小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
荻原浩さんの「海の見える理髪店」を読んで
過去を懐かしみながらも
自分の犯した罪と向き合いつづけ
ただ終わりを待つだけの日々も
今は小さすぎるその声が
力が無力に見えるような時でさえも
深い悲しみに
生きる力が尽きてしまいそうな
長すぎる歳月の中でさえも
心を閉じすべてを諦めるのではなく
ほんの少しの一歩踏み出せば
その先には確かに今とは違う明日が続いている
暗くて出口の見えないトンネルから
温かな光が射す青空のもとへ
抜け出すことができる
私も これからの人生を
諦めず
ほんの少しでもいいから
昨日よりも前に一歩
今日よりさらにもう少し一歩と進み続け
光を探し求めながら
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Posted by ブクログ
凪良ゆうさん、実はちょっと重いイメージがあってしばらく距離を置きたいと思ってました…
でも、装幀の美しさとテーマに惹かれて手にしたところ、想像以上の面白さ。
章ごとに既婚や婚活、離婚、同棲など様々なケースの主人公達が登場する。そして、友人や会社の同僚などとして他の章にも登場するというイマドキの連作短編集。このスタイルは、ある章の登場人物が他の章で思わぬ変化をしていたり、第三者からどう評価されているか客観的に描かれているのが面白い。
凪良ゆうさんの重いイメージが、連作短編集という歯切れの良さで軽やかに感じられた。
そして、凪良ゆうさんの人を観る目や人の気持ちの深いところを言語化する能力には -
Posted by ブクログ
ネタバレ名探偵役の主人公の祖父はレビー小体型認知症を患っているが、孫娘である楓の相談に応じて謎を説き明かす安樂椅子探偵ものである。
この病気の特徴的な症状として、実際にはないものが見える「幻視」があるということで、この祖父は"見てきたような話"ではなく"見えている話"としてまるでその事件現場に居合わせたかのように事件の真相を語るところが斬新であった。
他人の話を聞いただけで何故そこまでわかるのか?という気がしないでもなかったが、話の筋は通っている。
基本的に自宅で話を聞くだけで事件を解決するため、荒事には巻き込まれないのであるが、楓が被害に遭っているストーカー事 -
Posted by ブクログ
永井さんの著書が好きなので心待ちにしていました。八木さんと取り組まれている「せんそうって」プロジェクト。当事者じゃない自分をいつもしらけて感じていたけど、知ること聞くこと、その世界の断片に触れることでできることもあるのかもしれないと思わせてくれる。語り継がれることは決して無意味でないし、わたしはわたしなりに知って、気にして、少しだけ何かを変えて、そうやって「せんそうって」の問いにかかわりつづけていることをしたい。平素で、率直で、答えのないことばたちだからこそ伝わることがとても多くあった気がする。語ってくれた人たちのまとまりのなさが、想像を働かせることを思い出させてくれたり。とても良い本です。
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