ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 能面検事の挫折

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    能面検事:不破俊太郎シリーズ。本作は悪徳弁護士・御子柴礼司はじめ、自席検事・岬恭平、鑑定士・氏家京太郎と、中山作品のオールスターキャスト勢揃いと豪華な布陣。事件プロット自体は然程驚きでもないが、不破・御子柴直接対決の鍔迫り合いは迫力満点。能面になった経緯も明かされ、色々な意味で面白く興味深い1作。

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    2026年08月11日
  • 第三の時効

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    昨年、『半落ち』読んで以来の横山秀夫作品
    今作も人間ドラマとトリックがすごかった。
    もうファンになりました。

    癖ありすぎるのに魅力的なキャラクターがたくさん出てくる。
    作者が書きたい話のために使われてるんじゃなくて、そのキャラクターたちが意思を持って動いていて、それが物語を作ってるっていう感覚。
    特に矢代刑事好きだな〜
    道化師が激昂する瞬間が強烈だった。
    文字なのに頭の中に音声が飛び込んできた。

    続編を切望しているけど、シリーズの書籍化はされていないらしい。

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    2026年08月11日
  • 見えるか保己一

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    盲の天才、塙保己一と、彼を取り巻く周りの人々の人生が描かれる。

    見えないからこそ誤解し、人の温かみを強く感じ、絶望し、感動する保己一の心の揺らぎから目が離せない。
    周囲の人間から見た保己一の逸話も、描写豊かで引きこまれた。

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    2026年08月11日
  • 咲良は上手に説明したい!

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    働きたくなる、お仕事系小説!

    “テクニカルライター“という聞き慣れない仕事。
    『説明』を「いかに伝わりやすくするか?」を考えて、
    形にするお仕事のようです。
    本作の主人公は、
    商品の説明書を作る会社に
    見習いで入社してするのですが、
    そこの上司や他者の面々がひじょーに個性的。
    そんな周囲の皆さんに揉まれながら
    素敵に成長していくのが、
    お仕事小説の鉄板ストーリーになってて
    安心しながら読みつつ、感動することもできました。

    最後のプレゼンの場面での、
    『開発者の思いを取り入れる』というくだり。
    すっごいよかった!
    そして敗れた他者の都さんの悔しさの描写もいいなー。

    このが扱うの“説明“は、

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    2026年08月11日
  • 最後の一色 下

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    一色五郎と長岡忠興。和田竜がこの二人の男に惚れ込み、どうしても描きたかったことが伝わってくる。生き方も信念も違う二人の激突を通して、「武士とは、人間とは何か」を時代を超えて考えさせられた。

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    2026年08月11日
  • 羊と鋼の森

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    森の近くの家で生まれ育った主人公が、高校時代、偶然居合わせたピアノの調律に惹かれ、調律師を目指す話。
    実は主人公に才能があり、覚醒し…という話ではない。ただ、ピアノに対する愛情、お客さんに向き合う丁寧な姿勢、そして、先輩から必死に学ぼうとする努力、それが実を結び、少しずつ物語が動く、そんな、静かで、優しくて、ときに鋭い物語だった。

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    2026年08月11日
  • 約束の森

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    夏の三連休をこの本にかけてしまった。
    最初は専門用語みたいな特殊な言葉が沢山出てきて結構難しいやんって思ったし、最後の方はグロくて辛かったし、主人公は死なんやろ?と半分以上安心しながらではあるが、ドキドキしながら夢中になって読んだ。
    いつか映画化されるかな?その時は配役は…と想像しながら。
    本屋大賞にならないのが不思議なくらいの作品だった。

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    2026年08月11日
  • 猫の診察で思いがけないすれ違いの末、みんな小刻みに震えました

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    どうしようもなく気落ちして、何も手につかない時に、これなら読めるかも、と手に取った。初めてのやーこさん。救われた。読んでいなかったら魔の時間だったであろう数時間を、やり過ごさせてくれ、吹き出すまでにしてくれた。お笑いなどを見てもクスリともしない自分が、笑いに救ってもらえるとは,,
    他の方が書かれているように、さすがに盛りすぎ、とか、パターンが同じで途中から飽きる、とかいう意見もわからなくもないけれど、
    私にとっては救いの書でした。
    時々挿絵の主人公が、美内すずえさんの北島マヤになるのも好きでした。
    やーこさん、ありがとうございました。

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    2026年08月11日
  • こうやって作家は言葉を紡ぐ

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    対談の中では、音楽で言うところのセルフライナーノーツの如く執筆していくにあたっての骨組みや舞台装置となる部分の解説をガッツリして下さっているので滅茶苦茶勉強になる。もちろん相手作家の作品の掘り下げもだし、それ以外でお互いに課題図書を出し合って読んだ感想や書き手ならではの着眼点を語り合っており、読み応えがありすぎる。3000円弱で読めてしまっていい内容ではない。「誰でも小説が書けるメソッド」「ヒットする物語の書き方」とかじゃなく、こういうのが読みたいんだよこういうのが!という字書きの深層ニーズをあまりにも的確に捉えている。本当に有難い。

