オーロラが見られなくても

オーロラが見られなくても

1,870円 (税込)

9pt

それはわたしの人生に、ひさしぶりに点った、遠い目標だった。

壁も屋根も、街全体が真っ青でまるで夢の中に迷い込んでしまったような、モロッコのシャフシャウエン。二十七歳の岬はここに「自分を少し捨てに」やってきた。グラスにあふれんばかりの生のミントと熱くて甘い緑茶を注いだミントティーや、帽子のような鍋に入ったレモンとチキンのタジン。初めての景色と料理に出会った岬に、予想外の事態が起こり……。(「ジブラルタルで会えたら」)長年の介護が突然終わった佳奈は、アイスランドを訪れた。胸を突かれるように美しい氷河湖や、屋台で買って頬張る熱々の“全部のっけ”のホットドッグ。輝かしい未来なんて想像もできなかった佳奈だけれど、胸にある思いが湧きあがる……。(「オーロラが見られなくても」)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

オーロラが見られなくても のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本の主人公たちはそれぞれ悩みや心に傷を持っている。
    沈んだ重い気持ちを抱えた人たちが海外の地でその国の人々や文化、風景、美味しい料理に触れ、少しずつ前を向く気持ちを取り戻していく。
    街の描写もとても魅力的だしその場所で出会う食べ物もすごく美味しそう。興味が湧いて調べながら読んだ。
    自分も一緒に街

    0
    2025年12月15日

    Posted by ブクログ

    ちょうどこんな旅の話を読みたいと思ってた今の自分の気分にピッタリで軽やかに読めるのも嬉しい。
    いつもながら近藤さんの小説に出てくるご飯はなんと美味しそうなことか。
    旅の空気感が伝わり、読むと私まで心がほぐれていく様な感覚で大好きな作品の一つになった。

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    近藤史恵さんの最新作!!
    本の収録最終話が一番好きで、ハルビンに絶対行ってみたい!と思いました!!
    貯金始めます!アイスキャンディー食べる!

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    ヨーロッパの方など一人旅で出会う人々との話を描いた短編集であり、読むと遠くの海外旅行に行きたくなった。

    0
    2025年12月11日

    Posted by ブクログ

    初めての土地で知らない景色に出会ったり美味しいものを食べると前向きになったり元気になったりするよね。
    すごく読みやすいから元気ない時に読むのおすすめです。

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    海外旅行は一度も行った事がないが、海外旅行をしている様な気になれた。読みやすく短期間で読み終えました。オーロラを見てみたい。

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    海外に旅した人たちの短編集。
    それぞれの話に素敵な場面があってほんわかした。
    異国の景色や匂いをかぐと、自分の普段感じているストレスはちっぽけなものなんだなあと思えたりして海外旅行は大好きだけど、この本を読んだ後同じような気持ちになれて嬉しかった。
    オーロラ、見てみたいなあ。

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    仕事で行ったアムステルダム、妹の住むラトビア、モロッコ、アイスランド、ハルビン、海外旅行短編集。

    軽く楽しく読める。ジブラルタル海峡に行ってみたいと思った。

    0
    2025年12月02日

    Posted by ブクログ

    「遠くの縁側」
    「パンケーキとイクラ」
    「ジブラルタルで会えたら」
    「オーロラが見られなくても」
    「マイナス十二度のアイスキャンデー」
    5話収録の短編集。

    人生に疲れた5人の男女が旅に出て、美しい景色や未知の料理と出会ったりしながら新たな一歩を踏み出す再生の物語。

    行先はアムステルダム、リトアニ

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    「嫌いになったものをもう一度受け入れることはできなくても、嫌いなものを他の嫌いなもので薄めたり、好きなもので和らげたりしながら生きていくことはできるかもしれない。」旅に出るのはそういう意味があるのかもね。たしかに。

    0
    2025年11月25日

オーロラが見られなくても の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川書店単行本 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

近藤史恵 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す