ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 永遠と横道世之介 下

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    ささやかな日常とくだらない会話の愛おしさを、これでもかと突きつけてくる。
    世之介の最後を知っているだけに、何もかもが切ない。
    リラックスが大事、肝に銘じよう。

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    2026年07月12日
  • 鎌倉うずまき案内所

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    2回目を読み終えました。
    同じ本を2回読むのは初めてでしたが、この本は2回読むのがデフォルトなのだと思います。
    細かいところに、2回目が楽しい仕掛けがあります。
    ぜひ、メモをしながら、ゆっくり、2度目をお楽しみください。

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    2026年07月12日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    主人公への共感どころは多分にあったけど、実際に自分には起こらない、起こらない可能性が低いので、どこか俯瞰してた
    誰かと一緒に再生していくことや、人と人が支え合うこととか、地方にある独特の空気感、カラッとしているけども心を預けられる親友の存在。それは、パートナーとは違う存在感。いろんな登場人物がいろんな言葉で、人を感動させたり、傷つけたり、幸せにしたり、救ったり、自分の言葉をしっかり紡いでいくことが大切な気がした

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    2026年07月12日
  • ヨモツイクサ

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    超弩級のバイオレンスホラー小説
    黄泉の森での戦慄の殺戮シーン、捕食される側になった人間の恐怖。圧倒されるそのリアル過ぎる描写。伝説のヨモツイクサとは。そのヨモツイクサに協力するベクターとは…そして驚愕のクライマックス。一気読み必須の一冊

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    2026年07月12日
  • 女の子未満

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    5,6畳の部屋での初めての一人暮らし、
    ばあばの営んでいたスナックやその後移り住んだアパート、団地、最期を過ごしたホスピスの想い出、
    バイト先でのカオスな恋愛模様、
    家族で住んでいた昔の家のベッド、
    もう連絡先もわからない友だち
    小さい頃の習い事、
    何者かになりたかった10代の頃、

    全てが自分の昔をちくちく想起させてきて、
    胸がギュッとなった。

    今となっては戻れないあの頃を思い出したくてこの本を買ったから、とても満足。

    けど最期に鈴木涼美がAVデビューした話しを持ってくるところで、この本の帯に書かれていた

    「私が女としての自分をどう引き受けるに至ったか」を書きました。

    をきれいに伏線

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    2026年07月12日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    家族って色々あるよね。この作者の他の作品でもそうだけど、家族の描き方がリアルで好き。
    伏線回収もほっこり。やられました!

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    2026年07月12日
  • アイネクライネナハトムジーク

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    ネタバレ

     伊坂さんの作品は、簡潔かつキャラが立つ人物が多いにも関わらず、一人一人のフレーズが頭に残りやすい。これってすごいよね。
    又、恋愛小説?はたまた友愛小説のどちらを目指して描いたのかはさておき、どちらも一級品。

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    2026年07月12日
  • アルケミスト 夢を旅した少年

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    物語を通して少年の思考の変化や禅の思想である看脚下とも通ずるとてもおもしろい作品でした。

    全体を通してスピリチュアル的ではあるものの全てが人生における比喩的表現であり、読み解いて何を言わんとしているか考えながら読み進めました。

    少年の変化はまさに錬金術のようで私も前兆を見逃さないように生きたいです。

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    2026年07月12日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    セクシュアルな題材に淡々と疑問符をつけて書き表してくれる村田沙耶香さんは本当に凄い人だ。声に出しては言いづらいけど心の内側に秘めている大事な感情や、世間と乖離してしまっている自覚はあるけれど止められないマイノリティな気持ちを真向から否定しないでいてくれる。短編の物語すべてが面白いという私にとってはなかなかレアな大当たりの一冊だった。
    「変容」が特にお気に入り。「怒り」を共有しあうシーンでは文章すらも確かな熱を帯びていて最高だった。

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    2026年07月12日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

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    とにかく面白い!!
    まさかの結末だった。
    こんなに薄いのに濃い!!!!

    確かに途中ん??ってなることもあったけど、その違和感から最終的な流れになるとは分からなかった。
    未熟な心と身体に纏わりつく悪意や邪気が歳を重ねることで薄らぐのか、濃くなるのかという描写は見方によって変わるルビンの壺の姿だと感じた。

    読みやすいのに感情とか状況が移り変わって、本当に上手いなぁと思った。
    背景を知って読むとなお面白い!!

