ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
歴史・時代 8位
3pt
「人も同じ、身分は違えども煙草の銘柄ほどのもの」煙管の吸い口を見つめ、平蔵は人の儚き生を思い、正義と悪との境を憂えていた――。京都西町奉行長谷川平蔵は、火を用いた奇っ怪な連続殺人を止めるため、最も頼りにする江戸の火消、松永源吾を京に呼ぶ。源吾は平蔵の息子・銕三郎と真相に迫るが、やがて銕三郎が暴走し――。勇壮な男たちが京の街を駆け抜ける!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~11件目 / 11件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
今作も最高に面白かった。 京都に長谷川平蔵の助けに駆けつける、源吾。 今回の目玉は、長谷川平蔵とその息子の銕三郎。 「私は諦めません」 人は、変われるのか。 罪人になろうとも、人の中には優しさや思いやりの心が必ずあることを信じることを諦めない。 源吾、平蔵、武蔵、喜八郎、銕三郎。 全員がそれぞれ...続きを読むの立場から、信じることを諦めない姿。 涙が出た。゚(。ノω\。)゚。
ぼろ鳶組第4弾。 今回も面白い。 最初の投稿では書きたいことが溢れて、それを無理やりまとめようと訳わからなくなってたので、書き直し。すみません。 さて舞台は江戸を離れ、京の都。 先の功労により京都西町奉行に栄転した長谷川様も、この古都で起こる事件に悪戦苦闘。水を用いて人を殺める怪事件「青坊主」をな...続きを読むんとか解決したと思いきや、今度は火を用いたまたも面妖な事件が続く。この京で大火となりかねない事態に、長谷川様が助けを求めたのが、江戸の火消新庄藩「ぼろ鳶組」。源吾と星十郎と武蔵の精鋭3名が京都に向かうことになった。 3人が京に入ってからも、妖怪「火車」の仕業とされる死体が発火するという怪現象の解明は難航し、さらに異常な現象も起こり始める。はたまた京火消の上役、所持代が一橋派であることから、京火消の協力が得られず、またもや大ピンチに。源吾たちは、京を脅かす怪異から、人々の日々の暮らしを守ることができるのか!?ハラハラの展開にやっぱり読むのを止められない面白さ。 前回の大喧嘩から一転、今度はどこか奥ゆかしい落ち着いた雰囲気で話が進む。これもまたよいのだけど、今回の精鋭メンバー、ぼろ鳶の中でも、落ち着いた方なので、はちゃめちゃにはならんだろうということで、この雰囲気づくりのためもあったのかな。 今回は我らが深雪様はじめ、ぼろ鳶の騒がしい方の面々が出てこないので少し寂しいw とはいえ、京都の人も決して大人しくない。魅力たっぷりの人物が続々。自分のお気に入りは、大丸の大旦那、彦右衛門さん。京弁も柔らかでスマートな雰囲気。それでいて、源吾を励ます様は熱い。こんなふうに、生きられたらいいなあって憧れる。心から羨ましい。佛光寺の清峰さんもスマートでいい。彼らには今後も活躍してほしい。そして、淀藩の稲葉様、火消の弾馬を誘う場面はとても清々しい。 このシリーズは、本当に、こんなふうに自分の意思、矜持を貫きたいと思う人がわんさか出てくる。 だから前向きだし、励まされるので、やっぱり好きだなあ。 ただし、このお話で1番かっこいいのは、「鬼の平蔵」長谷川宣雄様。 長谷川様は、悪、人の営みを虐げるものを憎む心と同時に、人を信じる心を持つことが大事との信念がある。それを変わってしまった息子銕三郎に伝えたかったが、これは実は、子供の頃の銕三郎が言ったことから得られたものであり、クライマックスでの「銕三郎、お主の言ったとおりであった」で再度分かり合えた親子の姿、そして、ラストでその昔の場面につながった時、とても心を揺さぶられた。 衝撃のクライマックスからラストにかけて、いい言葉、いい情景が何回も出てきて、何度も電車の中で泣きそうになった。 難儀であることだw 今回、さらにまた厄介な敵役も現れ、怪しく恐ろしい人物も現れた。この先も気が抜けない話が続きそうで、次の源吾たちの活躍を期待してやまない。
