ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ブティック

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    ネタバレ

    今回も期待を裏切らない池井戸作品。厚くて熱かった。一気読みだった。展開は読めるのだが、それでも手に力が入る。読後感は爽快だった。キャラクターもいい。主人公もすばらしいが上司の坂崎やクライアントの光島など好人物がたくさんいる。もちろんわかりやすい悪役もいる。それぞれの章が読み切りのストーリーが中心となるが、その後に繋がってもいる。ぜひシリーズ化を。ドラマ化もされそうな気がする。

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    2026年05月24日
  • ヘヴン

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    『ヘブン』に響く、痛みの哲学

    第一章:出会いと「しるし」
    学校という閉ざされた地獄の中で、理由のない「いじめ」を受け続ける「僕」と「コジマ」。二人の出会いは、必然だったのかもしれません。

    コジマは、自分が受ける苦痛を、他者とは違う特別な「しるし」なのだと言いました。痛みをただ恐れるのではなく、傷つくことでしか手に入らない「優しさ」がある。それを気高く「受け入れる」彼女の姿には、圧倒的な「強さ」が宿っていました。
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    第二章:初めての外出、そしてハサミ
    二人だけの初めての外出。現実の苦痛から逃れたあの美術館で、僕たちは確かに「ヘブン」を見ていました。

    僕は、彼女の拠り

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    2026年05月24日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ずっと気になっていた本、タイトルから全く想像できない話だったが、心を動かされるやさしい物語だった。
    西の魔女、ことおばあちゃんは心にキズを負った孫娘に魔女修行と称して生きていく上で大切なことを教えていく。
    ところどころで出てくるおばあちゃんのニヤリとする表情が、魔女を思わせて印象的だ。
    大きな愛で孫娘を包み込むおばあちゃんだが、夫を亡くし、娘と考え方の違いで対立することがあったりと、ずっと順風満帆できた訳ではなく、おばあちゃんもずっと魔女修行をしてきたのだと思う。
    家族それぞれ考え方が違って、関係がうまくいかないことがあっても、家族は繋がっていてそこに愛があるのを感じた。
    まいと野いちごを摘み

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    2026年05月24日
  • イグアナの花園

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    生き物と話をすることができる八口美苑は、生き物たちの話に耳を傾けるのが日課だった。なので友達もいなくてコミュニケーションも上手くできない。そんな美苑も大学生になり、母親から結婚するように言われ婚活をはじめることに。
    上手く愛情などの表現ができないなか、もやもやしながらも進んでいくところがとても良かった。

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    2026年05月24日
  • 滅びの前のシャングリラ

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    発売日に買いに行きました!
    昨日から一気に読んでしまいました。
    過去のトラウマや家族のしがらみも、新しい楽しい記憶と共に忘れることはできない。
    それでも最後の1日まで精一杯生きていきたい!

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    2026年05月24日
  • 十戒

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    夕木春央先生の方舟を読んだ後に、この十戒を読みました。方舟に続き、またとんでもない小説を書いたなと、心打たれました。

    まずは主人公たちの置かれた奇怪な状況にワクワクします。犯人を探したらダメってどんなの状況だ?と夢中になって読み進めてしまいます。

    そしてラストの衝撃な事実に驚かされ、あぁなんて読者の心を掴んでくるのがこんなに上手いんだと、心を揺さぶられます。こんなミステリー小説は今までに読んだことがない、唯一無二の作品ではないでしょうか。もし類似した作品があれば教えてほしいです。

    思わず読み返したくなってしまう作品で、1回目読んだ時と2回目読んだ時とで小説の印象がガラッと変わります。

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    2026年05月24日
  • 沈黙の町で

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    ネタバレ

    こんな作品がこの世にあるのか、と思うほどのめりこんでしまった。中学生の心理について実際の世界を見て書いたのではないかと思うほどにリアルに書かれている。自分の中学生生活を振り返ってもこの本の中の光景は至る所にあり、様々な背景の人間が入り混じる公立中学そのままを感じた。

    この小説は中学生という一つの社会の中の力学があり、その中で生じた事故(確定しないが)が、大きな衝撃をもって大人の社会を巻き込み、違う力学を持った社会同士が重なることで困惑・謎を生じている。子供が謎を抱えて亡くなるという状況で、人々はまず沈黙する。その理由は、子供社会での力学、自分への罰の意識、殺人や自殺という可能性があること、そ

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    2026年05月24日
  • ブルーローズは眠らない

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    青いバラが出てくると事件が起きがち…説が実証されるべく事件が発生

    とある依頼により青バラに関わっていた捜査官・マリア&漣が事件解決に立ち上がる

    第一弾のジェリーフィッシュに続き、大変面白い作品でした

    しかし、今度のは…切ない

    登場人物が少ないので、犯人は消去法的に『お前だろー!』って感じでしたが、トリックは全く分からず…まさか、…そんな…、ずっと…!?な展開に、苦しくなるラストでした

    今回も、過去と現在の二部構成

    ジワジワと確信に迫っていく演出に、ミステリ魂が熱くなりました

    さて、この勢いのまま第三弾へ

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    2026年05月24日
  • 百人一首 解剖図鑑

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    筑波嶺の峰より落つるみなの川 恋ぞ積もりて淵となりぬる(陽成院)

    「筑波山の峰から流れ落ちるみなの川の水が、次第に水かさを増して深い淵となるように、私の恋心もつのり積もって、今では(淵のように)深くなってしまったよ」

    はい、という訳で『百人一首』です
    本書は『百人一首』の入門書として非常に優秀、興味のある方には是非おすすめしたい

    まぁでもそんなことはどうでもいいんですよ
    ここではみなさん気になっている「坊主めくり」の遊び方についてお話したい

    数多の地方ルールが存在する「坊主めくり」ですが、わいもよく遊んでいたわりと基本的なルールは、まず絵札(読み札)をよく混ぜ裏向きに重ねて山札とし、そ

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    2026年05月24日
  • 人文知は武器になる

