ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • オオカミがキケンってほんとうですか?

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    オオカミは、うわさのとおり本当に危険だったけど、みんなは突然の雨や空を飛べないのまでオオカミのせいにしてたのは、それは本当のことではないなと思った。このあと、子どものオオカミまでお母さんオオカミといっしょにたたかったら、村の人たちはとても困ってしまうなと思った。

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    2026年06月14日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    ネタバレ

    -ありのままでいい
    そんなことを言い始めた人は既に生きがいを見つけていたのだろう


    朝井リョウさんの作品を読むのは3回目だ。

    私は朝井さんが紡ぐ言葉と話の展開の仕方が大好きだ。
    どうしようもなく痛くて苦しくなるが読後の重みが大変心地いいのだ。

    本作の堀北雄介と私は似ていると思った。
    私も彼と同じで死ぬまでの役割-死にがい-が欲しいだけなんだと。
    だから私は今日も、終わりなんてないと分かっていながら今の『生きがい』に心血を注いでいる。

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    2026年06月14日
  • 嵐が丘(下)

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    オースティンがイギリスの中産階級における人間の社会性とか理性、そして感情を描いたのに対して、エミリー・ブロンテはそれらはとは全く対極にあるものをテーマにして実存小説を書いた。
    キャサリンとヒースクリフのお互いに対する、一般的な人間が共感できない感情が著者が描きたかったのだと思うが、まあそれは当時評価されなかったのも頷ける。
    最終的には悲劇も新しい幸福の芽吹きも、イングランドの荘厳な自然に回収されていくのだ。

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    2026年06月14日
  • その女アレックス

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    ネタバレ

    ミステリ・サスペンスとしての完成度は文句なしで、本当に素晴らしい小説

    しかしあまりにも陰惨すぎる、そしてこんな陰惨なことが「起こるわけがない」と「娯楽小説」として読み終われない

    ラストシーンでアレックスの想いは果たされたのかもしれないけど、もっと早くアレックスに救いの手を差し伸べる人が一人でもいれば、この一連の事件に関わった人間の中に一人でも子供を保護する良識ある大人がいればと思わずにいられない

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    2026年06月14日
  • 黒猫の三角 Delta in the Darkness

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    いよいよ読み始めたVシリーズ。
    s&mシリーズ、四季シリーズを先に読んでいたこともあり、瀬在丸のイメージが凄くいい意味で裏切られました!とにかくキャラ立ちがエグい作品だと思いました。シリーズ1作目ならではの仕掛けも好きです。

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    2026年06月14日
  • 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

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    「少数派のくせに一人で立つ勇気を持たず、出る杭のくせに打たれ弱くて、口が悪いのにナイーブで、それなのに多数派に賛同できない」

    とか

    「勝っても負けても居心地が悪い。」

    とか、「その縛られ感、わかるよ!わかるとも!!!」って共感しかなかった。
    若林くんはなんでこんなに言語化が上手なんだろ。
    上手だから芸能界にいれるんだろうけど。

    今の日本に生きている窮屈さや違和感を、社会主義国キューバに旅に出ることで対峙する感覚とか、すごく共感?追体験?できました。旅行エッセイなんだけど、その幅で収まりきらないよ。

    「自由とは?」の解を、このタイトルと写真で表現できるのもすごいよね。
    文中の「」や()

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    2026年06月14日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    ネタバレ

    人間の感情の奥深くを覗き込んだ気分。
    留利絵が蘭花に見返りを求めた上での親切心は、幼少期から遠回しにされていた自分自身を見捨てないで欲しくなかった気持ちの表れだと感じた。
    きっと留利絵は物語の主人公みたいに(この物語の第二のヒロインではあるが)、「自分は皆んなとは違う特別な存在」になりたかったのだろうという思いが物語中で垣間見える描写があった。だからこそ、留利絵自身には持ち合わせていない、自分自身を貫き通す性格の稲葉先輩、そして圧倒的な美貌を持ち、聡明で、自分が欲しいものを沢山持っている蘭花に傾倒していったのだと思う。自分が憧れている物、欲しい物を沢山持っている、そんな人と一緒にいる自分は特別

