【感想・ネタバレ】鬼煙管――羽州ぼろ鳶組のレビュー

あらすじ

「人も同じ、身分は違えども煙草の銘柄ほどのもの」煙管の吸い口を見つめ、平蔵は人の儚き生を思い、正義と悪との境を憂えていた――。京都西町奉行長谷川平蔵は、火を用いた奇っ怪な連続殺人を止めるため、最も頼りにする江戸の火消、松永源吾を京に呼ぶ。源吾は平蔵の息子・銕三郎と真相に迫るが、やがて銕三郎が暴走し――。勇壮な男たちが京の街を駆け抜ける!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

我等がぼろ鳶第四弾!
平蔵の依頼で源吾、星十郎、武蔵は京都を舞台に炎妖「火車」との決戦に挑む。
壮絶...。予期せぬ展開でまたもや泣かされる事になるとは。
此度は京都西町奉行の長谷川平蔵父子が主役。終章、沁みます。
そしてまた1人 "推し" が増える事に⤴️淀藩常火消 ";蟒蛇(うわばみ)" 野条弾馬。彼の磊落さにハートを掴まれた

0
2025年12月08日

Posted by ブクログ

今作も最高に面白かった。

京都に長谷川平蔵の助けに駆けつける、源吾。
今回の目玉は、長谷川平蔵とその息子の銕三郎。
「私は諦めません」
人は、変われるのか。
罪人になろうとも、人の中には優しさや思いやりの心が必ずあることを信じることを諦めない。

源吾、平蔵、武蔵、喜八郎、銕三郎。
全員がそれぞれの立場から、信じることを諦めない姿。
涙が出た。゚(。ノω\。)゚。

0
2025年10月26日

Posted by ブクログ

ぼろ鳶組第4弾。
今回も面白い。
最初の投稿では書きたいことが溢れて、それを無理やりまとめようと訳わからなくなってたので、書き直し。すみません。

さて舞台は江戸を離れ、京の都。
先の功労により京都西町奉行に栄転した長谷川様も、この古都で起こる事件に悪戦苦闘。水を用いて人を殺める怪事件「青坊主」をなんとか解決したと思いきや、今度は火を用いたまたも面妖な事件が続く。この京で大火となりかねない事態に、長谷川様が助けを求めたのが、江戸の火消新庄藩「ぼろ鳶組」。源吾と星十郎と武蔵の精鋭3名が京都に向かうことになった。
3人が京に入ってからも、妖怪「火車」の仕業とされる死体が発火するという怪現象の解明は難航し、さらに異常な現象も起こり始める。はたまた京火消の上役、所持代が一橋派であることから、京火消の協力が得られず、またもや大ピンチに。源吾たちは、京を脅かす怪異から、人々の日々の暮らしを守ることができるのか!?ハラハラの展開にやっぱり読むのを止められない面白さ。

前回の大喧嘩から一転、今度はどこか奥ゆかしい落ち着いた雰囲気で話が進む。これもまたよいのだけど、今回の精鋭メンバー、ぼろ鳶の中でも、落ち着いた方なので、はちゃめちゃにはならんだろうということで、この雰囲気づくりのためもあったのかな。
今回は我らが深雪様はじめ、ぼろ鳶の騒がしい方の面々が出てこないので少し寂しいw

とはいえ、京都の人も決して大人しくない。魅力たっぷりの人物が続々。自分のお気に入りは、大丸の大旦那、彦右衛門さん。京弁も柔らかでスマートな雰囲気。それでいて、源吾を励ます様は熱い。こんなふうに、生きられたらいいなあって憧れる。心から羨ましい。佛光寺の清峰さんもスマートでいい。彼らには今後も活躍してほしい。そして、淀藩の稲葉様、火消の弾馬を誘う場面はとても清々しい。
このシリーズは、本当に、こんなふうに自分の意思、矜持を貫きたいと思う人がわんさか出てくる。
だから前向きだし、励まされるので、やっぱり好きだなあ。

