ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    『ここではないどこか』へ行く人と、『ここで』生きることを選ぶ人。あっさりと死んでしまう人と、苦しんでも死なない人。それぞれの人生の魅せ方がうますぎる。田舎町を水槽に例えてるのも不思議な気持ちになった。

    個人的に、カメルーンの青い魚からすでにこの小説には惹かれてたけど、溺れるスイミー→海になる あたりで1番胸熱になった。

    欲を言えば啓太のこともっと知りたかったかも。でもさっちゃんとりゅうちゃんの、深夜2時、とあるSAでカップラーメンを食べたのを見たって宇崎が言ってたシーンで、啓太は幸せなふたりから生まれてきて、きっと今後も幸せになれるだろうと勝手に想像できたからまあいいか。

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    2026年05月05日
  • 仮放免の子どもたち 「日本人ファースト」の標的

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    必読。
    「違法外国人ゼロプラン」が実際にはどういった判断や行為として実行され、その結果、個々の人びと(特に子どもたち)の人生を傷つけ、心に深い傷を負わせていることが、あまりにも知られていなさすぎる。まず読んで知ってほしい。

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    2026年05月05日
  • 何故エリーズは語らなかったのか? Why Didn’t Elise Speak?

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     「エリーズ・ギャロワ博士が会いたがっている」人工知能たちがグアトにそんな噂を教えてくれた。面談を求められるような理由に心当たりはなかった。ほどなくして彼女は行方不明になってしまう。
     ギャロワ博士は、ヴァーチャル世界に資する研究を続け、ついに「究極の恵み」とまで賞される成果をあげたという。博士は自らの意志で姿を消したのか、それとも事件に巻き込まれてしまったのか。 
    「KODANSHA」内容紹介より

    今回の謎は途中で分かった.
    なぜなら自分も同じ願望をもっているから.
    そういうサービスがあったら、間違いなく使いますわ.

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    2026年05月05日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    昨年「新潮文庫の100冊」で購入した作品。
    駅伝の時期に読もうと思っていたのですが、手に取るのがすっかり遅くなってしまいました(((;°▽°))

    箱根駅伝出場を目指す、個性豊かな10人の大学生たちの青春を描いた物語。

    竹青荘の住人たちの掛け合いがテンポが良くて、コミカルで面白すぎた!
    前半は軽やかで笑えるのに、後半になればなるほど胸にグッとくる展開に。

    この物語は現実的に考えるとかなりレアだけど、決してゼロではない奇跡を描いているんだな、と感じた。
    読んでいる間、気付けば彼らのことを全力で応援していて、何度も胸が熱くなって、何度も涙した。
    実は私、ハイジとある共通点があって、彼のしんどさ

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    2026年05月05日
  • 文庫版 鵼の碑

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    まるで「狸」に化かされたような心地よい脱力感に包まれています。脳内に広がる緻密な映像美は、思わずNetflixでの実写化を願ってしまうほど。

    前作から途方もない時を経て届いたこの一冊。読み終えるのが惜しくてずっと大切に積んでいましたが、意を決して踏み込んだそこには、作家の圧倒的な博識と、小川哲さんが解説で触れたような幾重にも重なる「次元の入れ子構造」が待っていました。

    文庫版という名の「鈍器」を両手で支え、その物理的な重みごと物語を味わう。まさに贅沢で、特別な読書体験でした。

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    2026年05月05日
  • 燻る骨の香り

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    大好きなシリーズの完結編とのことで、一日一章ずつ読み進めました。

    これまでの透明な夜の香り、赤い月の香り同様に読んでいる間もずっと自分自身が香りに包まれているような感覚になりましたが、今作は特に重さのある薫りに絡め取られるような印象でした。

    ラストの後日談が一作目からのファンには堪らず、透明な夜の香りを読み返したくなりました。

    本当に終わってしまうのが惜しい…まだまだ小川朔と新城や周りの人たちとの関わりを眺めていたかった。最高な作品でした。

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    2026年05月05日
  • どうしても生きてる

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    みんな何かを背負って、我慢して、ちょっとずつ生きてるんだな。
    辛いときに辛いと、悲しいときに悲しいと、助けて欲しいときに助けてと、大人になっても言える場所があるといいな。
    明日に向かって頑張って生きてみようと思う。

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    2026年05月05日
  • 水滸伝 十八 乾坤の章

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    五丈河から水軍が、二竜山には1年以上の猛攻が、さらに童貫元帥の本体が腰を据えて梁山泊を攻める。多額の戦費を費やす宋軍。細かやかな戦いの描写が童貫軍の強さを表していて、面白く目が離せない展開が続く。そして、楊令がついに梁山泊に現れる。梁山泊の将校達が楊令と接することで、静かに確実に志が受け継がれていくことに胸が熱くなります。最後は目頭も熱く。