ぼろ鳶シリーズの4作目。 前作から少々空いた形ですが、ようやく手にしました。 江戸から京へ。 平蔵からの依頼、突然遺体から火が放たれる怪事件。それを解決すべく、源吾・武蔵・星十郎たちが事件を解決すべく翻弄する物語。 突然火を吹くなんてどうやって?と模索しながらも読み進めていき、星十郎の智嚢に頭が下...続きを読むがる思い…。 物語は『命』や『愛』に関わることが深かったと思う。平蔵と銕三郎、そして水穂と嘉兵衛。大切な人を守るために行動を起こしたことには間違いはなく、ただ善か悪か、その時に受けた状況次第では心理的な部分も変わっていくのだろうと、彼らの心の動きを感じていた。 もちろん源吾と深雪も同様で。深雪は源吾をバックアップする良い嫁だな…と。 かなり個性的なキャラクターが集うシリーズなので、読み応えがあり、改めて時代小説の面白さを噛み締めてます。 次回作はどんな事件が起きるのだろうか…。
羽州ぼろ鳶組の四冊目です。 今回の舞台は京都です。 いいですね京都(*´∇`*) 大好きです。何度でも行きたいです♪ 長谷川平蔵さんに呼び出され、松永源吾、加持星十郎、武蔵が京都に向かう。 火を用いた奇怪な連続殺人が起きていた。 犯人は誰なのか? 新之助、寅次郎、彦弥、深雪は江戸に置いたまま、、...続きを読む、彼らの力があったなら、、、、 この限られた人材で、犯人を捕まえられるのか?? 私の推しは、勝手に一休さんっぽいなぁって思っている、鳥越新之助なのですが、今回彼の出番はありません。゚(゚´ω`゚)゚。 もう今回の主役は長谷川平蔵さんでしょう!!!あなたが1番かっこいいで賞です!! 今回はミステリ要素かなりありますね! 今回はもう何度か涙が溢れてきましたよ。゚(゚´ω`゚)゚。 ぶわっと涙でいっぱいに。 泣けたーーー。 これ映像で観たら涙止まらなくなるだろうなぁ。。。 今村翔吾さん、天才ですね!! ほんと素晴らしい!! 今回も色々な人に感情移入しまくったので、あちこち私は火傷だらけです。 熱かったですっ。゚(゚´ω`゚)゚。 そのくらいの臨場感。やっぱり天才です!
羽州ぼろ鳶組シリーズ、4作目。 葬式の最中に遺体から火が噴き出る事件が相次ぎ、事件の真相を追う源吾たち。 ミステリー感が強くて楽しめた。 本書に出てくる2組の親子。 それぞれ似たような事態に遭遇し、辛い想いを抱えているが、その後の人生が違いすぎて切ない。 正義とは?善悪とは?刑罰の意義とは? 長...続きを読む谷川様の数々の言葉に考えさせられた。 それぞれの家族愛に涙し、終章を読み終えたら、彼の生き様が脳裏に蘇ってきて、また涙。 弾馬と源吾のコンビも好きだったし、銕三郎と源吾のコンビも意外と好きだった。 深雪からの手紙も面白くて、ほっこり、胸熱だった…! 《シリーズ好きな順》 ①夜哭烏 ②火喰鳥 ③鬼煙管 ④九紋龍 ✎︎____________ ──穢れがあるとすれば、それはこれを為す鬼の心。(p.10) 真っ当に生きる者が笑える世を作る。途方もない夢だ。だが誰かが始めねば道は出来ん。(p.178) どのような感情も、募り過ぎれば人の正気を奪う。それが正義からくるものであっても同じである。度が過ぎれば、悪を滅ぼすために己も悪事をする。