ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • お探し物は図書室まで

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    ネタバレ

    図書室のレファレンスのところにいる小町さんに本を探してもらってから人生が少しずつ回りはじめる短編集。それぞれ自分のやりたいことや、未来、子育てとか生き方とかに迷ってたりわからなくなってる人で、そんな人に本と羊毛フェルトでつくった付録が寄り添ってくれるというか、明日への活力、希望が湧いてくる作品だった。心が晴れるような、澄み渡るような、なんともいえない高揚感と少し泣きそうな不思議な気持ちになった。私は私の好きを集めていけばいいんだよね。いつかは明日になる、私次第で。人生の指針みたいな本だった。私はこの本向いてたかも。手元に置いておきたい作品だった。アンソロジー作るぞ!!

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    2025年12月30日
  • 空、はてしない青 下

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    二人の現在と過去の記憶が交互に語られる。穏やかな幸せが続く中でエミルの病状は急速に進行していく。「アルケミスト」の引用が散りばめられる中で、何度も胸が熱くなり最後は涙が止まらなかった。ここ数年読んだ中で一番美しく切なく、力強い素敵な物語だった。

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    2025年12月30日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

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    第一章 おとぎ話の庭
    姉妹が亡くなった両親からの手紙を受け取りに訪れた銀河ホテルで、家族のつながりを知るお話

    第二章 落葉松の森を歩いて
    銀河ホテルで働き始めた由麻が手紙室のワークショップで自分自身を取り戻すお話

    第三章 十人十色
    斎藤教授は毎年ゼミの合宿で銀河ホテルに訪れ、手紙室で学生一人一人に向けて手紙を書き渡すお話

    銀河ホテルの居候シリーズは読んでいて心嬉しい気持ちになり好きです。
    それから、登場人物皆は温かくて人と人の繋がりの大切さを感じます。

    人間は自分の考えていることが正しいと思いがちだ。それは人と人の繋がりがあっての上に成り立っていることを忘れているからだと思う。
    自分自

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    2025年12月30日
  • 海は忘れない

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    昭和33年、もはや戦後ではない年に焦点をあて、いまだに戦争に翻弄される人々の生活、そしてその悲惨さを描いた作品。

    扱っているテーマは重厚だが、主人公が女子高生という事やキャラ設定が秀逸な事により、それを感じさせずに誰でも目を背ける事なく読み進める事ができる。

    戦争を知らない、忘れてしまった世代には必読ともいえる。

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    2025年12月30日
  • マリエ

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    作者は対談で「お互いが幸せになるための選択肢として離婚があると私は思う。離婚がひとつのポジティブな選択肢になればいいなと思っています。」と述べています。この作品は作者の実体験がかなり入っているそうだ。離婚して直面する煩わしさの描写はリアル。自分軸で前向きにありたいと思える作品でした。

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    2025年12月30日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    駆け出しの作家の綿貫征四郎は亡き友の家の家守りをするがそこで摩訶不思議な出来事が起こる。掛軸から現れる亡き友、征四郎に懸想するサルスベリ、他にも征四郎を化かす狸や河童、人魚、小鬼等々…。現実と幻想の世界の間が重なり合う不思議な世界観が心地良い。

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    2025年12月30日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    ネタバレ

    終始つくるが不憫で可哀想だと感じてしまいました。とはいえ、学生時代に一方的に縁を切られた友人たちとの16年ぶりの再会は、つくるにとっても新しい一歩を進むために必要な行程であったとも思います。特にエリ(クロ)との再会は、淡くて切ない過去の二人の関係性が魅力的で、恋愛ではない、お互いの絆のようなもので満たされました。最後、恋人の沙羅はつくるを選んだのかどうかはっきり明言されなかったが、つくるにも報われてほしいと思わされます。

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    2025年12月30日
  • 鹿男あをによし

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    “自分の鹿(マイシカ)に乗って、登校してきましたー”なんていう女子高生、名前は堀田イト。

    はじめからぶっ飛んでて、おもしろくて、サイコーです。もうホントおかしい!

    大学で研究に励んでいた「おれ」28歳が、ひょんなことから奈良の女子校で教師をやるハメに!

    「おれ」は最初ドギマギなのですが、教師業に慣れるのはやく、いい味出していきます。周りの教員のキャラも人間味あふれ、かつ面白く描かれています。剣道部の顧問まで任されることに。

    なんと、鹿が「おれ」に話しかけてきて司令を出すのです。もっと愉快なのは、ある日「おれ」が鏡を見ると、「おれ」は超ビックリ‼︎

    教師である「おれ」と生徒の堀田イトは

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    2025年12月30日
  • 神都の証人

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    ネタバレ

    第174回直木賞の候補作ということで初の大門さん作品。
    タツの言うとおり、人はただ生まれて死んでいくだけ。でも、それだけじゃ割り切れない。
    人が人を裁くこと、自分の心の向くままに生きることの難しさを思い知らされた。

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    2025年12月30日
  • 塞王の楯 上

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    現存する石垣を見るたびに、どうやってこんなに美しく石を積んだのだろう、とは思っていたが、これだけの技術、センス、そしてチームワークが裏にあったとは。
    戦国を石積みの視点から描いた非常に面白い作品だった。
    大津城が現存していないのが残念。琵琶湖に浮かぶ姿を見てみたかった。