ただし、このお話で1番かっこいいのは、「鬼の平蔵」長谷川宣雄様。
長谷川様は、悪、人の営みを虐げるものを憎む心と同時に、人を信じる心を持つことが大事との信念がある。それを変わってしまった息子銕三郎に伝えたかったが、これは実は、子供の頃の銕三郎が言ったことから得られたものであり、クライマックスでの「銕三郎、お主の言ったとおりであった」で再度分かり合えた親子の姿、そして、ラストでその昔の場面につながった時、とても心を揺さぶられた。
衝撃のクライマックスからラストにかけて、いい言葉、いい情景が何回も出てきて、何度も電車の中で泣きそうになった。
難儀であることだw

今回、さらにまた厄介な敵役も現れ、怪しく恐ろしい人物も現れた。この先も気が抜けない話が続きそうで、次の源吾たちの活躍を期待してやまない。

0
2025年10月21日

Posted by ブクログ

ぼろ鳶シリーズの4作目。
前作から少々空いた形ですが、ようやく手にしました。

江戸から京へ。
平蔵からの依頼、突然遺体から火が放たれる怪事件。それを解決すべく、源吾・武蔵・星十郎たちが事件を解決すべく翻弄する物語。
突然火を吹くなんてどうやって?と模索しながらも読み進めていき、星十郎の智嚢に頭が下がる思い…。

物語は『命』や『愛』に関わることが深かったと思う。平蔵と銕三郎、そして水穂と嘉兵衛。大切な人を守るために行動を起こしたことには間違いはなく、ただ善か悪か、その時に受けた状況次第では心理的な部分も変わっていくのだろうと、彼らの心の動きを感じていた。
もちろん源吾と深雪も同様で。深雪は源吾をバックアップする良い嫁だな…と。

かなり個性的なキャラクターが集うシリーズなので、読み応えがあり、改めて時代小説の面白さを噛み締めてます。
次回作はどんな事件が起きるのだろうか…。

0
2025年10月04日

Posted by ブクログ

羽州ぼろ鳶組の四冊目です。

今回の舞台は京都です。
いいですね京都(*´∇`*)
大好きです。何度でも行きたいです♪

長谷川平蔵さんに呼び出され、松永源吾、加持星十郎、武蔵が京都に向かう。
火を用いた奇怪な連続殺人が起きていた。
犯人は誰なのか?
新之助、寅次郎、彦弥、深雪は江戸に置いたまま、、、彼らの力があったなら、、、、
この限られた人材で、犯人を捕まえられるのか??


私の推しは、勝手に一休さんっぽいなぁって思っている、鳥越新之助なのですが、今回彼の出番はありません。゚(゚´ω`゚)゚。
もう今回の主役は長谷川平蔵さんでしょう!!!あなたが1番かっこいいで賞です!!


今回はミステリ要素かなりありますね!

今回はもう何度か涙が溢れてきましたよ。゚(゚´ω`゚)゚。
ぶわっと涙でいっぱいに。
泣けたーーー。
これ映像で観たら涙止まらなくなるだろうなぁ。。。

今村翔吾さん、天才ですね!!
ほんと素晴らしい!!

今回も色々な人に感情移入しまくったので、あちこち私は火傷だらけです。
熱かったですっ。゚(゚´ω`゚)゚。

そのくらいの臨場感。やっぱり天才です!