    元々佐藤究さんの名前に飛び付いて購入したようなも

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    2026年08月11日
  • 箱庭図書館

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    ネタバレ

    文善寺町を舞台とした物語が、この1冊に詰め込まれている。
    乙一さんがリメイクを施すことで作品本来の面白さを引き出しながら、乙一さんらしいぞわっとする怖さや切なさも感じられる内容でした。
    各短編の登場人物や出来事がさりげなくすれ違っていくのが非常に面白く、読み進めるうちに、自分の頭の中で文善寺町の地図が少しずつ出来上がっていきました。
    「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する杜王町のような、様々な物語を通してひとつの町を感じさせられる作品でした。
    やはり、何歳になって読んでも面白いと思わせてくれる乙一さんの作品は凄い。
    久方ぶりに夢中になって読んでしまった一冊でした。

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    2026年08月11日
  • 竜の医師団6

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    今回はガラナージャ編で少年編のラストって感じもします!
    これまで主人公の感情描写というか、何を考えているのか何も考えていないのかわからない部分がありましたが今作ですっきり。
    あとがきにある小説と漫画の視点の違いが新鮮でした。

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    2026年08月11日
  • 掌より愛をこめて―阿刀田高さいごの小説集―

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    好きな作家さんだったが、このところご無沙汰していました。
    90代になられていらしたなんて!

    久しぶりに読んでも、やっぱり好きです。

    大人な感じ、言葉使い、知的さ、ブラックユーモア、少しのエロチック、素敵です。

    さいごの小説集とタイトルにあるが、まだまだ読みたい作家さんです。

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    2026年08月11日
  • 対馬の海に沈む

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    ネタバレ

    たまにノンフィクションを読むと、こんなスゲー作品にぶち当たったりするから、読書ってのは油断できない。

    この本は、対馬の海岸沿いの道から1台の軽ワゴンが転落事故を起こすところから始まる。被害者の西山は農協のライフアドバイザー(LA)として日本一の成績を何度も取ってきた有能な営業マンだった。

    この西山の不正を取材するうちに、西山の陰に隠れた本当の悪人が暴かれていくが、その正体とは…ってのがクライマックス。この結末自体は、フィクションで時々ある(デビルマン、X-MENなんかもこういうテーマを含有していたな)パターンなんだけど、これノンフィクションやで。著者の虚飾とかバイアスがあったにせよ、事実を

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    2026年08月11日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    第一章で「アカンや〜ん!落ちてるや〜ん(T_T)」終わった(-_-;)と思ったけれど、いやいや学生連合の話( ・`д・´)と思い直して読み進める(^^)そして上巻の最後!これは絶対にドラマで見たい。・゚・(ノ∀`)・゚・。場面だわ(゚∀゚)さぁ下巻はいよいよ((o(´∀`)o))ワクワク

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    2026年08月11日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    夏川さんは作品も好きだけど、あさイチを見て人柄もそのままで、好きだなあと思った人。
    こちらの作品もとても良かった。看取るのか、治療するのか、体の状態だけじゃなく、周りの人たちやその人の生き様を見て対話をしていくのはまさしく哲学で、生きるということを考えさせられる。医療は技術だけじゃないし、どんな医師に出会えるかって大切だなと感じた。

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    2026年08月11日
  • エンドロール

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    ネタバレ

     たとえ世間の人が孤独死だと言おうが、わたくしは孤独ではなかったと信じてます。たとえ誰にも看取られなくても、その一瞬、亡くなった状態だけで判断しないでください。
     人は生前いろんな人と出会い、語り、泣いて笑ってきたんです。誰ひとり孤独で亡くなる人なんていません。

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    2026年08月11日
  • 猟犬の誇り

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    酷暑の新作ミステリー第六弾!

    プロローグ

    孤高のFBI捜査官 VS “連続殺人犯“だけを狙う
    連続殺人犯!!!

    お互いの血と血、知と知、そして智と智がぶつかり合う、肉弾及び頭脳戦

    その軍配の行方は如何に……



    本章
    『猟犬の誇り』★Super5

    いつものように一人掛け用の安楽椅子(登場31回目)で本書を読み終えた

    喜びに打ち震えている
    こういうの
    こういうの持ってた
    こういうの読みたいのよ

    優秀だけどクセがあり落ちこぼれの捜査官とそれに準ずる曲者の仲間たち

    連続殺人犯のみを狙う連続殺人犯を追って行くが
    その先に待ち構えてる真の狙いと結末は…

    やっぱり、翻訳本は失敗出来ない

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    2026年08月11日
  • 阪急電車
    小説・文芸

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    1駅目から結末は何となく読めるけど、
    折り返しの答えが気になって、一気読みしました。
    テンポ感も最高です!

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    2026年08月11日
  • 告白

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    最初にして最後の湊かなえ
    あっという間に読み終わったが、平凡な感想ですが後味が悪すぎて、初めて読んだ湊かなえ作品が最期になります。
    よほど心が元気で、後味最悪のストーリーを読みたくなったら再チャレンジするかもです。

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    2026年08月11日
  • 死の泉

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    ネタバレ


    ページ数が多く、重厚なので連休に読み進めた。すごかった…とにかく圧倒され、美と狂気の世界に没頭した。

    マルガレーテの手記形式の1章から、ギュンターやゲルトの視点から描かれる戦後の2章、そして登場人物の人生が一ヶ所に交わる怒涛の3章。

    エーリヒ(とされていた本当のミヒャエル)に憎しみを植えつけてしまったフランツの背負ってきたものを思うと切ない。

    この作品で(真として)描かれていたことはどこまでが本当のことなのだろう。「あとがきにかえて」のところで、ギュンターがクラウスであることが示唆され、マルガレーテが誰かと結合されているように思える。まだ狂気は終わっていなかった、という恐ろしい余韻。

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    2026年08月11日