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    2026年05月05日
  • ラストナイト

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    これは文句なしに面白い。顔に入れ墨のあるインパクトのある主人公、5人の登場人物の視点で同じ場面が何度も描かれ、その積み重ねでだんだんと謎が解けていくように色々なことの理由とか背景が分かっていく。そして悲しい。
    しかし、菊屋には一度行ってみたい。顔に入れ墨のある瓜田純士みたいな客が来たら、早々に引き上げるかもしれませんが。。。

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    2026年05月05日
  • 四畳半神話大系

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    冒頭の文章があまりに良いのでぜひ一読してほしい。
    どんな選択をしても結局は同じ結末を迎えるところがクスッとなるし、奇妙な縁を感じられる森見ワールドの極致であるように思われる。

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    2026年05月05日
  • ガダラの豚 2

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     ケニアに到着した大生部一家とTV番組スタッフ達を待ち受ける異文化の数々と大呪術師バキリとの邂逅、呪術師同士の呪術合戦という紀行小説と冒険小説、オカルト要素を融合したストーリーがとにかく面白かった。Ⅲ部でこの物語がどう決着がつくのか気になる。

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    2026年05月05日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

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    古民家で共同生活する4人の女性。蓉子が祖母からもらった人形、「りかさん」を通してつながっていく過去の縁が次第に明らかなっていく所はミステリーぽい雰囲気もあって良い。人間関係がかなり複雑になるので相関図を書きながら読むのがおすすめ。

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    2026年05月05日
  • 赤と青とエスキース

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    【エスキース】という絵画が沢山の人の人生を見てきた、色々な人生が交差する素敵なお話
    夢を持つこと
    誇りを持って仕事をすること
    人との出会いを大切にすること
    人を愛すること
    当たり前だけれど、生きる中でおざなりになることもある大切であったかい気持ちを再確認できる。
    青山先生のお話はいつも少し切なさがあるのにあったかくて、色々な人生や人が少しずつ関わり合っているのがとても面白い。
    一度読んでからもう一度読み返すと、また違う視点で読めるところも凄く好きです。

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    2026年05月05日
  • 放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件

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    ライトな内容だが読者への挑戦があるミステリー作品
    キャラクターも可愛く、児童書で読みやすい為ミステリー入門には良い本でした。

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    2026年05月05日
  • 空飛ぶタイヤ(下)

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     無事大団円で一安心。PTAのモンペが絵に描いたような平成の悪役おばさんで、さすがにこの人物造形は笑ってしまう。一気に昼ドラ感が増した。しかしさすがに誇張して書かれているだろうが、大企業がこんなプライドばかり高い隠蔽体質が蔓延った状態と思いたくなかったが、実際にモデルとなった事件が起こっているので空いた口が塞がらない。ホープにももう少し良識のある社員が居ても良かったように思う。沢田がどちらにも振り切れず、自らの出世にために動く様が、彼の処遇も含めリアルで興味深かった。

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    2026年05月05日
  • 空飛ぶタイヤ(上)

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     さすが池井戸潤作品。要所要所で読者の怒りを増幅させつつ、最後に待っているであろうスッキリした勧善懲悪に期待が膨らむ。赤松運送が、ギリギリと締め付けられるように追い詰められる様を見ていられない。小説だから弱小企業の奇跡の大逆転も起こり得るが、実際は難しいだろうと想像すると切なく虚しい。早く安心させてほしい。

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    2026年05月05日
  • 汝、星のごとく

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    櫂と暁海の2人の心情がお互いの目線から描かれ、この時相手はどう思っているのだろうとどんどん没入してしまった。自分とは全く違う背景を持つ2人だからこその価値観を追体験できるとても素敵な一冊でした。

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    2026年05月05日
  • 殺人出産

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    この作者の作品は、
    コンビニ人間以来の読書。
    愛と性と生と死について。短編集。

    諸行無常という言葉があるけれど、
    その時代を生きる人間の価値観も
    ずっと同じではないんだろうと考えさせられる。
    世界はグラデーションしている、らしい。

    話がぶっ飛んでるように感じた私が、
    この本の中に登場したら、
    おそらく保守的でウルサイ奴なんだろうな、と思った。

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    2026年05月05日
  • 油断!

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    ネタバレ

    堺屋 太一氏が、通産省勤務時代に有志と行った『油減調査』を元にした

    『予測小説』。

    ホルムズ海峡封鎖200日想定です。アメリカとイランが交戦状態の現在、きわめて、リアルに感じられる。


    教訓は

    ① 公害や保身も大事だが、国家的な方針では揺れないこと

    ② 個人においては平時に準備をし、緊急時は惑わされないこと

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    2026年05月05日
  • 消えた王冠は誰の手に ロンドン警視庁王室警護本部

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    今までのシリーズの中で1番面白かったかな。
    特に、終盤分刻みで描かれるところは手に汗握る展開だった。映画化したら1番映えそうな話だった。

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    2026年05月05日