ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ストーカー

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    ソ連領内に訪れ、そして去ったエイリアンが作り出した領域“ゾーン”。
    様々な技術や機械が眠るこの場所はソ連の一大研究目標であって、そして宝の山でもあった。
    様々な人間がその“ゾーン”へ侵入し一攫千金を狙う!
    つまり最近のゲームでよくある、「危険な領域に入ってお宝を奪取して逃げよう!」という世界観の元ネタ。シンプルに話が面白すぎる
    科学とオカルトと銃と…ソ連!

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    2026年10月04日
  • 玩具修理者

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    中編二本セット。
    一つ目はなんでも直してくれる森奥の老人、玩具修理者に誤って死なせてしまった弟を担ぎ込む姉の話。
    こちらはわかりやすくグロテスクで常識のギリギリを攻める。モノと人間の境目とは?面白いのだが…精巧な話に対してグロが露骨でどこか冷めてしまうような思いにもなった。
    二つ目の酔歩する男は白眉。
    とある脳の実験に成功してしまった男の話。
    論理的に組み立てられた作者の理論により、恐ろしい結論に達するSFホラー。
    SFホラーといえばエイリアンや物体Xなど、建て付けがSFであるホラーを連想することが多い。
    しかしこの短編はSF的な「説明」によって恐怖を覚えさせるものである。
    いうなれば「この世界は基本的に不確定で、量子的に考えるとあなたの見ていない間、月は存在しないんですよ」といった、存在論的な恐怖に近い。
    読者の足元を直接攻撃してくる稀有なホラー
    すごい

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    2026年10月04日
  • 保健室登校

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    確かに小学校って幼くて丸出しな他者と衝突しながら集団行動しなくちゃいけない、変な空間だよね、という話とグロテスクで後戻りの効かない身体欠損と不条理な死と子供らしいアンニュイな気持ちと発狂してるとしか思えない不安定な文章。全部混ざって本当に気持ちの悪い小説になっている
    ギリギリ発狂してないと書けないだろこんな話
    作者の頭の中は本当にどうなっているんだ

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    2026年10月04日
  • さくら

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    私が小説からはじめて衝撃を受けてしまった本。
    小説を読み,出会ってしまった瞬間にお腹の底が震える衝撃。それを初めて感じられた。
    その震えを感じたいがためにまた小説を手に取ってしまう、その行動を、このさくらから学んでしまいました。

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    2026年10月04日
  • だれもみえない教室で

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    『自分を守るために』『見て見ぬふり』『どうにかなるだろう』と、問題をスルーするのは、子どもより大人がやってるんじゃないかな。まずは大人が向き合わなければ。子どもに向き合い方を教えるのは大人だから。

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    2026年10月04日
  • 「南京事件」を調査せよ

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    ネタバレ

    南京事件について丁寧に事実を検証し関係者からの証言を聞いて書かれている本。読んでよかった。
    南京事件を始め、戦争中に日本人が加害者となった事件も被害者となった事件も両方書かれている。
    これだけ日本人からも中国人からも矛盾のない証言が出てて、日本軍が捕虜や民間人を大量に殺害した理由も南京市民が日本軍を歓迎している写真が残っている理由も明らかなのに「南京事件はなかった」と言い続けてる人は一体なんなんだろう…
    自国の被害ばかりでなく加害の歴史にも目を向けるべきなのはその通りだけど、それは日本だけでなく中国含め大抵の国でもできてないので、どこの国の権力者にとっても都合の悪いことなんだろうなと思った。
    短く慰安婦問題で韓国に補償を行ったことも書かれてたけど、自国の女性たちには謝罪も補償もしていないことにも触れて欲しかった。日本は他国の人だけじゃなく自国民に対しても残酷だった。
    戦争で一番被害を被るのは弱い立場の一般市民。
    権力者が戦争したがっても絶対にNOと言い続けなきゃいけないと改めて感じた。

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    2026年10月04日
  • 博士の愛した数式

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    ネタバレ

    「ちびた鉛筆でメモを書いて、身体に貼っている時の博士を見ると、僕はいつも泣きたくなるんだ」
    受け入れ難いハンデを抱えながら懸命に生きている様はとても強く見えるけど、やっぱり辛い。強さと切なさが両立している。その中で博士の謙虚さと、愛がすごく尊い。記憶がもたない博士にとっては、数学が博士と人とを繋ぐ道具にもなっていた、だからこそ博士は数式を愛していた。でもそれは博士が元々「人」「子供」を無条件に愛していたということが前提になる。記憶が無くなってからも、同様にルートを愛していたように、だからこそ博士の偉大さが分かる。博士、ルート、「私」みんなの優しさに心温まる作品だった。

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    2026年10月04日
  • 時をかけるゆとり

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    読書苦手なのに1日で読めた。自分も人生をこんなふうにおもしろおかしくエッセイ調に書けたらいいのにと思った

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    2026年10月04日
  • 多類婚姻譚

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    女性にオススメです。日頃のストレスをすっきりさせましょう。ただ男性には読ませないように注意して下さい。落ち込むかも知れませんので。

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    2026年10月04日
  • さよならジャバウォック

