あらすじ
侍火消にして府下十傑に数えられる鳥越新之助。新庄の麒麟児と謳われた“ぼろ鳶組”頭取並は、闇に堕ちたのか? 豪商一家惨殺及び火付けの下手人として手配された新之助は、一家の娘を人質に逃走を続け、火盗改、江戸の全火消の包囲を次々と打ち破っていく。一方、幕府の命で動きを封じられたぼろ鳶組頭取松永源吾は、仲間のため、己のため、決意を胸に立ち上がる。書下ろし長編時代小説!
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シリーズ第8作。
今作は火消しとしての活躍よりも、濡れ衣を着せられた逃亡劇。
これまでと趣の異なる展開ながら、いつも三枚目の鳥越新之助の奮闘にただ感動。
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相変わらず期待通りの一冊で、一気読み。ぼろ鳶の副官である鳥越が、火付、拐かしの容疑を受けて姿をけす。これを救おうとする新庄藩は、なぜか幕府から謹慎を申しつけられ、屋敷に押し込まれる。幕府からは鳥越を捉えるべく、火消し全員にお達しが下され、火付盗賊改も出張ってまさに四面楚歌。ぼろ鳶を救うべく馴染みの火消し組が決死の協力をしてくれる他、鬼の平蔵、田沼の助力、大丸の支援など、江戸を二分する争いとなる。今後の動向にも影響ありそうな伏線もあり、次の話が楽しみ。
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ゆっくりして読みたいのにそうさせてくれない
展開、今回は特に…
新之助の大活躍と火消しの家や組を超えた
絆と言えるべき話
『イクサガミ』が終わったらこのシリーズを
Netflixは扱うべき案件
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今回の主役は何といっても新之助。
元々剣の達人という設定ながら軽い性格で番付と同じく中途半端な存在だったのに、一皮どころか大化けしました。
リーダーとしての判断に悩む源吾を後押しする深雪さんも格好良かったけれど、今回だけは新之助に敵いません。
そして前回までは顔出し程度だった「鬼平」も立派なレギュラーになりそうな勢いなので、まだ未読のかの作品を並行して読み始めよう。
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2024/3/8
先に読んだ家族に「新之助ちゃんと帰ってきた?」と確認してから読書スタート。
入れ込みすぎてるから安心を確認してからじゃないと読めない。
いや新之助が退場するわけないって思ってるんだけどさ。
退場どころか未来のお嫁ちゃんまで出てきましたよ。
しばらく離れ離れだけども。
お嫁ちゃんかどうかも決まってないけど。
新之助が主役の回だけど鬼平が目立ってた。
いやぁ会いたかったよ。鬼平。
その他の面々もいっぱい出てきて辰一までちょっとデレてた。
新之助、辰一とも互角に戦えるんだから強いよね。
ああ楽しい。
ハラハラするけど読んでる間の私はずっと笑ってるんじゃなかろうか。
そして本を閉じるとなんか泣けてくる。
胸が熱くなるんよ。
ありがたいことです。
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羽州ぼろ鳶組シリーズ8作目
今作は頭取並、鳥越新之助が主役。
大ピンチの新之助がぼろ鳶組の面々だけでなく江戸火消しの主だった頭達から信頼され助けられていくストーリーがなんとも感動させられる。
毎度お楽しみの終章は少しあっさり終わった様で少し期待外でした。
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ぎゃー!!何だこの巻、新之助が格好良すぎる。
こんなの好きならずにいられない!
源吾も深雪も本当にしびれるほど素敵で最高でしたーー。
とんでもない展開に、前巻にも増してページをめくる手が止まりませんでした。夢中で読み耽り、気づいたら深夜1:00。
怒濤の展開に、火消したちの活躍と無茶振り、恋の予感と見どころたっぷり!
胸熱シリーズ第8弾、大満足です。
『人は生きていれば哀しいことも、苦しいこともある。だがそんなときは長くは続かない。
その分、きっといいこともある。』
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あー、終わっちゃったー(ToT)刻々とシリーズの終わりが近づいてきちゃう…これが今の率直な感想。
中身はもちろん文句なし。
新之助が下手人であるはずがないと信じる人々が多くて、粋だったなあ(^^)
普段はニコニコ穏やかな人柄なのに、いざとなるとめっちゃ強し!!しかも守ってくれるなんて、ホレてまうやろー(*゚▽゚*)
加賀鳶もかっこいい。あと、辰一がナイス!!
映画になるとしたら、配役はどうしようかなーなんてワクワク勝手に考えながらあっという間に読み終わりました。
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8作目は新之助が主人公。ええ男やねえ~ そうか、玉麒麟は水滸伝ね。かなり前に読んだので覚えてないわ。でも、きっとなれるぜ!琴音ちゃん、ええ娘やね~!