    担当編集者による付記で
    先輩編集者は「万華鏡のような作品」
    というのが1番言い得て妙と思ったというのが一番当てはまった。

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    2026年07月12日
  • モモ

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    ネタバレ

    友人からこの本のことを聞いたり、ネットで話題になっていて前々から気になっていた。頭の端の方で読みたいなぁとずっと思っていたところ、日本出版から五十周年を記念したオレンジ色の装丁が出ていて、それに惹かれてついに購入。

    とても良かった。時間貯蓄銀行により、無駄な時間を削り、余暇もなくやるべきことに追われてしまう思考になってしまった人々と、主人公モモの意志を持ち続けて悪の組織に立ち向かう姿。
    「無駄な時間を削ることは、人の心を狭め、廃れさせてしまう」ということをファンタジーの中で鮮やかに描いている。無駄な時間にこそ、自分に帰れるし、自由だよね、思った。
    カシオペアのキャラが個人的に結構好きだった。

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    2026年07月12日
  • 灼熱(新潮文庫)

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    ネタバレ

    勝ち負け抗争のことも知らなかったので、とても勉強にもなった。
    トキオと勇の話かと読み進めていくと、最後で騙された。
    解説にも書いてあったけれど、何が真実で、自分の信じているものが正しいのかどうか、その時を生きている自分にはわからないのは、現代も一緒だと思う。

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    2026年07月12日
  • 対岸の彼女

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    重すぎず軽すぎず、ちょうど良い質感でした。学生時代から人間関係でつらい経験を強いられるのは人間の性なんでしょうか。みんな怯えて生きているんですね。「無視されても関係ない。そんなとこに私の大切なものはないし」というナナコの言葉がかっこ良かったです。学生時代は友人関係は最優先ですが、大人になると重要じゃなくなります。ナナコが気になりますがきっと元気に生きているんでしょう。対岸の彼女は小夜子なんだと思いますが、まだピンと来ません。数年後また読みます。

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    2026年07月12日
  • 空、はてしない青 上

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    若年性アルツハイマー、余命2年と宣告された26歳のエミル、余生を病院の臨床試験に費やすではなく昔から行きたかった旅にでる!と家族には密かに計画。

    ローラと別れ悲しみを引きづり、親友ルノーはレティシアとベビーのティヴァンと幸せに生活しているから旅には誘えない、SNSの掲示板に旅の友を募集し、なんと28歳の黒ずくめ大きな黒帽子を被るジョアンヌ登場…

    ピレネー山脈を目指してキャンピングカーで旅立つ

    初めは異様な子と思ったジョアンヌに旅先でたくさん助けられ、徐々に心を通わせながら静かに過ごすことを感じ、五感を研ぎ澄ませていく。スピリチュアルな部分や知的さをいいなと思い始めるエミル、旅先で出会う様

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    2026年07月12日
  • スーツケースの半分は

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    旅に出ようと一歩踏み出せる本。「旅行したいけどなぁ……」と躊躇っていた自分に刺さりました。行動したその分強くなれますね。

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    2026年07月12日
  • グレタ・ニンプ

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    読書でこんなに笑ったの初めてだった。長い不妊治療を経て妊娠した妻がまさかの大変身。衝撃的な変身に戸惑う旦那だったが妻のバックグラウンドもあり、理解を深めて?いけたのか最後はやさしい気持ちになれました。女性の社会進出と少子化、様々な社会問題をユーモアに交えて表現していてとても面白い1冊でした!

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    2026年07月12日
  • パンどろぼうとなぞのフランスパン

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    ネタバレ

    もりのパン屋のおじさんが作るパンはきびだんごみたいなもので、それを食べた人はみんなもりのパン屋の仲間になる。ただしパンはまずい。

    フランスパンから正体が飛び出てきた時はちょっと面白かった。 パンどろぼうを狙う目が結構怖いんだ。

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    2026年07月12日
  • しっぽのカルテ

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    我が家にも、虹の橋で待っていてくれている愛犬が2匹います。
    弟くんは、心臓病で、最期の時は、呼吸が苦し過ぎてじっとしていることが出来ず、一晩中、家の中をぐるぐると歩き回っていました。
    見ているのも辛く、なんとか抱っこして落ち着かせようとしても、私の腕を振り切って、また歩き回ります。
    こんなに苦しいのに、眠ることも出来ないなんてと、もう「楽にしてあげたい」と、夫と、「明日、病院が開いたら、先生にお願いしよう」と決めて、私は一睡もせずに朝を迎えようとした頃、最期はやっと私の腕の中で「キュー」と哭いて旅立ちました。
    2話目の、「いちばん辛い選択を私にさせまいとしたんです。これまでずーっとお世話になっ

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    2026年07月12日
  • はたらくくるまのずかん

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    絵は写真と違って自由だし、絵だからこそ本全体の統一感がとれている。車の絵は精細で見応えがある。

    救急車の乗員が3人とか、全然知らない細かい知識がたくさんある。巻末の、働く車に乗って自分が働くための学習、キャリアが書いてあるのも面白い。この内容でぜんぶ平仮名ってことは、想定読者は未就学児でしょ? 気合入ってる。

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    2026年07月12日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    上橋菜穂子さんの『獣の奏者』全4巻と外伝を読んだ。主人公はもちろん、彼女を支える周囲の人々がとても魅力的。自然や生き物の営みの精緻な描写含め、上橋さんワールドを存分に堪能することができた。日本発のハリポタに代わる物語を描ける書き手がいるとしたら、それは上橋さんだと僕は信じている。

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    2026年07月12日