小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
とても好きな内容でした。
主人公のあすわが婚約者に婚約破棄されたところから始まる物語。
自分を見つめ直す(直さざるおえない)時間を、叔母のロッカさんが提案したのはドリフターズ(やりたいこと)・リスト。
正直ドリフターズって、お笑いのほうしか知らないわたしは、リストと一緒に素直に成長していくあすわの姿にどんどんハマっていった。
やりたいことがわからない最初の状態から、婚約者に依存していたことに気付き、傷付いた反動でキレイになる!と意気込み、思うままに動いていたら、熱中症で入院までしてしまう。
ハラハラするけど、若い頃なんて誰でも思い当たる行動をしているあすわ。
根っこの部分が純粋でキラキラし -
Posted by ブクログ
自分は看護学生でパニック障害のことを結構詳しく知っている方だと思っていたけれど、実際にこの本を読んでみてそんなことはなかったことに気づきました。
悩みなどなく充実していても、突然起こるものであり、本当に電車など閉塞感があると発作を起こしてしまうのだなと思いました。
また、PMSも自分で抑えることができず、付き合っていくことが難しい病気であると分かりました。
私は、月経困難症なので月経中に誰かの些細な言動にイライラしたり、逆に涙が止まらなかったりした経験があるので、それがPMSだと月経前に起こるものなんだなと知ることができました。
どちらも、予測することが難しいからこそ長く悩み、今でも悩み続けな -
Posted by ブクログ
4.5 自分が知らない世界を知れた本
1992年からのボスニア紛争の裏で、いかに米国のPR会社が情報戦争で暗躍したかという話。
実際は被害者vs加害者という綺麗な整理ではない中、ボスニア=被害者、セルビア=加害者というイメージを国際的に定着させるために、PR会社がどのような施策を行なっていったか、時系列的に分かりやすくまとめられている。
一流のPR会社が議会、メディア、内閣の機微をみて各ステークホルダーに働きかけている点や、メディアの記者が伝えやすいように情報の出し方や価値の見せ方を工夫している点等が克明に書かれており、非常に勉強になった。 -
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ネタバレ起立性調節障害…
昨年この病気がTVで取り上げられこの書籍が紹介された時衝撃が走ったのを覚えている
購入したもののなかなか読み始めることができなかった
もしかしたら息子は学生時代この病気だったのではないか?この病気と闘ってきたのではないか?と思ったからだ
『この本の主人公である夏実は人を喜ばせることが好き、学校が大好きだったのに突然倒れたり起きられなかったりして、学校に思うように行けなくなる…検査をして病名が告げられる…そして保健室登校が始まり、そこでひかるに出会った事がきっかけで、映画監督を目指し、病気と闘いながら長い道のりを経て夢を叶える事が出来た
ひかるを笑顔にする事ができた
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Posted by ブクログ
ネタバレあるサラリーマンに始まり、顔も知らない相手と電話友達になった女性、ファミレスでクレームの仲裁をした男性、免許更新のたびに再開するある女性などの様々な人物を6つの短編で描く描く群像劇。
一見関連のない彼らなのに、どこか縁ができて関わりあっていく。
伊坂幸太郎さんの作品はいつもばらばらの登場人物が一つにまとまっていくのが楽しい。
ここで最高の結果が出たらきっとすっきりするんだろうなあと期待するような展開にはならないことが多い。
家を出て行ってしまった妻は帰ってこずに離婚したし、復讐は果たされないし、日本中を沸かす勝利も得られない。
けれど、その人生が失敗なわけではない。
作中では、「自分が正しい -
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Posted by ブクログ
ネタバレアイドルをしている女の子目線で進む物語。自分自身アイドルを推しており、ファン心理も持っているのもあってとても面白かった。
この本全体で描かれているテーマとして「選択」があるが、終盤で碧が愛子にが語る「正しい選択なんてこの世にない。正しかった選択しかないんだよ」という部分や、愛子がるりかに語る「自分の頭で選び取ったものを信じてあげるしかない」という部分はアイドルではない私たちにも響くものがあると感じた。
結果的にNEXT YOUが選びとった選択は皆バラバラで、それでも最後の〇年後部分を読むと皆がそれぞれその道を正解にしていっているのだと私は読み取った。
愛子の高校生らしい等身大の部分も、その