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回を重ねるごとに一橋卿の極悪度が増す勧善懲悪ストーリー。
今作はぼろ鳶組や主だった火消し組の思惑が入り乱れてはらはらドキドキの連続で非常に面白い。
羽州ぼろ鳶組シリーズは面白いのでついつい一気読みしてしまい寝不足になるのが玉に傷ですね。
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内容(「BOOK」データベースより)
侍火消にして府下十傑に数えられる鳥越新之助。新庄の麒麟児と謳われた“ぼろ鳶組”頭取並は、闇に堕ちたのか?豪商一家惨殺及び火付けの下手人として手配された新之助は、一家の娘を人質に逃走を続け、火盗改、江戸の全火消の包囲を次々と打ち破っていく。一方、幕府の命で動きを封じられたぼろ鳶組頭取松永源吾は、仲間のため、己のため、決意を胸に立ち上がる。書下ろし長編時代小説。
令和5年1月5日~9日
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まさかの冒頭から、怒涛の結末まで一直線!
チャンバラあり恋模様あり、今回も盛り盛りのエンタメでした。
新之助推しにはたまらない1編。
とはいえ謎が全てスッキリしたわけではなかったので、まだ先が気になるところ。
そこには何が書いてあったのか……。
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新之助が主人公の8巻。
今回は殺陣のシーンが多く、ハラハラドキドキ。
新之助を信じる鳶たちの強い優しさに、鳥肌が止まらなかった!
源吾の新之助への想い。新之助の源吾への想い。以心伝心の絆が良かったな(*´-`)
てっきり琴音といい感じになるのかと思ったら...彦弥も武蔵も新之助も奥手すぎる(笑)火消故なのか...恋の行方も楽しみ( *´艸`)
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「羽州ぼろ鳶組」の8冊目。
遂に新之助が主役の巻だと思っていたら、裏表紙を見てビックリ!『豪商一家惨殺及び火付けの下手人として手配され、一家の娘を人質に逃走を続け…』って、どういうこと!?
というわけで慌てて本編に入ったけど、早い段階で、新之助に限ってそんなことはないわなぁ、何か訳ありだよねという流れになって、同じく裏表紙で『闇に堕ちたか?』と煽った割にはどうよと思うけど、まあ、そうなるわな。
それでも、新之助の失踪に、その見合い相手の家が火付けで炎上、そして新庄藩には出入り禁止が下されるといった謎は残り、源吾らが身動きが取れない中、田沼が乗り出すは、その使いの島田が心配してくれる(最後にはいいとこ見せる)は、平蔵が動き回るは、勘九郎以下の加賀鳶にい組(漣次)に万組、よ組(秋仁)にめ組(銀治)、火消しになったばかりの慎太郎や藍助、加えて内記(金で釣られたとはいえ)に辰一(なに考えてんだ)まで、それぞれが奔走する。そして大丸(彦右衛門)、今回も金の遣い方が男前、最後まで男前。
奸計の糸を引く一橋は火消したちの腹の中を試す思惑だが、そんなの関係ねぇという男たちの心意気に途中からはもう涙なしでは読めん。
いやいや女たちも、深雪さん秋代さんの、その夫を仲間を子を思う心根にも目頭が熱くなる。
そして、出入り禁止の中で“千人も一人もどちらも救う”ために覚悟を決める源吾と、それに続くぼろ鳶の面々。いやぁ、通勤電車の中でウルウルきて困ったぜ。
それにしても、ここまで皆から信じてもらえる新之助は果報者、そして何より、強ぇ!
真の下手人と相対し、新陰流の奥義・転(まほろば)で雑魚を屠り、捕らわれた琴音を奪い返しては首領の左手、肘から先を斬り落とす。
今回は火消ではなく、全編通じて見事な剣捌きを十分堪能した。
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今回のメインは新之助!
あの剣の腕からして期待どおりのアクションシーンだった。
迫力もあって殺陣は格好良い。
追われる新之助と身動きが取れない源吾たち。
追い詰められていくような展開にハラハラしたけど、同時に引き込まれるような緊迫感とスピード感。
新之助と源吾の絆がとっても素敵だった。
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はい、もう分かってましたー
結末はもう思った通りですよ
まったくもうみえみえですよ
中尾ミエですよ
こんなもうなんのひねりもない展開…最高です(最高なのかーい!)
