小説・文芸の高評価レビュー
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「少数派のくせに一人で立つ勇気を持たず、出る杭のくせに打たれ弱くて、口が悪いのにナイーブで、それなのに多数派に賛同できない」
とか
「勝っても負けても居心地が悪い。」
とか、「その縛られ感、わかるよ!わかるとも!!!」って共感しかなかった。
若林くんはなんでこんなに言語化が上手なんだろ。
上手だから芸能界にいれるんだろうけど。
今の日本に生きている窮屈さや違和感を、社会主義国キューバに旅に出ることで対峙する感覚とか、すごく共感?追体験?できました。旅行エッセイなんだけど、その幅で収まりきらないよ。
「自由とは?」の解を、このタイトルと写真で表現できるのもすごいよね。
文中の「」や() -
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ネタバレ人間の感情の奥深くを覗き込んだ気分。
留利絵が蘭花に見返りを求めた上での親切心は、幼少期から遠回しにされていた自分自身を見捨てないで欲しくなかった気持ちの表れだと感じた。
きっと留利絵は物語の主人公みたいに(この物語の第二のヒロインではあるが)、「自分は皆んなとは違う特別な存在」になりたかったのだろうという思いが物語中で垣間見える描写があった。だからこそ、留利絵自身には持ち合わせていない、自分自身を貫き通す性格の稲葉先輩、そして圧倒的な美貌を持ち、聡明で、自分が欲しいものを沢山持っている蘭花に傾倒していったのだと思う。自分が憧れている物、欲しい物を沢山持っている、そんな人と一緒にいる自分は特別 -
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ネタバレめっちゃ面白かった!!
ハサミ男のキャラクターが濃すぎで良すぎてサクサク読めてしまった。キャラクターを好きになると読むのが楽しい。
叙述トリックが仕掛けられていることは煽り文で察していたのであらゆるものを疑いながら読んでいたが、そう来たか!という展開。全くわからなかった。
たまに「ん?」となる違和感は残るが、トリックを見抜けるほとじゃない。「いや、何も嘘ついてませんけど?お前が勝手に勘違いしたんだろ??」と?でも言わんばかりの構成美。素晴らしかった。
読んでよかった本。
叙述トリックやどんでん返しが読みたいと言われたらこの本を勧めるだろう。
ラストもめちゃめちゃ好み。
ここからめっちゃネタバレ -
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本日奈良監獄ミュージアムに行ってきました。
この作品集については以前から知っていて読みたいと思っていたのですが、この機会に読むことができました。
ミュージアムに行ったことで、刑務所は更生施設というイメージが強くなった。社会でやっていけるように再教育する。
そんな更生、教育の目的で詩作の授業も設けられているわけなのだけど、
この作品集を見ていると、伝えたい、伝えられない、そんな思いが言葉を生み出すのだなと感じます。
親に対する詩が非常に多く、少年たちにとって親はかけがえのないものだと伝える。
やさしい親、厳しい親だけではなく、自分には親がいないこと、その切なさを詩に乗せる作品もあった。
特 -
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積読だらけで雪崩が起きそうな状態の中で、久しぶりに完読した。
面白すぎて電車の中で読むのは要注意!
ひねくれ具合が私のことのよう...みたいな箇所が所々にあり、気がつけば先へ先へと読み進めた。
一つの章がとても短く、ほぼ4ページずつというのが絶妙。
読書初心者には最適だと思う。
だからと言って著者の小説はなかなかハードルが高い。
本当に頭が良すぎる!と思う。
なぜにこのような発想になるのかと、???となることも。
ちなみに「言語化するための小説思考」もなるほどの連続で、今までモヤモヤしていたことを、こんな風に的確なことばで表現できるなんて、やっぱり頭が良すぎる人なんだ!なんて的確な語彙で表せな -
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これぞ青春小説というようなキラキラした作品だったかなと思います。人を好きになるって素晴らしいなと思うとともに、自分の青春を思い返したくなった、そんな素敵な作品だったかなと思います。
本作は仕事の都合で高校生時代の恋人と再会することから物語が始まります。2人は親密な関係性を見せながらも、過去に何かあったことを匂わせる。仕事が進むとともに2人は過去の出来事を振り返るというストーリー。
本作のメインは何と言っても過去編かなと思います。2人にどんな過去があったのかというところがやはり肝であり物語の終盤まで続く軸であるため、過去編は整理して追うことはマストかなと思います。現代視点から見ているので、結 -
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良い絵を見るけど、それは良い絵かどうかわからないけど、とりあえず有名だから見る。いい絵だなって思う時もあるし、全然落書きじゃないかと思う時もある。メロスが政治がわからないと同等に、絵がわからないのだと思う。
でも、文章というのは素敵だ。どんな絵か全然わからなくても、どういうふうに素敵で魅力的なのかは読めばわかる。ことが多い。読んで初めて、その絵の素晴らしさを知る。
山中ステラは倉敷紡績で働いていて、母はおらず、父は棒手振りをしていたが、病気で教会のお世話になっている。倉敷紡績の社長は大原孫三郎。敬虔なクリスチャンで、社員たちの生活向上や文化的生活の向上に努めている。それぞれの発表の場と -
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ネタバレ子どもは親を選べない。
親によって、穏やかな日常を安心の中で過ごす、という当たり前の願いすら奪われる苦しみや痛みがどれほどのものか、読んでいて本当に苦しかった。
親を拒否できないがゆえに、どうすることもできない辛さを背負わされる子どもの叫びがさまざまな形で描かれていて、彼らが望むささやかな幸せを掴ませてあげてほしいと願わずにいられなかった。
タイトルにもなっている「蛍たち」が象徴するものはいろいろあるのではないかと思うが、ラストシーンの蛍の光は、正道の未来を照らす明るく優しい光になってくれるだろう。読んでいる最中の苦しさが昇華された気がした。
途中の展開で結構胸が苦しくなったので、もうちょっ
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