狐花火――羽州ぼろ鳶組

狐花火――羽州ぼろ鳶組

836円 (税込)

4pt

水では消えない火、噴き出す炎、自然発火……
悪夢、再び! 江戸の火消たちは団結し、すべてを奪う火龍に挑む!

天才花火師と謳われるも、愛娘を花火の事故で喪い、妻も世を儚み命を絶つ――。明和の大火の下手人秀助は、事故の原因たる怠惰な火消に復讐を誓い、江戸を焼いた。
新庄藩火消頭松永源吾と対決の末捕えられ、火刑となったはずだが、朱土竜、瓦斯と、秀助と思しき火付けが今再び起きる!
秀助は生きているのか? その狙いは? 江戸の火消が結集し、猛り狂う炎に挑む。
「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第七巻!

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羽州ぼろ鳶組 のシリーズ作品

1~11巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~11件目 / 11件
  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組
    814円 (税込)
    かつて、江戸随一と呼ばれた武家火消がいた。その名は、松永源吾。別名、「火喰鳥」――。しかし、五年前の火事が原因で、今は妻の深雪と貧乏浪人暮らし。そんな彼の元に出羽新庄藩から突然仕官の誘いが。壊滅した藩の火消組織を再建してほしいという。「ぼろ鳶」と揶揄される火消たちを率い、源吾は昔の輝きを取り戻すことができるのか。興奮必至、迫力の時代小説。
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組
    748円 (税込)
    「八咫烏」の異名を取り、江戸一番の火消加賀鳶を率いる大音勘九郎を非道な罠が襲う。身内を攫い、出動を妨害、被害の拡大を狙う何者かに標的にされたのだ。家族を諦めようとする勘九郎に対し、「火喰鳥」松永源吾率いる羽州「ぼろ鳶」組は、大音一家を救い、卑劣な敵を止めるため、果敢に出張るが……。業火を前に命を張った男たちの団結。手に汗握る傑作時代小説。
  • 九紋龍――羽州ぼろ鳶組
    770円 (税込)
    火事を起こし、その隙に皆殺しの押し込みを働く盗賊・千羽一家が江戸に入った。その報を受けた新庄藩火消・通称“ぼろ鳶”組頭・松永源吾は火付けを止めるべく奔走する。だが藩主の親戚・戸沢正親が現れ、火消の削減を宣言。一方現場では九頭の龍を躰に刻み、町火消最強と恐れられる「に組」頭“九紋龍”が乱入、大混乱に陥っていた。絶対的な危機に、ぼろ鳶組の命運は!?
  • 鬼煙管――羽州ぼろ鳶組
    770円 (税込)
    「人も同じ、身分は違えども煙草の銘柄ほどのもの」煙管の吸い口を見つめ、平蔵は人の儚き生を思い、正義と悪との境を憂えていた――。京都西町奉行長谷川平蔵は、火を用いた奇っ怪な連続殺人を止めるため、最も頼りにする江戸の火消、松永源吾を京に呼ぶ。源吾は平蔵の息子・銕三郎と真相に迫るが、やがて銕三郎が暴走し――。勇壮な男たちが京の街を駆け抜ける!
  • 菩薩花――羽州ぼろ鳶組
    814円 (税込)
    番付のためか――。火消番付への関心は高く、お家の評判にも繋がる。その噂が人々の口に上りだす頃、ぼろ鳶組松永源吾は、無謀にも他の火消から手柄を奪おうと闘う仁正寺藩火消柊与市の姿を目にする。 そんな折、火消による付け火を疑う読売書きが姿を消し……。 真相を追う源吾らの前に現れたのは、火難の遺児を救い育て、「菩薩」と崇められる定火消進藤内記だった。 諦めの悪い火消が炙り出した、不審な付け火と人攫いの真相とは?
  • 夢胡蝶――羽州ぼろ鳶組
    836円 (税込)
    花魁・花菊は死を希った。吉原の大見世で最高位の花魁となるも、やはりここは苦界でしかない。父母と彼岸での再会を望み、燃え盛る妓楼に身を置いた。だが、紅蓮の炎に飛び込んできた男がいた。花菊は業火の中、ぼろ鳶組纏番・彦弥と運命の出会いをする――。連続する火付け、下手人と思しき者の殺害、黒幕が? 新庄藩火消頭・松永源吾が情念渦巻く吉原で謎に挑む。
  • 狐花火――羽州ぼろ鳶組
    836円 (税込)
    水では消えない火、噴き出す炎、自然発火…… 悪夢、再び!  江戸の火消たちは団結し、すべてを奪う火龍に挑む! 天才花火師と謳われるも、愛娘を花火の事故で喪い、妻も世を儚み命を絶つ――。明和の大火の下手人秀助は、事故の原因たる怠惰な火消に復讐を誓い、江戸を焼いた。 新庄藩火消頭松永源吾と対決の末捕えられ、火刑となったはずだが、朱土竜、瓦斯と、秀助と思しき火付けが今再び起きる!  秀助は生きているのか? その狙いは? 江戸の火消が結集し、猛り狂う炎に挑む。 「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第七巻!
  • 玉麒麟――羽州ぼろ鳶組
    858円 (税込)
    侍火消にして府下十傑に数えられる鳥越新之助。新庄の麒麟児と謳われた“ぼろ鳶組”頭取並は、闇に堕ちたのか? 豪商一家惨殺及び火付けの下手人として手配された新之助は、一家の娘を人質に逃走を続け、火盗改、江戸の全火消の包囲を次々と打ち破っていく。一方、幕府の命で動きを封じられたぼろ鳶組頭取松永源吾は、仲間のため、己のため、決意を胸に立ち上がる。書下ろし長編時代小説!
  • 双風神――羽州ぼろ鳶組
    858円 (税込)
    京の淀藩常火消・野条弾馬は、己が目を疑った。大火の折に生まれ激甚な災禍をもたらす炎の旋風“緋鼬”が大坂の町を蹂躙していた。続発する緋鼬に、それを操る何者かの影を見た弾馬は、新庄藩火消頭取・松永源吾に協力を頼む。源吾は、天文学者でもある風読みの加持星十郎らを連れ大坂へ。しかし、ぼろ鳶組は、炎の怪物を眼前にすると大きな挫折を味わうことに……。長編時代小説、書下ろし。
  • 襲大鳳(上)――羽州ぼろ鳶組
    770円 (税込)
    大気を打ち震わす轟音が、徳川御三家尾張藩屋敷に響く。駆け付けた新人火消の慎太郎が見たのは、天を焼く火柱。家屋は爆ぜたと聞き、慎太郎は残された者を救わんと紅く舞い踊る炎に飛び込んだ――。新庄藩火消頭松永源吾は、尾張藩を襲った爆発を知り、父を喪った大火を思い出して屈託を抱く。その予感は的中。源吾の前に現れたのは、十八年前の悪夢と炎の嵐だった。
  • 襲大鳳(下)――羽州ぼろ鳶組
    792円 (税込)
    強く澄んだ眼差しは、火消のそれだった――。新庄藩火消頭“火喰鳥”松永源吾は、尾張藩中屋敷を襲う猛火の中、もう一人の鳳と邂逅を果たす。火事が特定の人物を狙った謀殺と看破した源吾だったが、背後には巨悪の影がちらつく。ぼろ鳶組の面々、同期の火消たち、そして妻深雪と子平志郎との絆が、源吾を一個の火消たらしめる。技を、想いを、火消の意志を繋げ!

