あらすじ
駆け出しの建築家・誠と、カフェで働く日菜。雨がきっかけで恋に落ちた二人は、鎌倉の海辺の街で愛にあふれた同棲生活を送っている。家族のいない日菜に「夢の家」を建ててあげたい、そのために建築家として名を上げたいと願う誠だったが、ある雨の日、日菜と一緒にバイク事故で瀕死の重傷を負ってしまう。目を覚ました彼らの前に、“案内人”と名乗る喪服姿の男女が現れる。そして誠と日菜は、二人合わせて二十年の余命を授かり、生き返ることに。しかしそれは、互いの命を奪い合うという、あまりにも苛酷で切ない日々のはじまりだった――。この恋の結末に、涙せずにはいられない。『桜のような僕の恋人』の著者が贈る、胸打つ長編小説。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ものすごく、ものすごく良かった感動した
何気ない1日1日を大切に過ごしていきたい いつかどんな形なのかはわからないけど誰かを幸せにしてみたい
大好き本に認定!星を10個あげます!
Posted by ブクログ
宇山圭祐さんの「この恋は世界でいちばん美しい雨」
本来は幸せになれるはずだった恋になんと残酷で苦しい事を強いたのか。宇山圭祐さん本当に天才だと思います。
終わり方がとても綺麗で、残酷さ、儚さ、思いやりが相まった結果でしょう。それ以外の終わり方が考えられないほど必然的で違和感のないものでした。自分が同じ立場ならばこんな手は取れなかったかもしれないと思う場面が多々あり、彼らは絶望の中で最善を取ったのだ感じさせる物語でした。
そして、他作品と違うところは決別したその後、ほんの少しだけの救済がある所です。ほんの少しというのがポイントです。
残酷な設定と救いのバランスが素晴らしいです。なんとも言えない気持ちになりたい人にオススメです。
Posted by ブクログ
まずは、この1冊に手を伸ばして巡り会えたことに感謝したい。それくらい、考えさせられ素敵で切ない物語、
普段何気なく送る事、当たり前だとおもっている一つ一つが小さな幸せなのだろう。
ありがとうやごめんなさいを大切に誰かを想い支えれるそんな私でいたいと思った。
Posted by ブクログ
久しぶりにこんなにじーんとくる恋愛小説をよんだ。読んでいて苦しくなった。
こんなにも自分の命よりも相手を大切におもえる恋愛…素敵だけど、切なすぎるよ。。
わたしも雨が好きだけど、もっと雨が好きになったそんな物語でした。
Posted by ブクログ
泣きました。
当たり前だと思っていた日々は幸せだったんだということを改めて感じました。
やさしさで溢れていて手元に置いておきたくなる、そんな一冊でした。
Posted by ブクログ
友達におすすめされて読んでみたら、すごく感動した!この作品に出会えて本当に良かった!
これから雨に対しての感情も少し変わってくるかも笑
人間の心の奥にある感情の衝突が明瞭に書かれていてとても響いた!
Posted by ブクログ
雨が降ったら…
大切な人達にいつもより少し優しくしよう。
雨の日の憂鬱な気持ちがこの本を読むと
違うものに変わる。
極限状態の2人の感情がうまく表現してて
こちらまでドキドキする。
とても素敵な物語でした。
Posted by ブクログ
甘々な同棲カップルの恋愛ものかなと思ったけど、2人が命を奪い合うとは__いい意味で裏切られました!中盤からは相手を想うからこそ苦しい状況に...(涙)(涙)一緒に幸せにはなれないのか?切なくて優しさに満ちたお話でした。
Posted by ブクログ
宇山さんが作った少し前のドラマと設定が似通っててびっくりでした。このことは宇山さんも認めているそうです。
とにかくなんて切ないんだろう、残された者も旅立った人もどちらもなんて辛いんだろうと号泣必至の物語です。
記憶がなくなるのはほんとうに辛い…。
Posted by ブクログ
雨の日は人にいつもより優しくしよう、そう思える優しい心を持つ人間になりたい。
雨の日に出会った2年前に好きだった人を思い出して少し切なくなったけれど、同時に少し温まったこの気持ちを大切にします
Posted by ブクログ
本当に切ない物語でした。
キョロちゃんが夜明けに雨を降らすシーンがとっても感動的でした。
とにかく情景が浮かんで映画を見ているような小説でした!
映画化して欲しい!
Posted by ブクログ
❥
もしも大切な人と事故に合った直後に
2人で20年の寿命を与えると告げられたら
私はその奇跡を受け入れられるだろうか?
大切な人と寿命を奪い合いながら
前向きに残りの寿命を生きていけるだろうか?