0
2025年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

長谷川平蔵の命を受け、ぼろ鳶組、西へ!
江戸を離れて、舞台は奇怪な事件が巻き起こる京の都。

江戸と勝手が違い、困惑するぼろ鳶組を救ったのは、「蟒蛇」の異名を持つ男が率いる西の火消だった。

終盤、燃え盛る炎の前に立ち、銀煙管を吹かした鬼平の大きな背中に涙せずにはいられなかった。


六角の獄舎には、今村先生の別作品『イクサガミ』シリーズでも活躍できそうな「首狩り京史郎」や、謎多き「野狂惟兼」などの魅力的な悪人があふれていた。

0
2025年08月01日

Posted by ブクログ

羽州ぼろ鳶組シリーズ、4作目。

葬式の最中に遺体から火が噴き出る事件が相次ぎ、事件の真相を追う源吾たち。
ミステリー感が強くて楽しめた。

本書に出てくる2組の親子。
それぞれ似たような事態に遭遇し、辛い想いを抱えているが、その後の人生が違いすぎて切ない。
正義とは?善悪とは?刑罰の意義とは?
谷川様の数々の言葉に考えさせられた。
それぞれの家族愛に涙し、終章を読み終えたら、彼の生き様が脳裏に蘇ってきて、また涙。

弾馬と源吾のコンビも好きだったし、銕三郎と源吾のコンビも意外と好きだった。

深雪からの手紙も面白くて、ほっこり、胸熱だった…!

《シリーズ好きな順》
①夜哭烏 ②火喰鳥 ③鬼煙管 ④九紋龍

✎︎____________

──穢れがあるとすれば、それはこれを為す鬼の心。(p.10)

真っ当に生きる者が笑える世を作る。途方もない夢だ。だが誰かが始めねば道は出来ん。(p.178)

どのような感情も、募り過ぎれば人の正気を奪う。それが正義からくるものであっても同じである。度が過ぎれば、悪を滅ぼすために己も悪事をする。(p.178)

この世に生まれ落ちた時は、皆が善人だと儂は思っておる。生きていくうちに汚いものを見、知らぬうちに汚れていく。それでも多くの者は人の優しさに触れ、清らかさを取り戻すのだ(p.257)

これが人の厄介なところよ。優しさをくれた者が傷つけられた時、瞬時に悪に染まることも出来る。得てしてこのような者のほうが手強い。正義と悪の境が濁って見えておる故な(pp.257~258)

人も同じ、身分は違えども煙草の銘柄ほどのもの。最後は煙に変じて灰になる。雁首で燃え、吸い口で消える。この羅宇をどのように潜って生きるか。詰まるところ人生とはそのようなものではないか(p.258)

罪人にもいる。罪を贖って帰ってくることを心待ちにする者が。同時に死罪の決まった凶悪な者は、その時が来るまで生きて全てを明らかにする責がある。悔い改める責がある。罪人というだけで十把一絡げに殺してもよいなど、お主らの子に向かって申せるのか!(p.307)

このままでは人の皮をかぶった化物のまま。刑は退治ではない。人に立ち戻らせるのです(p.363)

鬼にして仏、仏にして鬼。人はその間を移ろい生きているものと。(p.364)

嬉しい出逢い、苦しい出逢い、幸せな別れ、哀しい別れ、人はそうして生きて行くのです。(p.384)

0
2025年06月09日

Posted by ブクログ

江戸が舞台、登場人物に馴染みの顔ぶれはなくても、静かに沁みる親子の愛。
今作は感動よりも涙を誘う名作でした。

0
2025年05月18日

Posted by ブクログ

『九紋龍』に続き、今村作品四作目。シリーズ第四弾。喜怒哀楽、すべての感情が沸き立つ稀有な作品。なにも聞かず読んでくれ!としか言えない…。文句なしの星五つ。パーフェクト。

0
2024年06月09日

Posted by ブクログ

期待通りの一冊。長谷川平蔵(初代)からの依頼で京都に行った主人公たち。またしても巧妙な罠に嵌められ悪戦苦闘するが、仲間の協力で危機を乗り越えるというもの。いつものストーリーといってしまえばそれまでだが、当時の民衆の状況や街の様子などがとてもリアルに描かれていて、生々しい。そして時代はちゃんと移っていくわけで、このへんの繋げ方も秀逸。次が楽しみ。

0
2024年01月10日

Posted by ブクログ

今作もアツアツ、父と子の関係についてドラマが濃い…

主人公源吾と相性バッチリの強力な味方とともに怒涛の終盤戦
そして「あぁ…まさか…!」となる終盤戦
他の方も書かれてましたが少しばかり心にぽっかり穴が残りそう。
この穴をどうやって埋めるか、次作をすぐ読むしかない!