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    人文知をゴリ押しするだけの本かと思いきや、山口周さんと深井さんの豊富な人文知を背景とした現状分析や未来予想の話が多く語られていて、その内容がとても面白く興味深い。まさに人文知を実践されていて、こういうふうに使うと世界や日本の見え方が変わるよ、ということを身をもって示してくれている。
    ちゃんとメタ認知をして、意志を持って強みを活かしていけば日本にもまだまだチャンスはありそうだと感じられた。

    哲学はまだ手を付けていないので、これから少しずつ学んでいきたい。

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    2026年05月24日
  • 殺し屋の営業術

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    タイトルだけ見ると自己啓発本?と思ったけど、ミステリー小説。だけど結構営業スキルについて書かれていて面白い

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    2026年05月24日
  • 正欲(新潮文庫)

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    多様性を大事にしよう!みたいなそういい綺麗事を並べてる話なんだろうなと思って読んでみたらむしろその逆で、そういう安直な考えに対して認識を改めさせるそういう話で、ちゃんと読む価値があった。

    最初の10ページ、わかる。と思った。
    街を歩けば、英会話やダイエットなど、あらゆる情報が溢れている。それらはすべて「明日死なないこと」という一つの大きな目標に収斂されている。誰もが明日死にたくない、生きたいと信じて疑わない世界。
    「結婚しない人は異常」「異性を好きになるのが普通」という世間の押し付けには、日頃からずっとモヤモヤとした生きづらさを感じていた。
    でもこの本は、そうした目に見える違和感だけでなく、

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    2026年05月24日
  • うどんねこ

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    ずっと気になってたうどんねこ!本屋でどどーんと買ってしまった!
    もともとスケラッコさんのイラストがとても好き、麺類大好きの私にとってはピッタリすぎる本。
    うどんねこ、なんてかわいいんだ!きっともちもちスベスベなんだろうな。
    あまりのかわいさに勢いそのままにLINEスタンプも買っちゃった。

    漫画とお話の中間みたいな感じでとても読みやすい。これなら本が苦手な子もいけるんじゃないかな。

    娘(5歳6ヶ月)といっしょに交代で読む。娘にもこのかわいさが刺さったらしく、かわいい!かわいい!と大喜び。ところどころ出てくる探し絵もお気に入り。

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    2026年05月24日
  • 博士の愛した数式

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    愛に溢れた物語。
    私、博士、ルークがお互いに愛情と敬意を持って接している関係性がとても素敵だなぁと思いました。博士がプレゼントを受け取るシーンが特に好きです。
    優しさや思いやりを忘れてしまいそうな時に読み返したい本です。

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    2026年05月24日
  • 水たまりで息をする

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    フィクションだけどこれが今を生きる私たちの現実だなと思った。
    賃貸マンションに住んでいるとご近所さんを気にしないし、街中を歩いていて変わった人がいてもその場では気になるものの翌日には記憶から消える。
    旅行などで田舎に行く時、空気が美味しいとか、深く呼吸ができてそれだけで充実感を味わうのは、きっと都会に住むことに疲れているのだなとしみじみ思った。最後の解説まで読んで完成する一冊。

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    2026年05月24日
  • ヒール 悪役

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    最高に良かったです
    主役が特に無く登場人物それぞれにプロレスに対する色んな葛藤や想いがありその中で這い出そうとする生き様が書かれていました
    プロレスファン歴の長い自分は総合格闘技に押される2000年代をイメージし、架空の選手達を実材の選手達と重ね合わせて読むことが出来ました

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    2026年05月24日
  • 息吹

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    とてもいい。技術によって浮き彫りにされる人間の本質を描いているような気がする。その上で悲観的ではなく、未来に進む力強さを感じる。人はなぜ何のために生きるのか、というテーマに何度も向き合っており、私自身興味のあることだったので哲学的な議論としても面白かった。
    短編集なので読みやすくてよい

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    2026年05月24日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    面白かった。氷菓のイメージが強かったのでああいったソフトなミステリーかと思ったが、バンバン人が死ぬタイプでよかった。
    私がミステリーに疎いのかもしれないが、「殺人です、犯人は誰でしょう」というフォーマットに収まらない話ばかりで、先が読めずとても楽しかった

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    2026年05月24日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    色んな名前や惑星や数字が難しくて何度も聞いたけど、宇宙旅行した気持ちになった!宇宙にはたくさん知らないことがいっぱい。地球の中にも知らないことはいっぱい、小さな世界で満足しないで大きく広い世界を見て体験して人生過ごしていきたいと思った、ロッキーかわいかった

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    2026年05月24日
  • 空、はてしない青 上

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    いかにも本屋大賞受賞作らしくて良かった、
    一気読み。
    下巻を読むのが待ちきれない。
    詳しくは下巻を読んでから書き留めるつもりだけれど・・・

    若年性アルツハイマー病と診断されたエミル、26歳。
    記憶から始まり徐々に能力が失われ余命は2年ほどの病気だ。
    心配し世話を焼こうとする家族や友人から離れ、誰にも告げず
    キャンピングカーの旅に出る。
    同行するのはネットで応じてきたジョアンヌ29歳。
    無口で一見「イカレている」彼女だが、
    実は豊かな感覚の持ち主だった。
    旅をする中で、二人は徐々に互いのことをわかりあっていくが、
    とうとうエミルは発作を起こし、病院から家族へ連絡がいってしまう。
    旅を中止せざる

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    2026年05月24日