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    2026年06月14日
  • 走る道化、浮かぶ日常

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    意味は酸素みたいだ
    ないと生きていけないのに空気の20%しか占めてない酸素のように、意味あるものは大事だが世の中の20%くらいしか構成してない

    それなのに現代社会は意味で覆い尽くそうとしてくる
    本書は僕らに、小さな裂け目を見せてくれる

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    2026年06月14日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    ギャングシリーズの中で一番好きです。わかりやすい敵にすごくイライラさせられますが。近年の様相に合わせてギャングたちも困惑させられるのだなぁと楽しませてもらいました。みんなの、響野さんの扱いに何度も笑いました。

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    2026年06月14日
  • 本日は、お日柄もよく

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    痛快!天晴れ!面白い!
    言葉の力を感じた。
    ストーリーはもちろん、作品の中のスピーチに涙が出るなんてことが本当にあるんだと自分自身に驚いた。

    作中の人物名にもセンスを感じたし、恋愛要素のバランスも絶妙
    次も原田マハさんの作品を読みたくなった。

    出会えて良かったと思えた作品でした。

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    2026年06月14日
  • ハサミ男

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    ネタバレ

    めっちゃ面白かった!!
    ハサミ男のキャラクターが濃すぎで良すぎてサクサク読めてしまった。キャラクターを好きになると読むのが楽しい。
    叙述トリックが仕掛けられていることは煽り文で察していたのであらゆるものを疑いながら読んでいたが、そう来たか!という展開。全くわからなかった。
    たまに「ん?」となる違和感は残るが、トリックを見抜けるほとじゃない。「いや、何も嘘ついてませんけど?お前が勝手に勘違いしたんだろ??」と?でも言わんばかりの構成美。素晴らしかった。
    読んでよかった本。
    叙述トリックやどんでん返しが読みたいと言われたらこの本を勧めるだろう。
    ラストもめちゃめちゃ好み。
    ここからめっちゃネタバレ

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    2026年06月14日
  • 空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集―(新潮文庫)

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    本日奈良監獄ミュージアムに行ってきました。
    この作品集については以前から知っていて読みたいと思っていたのですが、この機会に読むことができました。

    ミュージアムに行ったことで、刑務所は更生施設というイメージが強くなった。社会でやっていけるように再教育する。
    そんな更生、教育の目的で詩作の授業も設けられているわけなのだけど、
    この作品集を見ていると、伝えたい、伝えられない、そんな思いが言葉を生み出すのだなと感じます。

    親に対する詩が非常に多く、少年たちにとって親はかけがえのないものだと伝える。
    やさしい親、厳しい親だけではなく、自分には親がいないこと、その切なさを詩に乗せる作品もあった。

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    2026年06月14日
  • タイム・アフター・タイム

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    あまりに真っ直ぐで純度の高い恋愛小説。
    緻密な伏線回収や、価値観を揺さぶる訴えなど、この物語の真っ直ぐさの前ではすべて無意味で些細なものだと思ってしまうくらいに。
    誰かを好きになり、大切だと思えることは尊く素晴らしい。それはとても個人的なことだけど、それ以上に大事なことなんて何一つないのかもしれない。今、大切な人がいる人はもちろん、過去の思い出になったあの人のことも大切に思えるようになる。

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    2026年06月14日
  • 本屋さんのある街で

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    昔から本屋が大好きな者にとって
    楽しい一冊でした。
    好きな作家さん、お初の作家さんの
    短編集なので気楽にすいすい読める。
    電子書籍で、どんなに便利になっても
    紙をめくりながらの読書は別物。
    こんな風に本屋さんが
    残っていってくれたら嬉しいな。