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狐花火――羽州ぼろ鳶組 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    うっ、久々に出逢えたって思えた佳本‼︎
    早々に何度も読み返す、探す。また逢う、納得する。
    そして気がつく…表紙火消しじゃない…花火師だね。

    シリーズで勝手にぼろ鳶以外というかめっちゃファンとなってきてた。二人。
    加賀鳶頭取並一番組頭 隻鷹 詠兵馬 と、
    町火消に組小組頭 宗介が、
    たくさん登場して

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    シリーズ7作目。死罪になったはずの秀助が生きている?狐火を模倣して次々と火事が起こる。今回も熱い話で、秀助の回想では涙腺が。。

    0
    2025年05月09日

    Posted by ブクログ

     羽州ぼろ鳶組の7巻。結構来たなあ。
     この巻は、これまでの総括的なお話。1巻からの登場人物が次々と登場するオールスター状態で、下手人も1巻の秀助がまだ生きているんじゃないか、という流れ。
     それぞれの成長、火消しの制度の整備、新たな登場人物、次巻への伏線。色々と入ってるけれど、とりあえず、ここで一

    0
    2024年09月06日

    Posted by ブクログ

    期待通りの一冊。過去最悪の火付犯が蘇ったかのような家事が相次ぐ中、番付け上位の火消しを狙った闇うちが横行する。黒幕の意図も徐々に明らかになる。完全な悪意、自己満足からのものではなく、目的だけ見れば合理的だが、それが他人を不幸にすることもあり、切なくもあり、恐ろしくもある。これを、時代小説で描き切る作

    0
    2024年07月19日

    Posted by ブクログ

    トライアウトに始まり
    そこからクセ強集団の火消したちが
    大活躍するその姿はアベンジャーズ
    そしてあの話の点と点が繋がる
    切ないながらちょっと安心した
    またもや電車の中で泣きそうに…

    0
    2024年06月24日

    Posted by ブクログ

    今作はここ最近で一番良かった!
    歌で例えるとAメロからのいきなりサビでアツアツ展開…!
    その後も随所に鳥肌ポイントが多く、最後にしっかりと伏線回収もあって駆け抜けるように読めました。
    さぁ、明日は玉麒麟読むぞ〜( ^ω^ )!

    0
    2023年12月29日

    Posted by ブクログ

    こちらは7作目。いやいや、ムチャおもろすぎるよ、今村さん。出先で読んでると感動してヤバイ。今回はまた秀助の登場?お馴染みメンバーの活躍場面もあるけど、新しいキャラも魅力的。番付狩りも登場。そして要人が動く

    0
    2023年10月23日

    Posted by ブクログ

    今回の見所は何と言っても江戸火消オールスター戦。それぞれの個性を活かした連携プレイは圧巻です。
    加えて最初は人間味がなくて胡散臭かった日名塚要人が 、実は厳しすぎる任務を全うするために感情を殺しているだけであることが分かってきて、更には深雪さんの人たらしに心を開いてくる様子が好ましい。この先は強力な

    0
    2023年02月18日

    Posted by ブクログ

    今まで登場したキャラ総集結みたいな展開で面白い。最後にはホロリときちゃうから流石よね。
    これでプロット書かないってマジですか?

    0
    2023年01月03日

    Posted by ブクログ

    ぼろ鳶組7冊目。
    1作目の明和の大火事件の裏話といった趣。
    前6作のうちに登場した、江戸のいろいろな組の火消しが連合となって火消しにあたる場面は胸熱。
    選抜メンバーで試合に臨む日本代表のよう。
    で、その場面が作中では序盤なのだから、たいへん贅沢な作品だと思う。
    今回もとても面白かった。
    つぎが楽しみ

    0
    2022年11月29日

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