0
2023年12月24日

Posted by ブクログ

【羽州ぼろ鳶組4】
えーーーっ! 嘘でしょ⁈ なんで、どうして⁈ と、叫びたくなった終盤。。。
哀しみとその後の感動に嗚咽が止まらなかった。

今回の舞台は京。長谷川平蔵の要請で、源吾は星十郎と武蔵を連れて京へ赴く。
青坊主、火車という、妖怪の仕業と噂される珍事件を解決する為だ。

平蔵の息子の銕三郎(てつざぶろう)、火消し道具職人の水穂、京の火消し:弾馬と新キャラも登場。

しっかし、ポッカリと胸に空いた穴がなかなか埋まりそうもない(◞‸◟)
終章を読んでから、序章に戻るとまた泣けた(T . T)

0
2023年11月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2023/7/28
鬼平が!!!鬼平が…ってへこんでたら息子も平蔵になってあれ?と調べると犯科帳の鬼平は息子の方らしい。
今までずっと鬼平だと思ってたのにね。まあ鬼平なんだけど。
いやあもう容赦ない。
史実に合わせるとこうなるからフィクションの方が好きなんだよね。
最後の方は銕三郎ばっかりだったけど中盤によく出てた京の火消し蟒蛇野条様がいいよ。
「弾馬」「源吾」って呼び合うの萌える。
また会える日を楽しみにしてます。
牢にいる野狂惟兼も気になるね。

0
2023年07月28日

Posted by ブクログ

京都で起こる、人が発火する事件。
事件のトリック。
容疑者、真犯人。
『探偵ガリレオ』か『名探偵コナン』か…

歴史だけでなく、理化学にも精通している素晴らしい作品。

親子愛は胸が熱くなる。

0
2023年03月03日

Posted by ブクログ

ここまでのシリーズで、最高作じゃないだろうか。

シリーズ未読の人は、是非1巻から読みはじめ、この4巻「鬼煙管」を手に取ってほしい。登場人物の背景が理解できるとより物語を楽しめる。

本作「鬼煙管」は、火消し、親子、兄弟、男女の様々な人間模様が京都で起きる怪事件を通して緻密に描かれている。
彼らの愛と友情を目の当たりにして、終盤は涙しながら完読した。

ストーリーの詳細は伏せるものの、間違いなく感動し、読後に満足できる素晴らしい小説。

0
2023年01月30日

Posted by ブクログ

京都が舞台のシリーズ4冊目。今回も熱い!歴史に疎い私も楽しめる時代小説。長谷川親子の関係、嘉兵衛の想い、弾馬と源吾の出会いなど、見どころならぬよみどころたくさん。

0
2022年10月17日

購入済み

大好き

この本に出会えて良かったと思いました

0
2022年10月07日

Posted by ブクログ

久しぶりに面白いぼろ鳶!
京都を舞台に源吾と星十郎先生、武蔵が大活躍!
寅さん、彦弥、新之助の出番がほぼ無いが、平蔵、銕、蟒蛇さん等、魅力的な人物が代わりに活躍。
1巻が最高であることに変わりは無いが、本作も中々奇怪な手口の火付が暗躍する。最後の見せ場、およびエピローグにて感動する場面もあり。

は2.3巻を飛ばしてもいいのか、と言われると、個人的に3巻は飛ばしても2巻は読んでおきたい。しかし面白さで言うなら、1から4を取りたいところ。

ただ、この作者さんはエピローグはどの巻も良い。
問題は、敵方の火付手口もそろそろそこを尽きるのではないかと言うところ。
今後の巻が改めて楽しみになった。

0
2022年09月01日

Posted by ブクログ

京都でのお話で、私の好きな勘定小町の出番はホントに大事なところだけ。
新たなキャラ、蟒蛇も凄くよかった。
何より、最後が凄く良い。良い親子。チビ銕三郎可愛すぎる。

