感情タグBEST3
Posted by ブクログ
コントを小説にしたのではなく、レインボーはもともと小説をコントにしていたのかもしれない。そう思わされるほど、心理描写が濃密だった。くだらないことを濃く濃く書いていて、何度も笑ったし、最終章に到達するころには最後どうなるか気になって仕方なかった。最終章から設定が1つ増えるのだが、矛盾しないように書くの大変だっただろうなぁ。
登場人物の目線を切りかえながらの構成も見事で、全員に興味が持てたし、全員の気持ちにちゃんと共感させてもらえた。あとさすがコント師なのは、会話が凄くおもしろい。舞台だったらめっちゃウケるやろうな、ってところが何ヶ所もあった。もちろん読んでも面白い!おすすめです!
Posted by ブクログ
思っていたより面白くてあっという間に読み終えてしまいました!私が好きな邦画っぽい雰囲気があって、芸人さん同士がしてそうな会話の文章もあったりして本なんだけどコントを見ているような感覚になるところもありました!
Posted by ブクログ
・レインボーのジャンボが書いた小説ということで芸人のラジオ等でよく話が出ており、気になって読んでみた
・ネタでも多い、男女の恋愛を題材にした作品
・190ページでサクサク読める
・主な登場人物は4人いると思うが、それぞれの焦点を当てる順番の構成がとてもよく考えられていて、読んでいくほどに、なるほどあの人はこういう過去があるからこんなことしてたのかと整理できてくるような構成だった
Posted by ブクログ
普段のコントのノリでテンポよく読めてとても面白かったです。
連作短編としても出来が良く、じわじわと見えてくる関係性になるほど〜となりながら読み進めました。
ただし登場人物ほぼ全員レインボーのお二人で想像してしまうので、ぜひ本人主演で映像化してほしいけどこっちも…あっちのキャラも演じてほしい!!と勝手に悩んでしまう………
Posted by ブクログ
本屋さんにお願いしたいことがある。
この本はタレントのエッセイ本ではない。
小説、日本人作家、せめて文芸書の棚に置いて頂きたい。
タレント本の枠にはめてはいけない。
熱く、優しい、素晴らしい「小説」だった。
そして、『ちゃんと面白い』
實方孝生名義の新稿を心待ちにしたい。
Posted by ブクログ
レインボーのコントが好きなので、今までに見たコントと重なる部分や引用されている部分への気づきも含めて面白かった。
ジャンボを始め、相方の池ちゃんや彼の周りの芸人さんの要素も感じられて楽しかった。
Posted by ブクログ
「家まで来たのにその気がない女に説教をする男」
「今日、旦那を殺す事にした女」
「不倫していることで成長していると思っている女」
「ハプニングバーでオレンジデイズくらい青春してる友人」
「最終章」で構成された連作短編集。
軽妙な会話と軽快なテンポ。
まるでコミックを読んでいる様な楽しさで脳内に田中、ゆり、夕紀、ぴょんさんの姿が浮かんで来た。
狭い世界の中で繰り広げられる奇妙な四角関係。
有りえね~と思いながら笑っちゃう。
馬鹿馬鹿しさ満載だけど笑っちゃう。
難しい事を何も考えず楽しめるエンタメ小説。
うん、ちゃんと面白かった。