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    途中の違和感もしっかり回収。納得感のあるフィニッシュでした。
    ジャバウォックという未知の生物?物?の真相に迫っていくミステリー。
    現実離れした設定なので少し理解するのに時間がかかるもやもやが初期は多いけど、そこを乗り越えたらペースアップして最後まで駆け抜けることができる一冊でした。

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    2026年10月04日
  • 夜の道標

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    良くも悪くも、子どもにとって父親は道標となっているのかも。この本を読みながら、自分自身と父親との関係性を振り返っていました。
    父と子の関係性を強く、問い質してくれたという点でとても良かったです。

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    2026年10月04日
  • ルポ トランプ王国 もう一つのアメリカを行く

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    トランプ王国2を先に読み、これを後で読んだ。学生にとっては2と1といずれか読めば、米国の状況がわかるであろう。それは、アメリカンドリームが失われた土地である。働けば給与が上昇し、家を車を持てるということがなくなったということである。石炭、鉄鋼、自動車の工場が海外に移り、労働者が解雇され、中産階級から滑り落ちるということである。それは日本も同じで、アルバイトで食いつないでいく人生である。米国に留学する前に読んでおくといいであろう。

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    2026年10月04日
  • ぼくのメジャースプーン

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    ネタバレ

    大学生の時に初めて呼んで、初めて感動して泣いた本。

    愛は利他的でないといけないのかという問題提起なのか。罪と罰の話もあるけど、自分は愛とはなんだいうほうに目がいった。

    ふみちゃんが傷つけられて本当に悔しかったんだと思う。大事な人を傷つけられて、やり返すことをあなたのための復讐だと言われ、じゃあこの気持ちは自分のためなのかと思い詰める。
    ふみちゃんを大事に思う気持ちは偽物なのかという苦悩から、人のために泣くことができないって本当かという問いかけが出てくることが主人公の気持ちが痛いほど伝わってきて、読み進めるのが辛かった。

    愛とは純粋な自己犠牲ではないこと。
    利己的か利他的かという二択ではなく、「他人の存在が自分の感情の一部になってしまうこと」
    ゆえに自分が傷つく可能性を引き受けることでもある。

    エゴもある。執着もある。自分勝手さもある。相手が必要だから苦しい。相手が傷つくと自分が苦しい。
    そんな不純なもの全部込みで、
    「それでも、その人が大切なのであれば、それ愛と呼んでもいいのではないか」いう優しい答えなのかな。

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    2026年10月04日
  • 時をかけるゆとり

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    1年積読・:*+.\(( °ω° ))/.:+
    もっと早く読めば良かった…!!!
    こんなに声出して笑う本ってあるんだな〜
    もう一回、と言わず何回も読みたい!
    友達の面白い思い出話を
    何度も聞きたくなるみたいに、
    読み返したくなる本でした*´꒳`*
    元気ない時はこれ読もう!

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    2026年10月04日
  • 月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった

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    終盤にかけてとっても面白く、感動する作品。
    完璧な自分じゃくても、そんな自分も大切にしていこうと思える作品でした。

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    2026年10月04日
  • われらはレギオン1 AI探査機集合体

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    トラックに撥ねられ自己増殖する宇宙船にされたSFオタクが地球文明を広げるため自己を播種して星々へ渡る。面白くない訳がないと思う。
    一人称の文体でずっとスタートレックと銀河ヒッチハイクガイドとファウンデーションの話を交えながら進む。カタいハードSFというよりかはギークのブログに近い軽妙な雰囲気で楽しい。

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    2026年10月04日
  • 殺人依存症

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    再読です。

    心地よいほど胸糞悪い作品。
    もうホントにこれでもかってくらい蹴りを入れられてる気分。

    「あいつ」以外はみんなかわいそうな「クズ」なんだろうけど。
    「あいつ」は悪魔以下。

    これを読むと次が読みたくなる……

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    2026年10月04日
  • いやなことがあった日の、甘くておいしい仕返し

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    飾らずにシンプルに書かれてるからなのか、心にスーッと入ってくるものが多かった。

    古本屋でなんとなく気になって買ってみたけど、得るものが多い良い読書になった!

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    2026年10月04日
  • どこから行っても遠い町(新潮文庫)

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    ネタバレ

    表題作の短編の、生きている、そこにいるだけで何かを決めてしまうという因果のくだり。そして最後の短編、真紀さんが平蔵さんと源さん二人の記憶に残っているからまだそこに在るという。
    誰かの記憶で繋がっていることで生も死も垣根がなくなること。人々がかすかに繋がっている街。繋がりとまでもいかない相手でも、誰かの記憶で深く広がっていく世界。
    じんわりと冷たかったり、暖かかったり、ほっとしたり切なくなる。

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    2026年10月04日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    「小説を読んでいる間、息ができた。それまでずっと低酸素状態にあったのが、唐突に肺の隅々にまで酸素が行き渡るのを感じられた。自分が今生きている世界だけが、世界ではないのだと思えた。それまで一つしかないと思っていた世界が、物語の数だけあると知った瞬間だった。もちろん消えたいが消えたわけではない。根拠なき消失願望は常に体内に残存し続けていた。消えたいまま、息ができる場所を見つけたのだ。私はそんな世界を作れる小説家に単純に憧れて、小説を書き始めた。」

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    2026年10月04日