ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • DTOPIA

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    私では決して見られない景色を見せてくれた小説として記憶に残る作品だった。共感できるかどうかより、独特な多層構造の捉え方が出来る作者の知性によって私の浅さを自覚させられた。
    「簡単に理解した気になるな」と強烈に突っぱねられる感覚なのに、不思議とページを捲る手が止まらなかった。

    アリアナ・グランデの描写にはニンマリした。

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    2026年08月10日
  • ブルー ハワイ(新潮文庫)

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    激動の小説を読んだ後に、ちょっと別のジャンルが欲しくなって読んだエッセイ。

    ありふれた日常といえばそうなのだけど、燃え殻さんの日常と、昔の思い出もエッセンスとしてからめてあり、ただの日常に思えないのが面白かった。

    人を悪く言うのではなく、たとえイラっとしたとしても「まぁ、それはそれとして」と、うまーく変換してユーモアに変えていける人なのだなと思って、それだけで、あー好きこのエッセイ好き、ってなる。

    好きだったエピソードは、アイドル達のサインを書ける先輩の話と、イノセントワールド先輩の話は爆笑だったから、元気ないときにもう一度読むだろう。

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    2026年08月10日
  • 伊豆の踊子(新潮文庫)

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    中学生振りの「伊豆の踊子」。
    子供の頃はどうしても踊子目線になってしまったけど、
    大人になって読むと、主人公から見た踊子の清らかな瑞々しさが際立って迫ってくる。
    多分、踊子側だったのにいつの間にか主人公側になっていたんだと思う。
    雨、温泉、涙、の表現がしっとり美しくて、伊豆の自然の情景に癒やされて、日本人に生まれてよかったとまで思わされる小説。

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    2026年08月10日
  • ヤクザときどきピアノ

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    ただ単に大人なってからピアノを習った経験を書くのではなく、時に音楽の知識、哲学的視点を織り交ぜつつ書いてあるのがとても良かった。

    大人になってから、それもベテランと呼ばれるような年代に達してから新しいことを始めることの意味というか価値も気づかせてくれる。

    ピアノ講師とのエピソードもユニークで素敵だと思った。講師も著者も意思がはっきりしているからか、会話が濃い。

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    2026年08月10日
  • 風と共にゆとりぬ

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    第1章と第3章が好き。自己評価は低いけれど、変なことをしたい筆者の奇行が面白すぎる。
    説明の必要がない面白さ。頭を空っぽにして笑うためだけに読める。

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    2026年08月10日
  • タイム・アフター・タイム

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    国宝と赴き変わり、淡々とした若い恋人の日常。登場人物がみんな魅力的で、テンポの良い文章に沖縄の青い海と空が浮かび上がり、なんだか、こちらまで胸が熱くなる。「自由ってのは恐怖心がないこと」25年前のパークライフも何かが起こりそうで何も起きない日常をおしゃれな文章で淡々と描いていて、雰囲気は似てるが厚みが増したかな。

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    2026年08月10日
  • 贖罪の奏鳴曲

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    御子柴シリーズ第1弾!
    気になっていたシリーズをようやく読めました!

    弁護士が主人公のお話は難しくて読みにくいかな〜って思っていたけど、そんな事は無く!スラスラと読むことができました!そしてテンポも良かった!

    予想していた犯人はことごとく外れ、そう来たか!と思う結果にとても面白かったです。

    御子柴礼二の過去も知ることができて、そんな背景があって弁護士になったんだと驚きました。
    まだまだ続くこのシリーズは御子柴礼二の過去も今後も知れるのかな?続編を読むのが楽しみです!

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    2026年08月10日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    自分が好きな感性を持つ人がこぞって好きな本と紹介するので、読んでみた本です。

    心がゆっくりとほぐれて癒されていくように感じました。もっと自然の音を聴きたい、自然に触れたい、そう思うような本でした。

    海の音が聴きたくなってたまらないです。
    こんなふうに自然の神秘さに気づくことができたら、
    人生幸せに生きて死ねるだろうなと思いました。

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    2026年08月10日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    はぁぁ、久しぶりに涙で文字が霞みました。色に溢れた美しいカバーを改めて眺めると、この本からのメッセージが静かに伝わってきます。悲しいけど、明るくて優しくて、ちゃんと前を向いている。人生は続いていく。深く温かな余韻が心地いい。

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    2026年08月10日
  • むらさきのスカートの女

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    えー!!って感じというよりは、「…あっ、え?んん?ちょ待っ、……えー…」って感じ
    語り手(主人公)が一人称だと自分と語り手を重ねてしまいがちなんだけど、この本はそれを否定した。行動の目的も、考えていることも、必ず明記されるとは限らないよねー

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    2026年08月10日
  • 銀座「四宝堂」文房具店6