大切な人のこと大切にできるだろうか?
残りの寿命が目に見えた時
命がけで夢を実現させようとするだろうか?
誠と日菜に起きた事故後の展開で
自分に置き換えて捉えてみると
自分に対する疑問がいくつも浮かんできた。
同時にこういうきっかけがないと
自分の人生に必死にならないような気がした。
❥❥
最初の10数ページで
今の私が必死になれていないと気付かされ
私はこれからどうしていきたいのか
命がけでもやりたいことって何なのか
自分の人生についても考えさせられた。
あれこれ考えながら読んでいると
誠と日菜は最初は衝突しながらも
寿命を奪い合いながらも
2人の均衡を保つようになったことが
並大抵のことではないと思えた。
せっかく良い塩梅を保ちながら
「夢の家」を建てる見通しが立ったのに
現実はそんなに甘くなかった。
「夢の家」が建つ頃には
2人共がいないorどちらかしかいない
と予測されるから2人はどうなっちゃうの?
最終的にお互いを想い合って
1つの結果に終着するんだけど
それが正しかったのかは誰も分からない。
❥❥❥
人生って正解なんてないから
自分が正しいと思う道を
自分がやりたいと思うことを
最後まで信じて進むしかないと思った。
どれだけ否定されても
自分だけは自分の可能性を信じて
前に進むしかないと思った。
❥❥❥❥
大切な人のことを想って降らす“恋の雨”
ってとても素敵だと思う。
今までは雨が降ったら
ジメジメして嫌だなぁ~とか
マイナス感情しか浮かばなかった。
だけどこの物語を読んだあとは
雨が降ると
誰かが大切な人を想ってるんだろうなぁ
ってマイナス感情だけではなくなった。
むしろちょっと素敵だなぁと感じている。
❥❥❥❥❥
いつ訪れるか分からないけど
寿命が来た時に少しでも後悔がないように
今を精一杯生きようと思いました。
Posted by ブクログ
雨にまつわる作品。
本書は人間心理を考察できて学びがありました。
どれだけ仲が良くてもちょっとしたすれ違いで関係が変わってしまうこともあると思うと今自分に関わってくださる周りの人を大切にしようと思わせてくれました。
恋愛ものとして心理描写が光る作品でした~
普段あまり小説を読まないのですが、まさかここまで小説を読んで号泣するとは思いませんでした。
ワクワクしたり不安になったりしながら読ませて頂きとても人間味ある内容で色々と深く考えさせられました。実際に死後の世界はわからないけれど、こう言う世界もあるかもしれないなぁ。現実に普段起こりうる奇跡も偶然ではなく自分達を見守ってくれている方のおかげかもしれないと感じました。
この小説を読む事ができてこの小説に出会えた事に感謝してます。
素晴らしい作品をありがとうございました。
Posted by ブクログ
ヒロイン日菜の前向きなキャラクターに愛着が湧きました。苛酷な境遇となり、持ち前の明るさを保てなくなった日菜の心情変化が人間らしく、現実味があります。感情移入してうるっとくるシーンが何度かありました。夢を追う誠の仕事へのストイックな姿に勇気をもらいつつももどかしさを感じ、自然と物語に没頭していました。
また自身が好んでいる湘南エリアの地名が数多く出てきて、海沿いならではの空や景色の描写に心が惹かれました。
誰の人生にも期限があるということ
人は皆、終わりが来るから今を大事にしようと思えるのだと思います。
仕事、夢、大切な人との「いま」を大切にすること、
後悔なく生きること、今一度考えさせられました。なんとなく明日が憂鬱なとき、退屈に思えるとき、読んでみたい作品です。
Posted by ブクログ
小説読んでここまで泣いたことがないくらい最後泣けた。
出てくる登場人物がみんな好き。
みんなそれぞれ特徴があり、あたたかい人ばかり。
最初はライフシェアリングも謎だし、あまり入り込めなくてひたすら主人公の男の子にイライラ。ただもし自分も同じ境遇なら主人公と同じ態度になってしまっていたかも。
こんなに人を好きになる事、相手を思いやれる事って素敵だと思った。
辛く苦しいけどでも愛が溢れていてとても素敵な作品だった。
思い出すだけで涙が出る。
今ある命を大事に、日々の幸せに感謝しながら生きていきたいと改めて思った。
ミステリーしか最近読んでなかったけど、この本に出会えて良かった!!
公共の場では読まないで!
飛行機乗る時に購入しましたが
自分でも引くほど泣きました。
でも読むのは止められないので
家で読むことをお勧めします。
Posted by ブクログ
誠の夢が叶って本当によかった... 明智さん大好き。
日菜も幸せになれて本当によかったね...
