あらすじ
水では消えない火、噴き出す炎、自然発火……
悪夢、再び! 江戸の火消たちは団結し、すべてを奪う火龍に挑む!
天才花火師と謳われるも、愛娘を花火の事故で喪い、妻も世を儚み命を絶つ――。明和の大火の下手人秀助は、事故の原因たる怠惰な火消に復讐を誓い、江戸を焼いた。
新庄藩火消頭松永源吾と対決の末捕えられ、火刑となったはずだが、朱土竜、瓦斯と、秀助と思しき火付けが今再び起きる!
秀助は生きているのか? その狙いは? 江戸の火消が結集し、猛り狂う炎に挑む。
「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第七巻!
感情タグBEST3
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とても感動した。秀助の視点と源吾の視点が交互に描かれ、最後にそれらが交わる瞬間に感動も最高潮になる。
この人は本当に終盤にかけての盛り上げ方が上手い。心あたたまる傑作でした。
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うっ、久々に出逢えたって思えた佳本‼︎
早々に何度も読み返す、探す。また逢う、納得する。
そして気がつく…表紙火消しじゃない…花火師だね。
シリーズで勝手にぼろ鳶以外というかめっちゃファンとなってきてた。二人。
加賀鳶頭取並一番組頭 隻鷹 詠兵馬 と、
町火消に組小組頭 宗介が、
たくさん登場して、おりまして。
そして、始まりの真秀 秀助と、め組の鳶となる藍助の話。
〜狐火をもう眠らせてやってくれ〜
そっか、こっちも町火消い組前の頭 青狼 白狼 金五郎の息子 慶司(番付狩)
鳶市のお話、も。
新人鳶教練の指導役となる源吾。加賀鳶大音勘九郎、詠兵馬、清水陣内。町火消い組頭漣次。畑山監物。任正寺藩火消頭取柊与市。そして麹町定火消頭取 日名塚要人。
町医者の嫡男 町火消け組頭 白毫 燐丞
町火消め組頭 銀蛍 銀治
〜銀治は季節外れの蛍みたい〜
謎が深まるというか…
知りたくなってきた 麹町定火消頭取⁉︎
〜覚えていろ。命に重い軽いはねえ。これが俺の教えだ〜
〜炎を飢えさせます〜
〜人は誰かに生かされている〜
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羽州ぼろ鳶組の7巻。結構来たなあ。
この巻は、これまでの総括的なお話。1巻からの登場人物が次々と登場するオールスター状態で、下手人も1巻の秀助がまだ生きているんじゃないか、という流れ。
それぞれの成長、火消しの制度の整備、新たな登場人物、次巻への伏線。色々と入ってるけれど、とりあえず、ここで一回まとめてみました、と。次からのお話はこの角度でいきます、と。
次巻以降もますます楽しみ。
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期待通りの一冊。過去最悪の火付犯が蘇ったかのような家事が相次ぐ中、番付け上位の火消しを狙った闇うちが横行する。黒幕の意図も徐々に明らかになる。完全な悪意、自己満足からのものではなく、目的だけ見れば合理的だが、それが他人を不幸にすることもあり、切なくもあり、恐ろしくもある。これを、時代小説で描き切る作者の力よ。この巻では、これまで登場した名物火消しが数多く登場し、力を合わせる中で解決に向かうのだが、深雪の活躍含め、ヒーロー大集合的な面白さと痛快さがある一方で、市井の人々の悲しさも際立っている。
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トライアウトに始まり
そこからクセ強集団の火消したちが
大活躍するその姿はアベンジャーズ
そしてあの話の点と点が繋がる
切ないながらちょっと安心した
またもや電車の中で泣きそうに…
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2024/1/15
おもしろすぎて読み終わりたくないと引き延ばしてしまう。
まだ結構シリーズ残ってるけどストックなくなったらつらいな。
あと絵で見たくてpixiv検索までしてしまった。
1件しかないんだよ。同人。もっとくれ。
やっぱ映画化かなんかされなアカンな。
イケメンパラダイスにできるからいいと思うけど。
私は新之助推し。
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今作はここ最近で一番良かった!
