襲大鳳(上)――羽州ぼろ鳶組

襲大鳳(上)――羽州ぼろ鳶組

770円 (税込)

3pt

大気を打ち震わす轟音が、徳川御三家尾張藩屋敷に響く。駆け付けた新人火消の慎太郎が見たのは、天を焼く火柱。家屋は爆ぜたと聞き、慎太郎は残された者を救わんと紅く舞い踊る炎に飛び込んだ――。新庄藩火消頭松永源吾は、尾張藩を襲った爆発を知り、父を喪った大火を思い出して屈託を抱く。その予感は的中。源吾の前に現れたのは、十八年前の悪夢と炎の嵐だった。

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羽州ぼろ鳶組 のシリーズ作品

1~11巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~11件目 / 11件
  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組
    814円 (税込)
    かつて、江戸随一と呼ばれた武家火消がいた。その名は、松永源吾。別名、「火喰鳥」――。しかし、五年前の火事が原因で、今は妻の深雪と貧乏浪人暮らし。そんな彼の元に出羽新庄藩から突然仕官の誘いが。壊滅した藩の火消組織を再建してほしいという。「ぼろ鳶」と揶揄される火消たちを率い、源吾は昔の輝きを取り戻すことができるのか。興奮必至、迫力の時代小説。
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組
    748円 (税込)
    「八咫烏」の異名を取り、江戸一番の火消加賀鳶を率いる大音勘九郎を非道な罠が襲う。身内を攫い、出動を妨害、被害の拡大を狙う何者かに標的にされたのだ。家族を諦めようとする勘九郎に対し、「火喰鳥」松永源吾率いる羽州「ぼろ鳶」組は、大音一家を救い、卑劣な敵を止めるため、果敢に出張るが……。業火を前に命を張った男たちの団結。手に汗握る傑作時代小説。
  • 九紋龍――羽州ぼろ鳶組
    770円 (税込)
    火事を起こし、その隙に皆殺しの押し込みを働く盗賊・千羽一家が江戸に入った。その報を受けた新庄藩火消・通称“ぼろ鳶”組頭・松永源吾は火付けを止めるべく奔走する。だが藩主の親戚・戸沢正親が現れ、火消の削減を宣言。一方現場では九頭の龍を躰に刻み、町火消最強と恐れられる「に組」頭“九紋龍”が乱入、大混乱に陥っていた。絶対的な危機に、ぼろ鳶組の命運は!?
  • 鬼煙管――羽州ぼろ鳶組
    770円 (税込)
    「人も同じ、身分は違えども煙草の銘柄ほどのもの」煙管の吸い口を見つめ、平蔵は人の儚き生を思い、正義と悪との境を憂えていた――。京都西町奉行長谷川平蔵は、火を用いた奇っ怪な連続殺人を止めるため、最も頼りにする江戸の火消、松永源吾を京に呼ぶ。源吾は平蔵の息子・銕三郎と真相に迫るが、やがて銕三郎が暴走し――。勇壮な男たちが京の街を駆け抜ける!
  • 菩薩花――羽州ぼろ鳶組
    814円 (税込)
    番付のためか――。火消番付への関心は高く、お家の評判にも繋がる。その噂が人々の口に上りだす頃、ぼろ鳶組松永源吾は、無謀にも他の火消から手柄を奪おうと闘う仁正寺藩火消柊与市の姿を目にする。 そんな折、火消による付け火を疑う読売書きが姿を消し……。 真相を追う源吾らの前に現れたのは、火難の遺児を救い育て、「菩薩」と崇められる定火消進藤内記だった。 諦めの悪い火消が炙り出した、不審な付け火と人攫いの真相とは?
  • 夢胡蝶――羽州ぼろ鳶組
    836円 (税込)
    花魁・花菊は死を希った。吉原の大見世で最高位の花魁となるも、やはりここは苦界でしかない。父母と彼岸での再会を望み、燃え盛る妓楼に身を置いた。だが、紅蓮の炎に飛び込んできた男がいた。花菊は業火の中、ぼろ鳶組纏番・彦弥と運命の出会いをする――。連続する火付け、下手人と思しき者の殺害、黒幕が? 新庄藩火消頭・松永源吾が情念渦巻く吉原で謎に挑む。
  • 狐花火――羽州ぼろ鳶組
    836円 (税込)
    水では消えない火、噴き出す炎、自然発火…… 悪夢、再び!  江戸の火消たちは団結し、すべてを奪う火龍に挑む! 天才花火師と謳われるも、愛娘を花火の事故で喪い、妻も世を儚み命を絶つ――。明和の大火の下手人秀助は、事故の原因たる怠惰な火消に復讐を誓い、江戸を焼いた。 新庄藩火消頭松永源吾と対決の末捕えられ、火刑となったはずだが、朱土竜、瓦斯と、秀助と思しき火付けが今再び起きる!  秀助は生きているのか? その狙いは? 江戸の火消が結集し、猛り狂う炎に挑む。 「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第七巻!
  • 玉麒麟――羽州ぼろ鳶組
    858円 (税込)
    侍火消にして府下十傑に数えられる鳥越新之助。新庄の麒麟児と謳われた“ぼろ鳶組”頭取並は、闇に堕ちたのか? 豪商一家惨殺及び火付けの下手人として手配された新之助は、一家の娘を人質に逃走を続け、火盗改、江戸の全火消の包囲を次々と打ち破っていく。一方、幕府の命で動きを封じられたぼろ鳶組頭取松永源吾は、仲間のため、己のため、決意を胸に立ち上がる。書下ろし長編時代小説!
  • 双風神――羽州ぼろ鳶組
    858円 (税込)
    京の淀藩常火消・野条弾馬は、己が目を疑った。大火の折に生まれ激甚な災禍をもたらす炎の旋風“緋鼬”が大坂の町を蹂躙していた。続発する緋鼬に、それを操る何者かの影を見た弾馬は、新庄藩火消頭取・松永源吾に協力を頼む。源吾は、天文学者でもある風読みの加持星十郎らを連れ大坂へ。しかし、ぼろ鳶組は、炎の怪物を眼前にすると大きな挫折を味わうことに……。長編時代小説、書下ろし。
  • 襲大鳳(上)――羽州ぼろ鳶組
    770円 (税込)
    大気を打ち震わす轟音が、徳川御三家尾張藩屋敷に響く。駆け付けた新人火消の慎太郎が見たのは、天を焼く火柱。家屋は爆ぜたと聞き、慎太郎は残された者を救わんと紅く舞い踊る炎に飛び込んだ――。新庄藩火消頭松永源吾は、尾張藩を襲った爆発を知り、父を喪った大火を思い出して屈託を抱く。その予感は的中。源吾の前に現れたのは、十八年前の悪夢と炎の嵐だった。
  • 襲大鳳(下)――羽州ぼろ鳶組
    792円 (税込)
    強く澄んだ眼差しは、火消のそれだった――。新庄藩火消頭“火喰鳥”松永源吾は、尾張藩中屋敷を襲う猛火の中、もう一人の鳳と邂逅を果たす。火事が特定の人物を狙った謀殺と看破した源吾だったが、背後には巨悪の影がちらつく。ぼろ鳶組の面々、同期の火消たち、そして妻深雪と子平志郎との絆が、源吾を一個の火消たらしめる。技を、想いを、火消の意志を繋げ!

