ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 科捜研の砦

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    ネタバレ

    『最後の鑑定人』土門誠が『科捜研の砦』と呼ばれていた頃の話。

    わずかな痕跡や遺留品から真相に辿り着く様はこの頃から変わらず、愚直なまでの『科学』との向き合い方は、仕事には有用に働きつつも、彼の『人間観』に大きく影響を与えます。

    科学を通して人に信頼を寄せることもできれば、科学が発端となり予期せぬ裏切りに直面することもあり、土門の人となりをより一層深く知ることができました。

    元嫁の尾藤との関係についても知れてよかったです(^^)

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    2026年03月23日
  • 杏のとことこパリ子連れ旅

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    ネタバレ

    私はもう子育ては終わったけれど、こんな風に軽やかに海外で子育てをする杏さんに憧れる。
    もちろん「軽やかに」というのは客観的に感じるからであって、当のご本人にとってはまだ幼い双子ちゃんと年子の男の子を抱えて、かつ仕事もこなしながらパリへの移住はさぞかし大変であったと思う。

    それでも、それでも。
    杏さんが「軽やかに」パリへ移住し、「軽やかに」パリでの子育てを楽しんでいるように思えるのはなぜなんだろう。
    それはきっと、杏さんの軽やかな文章のせいだと思う。
    人に言えない大変なことだってきっとあっただろう、幾度となく涙も流したであろう。
    でも杏さんは逞しい。
    子どもたちも逞しい。
    私の応援なんて何の力

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    2026年03月23日
  • 「ヨシエさんの写真」に関する文書群

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    ヨシエさんの写真を見た人が次々と死んでいく。
    ただ見ても死なない人がいる。
    トリガーは何なのか。

    「私じゃない」の意味も、オチもよかった。
    続きが気になりすぎて一気読み。

    モキュメンタリーホラー好きにはオススメできる1冊です。

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    2026年03月23日
  • 亡霊の烏 八咫烏シリーズ11

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    え?これほんまにあと1冊で終わるの?
    というのが読み終わった時の感想。
    博陸候を雪哉と呼べる日が、あの雪哉に戻ってくれる日が来るかと期待して読み進めちゃうのは今作も同様でした。

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    2026年03月23日
  • 夜のピクニック

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    他の小説とは一味違った青春小説。
    題名からどんなストーリーになるのか全く想像がつかず、読んでみて最初から最後まで登場人物たちがひたすら歩くだけなのだが、最初と最後では登場人物たちの面持ちが変わった。そんな巧妙な技を披露してくれた恩田陸さんには感謝しかない。
    中学一年生の時に初めてちゃんと小説(小学生の時はもう少し子供向けの小説を読んでた)を読んだ。それが『六番目の小夜子』だった。その時から、私は恩田陸という人物の計り知れない世界観を知った。本作『夜のピクニック』もそうだが、彼女の書く物語はいつも人々が想像などしないストーリーが描かれている。けれども、かゆいところに手が届くような、自分が今まで感

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    2026年03月23日
  • アンナ・カレーニナ 1

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    上中下と長編であったし、春休みでほかの予定もあったりして、読むのに3/3から3/24までかかった。こんな長編は久しぶりに読んだな。素晴らしい作品で、本当に読んでよかったと思う!このような古典作品も、今後色々読んでいきたい!また、本は筆者への対話という側面もあるので、自分の人生との絡まり合いで面白さが決まるね。勉強で忙しい時期にも読書ができるとより良いんじゃないかな。

    トルストイの作品の中でも最高傑作と言われており、トルストイが5年の歳月をかけて、何度も修正を重ねて書き上げた作品。

    全体を通して、さまざまなテーマが複合的に表現されていて、その重層感が私は好きだなと感じた。


    キチイが、キ

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    2026年03月23日
  • ほどなく、お別れです

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    故人を偲ぶ式を完璧に作りあげようとする漆原がかっこいい。里見の故人に対する優しさにも心打たれる。

    残された遺族の場でもある。という点にもフォーカスされており葬祭の大切さを感じた。
    「ほどなく、お別れです。」のフレーズに目頭が熱くなった。

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    2026年03月23日
  • 猿田彦の怨霊―小余綾俊輔の封印講義―(新潮文庫)

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    猿田彦神、庚申待、皇位継承問題から、広がり深まる物語は記紀のありようにまで迫る。
    采女の怨霊でも、源平の怨霊でも、度肝を抜かれたけど、この作品でも、えー!!とばかりの謎解き。
    とりあえず元興寺と住吉大社に行かないと。
    面白かったー。

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    2026年03月23日
  • 憧れの作家は人間じゃありませんでしたEX

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    澤村御影先生の憧れの作家は〜シリーズ番外編です!