(p.178) この世に生まれ落ちた時は、皆が善人だと儂は思っておる。生きていくうちに汚いものを見、知らぬうちに汚れていく。それでも多くの者は人の優しさに触れ、清らかさを取り戻すのだ(p.257) これが人の厄介なところよ。優しさをくれた者が傷つけられた時、瞬時に悪に染まることも出来る。得てしてこのような者のほうが手強い。正義と悪の境が濁って見えておる故な(pp.257~258) 人も同じ、身分は違えども煙草の銘柄ほどのもの。最後は煙に変じて灰になる。雁首で燃え、吸い口で消える。この羅宇をどのように潜って生きるか。詰まるところ人生とはそのようなものではないか(p.258) 罪人にもいる。罪を贖って帰ってくることを心待ちにする者が。同時に死罪の決まった凶悪な者は、その時が来るまで生きて全てを明らかにする責がある。悔い改める責がある。罪人というだけで十把一絡げに殺してもよいなど、お主らの子に向かって申せるのか!(p.307) このままでは人の皮をかぶった化物のまま。刑は退治ではない。人に立ち戻らせるのです(p.363) 鬼にして仏、仏にして鬼。人はその間を移ろい生きているものと。(p.364) 嬉しい出逢い、苦しい出逢い、幸せな別れ、哀しい別れ、人はそうして生きて行くのです。(p.384)
江戸が舞台、登場人物に馴染みの顔ぶれはなくても、静かに沁みる親子の愛。 今作は感動よりも涙を誘う名作でした。
『九紋龍』に続き、今村作品四作目。シリーズ第四弾。喜怒哀楽、すべての感情が沸き立つ稀有な作品。なにも聞かず読んでくれ!としか言えない…。文句なしの星五つ。パーフェクト。
期待通りの一冊。長谷川平蔵(初代)からの依頼で京都に行った主人公たち。またしても巧妙な罠に嵌められ悪戦苦闘するが、仲間の協力で危機を乗り越えるというもの。いつものストーリーといってしまえばそれまでだが、当時の民衆の状況や街の様子などがとてもリアルに描かれていて、生々しい。そして時代はちゃんと移ってい...続きを読むくわけで、このへんの繋げ方も秀逸。次が楽しみ。
今作もアツアツ、父と子の関係についてドラマが濃い… 主人公源吾と相性バッチリの強力な味方とともに怒涛の終盤戦 そして「あぁ…まさか…!」となる終盤戦 他の方も書かれてましたが少しばかり心にぽっかり穴が残りそう。 この穴をどうやって埋めるか、次作をすぐ読むしかない!
【羽州ぼろ鳶組4】 えーーーっ! 嘘でしょ⁈ なんで、どうして⁈ と、叫びたくなった終盤。。。 哀しみとその後の感動に嗚咽が止まらなかった。 今回の舞台は京。長谷川平蔵の要請で、源吾は星十郎と武蔵を連れて京へ赴く。 青坊主、火車という、妖怪の仕業と噂される珍事件を解決する為だ。 平蔵の息子の銕三...続きを読む郎(てつざぶろう)、火消し道具職人の水穂、京の火消し:弾馬と新キャラも登場。 しっかし、ポッカリと胸に空いた穴がなかなか埋まりそうもない(◞‸◟) 終章を読んでから、序章に戻るとまた泣けた(T . T)
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
羽州ぼろ鳶組
新刊情報をお知らせします。
今村翔吾
フォロー機能について
「祥伝社文庫」の最新刊一覧へ
「歴史・時代」無料一覧へ
「歴史・時代」ランキングの一覧へ
イクサガミ(1)
イクサガミ 天
外伝 イクサガミ 無【電子先行版】
人よ、花よ、 上
戦国武将伝 西日本編
戦国武将伝 東日本編
塞王の楯 上
幸村を討て
「今村翔吾」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲鬼煙管――羽州ぼろ鳶組 ページトップヘ