0
2025年08月16日

Posted by ブクログ

シリーズ4作目。
今回の舞台は、江戸ではなく京都。
いつもと勝手が違い、戸惑う源吾ですが、熱い気持ちで乗り切っちゃいます。
あの鬼平犯科帳の主人公も登場します。
今回も、熱い物語でした。

0
2025年08月03日

Posted by ブクログ


羽州ぼろ鳶組シリーズ第4弾_

火消しの第一義は何だ…
貧しい百姓でも 罪人でも 豪商であろうとも
みな等しく命を救う!
そのことを胸に宿してさえいればいい!!



んもー!
今回は号泣必至!!
目の曇りを何度払っても…すぐに霞んできて
紅蓮の景色(炎の中)に消えていった姿が
忘れられないー!



今回は江戸から京都へと舞台をうつし
葬式の最中に遺体から火が噴き出る事件が相次ぐ
源吾たちは事件の真相を追いはじめる…

様々な親子が出てくるが
過酷な事態に遭遇し 辛い想いを抱えながらも…
その後歩んだ人生が違いすぎて切なくなった



それぞれの家族愛に涙し
改めて表紙をみると またまた泣けてくる!!

毎回ドラマチックな展開で
大好きなシリーズです♡

0
2025年06月09日

Posted by ブクログ

舞台は京都。平蔵に呼ばれた源吾たち。京の火消し野条弾馬、平蔵の息子銕三郎。今回は、悲しすぎました…。

0
2025年05月02日

Posted by ブクログ

 「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第4弾です。初めて舞台が京都になり、いつものぼろ鳶組レギュラーメンバーの登場・活躍が限定的です。その為でしょうか、これまでの3作とやや様相が異なり、少し重苦しくシリアスな印象を受けました。

 ぼろ鳶組頭取・松永源吾が、京都西町奉行に赴任している長谷川平蔵から火急の依頼を受け、星十郎と武蔵を連れ立ち京に向かいます。そこで、火付を飛び越えた奇怪な連続事件と相対するのでした。

 松永源吾と心通じ合う長谷川平蔵宣雄は、先代の鬼平で、本作では代替わりとなる若き鬼平・銕三郎のエピソード、さらに武蔵も含めた父と子の物語が色濃く描写されています。
 これらの親子関係の心の交流が涙を誘うものの、いつもの魅力的なメンバーが生き生きと活躍し、勧善懲悪の痛快さにやや乏しく寂しかったかな‥。
 でもでも、やっぱり深雪さん、いいなあ。あんな手紙もらったら泣くしかありませんね。源吾、あんたは全てを理解されてる幸せ者だよ!
 さらに、いわ一番は先代長谷川平蔵の想い・漢気に、心奪われる一編でした。

  武蔵と六代目平井利兵衛(水穂)は恋愛に発展する? 京の火消・野条弾馬や代替わりした平蔵(銕三郎)など、魅力的な新キャラも登場してきたので、今後ますます目が離せません。

0
2024年11月02日

Posted by ブクログ

今回は京都が舞台。町奉行所なども絡むせいか、読むスピードが早かった。年を取ったからかわからないが、熱血主人公よりも脇役たちに惹かれてしまう今日此の頃である。

0
2024年04月12日

Posted by ブクログ

4作目は江戸を離れて京の都へ。ここでも江戸の一橋同様にひでえことをするやつらが裏にいる。寅、彦弥、新之助の出番はないが、京でも魅力あるメンバーが脇を固める。そして、平蔵に重大な出来事が・・・

0
2023年09月19日

Posted by ブクログ

さて、今回は…
京で『人が燃える』奇怪な事件が発生!
京都西町奉行・長谷川平蔵は松永源吾を呼び寄せ、事件の謎に迫ります!
京でも源吾は大暴れ〜!