    シリーズ完結から3年経っての番外編めっちゃ嬉しかったです。

    でも終わってからまだ3年しか経ってなかったんですね〜。なんかもっと長い間ご無沙汰してた感じがします。

    夏樹が異捜にきて御崎に会う話を読んで、もう一度最初から読みたくなりました。

    夏樹とおばあちゃんの話し良かったなぁ。

    ファンタジー小説苦手とか言ってるけど人外が出てくる物語、好きなんですよね(^^;;

    とりあえず、御崎とあさひの未来が幸せであると良いなあ♡

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    2026年03月23日
  • 凍りのくじら

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    藤子・F・不二雄先生のドラえもんに出てくる「少し不思議」な道具が各タイトルになっていて、その道具に合わせてな内容。
    どこでもドア、カワイソメダル、もしもボックス、いやなことヒューズ、先取り約束機、ムードもりあげ楽団、ツーカー錠、タイムカプセル、どくさいスイッチ、四次元ポケット。
    少し……と物事を例えて物語は進んでいく。

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    2026年03月23日
  • この夏の星を見る 下

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    夜空を見上げ、星を見たくなる。

    スターキャッチコンテスト、望遠鏡づくり、ISSの観測会と盛りだくさんのイベント。
    コロナだから色々と制限されてしまったけど、こんな時だったから出会えたと思えることが素晴らしい。
    空は繋がっているんだ!

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    2026年03月23日
  • 博士の愛した数式

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    ネタバレ

    静かに、穏やかに、琴線に響く物語だった。
    「私」とルートと博士との間に流れる時間と情景が読書中の私自身を癒してくれました。

    ルートをおんぶしての帰り道の場面で、
    幼いころ、お祭りの夜店で大はしゃぎしすぎて疲れて眠くなった私をおんぶしてくれた亡き父を思い出した。
    父におんぶされた記憶は後にも先にもあの時だけ。嬉しくて、ずっとこのままでいたくて起きていたけど寝たふりをしていた私。
    あったかくて大きな父の背中。
    博士が父と重なって泣いてしまった。

    博士が走らせる鉛筆の音、ルートがチラシの裏を使おうとめくる音、夕飯の支度の音、かすかに流れるラジオの音声、優しく長く差し込む夕陽。幸せってこういう事な

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    2026年03月23日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    初めは題名から少しミステリアスな話なのかと思っていたが、ちゃんと一つ一つの話に繋がりがあって、登場人物それぞれに事情や思いがあって、でも必ず幸せになれると思える終わり方であり救われた。町田その子さんの言葉は本当に胸に優しく染み渡ってきて涙を誘う。
    どこに住んでいようと誰と生きていようと自分の人生を幸せに導くのは他人ではなく、己なのだと改めて気付かされた作品だった。そこに優しい人が寄り添ってくれればなお良い人生になるんだと思った。

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    2026年03月23日
  • 時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ

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    短編集
    どれも読み応えがあった
    「朝に道を聞かば」がとても好き
    他にも「鏡」と「フィールズ・オブ・ゴールド」も良かった
    「フィールズ・オブ・ゴールド」が最新の作で、現在は長編を書き続けていると訳者あとがきにあったので、いずれ読めるであろうそちらも期待

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    2026年03月23日
  • 死刑にいたる病

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    櫛木さんの作品、2冊目です。
    大学生筧井雅也は鬱屈とした毎日を過ごしている。
    ある日、手紙が送られてきたが送り主は連続殺人鬼の死刑囚だった。

    前回は依存症シリーズでグロすぎたので、ちょっと警戒しましたが今回は心理的恐怖が強かったです。
    刑務所への訪問が増えるにつれ次第に性格が変わっていく雅也。途中、最後の結末が全く読めず、どんどん物語に引き込まれました。
    微妙ですかロバートデニーロが出ていたエンゼルハートを思い出しました。

    ラストもある意味、衝撃的でした。

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    2026年03月23日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    死刑囚である田中幸乃について、関わってきた人間達それぞれの視点から語られている構造が面白かった。数々の視点から、メディアでは語られない彼女の本当の人物像が少しずつ浮き上がってくるため、飽きずに読み進められたのが良かった。
    マスコミが報道する彼女の人物像と、様々な切り口から語られる彼女の人物像は大きく異なっていているにも関わらず、前者ばかりが1人歩きしてしまうところにマスコミの恐ろしさを感じたし、あまりにも哀しい現実だと思った。
    真犯人が判明したあたりからは読み進める手が止まらなかった。生きることが辛く、死にたいと願っていた女のもとに、死刑という奇跡が舞い降りてきた。ただそれだけのことなのに、と

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    2026年03月23日
  • かがみの孤城

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    リオンの記憶を消さず、こころの願望を叶えてあげたところがとても良かった。辻村さんらしい伏線回収も見事。それぞれの年代の不登校の子どもたちが出てくるが、今も昔も悩む原因は変わらないものだとあらためて実感した。

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    2026年03月23日
  • シリーズ「あいだで考える」 風をとおすレッスン 人と人のあいだ

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    面白かった。自分と社会がどのようにしてつながっているのか、を意識することの重要性を再認識させられた。
    本書は、コミュニケーションを上達させるための指南書というわけではなく、まず「私」が「私」と思っているものは何なのかの理解を促し、そのうえでコミュニケーションの多様なあり方を、著者の経験や文化作品、学術的視点など様々なアプローチを用いて伝えている。
    人間関係を良い形で構築していくための前提となる自己理解を促してくれる1冊。

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    2026年03月23日
  • さいわい住むと人のいう

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    これは2人の夢のお家だったんだ
    ただの豪邸じゃない
    2人の姉妹の時にすれ違いでも心が通じ合っている
    姉妹って素敵だなと感じた

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    2026年03月23日
  • 飼い犬に腹を噛まれる

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    あったかくて、視点が面白くて、文章のリズム感も含めてとても素敵なエッセイでした!
    側衛さんとのエピソードが特に気に入りました!

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    2026年03月23日