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    2026年06月14日
  • 斜め45度の処世術

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    積読だらけで雪崩が起きそうな状態の中で、久しぶりに完読した。
    面白すぎて電車の中で読むのは要注意!
    ひねくれ具合が私のことのよう...みたいな箇所が所々にあり、気がつけば先へ先へと読み進めた。
    一つの章がとても短く、ほぼ4ページずつというのが絶妙。
    読書初心者には最適だと思う。
    だからと言って著者の小説はなかなかハードルが高い。
    本当に頭が良すぎる!と思う。
    なぜにこのような発想になるのかと、???となることも。
    ちなみに「言語化するための小説思考」もなるほどの連続で、今までモヤモヤしていたことを、こんな風に的確なことばで表現できるなんて、やっぱり頭が良すぎる人なんだ!なんて的確な語彙で表せな

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    2026年06月14日
  • しっぽのカルテ

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    最近、大人な村山由佳さんの小説ばかり読んでいたような気がして…

    心洗われた感❤️

    院長さんも、看護師さんたちも、土屋くんも、とても良い人で。

    特に、独特な雰囲気の院長がかなり好き。

    森にある、動物病院、いい‼️‼️

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    2026年06月14日
  • タイム・アフター・タイム

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    これぞ青春小説というようなキラキラした作品だったかなと思います。人を好きになるって素晴らしいなと思うとともに、自分の青春を思い返したくなった、そんな素敵な作品だったかなと思います。

    本作は仕事の都合で高校生時代の恋人と再会することから物語が始まります。2人は親密な関係性を見せながらも、過去に何かあったことを匂わせる。仕事が進むとともに2人は過去の出来事を振り返るというストーリー。

    本作のメインは何と言っても過去編かなと思います。2人にどんな過去があったのかというところがやはり肝であり物語の終盤まで続く軸であるため、過去編は整理して追うことはマストかなと思います。現代視点から見ているので、結

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    2026年06月14日
  • 晴れの日の木馬たち

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     良い絵を見るけど、それは良い絵かどうかわからないけど、とりあえず有名だから見る。いい絵だなって思う時もあるし、全然落書きじゃないかと思う時もある。メロスが政治がわからないと同等に、絵がわからないのだと思う。
     でも、文章というのは素敵だ。どんな絵か全然わからなくても、どういうふうに素敵で魅力的なのかは読めばわかる。ことが多い。読んで初めて、その絵の素晴らしさを知る。


    山中ステラは倉敷紡績で働いていて、母はおらず、父は棒手振りをしていたが、病気で教会のお世話になっている。倉敷紡績の社長は大原孫三郎。敬虔なクリスチャンで、社員たちの生活向上や文化的生活の向上に努めている。それぞれの発表の場と

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    2026年06月14日
  • 蛍たちの祈り

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    ネタバレ

    子どもは親を選べない。
    親によって、穏やかな日常を安心の中で過ごす、という当たり前の願いすら奪われる苦しみや痛みがどれほどのものか、読んでいて本当に苦しかった。
    親を拒否できないがゆえに、どうすることもできない辛さを背負わされる子どもの叫びがさまざまな形で描かれていて、彼らが望むささやかな幸せを掴ませてあげてほしいと願わずにいられなかった。
    タイトルにもなっている「蛍たち」が象徴するものはいろいろあるのではないかと思うが、ラストシーンの蛍の光は、正道の未来を照らす明るく優しい光になってくれるだろう。読んでいる最中の苦しさが昇華された気がした。

    途中の展開で結構胸が苦しくなったので、もうちょっ

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    2026年06月14日
  • 過疎ビジネス

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    勉強をやめてはいけない。学ぶ事をやめてしまうと情弱になり食い物にされてしまう。
    また、組織が誤った方向に進んでいるとき、どのように声を上げるのか。自分の身を守りながら、組織の中で正しい事をする難しさを思う。

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    2026年06月14日