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襲大鳳(上)――羽州ぼろ鳶組 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月19日

    内容(ブックデータベースより)

    侍火消の活躍を描く「羽州ぼろ鳶組」最新刊!
    あの大火から18年、再び尾張藩邸を火柱が襲う! 源吾の前に、炎の中から運命の男が姿を現わす。

    大気を打ち震わす轟音が、徳川御三家尾張藩屋敷に響く。駆け付けた新人火消の慎太郎が見たのは、天を焼く火柱。家屋が爆ぜたと聞き、慎...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月15日

    黄金雛から18年を経て続く物語。
    羽州ぼろ鳶組の集大成にして更に深い展開に。。。
    すぐに下巻を読みたくなります。

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月05日

    「黄金雛」から先に読んでください!
    私も教えて貰えなかったら飛ばしてたと思うので。
    1巻~9巻→黄金雛→襲大鳳

    序章から泣かされた(´;ω;`)
    「黄金雛」の話はまだ終わってなかった...
    18年を経て明かされる真実と新しい伏線。

    18年前の源吾たちを彷彿とさせる、新人火消たちが危なかっしいけど...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月25日

    今回、肝になる部分を描くにあたり、従来作品で敢えて隠していたのではなく、付け足した感は否めない。
    だが、そうであっても怒涛の展開と、今まで出てきた江戸火消し大集合とくれば面白くないわけが無い。
    下巻は西も出るのか、一体どういう終着点になるのか、今から楽しみだ。

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    Posted by ブクログ 2022年07月27日

    上下巻の上巻の感想は読み終わったらすぐ書かないとどこまでが上巻のことだったかわからなくなってしまいますよね
    ちょっとした事件でさっきまで書こうとしてたことも抜け落ちちゃったし

    あーそうかそれでみんな感想は下巻にまとめてって書いてるんですね
    あれまとめてるんじゃなくてどこまでが上巻だか忘れてるのをご...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月29日

    序章・大学火事から始まり、焼け跡には遺体が一つ…
    復讐に燃える伊神甚兵衛はどこに消えたのか…

    尾張藩屋敷を襲う火事、火事場に現れる伊神…
    またしても伊神の復讐なのか?
    源吾ら仲間が走る!熱い!熱すぎる(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

    もう表紙がヤバすぎ!
    読まなきゃわからないこの興...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月20日

    毎度ですが、このシリーズを読むたびに、心を震わせてくれます。今の世にも通じる理不尽、それに立ち向かう人々。心の垢を落としてくれる本です!

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    Posted by ブクログ 2021年08月16日

    この「襲大風 上下」を読む前に、エピソード0「黄金雛」を読むべきだったと後悔。

    順番間違えた。

    それでも面白かった。

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    購入済み

    待ってました ぼろとび 

    2020年12月21日

    読み応え十分 待った甲斐がありました
    江戸火消の人情と情熱をとくとご覧あれ

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    Posted by ブクログ 2020年12月15日

    待っていました!!
    羽州ぼろ鳶組、最新刊。

    ここに、ついに新庄藩火消頭、松永源吾の父の最後が知るところに。

    一時代、江戸に尾張藩火消ありと名実ともに一番だった。
    そこに皆を率いるスタープレーヤー、伊神甚兵衛。

    甚兵衛は大きな火事の際、言語の父親とともに、死んだと聞かせれてはきたが、焼死体はたっ...続きを読む

    0

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