今回はキャラクター人気投票だったら十三枚目どころか間違いなく三役の新之助がメインを張ります
自分ももう大好き
彼が火付け及び豪商一家惨殺の下手人として追われる身に
もちろんいつもクライマックスにはぼろを着ることになる新庄藩火消しの面々は誰ひとり新之助を疑うことなく助けに向かって泣かせます
そして多彩な、多彩すぎる脇役たち
今作は火付盗賊改方島田政弥、町火消しに組の辰一、そして八重洲河岸定火消進藤内記がいつもと違う一面を見せて「くぅー」ってなります
川平慈英の「くぅー」です
それにしても今村翔吾さんは読者が読みたいって思うことをほんとよくわかってるなーって思うのです
もしかするともしかして天才か?
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今回は新之助編!
アクション満載!面白い〜\(//∇//)\
誰も頼れない、誰が敵かわからない
とにかく逃げて逃げて闘う!
新之助の無実を信じる鳶達がいい味出してます。
大丸と内記もまさかの援護!
この二人…なんか好き( ̄+ー ̄)
いざ9巻にε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
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今回は、新之助が主役です
お見合い相手の橘屋から火があがる
下手人は?
序盤から心をグッと掴まれる描写✨
8巻、鬼気迫る感じにハラハラ。火消し達の思いが、胸にぐっとくる
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今村翔吾さんの羽州ぼろ鳶組シリーズの8巻目。
今回は、頭取並・鳥越新之助のお話。
縁談相手の橘屋が押し込み強盗に遭い、そこにたまたま居合わせた新之助が下手人に仕立てられた。生き残った琴音とともに江戸中を逃げ回る。というお話。
内容的には、これからの伏線的なところなのかなと思います。
今巻は、火消というよりは武士と友情の話かな。
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【羽州ぼろ鳶組シリーズ8】
このシリーズは、いつも後半から半泣きで読む。
気持ちの高揚感がそうさせる。
鳥越新之助の縁談相手先、豪商「橘屋」一家が惨殺され火付けされた。そして娘2人が拐われた。
指名手配された下手人は新之助!
そんなわけでないではないか!
ハメられたに決まっている!のだけど、真相は⁈
新之助は大ピンチを切り抜けられるのか⁈ 大黒幕役の一橋治済は、NHK大奥で、仲間由紀恵が演じてたアノ怪物かぁ。長谷川平蔵も鬼平へ近づきつつある。今回は他組の火消したちの友情も読みどころ!
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「羽州ぼろ鳶組」シリーズ8作目!
あの…お調子者で人がよくて、それでいて剣が強い!そんな鳥越新之助が火付けの下手人???
そして新之助の無罪を晴らそうと動こうとしたその時…ぼろ鳶は幕府から出入りを禁じられてしまう。
どうする?新之助!
今回はあのへらへら新之助の本気が見れます。(色んな意味の本気(*´꒳`*))
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松永源吾の心の声より〜
『今回の相手は炎ではない。己の中に巣食っていた弱さである』
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今作は序盤から緊迫した展開。それもそのはず、あの新之助に火付けの疑いが。そしてぼろ鳶はじめ新庄藩の面々も幕府から動きが封じられ、どうなるのか。今回の相手は火ではないのですが、中盤以降の面白さは、シリーズの中でも群を抜いて面白かったです。とにかく火消したちが新之助を守ろうとする様子に火消しの心意気を感じました。そして、今後の琴音と新之助も楽しみです。
Posted by ブクログ
あの新之助が火付けの下手人?驚きの幕開けから始まる。場面がいくつも切り替わりながら、謎が溶けていく。
それにしても、新之助、かっこいいやん。琴音とのうぶな仲が何ともいい。夢胡蝶での彦弥もよかったが、玉麒麟の新之助も爽やか。
そして、新之助を信じて動くぼろ鳶、加賀鳶を始めとする武家火消や町火消の思いが熱い。
いつものように一気に読ませてもらった。
Posted by ブクログ
《羽州ぼろ鳶組8》
新之助が下手人なんてことはないだろうとは思いつつ、濡れ衣が晴れるまでジリジリと読み進む。
そうだよねー、期待を裏切らない最後が好き。
相変わらず鳶達の無茶っぷりが楽しい。ほんとにあいつら馬鹿だ(褒めてます)
次巻も野郎どもの馬鹿に期待。
Posted by ブクログ
読み出したら相変わらず面白くて一気読み
田沼意次vs一橋治済を背景に、火消たちが入り乱れ、喧嘩や殺陣に忙しい
火事どこいった笑
元々新之助の成長は顕著だったけど、八巻で更に飛躍したと思います
Posted by ブクログ
侍火消し・鳥越新之介。”ぼろ鳶”頭取並みは、闇に落ちたのか??
豪商一家殺害および火付けの下手人として手配された新之介は、一家の娘を人質に逃走を続け、江戸の全火消しの包囲を次々と打ち破って行く。一方、松永源吾は仲間のため、己のため、決意を胸に立ち上がった。