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Posted by ブクログ
今回は、鳥越新之助を助けるために、これまでの主だった登場人物が皆、集結する。
前半は「いったいどうなるのか」とハラハラしたが、後半に進むにつれて少しずつ事情が明らかになり、江戸の火消し仲間が次々と集まってくる展開には胸が熱くなった。火消したちの個性もこれまで以上に強く描かれていて、思わずニヤリとしてしまう。
特に、秀介とゆかりのある藍助の活躍には目が潤んでしまったし、内記には「そう来たか!」と思わされた。慶司がすっかり「に組」に馴染んでいることも嬉しかったし、「に組」の面々がいつも以上にぶっ飛んでいるところも面白い。
これまで登場してきた人物たちが、それぞれの持ち味を発揮しながら一つの大きな物語に集約されていく感じに気持ちが湧き立った。
Posted by ブクログ
シリーズ8冊目。
新之助がまさかの豪族一家殺傷事件の下手人(?)になり、娘二人を人質として逃げる逃亡劇。
街全体を敵にまわすことになってしまった時、自分だったらどう思うか。精神的にも並大抵のものではない。
でも常に誰かを助けることを第一に考える、火消のモットーからは外れない人だというのを、ひしひしと感じる。
情報が限りなく少ない江戸時代で、いかに真の下手人までにたどり着けたこと、また麒麟児と呼ばれる剣術は最高の賜物。奥義・転(まろばし)で敵を締めあげたのは、すごく格好良かった。
すべては才能でもあるが、源吾が新之助にしっかり伝承した証なんだよなぁと感慨深くもあった。
また源吾たちと京都で出会った長谷川平蔵(本所の銕)、新之助が下手人になったのかの真相を突き止めるが、今回の事件での影の立役者、そして火消の熱意と信頼が溢れ出ていた。普通だったら犯罪を犯す人に一歩引いとしまうもの、それが誰もが新之助は下手人じゃないという新之助を信じる心が厚かった。
今までよりも一番おもしろかった。
誰かのために命を懸けて戦い助けることを、常々『ぼろ鳶シリーズ』では彼らのハングリー精神にいつも度肝を抜かれます。
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