがあった。
    車の所有者がことごとくろくな目に遭わないのが気の毒でもあるが、それでも健気に、善良に行きていくさまに涙を誘われそうになる。何より一つ一つのエピソードがスリリングで先が気になるため気づけば没頭して読んでいる。
    ラストにかけて、今までの登場人物がいろいろな形で活躍していることが描かれうれしくなった。

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    2025年12月08日
  • 少女が最後に見た蛍

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    「仲田」シリーズ第4弾。いまのところシリーズのラストになりますが、感動しました。

    このシリーズは他者のシリーズ物と比べても、非常に高いレベルで面白かった。段々面白くなっていく感じがして、ラストも最高の終わりかただった。いじめや虐待を中心としたテーマで、登場人物に感情移入しやすいところも良かった。シリーズ全て見ても時間の無駄にはならない作品です。みなさんも是非ご覧ください!!

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    2025年12月08日
  • 介護未満の父に起きたこと(新潮新書)

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    エッセイストによる饒舌な新書。

    筆者のご父君は介護未満だけれど、介護に関わっている人にも頷きポイントの多い一冊。

    個人的な話をすると、我が家は父が認知症で要介護三。キーパーソンは父と同年の妻である私の母。私は普段は別居なので月に2〜4回週末に二泊するというサポート役の立ち位置。それでも本書を読んでいて頷きが止まらなかったし、気になるフレーズを書き留めまくりました。

    まず、筆者はかなり冷静で理知的。ドライにサポートを進めようとするんだけれど、きちんと感情もある。「自分から手を出しておいて、感謝が十分でないと傷ついてしまう」とか「孤軍奮闘は効率がいいが、その分ぽっかり心に穴があくのだ」とか、

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    2025年12月08日
  • あなたの人生、片づけます

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    片づけられないのはなぜ?
    部屋を片づけられない人間は、心に問題がある。
    「片づけ屋」大庭十萬里の導きで、主人公たちは自分自身を取り戻していく。

    最近気分が落ち込むこともあり、より内容が心に刺さった。
    この小説を今このタイミングで読めて良かったです。

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    2025年12月08日
  • 向日葵の咲かない夏

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    とにかく文書全体に不気味さと不穏さが漂っていて、はじめから最後まで驚きの隠せない展開が続いていた。
    ラストのシーンには少し考えさせられた…

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    2025年12月08日
  • ヨルダンの本屋に住んでみた

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    私にとって未知の素敵な世界を教えてくれてありがとう!という読後感。
    面白おかしく書いているようで、心に刺さる言葉や出来事もたくさんあった。自分の常識が他者にとっては常識ではないということ、多様な人や社会が存在するこの世界はなんて面白くてかけがえがないのだと思った。

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    2025年12月08日
  • 雪のなまえ

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    きれいなタイトルに「いじめ」「不登校」から始まるストーリーとは思いませんでした。
    ためらいもなく田舎での就労を始める父、航介、悩んだ末に別居婚を選択した母、英理子そして田舎で雪を支える祖父母、茂三とヨシ江。
    お友達の大輝みんなの場面ごとの言葉がとても温かくほっこりしました。
    中でも茂三の雪にもいろいろななまえがあり、氷、雨、川、海…と変わる。人間だって自分の好きなようにやりたいように、いくらだってわがままになっていい。と言う言葉に背中を押されました。
    長野と山梨の県境の景色が自分のふるさとに重なりなつかしい気持ちでした。

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    2025年12月08日
  • 三千円の使いかた

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    各世代のお金や人間関係の悩みなどのあるあるが語られている1冊。
    登場人物と自分を重ねて、自分ならどうするかな?と考えてしまう面白い本だった。

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    2025年12月08日
  • 虐殺器官

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    1.なにのために戦うか。
    諸悪の根源のように描かれていたジョン・ポールにも、明確な行動原理があった。彼は「破壊するために戦った」のではなく、「守るために破壊した」。単純な善悪の対立ではなく、葛藤のなかで揺れ動く主人公クラヴィスを通して、それぞれの「正義」の輪郭を見ていく物語だった。誰もが誰かを守ろうとしているのに、結果として誰かを殺してしまう。そこに人間の矛盾が凝縮されていた。

    2.SF的な要素
    IDタグ、環境追従迷彩、人工筋肉……。「ありそうな未来」を想像させるテクノロジーの描写がリアルで良かった。倫理と科学がどこで交わり、どこで断絶するのか。虐殺器官という発想も、単なる空想のようには思え

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    2025年12月08日
  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    名作。これを表現してる役者さん達凄すぎる。

    藤娘とか、知ってる演目がどんどん出てきて個人的にはそこも面白かった

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    2025年12月08日