歌で例えるとAメロからのいきなりサビでアツアツ展開…!
その後も随所に鳥肌ポイントが多く、最後にしっかりと伏線回収もあって駆け抜けるように読めました。
さぁ、明日は玉麒麟読むぞ〜( ^ω^ )!
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こちらは7作目。いやいや、ムチャおもろすぎるよ、今村さん。出先で読んでると感動してヤバイ。今回はまた秀助の登場?お馴染みメンバーの活躍場面もあるけど、新しいキャラも魅力的。番付狩りも登場。そして要人が動く
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今回の見所は何と言っても江戸火消オールスター戦。それぞれの個性を活かした連携プレイは圧巻です。
加えて最初は人間味がなくて胡散臭かった日名塚要人が 、実は厳しすぎる任務を全うするために感情を殺しているだけであることが分かってきて、更には深雪さんの人たらしに心を開いてくる様子が好ましい。この先は強力な仲間になるんだろうな。
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ぼろ鳶組7冊目。
1作目の明和の大火事件の裏話といった趣。
前6作のうちに登場した、江戸のいろいろな組の火消しが連合となって火消しにあたる場面は胸熱。
選抜メンバーで試合に臨む日本代表のよう。
で、その場面が作中では序盤なのだから、たいへん贅沢な作品だと思う。
今回もとても面白かった。
つぎが楽しみ。
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火消ドラフト会議と火消オールスター!プロ野球を連想させる流れにワクワク( *´艸`)
秀助の伏線も回収され、今回も涙無しには読めなかった。源吾とあの子との出会いが秀助の心を元に戻してくれた。
巻ごとに男らしくなる新之助が頼もしい!
ぼろ鳶と他の火消したちとの絆も深まっていく。
過去作の伏線、新しい登場人物、新しい伏線。どんどん楽しみになります(*´-`)
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シリーズ1巻の火喰鳥に続く物語。
火付けの仕立人の視点で語られる当時の事件と結末までの空白期間。
ぽつりぽつりと入る過去話には何とも胸が締め付けられる。
彼の本当の人となりが分かり、もっと早く源吾たちと出会えていたらと思わずにいられない。
火消達も世代を意識した流れがあり、自らの誇りと技術を受け継がせようとする源吾、それを受けて成長する新之助たちの師弟関係が描かれている。
どんどん源吾に似てきてる新之助、1巻では想像できないくらいに頼もしくなったなぁ。
これからも彼らの成長が楽しみ!
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過去作で出てきた多様な火消したちのアベンジャーズやろうぜ&今後やる番外オリジン編の前振り登場です、みたいな構想の巻だろうという印象はあるんですが、それをふまえてもアイデアが詰め込まれていて面白いというえらい技量を感じました。まだ本人を見てもいないのに晴太郎好きだもの。
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狐花火、1巻の大火事に絡む事件が再び
あの事件の裏に、こんな泣ける物語があったとは
シリーズ7作目でも衰え知らず、毎回期待以上の物語で言葉がない
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【羽州ぼろ鳶シリーズ7】
安定の面白さ!
2年前の明和の大火の下手人、秀助が恨んでいると思われる場所に、秀助の手口と似た付け火が連発する。火刑にされた秀助は生きているのか⁈
一方、火消しに志願する者たちのドラフト制度が始まった。
実力ありそうな慎太郎、ダメダメ実力の藍助など、新顔も登場した。
2年前に対決した松永源吾と秀助の絆。火消したちの友情。
終盤に差し掛かると必ず訪れる、迫り上がるような高揚感はお約束されている!
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二年前の明和の大火の下手人・狐火の秀助と酷似した火付が多発!
死罪になったはずの秀助は生きていたのか?
同時に番付狩りなる暴力事件も多発。
この二つの事件は偶然なのか?