こんなに泣いたの久しぶり。ここまで泣かせにくるとは思わなかったな。
命の尊さ、今の日常が当たり前ではないことが改めて実感させられた。
大切な人と生きるためのたったふたつの言葉。「ありがとう」と「ごめんね」それさえあればどんなことがあっても乗り越えられる。素敵だなぁと思った。
一日一日を大切に過ごしたいと思えた。
Posted by ブクログ
恋愛ファンタジーで好きな要素だったけど、少しファンタジー味が強くてのめりこめず。最後もやや日菜が誠のことを覚えていないままだったので、悲しかった(ハッピーエンドが好きなので)
Posted by ブクログ
桜のような僕の恋人、の作者である宇山圭佑さんの作品。
桜のような〜は実際に存在する病をテーマにした作品だったけど、本作はそうではなく、普通に恋愛小説なのかな?と思ったらとんでもなかった。
ファンタジー要素は濃いめのなかなかしんどい作品でした。
"ライフシェアリング"なんてもし現実にあったら 自分なら絶対に耐えられないだろうなぁ…
Posted by ブクログ
かなり面白かった。本を読んでいて泣きそうになったのはこれで2冊目だった。やはり物語というのはとても面白く感じる。すでに王道の感動パターンというのは出尽くしていて、その詰みの状況にオリジナリティのこもった複雑なルールを投入する。そうすることで、そのルール上の元に普段なら感じ得ることのできない絶望や、上手くハマった時の感動など、想像のしようがない物語が作り上げられる。この本を読んでいて、その複雑性の面白さが特に最後の感動に響いていると感じた。物語の途中途中で、登場人物の2人にどこか苛立ち、寂しさを感じ、情けないと思ったことが幾度かあったが、その全ても何か人間性を感じて感動を覚えた。そして最後に、この本をここ数日の雨と共に、そしてこの梅雨の季節に読み終えることができて幸運に思う。
Posted by ブクログ
宇山佳佑さんの「桜のような僕の恋人」が大好きなので、こちらの作品も気になって購入しました。交通事故により死んでしまったカップルがライフシェアリングを提案されるのですが、宇山さんの書かれる文章はどれも美しい雨のように素敵です。
Posted by ブクログ
もう設定が残酷すぎる、、、
自分にとって大切なことは何かすごく考えさせられる。
極限状態の焦りや不安も読んでてきついし
でも相手のことはすごく大切だし…
認めたくないけどやっぱり泣けてしまう。
Posted by ブクログ
恋愛小説ってそこまで興味なくてあんまり読んだこと無かったし、妙に冷めた味方をしてしまうのですがチャレンジ!
ドラマはリアルタイムで見てて、鬼畜すぎる!どうなっちゃうんだーって毎週楽しみにしてた。
小説はドラマと設定はかなり違うけど、思い合う2人に鬼畜すぎる「奇跡」っていうところは同じ。
2人のラブラブさに胸焼けしつつも読み進めて、ラストは切なくて少しうるうるした
自分の命をかけて相手を幸せにしたいと思うほど、大切な人ってみんないるのかな?そんなのすごすぎるな!羨ましいな〜憧れるな!と思った
ところで天界は何の目的でライフシェアリングなんて採用したんだろう???鬼畜すぎる
Posted by ブクログ
表紙の美しさに惹かれて購入した本。
幸せ、夢、愛について探した末に出した2人の決断に涙せずにはいられなかった。
「雨」が愛おしく感じられる、美しい作品でした。
Posted by ブクログ
ファンタジー。あまりファンタジーが得意ではない私でも心惹かれました。愛し合っていた2人の命を奪い合う話。どんなに愛し合ってても余命を共有していると愛し合うだけでは生きていけなくて、どちらかが我慢しなくてはならない。我慢させている側も辛い。どちらも幸せの裏に苦悩をもっている。そんな中でも愛し合い相手を一番に考えた選択をした2人。案内人のアドバイスや経験から2人がかけがえのない日をおくれた。どんなに忘れても、最後まで、心の中には愛していたという記憶がある。凄く辛いけど凄く感動しました。「ありがとうとごめんなさい」どれだけ大切かを知りました。面白かったです。
Posted by ブクログ
泣きすぎた。恋人を大切にしようって思った。
なんか深いこととか感銘を受けたことはあったんか忘れた。そんな感じの濃さやったけどただただ悲しかった。
Posted by ブクログ
物語前半は幸せいっぱいといった感じの歯の浮くようなセリフの応酬…笑。中盤の誠の情けなさは本当に残念だった。素敵な話だとは思うけど、綺麗すぎて途中でお腹いっぱいになった。