今回は平蔵の愛息子の銕三郎も登場。
それぞれの心に愛あり涙あり、感動あり!です。

今回も楽しませていただきました^ ^

0
2023年08月01日

Posted by ブクログ

この度の舞台は江戸ではない。
舞台が京都に変わっただけで、事件もさることながら、登場人物の京言葉も手伝ってか怪しげな雰囲気が醸し出されておどろおどろしいところが、作者の巧さを感じさせる。火事が起こってそれを消すという江戸時代の話が、こんなにも奥深く描かれる事に脱帽なのだ。しかも毎度題名にも納得させられるのもなぁ。

0
2022年12月14日

Posted by ブクログ

コロナ陽性。発祥して8日目。

平熱で症状は安定してきた。
鼻詰まりと軽い頭痛くらい。喉の痛みは殆ど無くなったが、喉の違和感はまだ残る。

明け方、ついにカミさんが発熱と咳。もう大丈夫かと思ったが、やはり同居では逃げきれなかった。

私も受診した近所のクリニックへ。最近、代がわりして親の跡を継いだ女医先生。先代の時は子供達が世話になった。跡継ぎ先生も親身に話を聞いてくれ信頼できる。

抗原検査は陰性。PCR検査結果は明日夜判明。

経緯からみて陽性の可能性は高いだろうと先生に言われる。もし陽性だとすると、カミさんは9/11まで自宅療養となる。

私から感染したことで間違いないだろうから、私は濃厚接触者にはならない。隔離せず一緒にいてもよいとのことであった。陽陽同居だ。

**************************
カミさんは今日から数日が辛いと思うので、家事は回復基調の私の出番だ。

夕食は豚しゃぶを作ろうと思って、白菜とピーマンと玉ねぎを切った。
薬味に小ネギを刻んでいたら、
カミさんが起きてきてジーっと見て、

パパ、それニラでしょ、と一言。

めげずに小ネギを刻み直す。

**************************
今村翔吾 羽州ぼろ鳶組シリーズ第4弾「鬼煙管」を一気読み。このシリーズは2017年以降、僅か5年の間に12冊が出版されている。

この本とは偶然の出会い。カミさんが読書好きの知人から聞きつけてきた。最近読んだ本では断トツに面白い、涙と感動のエンターテイメント時代小説だ。

シリーズ4作目のこの本は、序章と終章が秀逸。
最初に序章を読んだ時は、何のことだろう?とピンとこないが、最後まで読み進めて終章に辿り着くと、そういうことだったのか!と大きな感動に包まれる。

終章の挿話が素晴らしい。余韻たっぷりの情緒ある風景が目に浮かんでくる。この小説は親子愛が大きなテーマなんだけど、涙せずには読めなかった。

続きも楽しみだが、他に読みたい本が沢山あるので、
月一冊くらいのペースでゆっくり読んでいこう。

0
2022年09月02日

Posted by ブクログ

7/14〜7/19

だんだん登場人物が増えてきて頭の中がパニック状態……それでもぼろ鳶シリーズは面白い

0
2025年07月19日

Posted by ブクログ

平蔵は人の儚き生を想い、正義と悪との境を憂えていた、京都西町奉行・長谷川平蔵は、火を用いた奇怪な連続殺人をとめるため、最も頼りにする江戸の火消し、松永源吾を京に呼ぶ。勇壮な男たちが京の街を駆け巡る。

0
2024年04月24日

Posted by ブクログ

ぼろ鳶にすっかりどハマりしているわたしですが、この巻はちょっと、、、囚人たちが外に出たらそりゃあこうなるやろーと、予測できてしまったため★3つで。引き続き面白いし、シリーズ史上最も泣けると帯に書いてあったからもれなく感動して泣いてしまったのだけれど苦笑。
大好きな深雪さん、新之助、寅次郎さんの出番が少なく、このまましれっと、菩薩花へ突入。

0
2023年02月13日

「歴史・時代」ランキング