今回も謎だらけ。
本当にミステリーの部分が強くなってきてる^ ^
秀助のその後…も明らかになるし、色んな組の火消も大活躍!(火消連合なるものも登場します)
今回もアツいアツい!
次回も楽しみです♪
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娘を亡くした父、親を亡くした男の子…小さな子どもがちょくちょく登場するのが反則…感情移入しすぎて疲れた…苦笑。いやーあ、うまい具合にそこらじゅうが繋がっていて、気持ちいい。登場する火消たちの根性や気合いを、現代を生きる子どもたちに、同様に身につけろとは言わないから、少しでもかっこいいと思ってほしいなあ。
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まさかの番付狩りと同時に秀助と思わきし火付が連続で起きたのでまさか秀助は生きていたのかなとびっくりしました。最後まで真相が分からなくてとても面白かったです。【小5】
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面白かったのは火消しの入札制度。まるで今のドラフト会議のよう。また、合同の新人教育なども、今の時代っぽくて、へえーと思いました。本当にそんなことを江戸時代にしていたのでしょうか?そして、今作ではいろいろな火消しの組が登場し、いつもより火消しシーンも賑やかでした。また、ストーリーは、過去の因縁の解決編と後日譚という感じでした。新之助の見合いの行く末、彦弥の恋路など、これからどうなるのか、そのあたりがむしろ楽しみ!
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冒頭の火消しオールスターズにはぼろ鳶組ファンなら興奮は抑えられないだろう。後半はこれまでのシリーズを総括するような展開で面白い。
反面、事件が完全に決着していない(おそらく次回以降への伏線にしてきるのだろうが)ところが、すっきりしない読後感にたながってしまう。
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ミステリアスなキャラが魅力的なのは当然として、ミステリアスじゃないキャラもこのシリーズにおいては当然魅力的。
正直、2巻と3巻はつまらないと思ったけれど、それがあっての今の関係性。加賀鳶と、に組の話を読めば、本巻に感じ入ること間違いなし!
Posted by ブクログ
「羽州ぼろ鳶組」の7冊目。遂に出てきやがったな、一橋治済。
今回は、序章から秀助が生きているような火事が起こったり、一橋が姿を現したり、唐笠・日名塚要人が火消としても手腕を見せたり、番付狩りが横行したり、鳶市が始まったりと、のっけからてんこ盛り。
そこに火事が起こったものだから、急遽の火消連合が組まれて、これがまた豪華絢爛。火消番付に載っている猛者が次々と活躍し、読んでいてワクワクした。
ひと山終わってからは、ぼろ鳶と唐笠が連なって秀助(?)探しと番付狩りの謎を追う。駿河台で起こった火事に秀助の回想が絡まり進む話はいささか消化不良も、藍助という鳶市の落ちこぼれが思わぬ役割を果たして落着。
なんとなく第一巻から続く話に一区切りついた感じだが、話の中に織り交ぜられた火消しの先達たちや鳶市で雇い入れられた新手の火消したちの話は世代交代も感じさせ、これからの話の膨らみにも期待。
そう思って読めば、源吾の新之助に対する己の頭で考えさせる育て方や鳶市での試技や新手の火消したちへの教練にも味わいあり。
一橋は最初に登場しただけで全く火の粉を浴びぬまま。早いとこギャフンと言わせてやりたいぜ。
Posted by ブクログ
ぼろ鳶シリーズは必ず一回はホロリとさせられるなぁ
オールスター感謝祭を間にはさみつつ
これから活躍しそうな新人たちを登場させつつ
親と子いや師と弟子の絆に感動させつつ
火消しの矜持をしめしつつ
ちゃんと次回以降の引きも用意
完璧すぎて鼻持ちならないので★4w
今回も面白かった!
Posted by ブクログ
天才花火師と謳われるも、愛娘を花火の事故で失い、妻も世をはかなみ命を絶つ。
事故の原因となる怠惰な火消しに復讐を誓い江戸を焼いた。
江戸の火消しが再び集結し、猛り狂う炎に挑む。