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    今回は文房具店ではなく喫茶店での話が1番良かったです。
    人生でもしかしたら自分は気づかないでしまったのかも知れないけれども、こんな出会いがあるのはうらやましい。
    その人の生き様を見れる出会いなんて早々ないし、学びを与えてくれる相手と出会えた主人公がうらやましい。
    話の終わり方もとても良かった。
    ちょっと寂しい気持ちにはなりますが。
    頭に浮かんだのは一期一会。
    それはこういう事を言うのかな。
    最後までその人の人生を知りたかったな…。
    続編があれば良いのにな。

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    2026年08月10日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    これは面白い!これは好きな話だ。
    幼少期の親の離婚で心に傷を負い、人と関わることがあまり得意ではない百合(リリーと読む)。
    ティッシュ配りのバイトをしたり、料理やコンテストに賞金目当てで参加したりしながら、生計を立てている。
    そこで審査員をしていた編集者の下倉にあさりスープを作ったり、赤字で閉店を決めている店『あらき』で、一ヶ月だけ料理の手伝いのバイトをすることになったり、瀬尾まいこさんには初(だと思う)の料理小説。

    リリーの作る料理は、食べる相手に合わせて具や味付けを変える、相手のことを考えた料理。
    私なら、具をたくさん入れたら出汁もでるし栄養満点と思ってしまうが、余分な水分が出てしまった

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    2026年08月10日
  • ぼくのいぬはどうしてこんなにかわいいのか

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    犬好きの人には超オススメ♪
    小学2年生のしゅんくんが自由研究で行ったことが書かれています!
    飼っている犬に共感しながら読めました!
    確かに、歳をとると犬は毛が白くなったり、目が見えなくなったりするなぁと思いました
    犬について身近に疑問に思ったことを調べるしゅんくんすごいなぁと思いました!!

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    2026年08月10日
  • フキサチーフ

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    連載が集められたものなので、さらっと読める。クスッと笑えて一瞬だった。

    元々松下洸平は俳優、歌手として好きだったけど、文章も面白いのかと。さらに魅力的な人だと思った。

    俳優としての話はこんなことを考えているんだと考えさせられ、日常を切り取った話には親近感をもてる。

    鬆、さくらんぼ、仕事、じいちゃんらへんが個人的なお気に入り。
    絵もユーモアがあってほっこりする。

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    2026年08月10日
  • ロスト・イン・ザ・ターフ

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    東野圭吾『白夜行』の解説を馳星周が書いている。
    東野圭吾にノワールは書けるのか?
    書けるんだな!
    丁度、その逆みたいな感じ。
    東野圭吾の守備範囲みたいな作風。
    ノワールの馳星周が?!
    そして競馬のサラブレッドみたいに見事に物語は駆け抜けてみせた。
    新境地? ではない。
    馳星周が元々持っている興味のある事に素直でいるに貫かれつつ狙った通りのラブコメになってた。
    自分は競馬はやんない人だし、さして興味もない人間だけど、細かい事知らなくても読める工夫はちゃんとしてあって面白く読めた! 流石、馳星周。

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    2026年08月10日
  • 能面検事の挫折

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    ネタバレ

    「挫折」っていうからにはもっと…と思っていましたが思いの外スッキリ感はあります。
    オールスターゲームのような趣に後半はワクワクがとまらない!

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    2026年08月10日
  • 手のひらの音符

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    読む人によって感じ方が変わる作品であると感じた。

    【私が考えさせられたこと】
    •恋愛について
    •貧困について
    •男女のキャリア形成について
    •いじめについて
    •教育について
    •日本の産業について
    •ファストファッションについて
    •障害について
    •ヤングケアラーについて

    などなど…..

    もし、以上のような視点で作品を読めていない人がいるならもう一度読み直してほしい。こんなにも美しい小説という形で私に様々な問題提起をしてくれた著者には感謝の気持ちでいっぱいだ。おそらく著者の多様な職業を通して培った経験がこのような作品に繋がったのではないだろうか。


    話は変わるが、私は久々に関西出身の著者の

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    2026年08月10日
  • 殺し屋の出世術

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    面白かった!またもジェットコースターミステリー!

    鳥井さんが闇組織に入ったのが本当に運の尽き、
    営業マンがここまで思考巡らせて行動していくなんて、、営業5年目の私はまだまだだなあと思いました

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    2026年08月10日
  • 22世紀からきたでっかいタイ ゲノム編集とこれからの食べ物の話

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    遺伝子を変えて鯛がでっかくなる、実際にあった話。
    「ゲノム編集食品」という食品があって、代表的な例として「食中毒の危険がないじゃがいも」や「アレルギーでも食べられる卵」などが開発されている。
    ぼくはゲノム編集のことを知らなかったので、この本はすごくおもしろいと思えた。

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    2026年08月10日
  • 氷点(上)

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    時代が違うせいか中盤はややスローテンポに感じたが、後半で怒涛の展開。早く下巻を読みたくなった。
    妻を復讐するために娘を殺した犯人の子を引き取るが、かえって苦しめられることになる啓造と、夫の行いに気づき復讐しようとする妻夏枝の描写が秀逸でゾクゾクする。
    60年前の北海道を想像し、時代劇か何かを見ているような気分で読んだ。

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    2026年08月10日