【感想・ネタバレ】説教男と不倫女と今日、旦那を殺す事にした女のレビュー

あらすじ

芸人としての面白さが、コント師としての繊細さが、こんなにも小説に生きるか!

笑いあり、涙あり、恋愛あり!サスペンスも!?
童貞説教男と不倫女、殺意を抱いた妻が繰り広げる痛快エンタメが誕生!
YouTubeチャンネル登録者100万人超え!
コント職人・レインボージャンボたかおがユーモアとペーソス、情熱を詰め込んだ珠玉のデビュー作。

【構成】
第1章 家まで来たのにその気がない女に説教をする男
第2章 今日、旦那を殺す事にした女
第3章 不倫していることで成長していると思っている女
第4章 ハプニングバーでオレンジデイズくらい青春してる友人
最終章

【一部抜粋】
俺はもうすぐ死ぬ。
全ては自分が招いた事だから。
仕方がないんだ。それはいい。
ただ俺の目の前の最高にいい女が涙を流している。
それだけが申し訳ない。
俺は指で涙を拭ってあげたかったけど、その気力ももうなかった。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

レインボーのYouTubeが好きで、この本を知った。ジャンボの喋り口調そのままでジャンボのおしゃべりを聞いてるみたいな感覚で読めた。
所々、ジャンボや池ちゃんのエピソードがモチーフになっていそうでレインボーファンとしては「あっ!もしかしてっ!?」となる場面がある!

ぜひ、また本を出してほしい!

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2025年08月24日

Posted by ブクログ

一年ほど前から、レインボーというコンビの芸人を応援しています。幼少期から今まで、お笑いという文化にあまり触れてこなかったのですが、劇場に通うほどにハマっています。お笑いというとボケとツッコミが固定でいて、お決まりのギャグがあるというイメージでした。レインボーはどちらもボケとツッコミをする、そして何かしらの役柄になりきって会話のやりとりをするコント(どちらかが女装の確率が高く、恋愛ネタが多い)に定評があります。ジャンボたかおさんの著書が発売されていることはレインボーを知った割と初期から存じ上げていましたが、YouTubeでネタを見て、それぞれの個人チャンネルの動画を視聴し、ラジオも聴いて、劇場に足を運んである程度レインボーという芸人について理解を深めてから買おう、と謎に決めていました。
もうタイトルから情報量が多い。レインボーのネタと同じく、タイトルだけで登場人物が予測できる。いわゆるネタバレからスタートするのになぜこんなにも面白くて笑ってしまうのか。それがコントではなく小説になったとき、どのような奥行きを感じられるのか、すごく楽しみでした。
内容としては複数の男女が登場し、オムニバス形式で話がまとまっています。妻からみた男、学生時代の男、芸人の後輩からみた男、不倫女からみた男、ひとりの人物がどんどん完成されていく。そうやって憎めない人間が生まれる。
一気読みしてしまいましたが、コント20本みたくらい頭が興奮していました。タイトルは物騒ですが、ミステリーというほど複雑ではなく、ただ台詞のキャッチーさやキャラ付けの独特さ、あとは登場人物の出てくるタイミング(いわゆる伏線回収的な、あ!この人!!この台詞!!!)というのが絶妙で、お笑いでいう「間」が一冊の本の中に絶妙に散りばめられていました。
表紙が中村祐介さんというのも合っていました。中村さんといえば森見登美彦さんがパッと浮かびますが、場面の切り替えの感じとか、台詞の言い回しが独特なのが森見さんぽい。森見さんがある種コント的な作風でもあるのかも。
ファンゆえにベタ褒めしてしまい、評価はかなり私的になっていますが、読書家さんでサクッと笑えるお話を読みたい方に是非おすすめです!
もちろん、レインボーファンなら分かるネタも随所に挟まれています。(こういうコントあったなとか、これは相方の池田さんの幼少期のエピソードを混ぜてるな、とか)

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2025年05月14日

Posted by ブクログ

お笑い芸人・レインボーのジャンボたかおさんの小説。彼らのネタと同じように男女の機微をノベライズしていて、読み口が非常によく一気に読んでしまいました。

登場人物が入れ替わりつつ、関係し合っている展開は非常におもしろい。

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2025年05月07日

Posted by ブクログ

説教男も不倫女も、良い奴じゃん。
先輩もそうだし、殺すことにした女も。

説教男の気持ち、わかっちゃう自分が悲しいかな。

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2024年03月04日

Posted by ブクログ

コントを小説にしたのではなく、レインボーはもともと小説をコントにしていたのかもしれない。そう思わされるほど、心理描写が濃密だった。くだらないことを濃く濃く書いていて、何度も笑ったし、最終章に到達するころには最後どうなるか気になって仕方なかった。最終章から設定が1つ増えるのだが、矛盾しないように書くの大変だっただろうなぁ。

登場人物の目線を切りかえながらの構成も見事で、全員に興味が持てたし、全員の気持ちにちゃんと共感させてもらえた。あとさすがコント師なのは、会話が凄くおもしろい。舞台だったらめっちゃウケるやろうな、ってところが何ヶ所もあった。もちろん読んでも面白い!おすすめです!

