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講談社児童文学新人賞出身作家の最新作!
『マイナス・ヒーロー』『流星と稲妻』と王道スポーツ小説を書いてきた落合由佳が「料理」をテーマに、家族の絆を描きます。
小学生の天には、かつておいしいご飯をつくってくれる「ばあちゃん」がいた。
だけど、ばあちゃん、父さん、天、弟の陽、妹の光の五人家族は、去年の冬、四人家族になった。
突然ばあちゃんがいなくなった日々に全員が戸惑うなか、天は近所で評判の「がみババ」に料理を教わることに。
ばあちゃんの台所を守りたい一心で始めた料理修行だが、天の料理が、どこか穴のあいた家族を再び結んでいく――。
避けられない喪失との向き合い方を、料理を通じて丁寧にやさしく描く力作です。
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Posted by ブクログ
児童書とあって、たいへん読みやすかったです。
でも、私が子どもだったらこの本を読むことはなかったかもしれない。子どもの頃の私は、本よりも漫画の方が好きだった。いわゆる絵本や児童書の類は、あまり読んでこなかった。小説を読むようになったのは大学生の頃からだったように思う。
もしも読んでいたらもっとちゃんと、私もばあちゃんに料理を習っていたかもしれないなぁなんて思ったけど、どうかなぁ。主人公の天だって、おばあちゃんが生きていた頃は料理なんて全然興味がなかったはず。成長して、おばあちゃんと一緒に台所へ立つ未来もあったかもしれない。でも、立たなかったかもしれない。それはわからない。失ってからじゃないと気付けないことって案外たくさんあるよね。天たちのそばに、ガミばあが居てくれてよかった。ガミばあとのやりとりには思わずクスっと笑ったり、涙を流したりしました。
大切な人を亡くした悲しみは、完全に癒えることはないのかもしれないけど。それでも前を向いて生きていく姿には、胸を打つものがありますね。
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