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    2025年12月30日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    先天的に人より発育が遅いチャーリィが背負っている過酷な人生に想いを馳せずにはいられない。どうしたって可哀想と思う気持ちがある。それでもチャーリィは当たり前に人間で、チャーリィの純真な性格は確実にそこにあって、チャーリィが主体的に幸福を追い求めていた人生があるということを忘れたくない。
    こんなに作者の愛情に溢れたSF作品があることに希望が感じられる。老いていくにつれ簡素に、ある意味強くなっていくチャーリィの手記に文字通り号泣してしまった。2025年末にこの作品を読めて良かった。

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    2025年12月30日
  • 流浪の月

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    『流浪の月』:
    名前のない関係が、凍えた夜を照らす月になるまで
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    1.総括
    読み終えたあと、しばらく動けなくなるほどの衝撃と、それ以上に深い安らぎをくれた一冊をご紹介します。

    凪良ゆうさんの本屋大賞受賞作、『流浪の月』です。
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    2.寄る辺ない二人の出会い
    主人公の家内 更紗は、幼い頃に父を亡くし、母も蒸発。叔父夫婦の家、そして施設という「自分の居場所ではない場所」で息を潜めて生きてきました。

    そんな彼女が小学生のとき、叔父の家で心に深い傷を負い、雨の公園で一人佇んでいたときに出会ったのが、大学生の佐伯 文でした。

    文もまた、地方名家の次男と

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    2025年12月30日
  • 介護未満の父に起きたこと(新潮新書)

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    もうすぐ直面するであろう課題と向き合うための1冊。当事者を巻き込んでいかに仕組みを作れるか。自分の領域を守りながら、できることをやっていこう。エコーショー買います。

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    2025年12月30日
  • イクサガミ 人

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    凄いなー!ずっと面白い。

    残るは強者ばかりで、点の奪い合いも一筋縄ではいかず、こいつを先に何とかしなければ、と参加者同士の共闘が生まれてくる。
    これがとても良かった!

    進次郎も成長したね。カッコよかったです。
    (正直、お荷物増やしてどーすんの⁉︎と思ってました。ごめんなさい)

    次はガラッと変わりそうな最終巻。
    一体何が待ち受けているんだろうか。
    楽しみなんだけどちょっと怖いな。

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    2025年12月30日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    身近な人の死は本当に人に影響を与えると思う。伝えたいことを伝えたいときに伝えられるということは貴重であるというのを再認識する。逃げたくなるときが多いし、事実逃げてるけど、家族・友達・会社の人とか、少しでもできる範囲で向き合えるようになりたいと思った。

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    2025年12月30日
  • きりぎりす(乙女の本棚)

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    2025/12/30
    p.38
    私は、ちっちもお金を欲しく思っていません。何を買いたい、何を食べたい、何を観たいとも思いません。家の道具も、たいてい廃物利用で間に合わせて居りますし、着物だって染め直し、縫い直しますから一枚も買わずにすみます。どうにでも、私は、やって行きます。手拭掛け一つだって、私は新しく買うのは、いやです。むだな事ですもの。

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    2025年12月30日
  • 暗殺者の追跡 上

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    今回のグレイマンは、本来の任務ではなく、たまたま居合わせた場所で銃撃戦に巻き込まれてしまいます。ハリウッド映画風にいうのであれば、間違った時間に、間違った場所に居合わせた運の悪いやつでした。でも、この言葉に当てはまるのはグレイマンではなく、たまたまグレイマンが搭乗していた飛行機を襲った集団の方でした。いつものように、とてつもない窮地に追い込まれる主人公と共に謀略の世界に入っていくのでした。別の場所で起こった襲撃事件が重ね合わさり、点と点がつながっていく展開です。いそいで、下巻を手に取ります。

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    2025年12月30日
  • 朝が来る

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    ネタバレ

    タイトルに引かれて買った。
    特別養子縁組というものを聞いたことはあったけど、どういったものか知らなかったので、知ることができてよかった。
    二人の母親の感情に心が揺さぶられる。
    戸籍は自分の息子ではないけど、自分の産んだ子を返して欲しいと思う気持ちもわかる。

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    2025年12月30日
  • アメリカ横断 我ら夫婦ふたり旅

    ネタバレ 購入済み

    アメリカに惹かれるコミックです

    山本あり先生のコミック大好きです!パンやグルメ甘い物や旅行が大好きな先生ほっこりドキドキします。アメリカ横断は旦那さまと一緒にアメリカへドキドキしながら楽しんでる先生達のコミックでアメリカの各所見所の場所大きくてグルメ満載でアメリカ人もなんだかスゴいダイナミックな人達ですね。先生ご夫婦の性格も出ててこちらも楽しいコミックです。そんなに以前はアメリカはあまり旅行など行く気はなかったですが難しいけど惹かれる魅力あるコミックで山本あり先生の旅行ドキドキしながら楽しんで描いているためかなとも思います。もちろん嘘ではなく先生は純粋に楽しんでいたり美味しくグルメ食べているからだと思います!アメリカのグルメ

    #ハッピー #笑える #ほのぼの

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    2025年12月30日
  • 抵抗都市

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    日露戦争に敗れた日本というSF作品
    ロシアが進駐した東京で繰り広げられる警察物
    一体の身元不明の遺体があがり、殺人事件として捜査される過程でこの世界観が語られていく
    犯人を追うごとに明らかになる背景は、やがて反露暴動の陰謀に繋がっていくタイムリミットサスペンス

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    2025年12月30日