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2023年10月07日

Posted by ブクログ

思っていたより面白くてあっという間に読み終えてしまいました!私が好きな邦画っぽい雰囲気があって、芸人さん同士がしてそうな会話の文章もあったりして本なんだけどコントを見ているような感覚になるところもありました!

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2023年09月30日

Posted by ブクログ

おぉー!!
そう繋がっていくのか。
おもしろかった!
サクッと読めるけど
じんわり切なさが残った。
本当に望むものってわからないな。

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2024年12月17日

Posted by ブクログ

レインボーさんが好きな方,ジャンボさんが好きな方,その他の方,すべての方が読んでも面白かったです。タイトルから目を惹き,冒頭部分から目を惹く。そして何よりも想像しやすいのでスラスラ読むことができます。面白過ぎて,切なすぎて,理不尽過ぎて一日で読破しちゃいました。
 ジャンボさんが本を出すとなり,本屋さんで買い本日読破しました。面白かった。コントも面白いのに,本も面白い。タイトルの旦那を殺すことにした女性の話が妙に印象に残りました。

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2024年08月15日

Posted by ブクログ


・レインボーのジャンボが書いた小説ということで芸人のラジオ等でよく話が出ており、気になって読んでみた
・ネタでも多い、男女の恋愛を題材にした作品
・190ページでサクサク読める
・主な登場人物は4人いると思うが、それぞれの焦点を当てる順番の構成がとてもよく考えられていて、読んでいくほどに、なるほどあの人はこういう過去があるからこんなことしてたのかと整理できてくるような構成だった

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2024年02月25日

Posted by ブクログ

普段のコントのノリでテンポよく読めてとても面白かったです。
連作短編としても出来が良く、じわじわと見えてくる関係性になるほど〜となりながら読み進めました。
ただし登場人物ほぼ全員レインボーのお二人で想像してしまうので、ぜひ本人主演で映像化してほしいけどこっちも…あっちのキャラも演じてほしい!!と勝手に悩んでしまう………

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2023年12月28日

Posted by ブクログ

サクサク読めて一々面白かった。どんどん伏線が回収されて最後はほっこり、スッキリした。
本をあまり読まない人にもお勧めしやすい一冊。

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2023年10月21日

Posted by ブクログ

本屋さんにお願いしたいことがある。
この本はタレントのエッセイ本ではない。
小説、日本人作家、せめて文芸書の棚に置いて頂きたい。
タレント本の枠にはめてはいけない。
熱く、優しい、素晴らしい「小説」だった。
そして、『ちゃんと面白い』
實方孝生名義の新稿を心待ちにしたい。

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2023年10月12日

Posted by ブクログ

レインボーが好きで買いました!
作中にもジャンボらしい言い回しが多くて、にやにやしました。男女の会話中も感情を細かく書いてくれていて凄く入り込めました。後半ではすべてを知ってしまうのは良くなくて、知らない部分があるから良いんだ。と感じました。面白かった!ジャンボありがとう!

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2025年06月14日

Posted by ブクログ

レインボーのコントが好きなので、今までに見たコントと重なる部分や引用されている部分への気づきも含めて面白かった。
ジャンボを始め、相方の池ちゃんや彼の周りの芸人さんの要素も感じられて楽しかった。

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2023年11月16日

Posted by ブクログ

登場人物の設定が現実味なさすぎてちょっと読みづらかった。たまにある面白掛け合いみたいなところはさすがジャンボさんだなって感じで面白かった

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2023年10月31日

Posted by ブクログ

「家まで来たのにその気がない女に説教をする男」
「今日、旦那を殺す事にした女」
「不倫していることで成長していると思っている女」
「ハプニングバーでオレンジデイズくらい青春してる友人」
「最終章」で構成された連作短編集。

軽妙な会話と軽快なテンポ。
まるでコミックを読んでいる様な楽しさで脳内に田中、ゆり、夕紀、ぴょんさんの姿が浮かんで来た。

狭い世界の中で繰り広げられる奇妙な四角関係。
有りえね~と思いながら笑っちゃう。
馬鹿馬鹿しさ満載だけど笑っちゃう。

難しい事を何も考えず楽しめるエンタメ小説。

うん、ちゃんと面白かった。

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2023年10月27日

Posted by ブクログ

中村佑介のカバー絵と朝倉秋成の帯につられて思わず手に取ってしまった。文章のノリがあまりにもジャンボたかおだし、コントの設定を丸ごと落とし込んだような展開が続くのですが、ラストの余韻は間違いなく小説でした。

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2023年09月18日

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